保護者向けガイド
中高一貫校と中学受験の保護者に向けて、進度・費用・塾の判断を整理したカテゴリです。文部科学省の統計、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県が公表する学費一覧、各校が公開する教育課程表やシラバスなど、公的資料と学校の公表資料だけを使い、推測を混ぜずにまとめています。
親の学歴と子どもの成績は、どこまで関係するのか|文科省データが示す「偏差値7ポイント」の意味
親の学歴と子どもの成績の相関関係は統計的に存在するが、必ずしも「親の学歴が高い→子どもも高い」ではない。その理由と示唆を書く。
中学受験は何割取れば受かるのか|24校の合格ラインは49.4〜78.0%、同じ学校でも19.6ポイント動く
公表データのある24校の合格者最低点を得点率に直しました。49.4〜78.0%で、18校は5〜7割。満点はどこでも要りません。同じ学校でも最大19.6ポイント動いていました。
算数でどれだけ差がつくかは学校で1.7倍ちがう|20校156回を学校別に開いた
20校156回分の公表データを学校別に開きました。算数の差の平均は10.1〜16.9で1.7倍の開き。5回以上ある12校でも10.1〜16.6。算数が1位でなかった回のある学校は8校でした。
中学入試の配点は学校で1.4倍ちがう|30校を並べたら、理科・社会は33.3%〜45.2%だった
公表資料で確認した30校の4教科入試を並べました。理科+社会が総合点に占める割合は33.3%〜45.2%。満点は9通りあり、4教科が均等な学校は1つもありませんでした。
中学校は落ち着いているが、家庭学習は家庭に返ってくる|学校が答えた48項目で見る
全国学力・学習状況調査で学校が答えた48項目を小中で比べました。中学校は評価の方針提示95.6%・授業の落ち着き92.0%と高い一方、家庭学習の課題を指導に生かす割合は90.4%から84.1%へ下がります。
中学受験の算数から、入学後の数学まで|入試156回と全国調査をつないで読む
入試では156回中138回で算数の差が最大でした。ところが入学後、中学受験を経た子も含む全国の中3で「数学が得意」は46.2%まで落ちます。落ちるのは「好き」ではなく手応えでした。
1人1台端末で子どもは何ができるようになったか|調べる91.5%、整理する63.6%
全国学力・学習状況調査で、中3が端末でできると答えたのは情報収集91.5%・文章作成83.8%・プレゼン76.8%に対し、情報整理は63.6%。4つのうち整理だけが小6より5.7ポイント下がります。
学校は9割が「やった」と答え、生徒は6割弱|同じことを両方に聞いた調査で開きを数えた
全国学力・学習状況調査で、学校が答えた48項目と児童生徒が答えた54項目を並べました。中3の中央値は学校91.1%に対し生徒75.5%。いちばん開くのは算数・数学の「考え方を説明する活動」で37.0ポイントでした。
小6から中3で下がるもの、下がらないもの|全国調査54項目を全部並べた
全国学力・学習状況調査で小6と中3に同じ質問をしている54項目を全部並べました。下がったのは44項目ですが、学校に行くのが楽しいか(−0.2pt)や友達関係(−0.3pt)はほぼ動きません。落ちるのは教科の自己評価に集中しています。
男女別に公表している2校19回で、男子と女子は何が違ったか|国語は19回とも女子が上だった
中学入試の男女差を、男女別に結果を公表している成蹊・明治学院の19回で計算しました。国語は19回すべて女子の受験者平均が上、算数は成蹊が女子7回・明治学院は男子9回すべて。合格最低点が高い側を不利と読めない理由も示します。
出願したのに受けに来ない人は26.8%|6校67回の受験率で読む、名目倍率の錯覚
中学受験の実質倍率を6校67回で計算しました。出願しても受けに来ない人は26.8%。応募29,015名に対し受験21,226名でした。2月1日の午後は受験率9割台のままですが、翌日以降は半減します。
中学受験の塾代は本当に「300万円」なのか|文科省統計と大手塾の公式料金で検証
