【中学受験国語の合格事例】フェリス女学院中学校・横浜共立学園中学校に合格|日本国語塾のマンツーマン指導
今回ご紹介するのは、数強塾グループの国語専門部門である日本国語塾にて、中学受験国語のマンツーマン指導を受講し、フェリス女学院中学校、そして横浜共立学園中学校に合格した、佐伯美咲さんの指導事例です。
美咲さんは、最初から国語が安定して得点できる生徒ではありませんでした。
むしろ、保護者様が最も不安に感じていたのは、国語の成績が非常に読みにくいことでした。
ある月は偏差値50台を取る。ところが別の月には大きく崩れる。記述問題では、かなり難しい設問に対して核心を突く答案を書けることがある一方で、比較的取りやすいはずの選択問題を落としてしまうこともある。
保護者様からは、実際にこのようなご相談がありました。
「国語について、どう学習を進めたらよいか悩んでいます。模試では大失敗がなくなったようにも見える一方で、今ひとつ抜けきれません。難しい記述が書けることもあれば、簡単そうな記号選択を落とすこともあります。学習方法を変えるべきなのか、演習量を増やすべきなのか、迷っています。」
この相談は、中学受験国語でよく起こる本質的な悩みです。
国語は、算数のように「この公式を覚えればよい」「このパターンを処理すればよい」と単純化しにくい科目です。しかも、小6後半になると、模試や志望校別テストの文章難度は一気に上がります。
そのため、本人が努力していても、点数が安定しないことがあります。
しかし、成績が不安定だからといって、国語の力がないとは限りません。
むしろ、美咲さんの場合は、読み取る力そのものは育っていました。問題は、その読み取りを答案に変換する部分、選択肢を最後まで精密に吟味する部分、そして記述答案を採点者に伝わる形へ整える部分にありました。
日本国語塾では、その原因を一つずつ分解し、指導方針を変えながら、最後はフェリス女学院中学校・横浜共立学園中学校合格へとつなげていきました。
本記事では、その過程をできる限り具体的に紹介します。
なお、生徒名・一部属性は個人情報保護のため変更しています。実際の指導記録をもとに、個人が特定されないよう再構成しています。
この記事の要点
- 中学受験国語のマンツーマン指導事例
- フェリス女学院中学校・横浜共立学園中学校に合格
- 模試で偏差値が大きく揺れる状態からの立て直し
- 予習シリーズ、模試、志望校過去問を組み合わせて指導
- 記述答案の「核心は突けているが説明が足りない」弱点を修正
- 講義動画・答案添削・要約練習・過去問分析を実施
- 代表・藤原進之介が厳選した講師陣による国語専門指導
数強塾グループの国語専門部門「日本国語塾」とは
数強塾グループは、もともと数学専門塾として多くの中高生・受験生を指導してきました。
しかし、受験指導の現場では、数学だけでなく、国語に悩むご家庭も非常に多いことが分かっていました。
特に中学受験国語は、家庭だけで立て直すのが難しい科目です。
なぜなら、親が丸付けをしても、記述答案に何点をつけてよいのか判断しにくいからです。
また、子どもが本文を本当に理解しているのか、選択肢を根拠を持って選べているのか、感覚で答えているだけなのかを見抜くのも簡単ではありません。
そこで数強塾グループでは、国語専門部門として日本国語塾を加え、中学受験・高校受験・大学受験まで、国語の専門指導を行う体制を整えています。
代表は、数強塾グループ代表の藤原進之介です。
藤原進之介が厳選した国語講師陣の中には、山下翔平先生のように、スタディサプリ等でも活躍する一流講師も参加しています。
単なる読解テクニックではなく、文章を正確に読み、要約し、根拠を持って選び、採点者に伝わる記述答案を書く。そのための本格的な国語指導を、マンツーマンで実施しています。
入塾時の課題|国語が「できる時」と「崩れる時」の差が大きかった
美咲さんの国語は、極端に苦手という状態ではありませんでした。
