代表・藤原進之介 登壇実績
消費者庁「令和8年度消費者月間シンポジウム」にパネリストとして登壇しました
オンライン数学専門塾「数強塾」代表の藤原進之介が、消費者庁が主催する「令和8年度消費者月間シンポジウム」(統一テーマ「見える情報 見えない仕組み AI時代の消費者力を高めるために」)にパネリストとして登壇しました。高校「情報Ⅰ」をはじめとする情報教育に携わる立場から、AI時代に必要となる情報の読み解き方について発言しました。パネルディスカッションのモデレーターは法政大学の坂本旬教授が務め、藤原は大学の研究者や実践者とともに議論に加わりました。本ページでは、その登壇の事実と発言の趣旨を、消費者庁公式チャンネルで公開されている動画とあわせてご紹介します。なお、登壇は事実ですが、公的機関が数強塾や藤原を承認・推薦したことを意味するものではありません。
シンポジウムの概要
- 主催:消費者庁
- 統一テーマ:見える情報 見えない仕組み AI時代の消費者力を高めるために
- 開会挨拶:古川直樹 内閣府大臣政務官
- 基調講演:法政大学 坂本旬 教授
- パネルディスカッション:モデレーター=坂本旬 教授/パネリスト=藤原進之介(予備校講師・株式会社数強塾代表・情報教育)、宇多川氏(武蔵大学 准教授)、今尾氏(メディア教育研究室 代表理事)、岩山氏(和光大学生)
- 閉会挨拶:堀井奈津子 消費者庁長官
公式動画
消費者庁公式YouTubeチャンネル「消費者庁 / CAA」で公開されているシンポジウムの記録動画です。
▶ 消費者庁公式チャンネルで視聴:令和8年度消費者月間シンポジウム
藤原進之介が語ったこと
パネルディスカッションで藤原はまず、高校で「情報Ⅰ」が必修化され、大学入学共通テストにも導入された背景に触れました。これからの社会では、誰もが日常的に大量の情報とデータに接します。だからこそ、情報を「教わる」だけでなく、自分で扱い、判断する力を若い世代のうちから育てることが求められている——そうした問題意識を述べました。学校教育の現場でも、これまでの「知識を覚える」学びに加えて、集めた材料をどう読み解き、どう活かすかという学びの比重が高まっていることを、実際に生徒と向き合ってきた立場から語りました。
続いて、「データ」と「情報」は同じではない、という点を強調しました。数字や記録そのものは、まだ「データ」にすぎません。そこに意味づけや解釈が与えられて初めて、判断の役に立つ「情報」になります。同じデータでも、どんな文脈で、どんな目的で読むかによって、引き出せる意味は変わってきます。たとえば同じ一つの数値でも、何と比べるか、どの期間で見るかによって受ける印象は大きく変わります。だからこそ、示された数字をそのまま受け取るのではなく、それがどのように作られ、何を表しているのかを一歩立ち止まって確かめる。データを鵜呑みにせず、その背後にある意味を自分で考える姿勢が大切だという趣旨を語りました。
さらに、いま私たちが受け取る情報の多くは、一人ひとりに合わせてカスタマイズされている点にも言及しました。検索結果もSNSのタイムラインも、それぞれの関心や過去の行動に最適化されて表示されます。便利である一方で、自分が見ている情報が「自分向けに整えられたもの」であることを自覚し、少し引いて客観視することが必要だと述べました。自分に心地よい情報だけが集まってくると、それがあたかも世の中の全体像であるかのように感じてしまいがちです。見えているものの外側にも別の見方があるかもしれない——そう意識するだけで、情報の受け止め方は大きく変わってきます。
そのうえで、不安を煽るような表現や、その場の雰囲気に流されて選択してしまうことへの注意を促しました。感情ではなく、自分の論理で納得したうえで選ぶこと。何かを判断するときに「なぜそう考えるのか」を自分の言葉で説明できる状態を目指すことが、AI時代の消費者力につながるという趣旨です。
最後に、いわゆる「フィルターバブル」——自分の好みに合った情報ばかりに囲まれてしまう状態——について、否定的に捉えるだけでなく、その仕組みを自覚したうえで前向きに活用していく姿勢を示しました。仕組みを知っていれば、便利さを享受しつつ、必要なときには自分から視野を広げにいける。情報との付き合い方を、恐れではなく理解から始めたい、というメッセージを伝えました。
なぜこの登壇が数強塾の指導につながるのか
数強塾は数学を専門とするオンライン塾ですが、代表の藤原は高校「情報Ⅰ」の指導・情報教育にも継続して携わってきました。数学と情報Ⅰは、データを整理し、規則を見つけ、根拠をもって結論を導くという点で深くつながっています。今回のシンポジウムで語った「データと情報の違い」「自分の論理で納得して選ぶ姿勢」は、そのまま数強塾が日々の授業で大切にしている考え方でもあります。
答えを暗記するのではなく、「なぜそうなるのか」を自分の言葉で説明できるところまで理解を深める。与えられた情報を鵜呑みにせず、自分の頭で筋道を立てて考える。こうした姿勢を、数学の問題演習を通じて一人ひとりに根づかせていくことが、数強塾の指導の軸です。情報教育の現場で得た知見を、日々の指導にも自然な形で活かしています。
今回の登壇は、消費者庁が公的機関として企画したシンポジウムに、情報教育に携わる一人として参加させていただいたものです。登壇の事実が、数強塾や藤原個人を公的に承認・推薦するものではありません。それでも、こうした場で情報教育について語る機会をいただけたこと自体が、日々の指導で積み重ねてきた考え方を見つめ直す貴重な経験となりました。数強塾は今後も、目の前の生徒が自分の力で考え、納得して選べるようになることを目指して、数学と情報の指導に取り組んでまいります。
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