中学受験の塾代「小4〜小6で300万円」に対し、文科省統計の平均は44.7万円。この差の正体を大手塾の公式料金と公的統計で分解し、塾代のピークが中3である事実まで検証します。
渋谷教育学園渋谷の入試を男女別に読む|第3回は名目30.61倍でも実質6.75倍
渋谷教育学園渋谷の2026年度入試を男女別に計算しました。第3回は名目30.61倍でも実質6.75倍。3日程すべてで女子のほうが倍率が高く、第3回は8.76倍対5.58倍です。
武蔵中学校の入試を6年分で読む|合格者の94.6〜99.4%が入学する学校
武蔵中学校の入試データ6年分を計算しました。合格者の94.6〜99.4%が入学し、入学者は6年とも176名。総合点差に占める算数は46.0%で、これまで確認したなかで最高でした。
立教女学院の入試を5年分で読む|算数の合格者平均が51.6%から85.9%まで動く
立教女学院中学校(杉並)の5年分の入試データです。算数の合格者平均の得点率は51.6%から85.9%まで34.3ポイント動きます。国語は13.0ポイント。合格最低点も58.7〜78.0%と幅があります。
晃華学園の入試を4年12回で読む|標準偏差まで公表している学校で「算数で差がつく」を検算した
晃華学園中学校(調布)の入試データ。教科別の標準偏差まで公表する珍しい学校です。4年12回で算数が1位は11回。差を標準偏差で割ると算数と国語の開きは1.88倍から1.29倍に縮みます。合格ラインは49.4〜69.0%。
明治学院中学校の入試を3年18セットで読む|2026年度に算数の差が半分になった
明治学院中学校(東村山)の入試結果3年分・全18セットを100点満点に換算。算数が1位は14セット。ただし2026年度は算数の差が14.8→7.7へ半減しました。各教科3割の最低基準点あり、合格ラインは65.6〜76.5%です。
國學院久我山の入試を3年30セットで読む|社会・理科は50点満点、そろえると1位が入れ替わる
國學院久我山の2024〜2026年度30セットを計算。素点では26回で算数の差が最大でした。ただし社会・理科は50点満点で、4教科をそろえ直すと18セット中15で1位が入れ替わります。
富士見中学校の入試を4年12回で読む|合格者の中でいちばん点が割れるのは算数だった
富士見中学校が公表する2023〜2026年度12回分の合格者得点状況を計算しました。合格者の中でいちばん点が割れるのは算数で12回中7回。算数1教科入試は名目11.70倍でも実質2.44倍です。
中学受験は本当に算数で決まるのか|20校156回分の公表データを全部数えた
中学受験で差がつくのはどの教科か。教科別の平均点を公表している20校・のべ156回の入試を全部数えました。算数の差が最大だったのは138回で88.5%、最下位は0回。合格ラインは24校すべて49.4〜78.0%です。
アドミッション・ポリシーと志望理由書を正しくつなぐ方法
アドミッション・ポリシーの言葉を写すだけでは、説得力のある志望理由書になりません。経験の事実、問い、大学での学び、将来像を、学部公式の教育内容と評価方法へ結ぶ手順を保護者向けに詳しく解説します。
偏差値ではなく「入試問題の要求スペック」で大学を選ぶ方法
偏差値が同程度でも、入試問題が要求する処理速度・記述量・自力発想の比重は異なります。大学公式のアドミッション・ポリシー、募集要項、公表問題、出題意図を使い、わが子と大学入試の相性を6軸で比較する方法を保護者向けに解説します。
年内入試は55%?一般選抜の割合を文科省データで検証
年内入試の拡大で一般選抜の枠は本当に減ったのか。文部科学省の最新公式データから、一般・総合型・学校推薦型の入学者割合を国立・公立・私立別に検証。数字の注意点と保護者が取るべき併用戦略を解説します。
AI時代に子どもに必要な学力とは|情報Ⅰ・数学・思考力を専門塾が解説
生成AIの普及で暗記の価値は下がり、問いを立てる力と数理的思考の重みが増しています。情報Ⅰ必修化と共通テスト出題の背景、家庭でのAIとの付き合い方を解説。シンプソンの逆説など親子で解ける追加演習4題つき。