文章をまったく読めないわけではない。語彙力も一定程度ある。難しい文章でも、ところどころ鋭く反応できる。
しかし、模試になると得点が安定しませんでした。
保護者様から共有された模試の推移を見ると、国語の偏差値は50台前半を取ることもあれば、40台前半、時には大きく下がることもありました。
実際に、ある時期の模試では、次のような推移が見られました。
- 6月:偏差値48.6
- 7月:偏差値53.9
- 8月:偏差値52.4
- 9月:偏差値49.9
この時点では、大きく崩れることは少なくなっていました。
しかし、保護者様は「まだ抜け切れていない」と感じていました。
そして小6になり、模試や志望校別の問題が難化すると、再び大きく点数が揺れます。
ある月には偏差値53台を取る一方で、別の月には偏差値32台まで落ち込むこともありました。
このような成績推移を見ると、多くの保護者様は焦ります。
「国語の力がないのではないか」
「読む量が足りないのではないか」
「市販問題集を増やした方がよいのではないか」
「過去問に入るべきなのか、基礎に戻るべきなのか」
しかし、ここで大切なのは、点数だけを見て判断しないことです。
国語の成績が下がった時に見るべきなのは、点数そのものではなく、どのタイプの問題で失点しているのかです。
最初の分析|問題が難しくなっているのか、本人が崩れているのか
日本国語塾では、保護者様から模試の問題、本人答案、模範解答を共有いただき、複数月分を確認しました。
そこでまず見えてきたのは、問題そのものの難度が上がっているということでした。
表面的には、偏差値が伸びていないように見える。
しかし、実際には、模試の文章量、選択肢の紛らわしさ、記述の抽象度が上がっていました。
そのため、講師は保護者様に次のような趣旨を伝えました。
「問題の難易度が回を追うごとに明らかに上がっています。偏差値が大きく伸びていないように見えるのは、本人の力が伸びていないからとは限りません。むしろ、確かな学力が向上しているからこそ、難度が上がった中でも大きく崩れずに踏みとどまっている面があります。」
これは保護者様にとって、大きな安心材料になりました。
国語の偏差値は、テストの種類や文章の相性によって揺れます。
だからこそ、指導者が問題の質まで確認し、「これは本人の努力不足なのか」「問題難度の変化なのか」を見分ける必要があります。
美咲さんの場合、国語力が伸びていないのではありませんでした。
ただ、志望校合格のためには、もう一段高い精度が必要でした。
指導の転換|2週間に1題から、演習量を一気に増やす
初期の授業では、四谷大塚の予習シリーズを使いながら、丁寧に読解と解説を行っていました。
宿題では、時間を測って解くこと、答え合わせをする問題としない問題を分けること、次回授業で扱う発展問題は丸付けせずに提出することなどを徹底しました。
たとえば、初期の宿題では次のような指示を出しています。
- ストップウォッチで解き終わるまでの時間を測る
- 基本問題は丸付けまで行う
- 発展問題は次回授業で扱うため、丸付けしない
- 間違えた問題は、なぜその答えになるのか確認する
- 理解できない問題にはチェックをつける
この段階では、読解の基礎姿勢を作ることを重視しました。
しかし、模試の分析後、方針を大きく変えました。
理由は、演習量が不足していたからです。
講師は保護者様に、かなり率直に伝えました。
「公開模試の答案分析をすることは可能ですが、それだけでは付け焼き刃になってしまいます。今後さらに偏差値を伸ばすには、より多くの演習量が不可欠です。今まで2週間に1つの問題を解いてきましたが、今後はその約6倍の問題量を扱う方針に変えたいと考えています。」
これは、単に宿題を増やすという意味ではありません。
授業形式そのものを変えるという提案でした。
それまでのように、毎回きれいな板書を作りながら丁寧に進めると、1回の授業で扱える文章数が限られます。
そこで、授業中の板書量を減らし、代わりに講義を録画して復習用に共有する形式へ切り替えました。
これにより、授業内で扱える文章数を増やし、本人は講義動画で復習できるようにしました。
保護者様もこの方針に納得し、次の授業から演習量を増やす形へ移行しました。
宿題管理の工夫|「解くだけ」ではなく、時間・丸付け・復習方法まで指定
中学受験国語で成績を伸ばすには、ただ文章題をたくさん解けばよいわけではありません。
解き方が雑なまま量だけを増やすと、むしろ悪い癖が定着します。
美咲さんの指導では、宿題に細かいルールをつけました。
たとえば、ある宿題では「目標25分」と設定し、実際に何分かかったかを報告してもらいました。
また、発展問題についてはあえて答え合わせをさせず、次回授業で本人の思考過程を確認しました。
これは非常に重要です。
子どもは、答え合わせをすると、正解か不正解かだけを見て終わってしまうことがあります。
しかし、国語では「なぜその選択肢を選んだのか」「どの根拠を見たのか」「どの本文箇所を読み落としたのか」が大切です。
そのため、あえて丸付けをせず、本人の答案をそのまま授業に持ち込みました。
これにより、講師は本人の読み方を把握できました。
美咲さんがどこを根拠にしているのか。
どこを読み飛ばしているのか。
どの選択肢で迷っているのか。
記述でどの要素が抜けているのか。
そのすべてを授業内で確認していきました。
リアルな浮き沈み|眠くなる日、宿題が重なる日、集中できない日もあった
この指導事例がリアルなのは、毎回完璧に進んだわけではない点です。
中学受験生の生活は忙しいです。
学校があり、進学塾があり、算数や理科の宿題があり、模試もあります。
その中で国語だけを理想通りに進めることは簡単ではありません。
実際、美咲さんにも、授業中に眠そうにしていた日がありました。
その日の保護者様の説明では、夕方に友達と外で遊び、その後、学校の宿題と翌日の塾に向けた算数の復習を行い、授業前に夕食を取っていたとのことでした。
講師は、その状況を責めませんでした。
むしろ、こう伝えています。
「遊ぶのをやめるという選択肢は避けたいところです。遊んだ場合に眠くならないような対策を取りたいです。」
そのうえで、授業前に20〜30分の仮眠を取ること、夕食の量や時間を調整することなどを保護者様と相談しました。
これは、机上の受験論ではありません。
実際に小学生が受験勉強をする以上、体力、眠気、食事、遊び、学校生活まで含めて設計する必要があります。
日本国語塾の指導は、問題を解説するだけではありません。
その子が継続して学習できる状態を作ることまで、丁寧に見ています。
要約練習|「本文を見ずに説明する」ことで、本当に読めているか確認
美咲さんの指導で大きな転機になったのが、要約練習です。
保護者様から、冬休みの国語学習について相談がありました。
そこで講師は、単に長文を大量に解くのではなく、次のような方法を提案しました。
- 普通に問題を解く
- 答え合わせをする
- 本文を見ずに、どういう文章だったか本人に説明させる
これは一見シンプルですが、非常に効果的です。
本文を見ながら要約すると、子どもは本文の言葉を拾ってしまいます。
しかし、本文を見ずに説明させると、本当に内容を理解しているかが明らかになります。
最初、美咲さんはこの要約にかなり苦戦しました。
保護者様からは、初回の要約は「30点程度」と報告がありました。
文章に出てきた内容をそのまま言っているだけで、聞き手に伝わる説明にはなっていなかったのです。
その後、保護者様が質問やアドバイスを加え、再度説明させると「50点程度」まで改善しました。
この過程が重要です。
国語の成績が安定しない子は、本文を読んでいるように見えて、実は「印象に残った言葉」だけを拾っていることがあります。
要約練習をすると、その読み方が見えてきます。
美咲さんの場合も、最初は文章全体の構造を説明するのが苦手でした。
しかし、要約練習と記述添削を重ねる中で、本文全体の流れをつかむ力が育っていきました。
最大の弱点|「核心は突けているのに、説明が足りない」
美咲さんの国語における最大の特徴は、講師が非常に明確に言語化しています。
「記述問題の核心は突けているのに、部分部分の説明が甘い。」
これは、国語が伸び悩む生徒に非常によく見られる状態です。
答えの方向性は合っている。
本文の大事な部分にも反応できている。
しかし、採点答案として見ると、途中の説明が抜けている。
そのため、満点にならない。場合によっては、思ったより点が入らない。
講師は、授業で扱った具体例をもとに、保護者様にも丁寧に説明しました。
たとえば、ある文章で「『ヤバイ』だけではヤバくない?」という趣旨の設問がありました。
美咲さんは、「『ヤバイ』だけだと言いたい意味が分からないから」と答えました。
方向性は正しいです。
しかし、国語の答案としては説明が足りません。
なぜなら、そこには次の中間説明が抜けているからです。
- 「ヤバイ」という言葉は、多くの形容詞の意味を含む
- そのため、具体的に何を伝えたいのかが曖昧になる
- 結果として、相手に意味が伝わりにくい
つまり、本人の答案には、AからCへ飛んでしまい、Bの説明が抜けていたのです。
この「Bを入れる」訓練を、何度も行いました。
さらに、講師は表現の強さにも注意を促しました。
たとえば、「あらゆる」「絶対に」「伝わらない」といった強すぎる言葉は、国語の答案では危険です。
本文がそこまで断定していないのに、答案で断定してしまうと、減点されることがあります。
そこで、次のように調整する練習をしました。
- 「あらゆる」ではなく「多くの」
- 「伝わらない」ではなく「伝わりにくい」
- 「絶対に」ではなく「可能性がある」
- 比喩表現は、答案では分かりやすい普通の言葉に言い換える
これはまさに、難関中学受験国語の記述対策です。
美咲さんは、こうした細かな修正を積み重ねることで、記述答案の精度を上げていきました。
志望校対策|過去問を読み込み、学校ごとの出題意図に合わせる
受験学年の後半からは、志望校過去問対策に入りました。
フェリス女学院中学校や横浜共立学園中学校のような難関女子校の国語では、単に文章を読めるだけでは足りません。
必要なのは、次のような力です。
- 長文を最後まで集中して読み切る力
- 登場人物の心情変化を丁寧に追う力
- 筆者の主張と具体例の関係を把握する力
- 選択肢の微妙な違いを見抜く力
- 記述で必要な要素を過不足なく入れる力
- 設問の「ねらい」を読んで答案を作る力
過去問演習では、本人の答案を講師が丁寧に確認しました。
記述問題については、単に点数をつけるのではなく、どの要素が足りないのか、なぜその答案では点が入らないのかを説明しました。
時には厳しいフィードバックもありました。
ある過去問演習では、記述問題について「残念ながら、この答案では点数は入らないだろう」と伝えたこともあります。
しかし、それは否定のためではありません。
本人が本番で点を取るためです。
その問題では、答案の方向性が本文の本質からずれていました。
そこで、講師は授業内で、なぜその答案では得点にならないのかを解説し、再度答案を書き直す課題を出しました。
この「書き直し」が非常に大切です。
記述は、解説を聞くだけでは伸びません。
自分で再度書き、足りない要素を入れ、表現を調整し、採点される答案に近づける必要があります。
「キャラの尊重性」|物語文で本人の感覚を入れすぎない
美咲さんの物語文対策で、非常に印象的だった指導があります。
それが、講師の言葉でいう「キャラの尊重性」です。
物語文では、子どもが自分の感覚で答えてしまうことがあります。
「自分だったらこう思う」
「普通ならこうする」
「この場面なら心配するはず」
しかし、国語で大切なのは、自分の感覚ではありません。
その登場人物ならどう思うか。
その登場人物の性格、関係性、過去の出来事を踏まえると、どう行動するか。
ここを考える必要があります。
講師は、授業後に次のような趣旨で整理しました。
「もし自分がその人物だったらどうするか、ではなく、そのキャラクターだったらどう行動しそうか、どう考えそうかを軸に答案を作る必要があります。」
たとえば、ある人物が泣いた顔を母に見せたくない場面で、美咲さんは最初、「母が心配すると思ったから」という方向で考えていました。
しかし、その人物の性格を踏まえると、より自然なのは「泣いた顔を見られるのが恥ずかしかったから」でした。
これは細かな違いに見えます。
しかし、物語文の記述では、この違いが得点差になります。
美咲さんは、この指導を通じて、登場人物の心情を自分の感覚で処理するのではなく、本文中の人物像に沿って考えるようになっていきました。
「出題意図」を考える|なぜこの問題を作ったのか
直前期には、さらに一段上の指導として、出題意図を考える訓練も行いました。
講師は、ある過去問の記述に対して、こう伝えています。
「問題作成者も人間です。受験生にどういうことを考えてほしいのかを熟慮して問題を作っています。これだけ書くのでは簡単すぎないか、という視点で少し踏み込んで考えることが大切です。」
これは、難関校の国語で非常に重要です。
本文中の該当箇所を見つけただけでは、記述は完成しません。
設問がなぜその箇所に線を引いたのか。
なぜその言葉を説明させているのか。
なぜ「理由」ではなく「ねらい」を問うているのか。
この違いを見抜く必要があります。
特に「ねらいは何か」という問題では、単なる理由説明では不十分です。
講師は、次のような型を示しました。
「〜することで、○○に……させようというねらい。」
このように、問いの形式に応じて答案の型を調整することで、記述の得点力は上がります。
美咲さんは、こうした細かな答案作成のルールを一つずつ身につけていきました。
保護者様との連携|家庭での観察と授業がつながっていた
この合格事例で特に重要だったのは、保護者様との連携です。
保護者様は、毎週の宿題を丁寧に提出してくださいました。
かかった時間、本人の手応え、記述の出来、不安な点、模試の推移、過去問の結果まで、非常に細かく共有してくださいました。
たとえば、宿題提出時には次のような情報が添えられていました。
- かかった時間は28分21秒
- かかった時間は18分40秒
- 長文記述に苦戦したが、何とか解き切った
- 記述は模範解答に近いことを半分ほど書けていたため△にした
- 要約は初回30点、手直し後50点くらいだった
- アーカイブを2回見直して取り組んだが、難しかった
- 初見では57点だったが、解き直しで80点まで上がった
これらの情報は、指導方針を決めるうえで非常に重要です。
国語は、答案だけでは見えない部分があります。
本人がどのくらい時間をかけたのか。
解き直しでどこまで改善したのか。
本文を理解していないのか、表現できていないだけなのか。
保護者様の観察があることで、講師はより正確に判断できました。
日本国語塾の指導は、講師だけで完結するものではありません。
生徒本人、保護者様、講師が同じ情報を共有しながら、合格に向けて調整していく指導です。
過去問での成長|初見で崩れても、解き直しで伸びるようになった
入試直前期になると、美咲さんは志望校の過去問を本格的に解き始めました。
最初は、記述問題で大きく苦戦しました。
空欄もありました。
解説を読んでも、何を書けばよいか分からない問題もありました。
しかし、ここでも大切だったのは、初見の点数だけで判断しないことです。
ある年度の過去問では、初見の得点がかなり低く、保護者様も不安に感じていました。
ところが、解き直しをすると、得点が大きく改善しました。
これは、本人の読解力がないのではなく、初見での処理、設問意図の把握、記述要素の整理に課題があったことを意味します。
講師は、過去問ごとに原因を分析しました。
ある物語文では、本人が物語全体の筋を取り違えていたため、後半の設問が連鎖的に崩れていました。
講師は、授業で次のように整理しました。
- この物語は何を探す話ではない
- 本当の主題は、登場人物の関係性の変化にある
- 前半の読み違いが、問4以降の失点につながっている
- まずストーリーラインを正しくつかむ必要がある
このように、単に「この答えが正しい」と教えるのではなく、なぜ失点が連鎖したのかを解説しました。
これにより、美咲さんは、物語文では最初に世界観と人物関係をつかむことの重要性を理解していきました。
直前期|合格に必要な問題を確実に取り切る方針へ
直前期には、方針をさらに実戦的に調整しました。
すべての難問を取りに行くのではなく、合格に必要な問題を確実に取る。
この意識です。
中学受験国語では、直前期に難問ばかり解いて自信を失うことがあります。
しかし、合格のために必要なのは、難問を完璧に解くことではありません。
取りやすい問題で落とさないこと。
記述で部分点を確実に拾うこと。
選択肢で消去根拠を持つこと。
物語文で人物の心情を本文から外さないこと。
説明文で筆者の主張をつかむこと。
この基本動作を徹底することが重要です。
あるプレテストでは、国語で平均点を上回る結果が出ました。
また別の志望校プレテストでは、国語が3科目の中で最も良い結果となりました。
もちろん、算数など他科目の課題は残っていました。
それでも、国語に関しては「大崩れしない」「記述で戦える」「志望校の問題に対応できる」という感覚が育っていきました。
これは大きな変化でした。
受験直前の言葉|「落ちるはずがない」と思えるほどの積み重ね
入試直前、講師は保護者様に対して、非常に強い言葉を送りました。
「実力と、これまで積み重ねてきた努力があれば、落ちるはずがないと確信しています。プレッシャーになるといけないので本人には伝えていませんが、ぜひ万全な状態で実力を発揮してほしいです。」
これは、根拠のない励ましではありません。
約1年半にわたって、毎週の宿題、模試分析、要約練習、記述添削、過去問演習、解き直しを見続けてきた講師だからこそ言える言葉です。
美咲さんは、最後の最後まで伸びました。
特に記述答案は、直前期に大きく変わりました。
最初は、核心を突いていても説明不足だった答案が、次第に具体性を持つようになりました。
登場人物の気持ちを自分の感覚ではなく、本文に即して説明できるようになりました。
「なぜですか」「どういうことですか」「ねらいは何ですか」という問いの違いも意識できるようになりました。
入試直前の1か月で、国語の答案は明らかに変わりました。
そして合格|フェリス女学院中学校・横浜共立学園中学校へ
そして迎えた中学入試本番。
美咲さんは、第一志望であるフェリス女学院中学校に合格しました。
さらに、横浜共立学園中学校にも合格しました。
保護者様から合格のご連絡をいただいたとき、講師も、数強塾グループも、本当に嬉しく思いました。
中学受験国語は、すぐに結果が出る科目ではありません。
特に記述は、最後まで苦しむ子が多いです。
しかし、美咲さんは最後まで投げ出しませんでした。
模試で大きく崩れた時期もありました。
宿題が回らない時期もありました。
眠くて集中できない日もありました。
過去問で白目になった日もありました。
記述で0点に近い評価を受けた問題もありました。
それでも、一つずつ直しました。
本文を見ずに要約する。
記述を書き直す。
アーカイブを見返す。
選択肢の消去理由を説明する。
登場人物の心情を本文から考える。
語句の意味を覚える。
文章の主題をつかむ。
そうした積み重ねが、最終的に合格につながりました。
この事例から分かる、日本国語塾の指導の特徴
1. 答案を見て、弱点を具体的に言語化する
「読解力が足りない」という曖昧な指摘では終わりません。
美咲さんの場合は、「核心は突けているが、説明の中間部分が抜ける」「強すぎる表現を使いがち」「登場人物を自分の感覚で処理しがち」など、弱点を具体的に言語化しました。
2. 記述答案を細かく添削する
中学受験国語の記述は、家庭で採点するのが非常に難しいです。
日本国語塾では、答案の要素、表現、因果関係、具体性、設問への対応を細かく確認します。
3. 演習量と質の両方を調整する
問題量が足りなければ増やします。
しかし、ただ増やすのではなく、答え合わせをする問題、しない問題、授業で扱う問題、要約する問題を分けます。
4. 講義動画・板書・添削を組み合わせる
授業内容を録画して共有し、家庭で復習できるようにしました。
また、必要に応じて板書やPDFで補足し、記述の書き直しまで確認しました。
5. 保護者様と密に連携する
模試、宿題、過去問、プレテスト、本人の様子まで共有いただき、状況に応じて指導方針を調整しました。
6. 志望校ごとの出題傾向に合わせる
フェリス女学院中学校、横浜共立学園中学校のような難関女子校では、本文理解、心情把握、記述力、選択肢精査が求められます。
過去問演習を通じて、合格に必要な答案作成力を磨きました。
保護者様へ|国語は、正しく見れば伸ばせます
国語は、成績が見えにくい科目です。
算数のように、単元ごとの穴が見えやすいわけではありません。
国語の点数が下がると、保護者様は不安になります。
読書量が足りないのか。
語彙力が足りないのか。
演習量が足りないのか。
そもそも国語の才能がないのか。
しかし、多くの場合、原因はもっと具体的です。
- 本文全体の要約ができていない
- 選択肢の消去根拠が弱い
- 記述の中間説明が抜けている
- 設問の聞き方に答えていない
- 登場人物の心情を自分の感覚で読んでいる
- 表現が強すぎる
- 本文の主張と具体例の関係が整理できていない
原因が分かれば、国語は伸ばせます。
美咲さんも、最初から安定していたわけではありません。
しかし、答案を細かく見て、弱点を言語化し、要約し、書き直し、過去問で実戦練習を重ねたことで、最後はフェリス女学院中学校・横浜共立学園中学校合格へ到達しました。
日本国語塾は、ただ「たくさん読ませる」だけの塾ではありません。
読む、考える、選ぶ、書く、直す。
その一つひとつを、プロ講師が丁寧に見ます。
中学受験国語で悩んでいる方は、一度ご相談ください。
中学受験国語でお悩みの保護者様へ
日本国語塾では、フェリス女学院中学校・横浜共立学園中学校など、難関中学を目指す生徒に向けて、読解・記述・過去問分析・答案添削を完全マンツーマンで実施しています。
数強塾グループ代表・藤原進之介が厳選した講師陣が、生徒一人ひとりの答案を見ながら、合格に必要な国語力を育てます。
よくある質問
中学受験国語の記述対策だけでも受講できますか?
可能です。志望校の過去問、模試答案、塾のテキストなどをもとに、記述答案の添削・書き直し指導を行います。
フェリス女学院中学校の国語対策にも対応していますか?
対応しています。文章読解、心情把握、記述答案、選択肢精査まで、志望校の出題傾向に合わせて指導します。
横浜共立学園中学校の国語にも対応できますか?
対応可能です。標準的な読解力だけでなく、安定して得点するための根拠読み、記述の要素整理、過去問演習まで行います。
国語の偏差値が不安定でも伸ばせますか?
伸ばせる可能性は十分あります。偏差値が不安定な場合、本文理解・選択肢判断・記述表現のどこで崩れているかを分析することが重要です。
家庭での国語学習も相談できますか?
可能です。宿題の進め方、要約練習、音読、過去問の取り組み方、復習方法まで、状況に応じて提案します。
授業はオンラインでも受講できますか?
オンラインで受講可能です。授業後の板書共有、講義動画、答案添削などを組み合わせて、家庭でも復習しやすい形で進めます。
本記事は、実際の中学受験国語の指導記録をもとに、個人が特定されないよう氏名・一部属性・受験校情報等を加工して作成しています。指導内容、学習上の課題、答案改善の過程は、実際の指導で行われた内容をもとに再構成しています。