高2|複素数と方程式解き方がわからないときは 複素数と方程式|解の公式・判別式・解と係数の関係【数学II】 を先に読むと、この問題で何を問われているかが分かります。
このページは高校2年「複素数と方程式」の無料問題プリント(複素数と方程式4)です。このプリントは、関西大学の問題を扱います。2つの関数等式を同時に満たす整式を求める問題です。プリントを解いたあと、ページ下部の数強塾オリジナルの練習問題3問で、同じ考え方を段階を追って確かめてください。
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下のリンクから PDF が開きます。印刷して手で解くのがいちばん定着します。
式の形から関数を決めるで何ができるようになるか
「すべての x で成り立つ」と書かれていたら恒等式です。整式を f(x) = ax3 + bx2 + cx + d と置いて、両辺の同じ次数の係数を比べます。関数等式は難しく見えますが、置いて係数を比べるといういつもの手がそのまま通用します。
解き方の手順
1f(x) を一般の整式として置きます。次数が分からなければ、条件から先に絞ります。
2与えられた等式に代入し、両辺を展開して降べきの順に並べます。
3同じ次数の係数どうしを等号で結び、連立方程式を作ります。
4解いて得た f(x) を、元の等式に戻して確かめます。
つまずくのはここ
つまずき1|f(1/x) の扱いで分母を残したまま比べる
x3 を掛けて分母を払ってから、多項式として係数を比べます。
つまずき2|次数を決めずに進める
両辺の次数がそろう条件から、f の次数が絞れることがあります。
つまずき3|求めた式を元の等式で確かめない
係数比較は必要条件を出しているだけなので、最後に代入して確認します。
数強塾オリジナルの練習問題
プリントの問題にたどり着くまでを、3段に分けて出題しています。まず自分で解いてから「解答・解説を見る」を開いてください。
練習1
x3 f(1/x) = −f(x) がすべての 0 でない x で成り立つとき、3次以下の整式 f(x) の形を求めなさい。
解答・解説を見る
解答
f(x) = ax3 + bx2 + cx + d と置きます。
f(1/x) = a/x3 + b/x2 + c/x + d なので、
x3 f(1/x) = a + bx + cx2 + dx3。
これが −(ax3 + bx2 + cx + d) に等しいので、
d = −a、c = −b、b = −c、a = −d。
f(x) = ax3 + bx2 − bx − a(a, b は任意の実数)
検算:a = 1, b = 2 なら f(x) = x3 + 2x2 − 2x − 1。x3f(1/x) = 1 + 2x − 2x2 − x3 = −f(x) で成り立ちます。
分母を払ってから、同じ次数の係数を比べる。
練習2
f(x) = x2 − 1 のとき、f(x2) と {f(x)}2 を計算し、その差を求めなさい。
解答・解説を見る
解答
f(x2) = x4 − 1。
{f(x)}2 = (x2 − 1)2 = x4 − 2x2 + 1。
差は (x4 − 1) − (x4 − 2x2 + 1) = 2x2 − 2。
f(x2) − {f(x)}2 = 2x2 − 2 = 2(x2 − 1)
検算:x = 2 なら f(4) = 15、{f(2)}2 = 9、差は 6 = 2(4 − 1)。
f(x2) と {f(x)}2 は別物。順番を入れかえてはいけない。
練習3
f(x) = ax + b が f(x2) = {f(x)}2 をすべての x で満たすとき、a, b の値を求めなさい。
解答・解説を見る
解答
f(x2) = ax2 + b。
{f(x)}2 = a2x2 + 2abx + b2。
係数を比べると a = a2、0 = 2ab、b = b2。
a = 0 か 1、b = 0 か 1、かつ ab = 0。
(a, b) = (0, 0)、(0, 1)、(1, 0)
検算:(1, 0) なら f(x) = x で f(x2) = x2 = {f(x)}2。(0, 1) なら f(x) = 1 で両辺 1。
恒等式なら、すべての次数の係数を比べる。
複素数と方程式の他のプリント
同じ「複素数と方程式」の無料プリントは全部で 9 枚あり、すべて大学の入試問題です。前後以外のものを、出題校を添えて並べました。
- 複素数と方程式1|素数を手がかりに整数解を絞る(東北大学)
- 複素数と方程式2|n乗の式を割った余りを求める(茨城大学)
- 複素数と方程式6|和が0の形に持ち込んで証明する(広島文教女子大学)
- 複素数と方程式7|1の3乗根の性質を使う(慶應義塾大学)
- 複素数と方程式8|解と係数の関係で新しい方程式を作る(上智大学)
- 複素数と方程式9|相反式から高次の値を求める(自治医科大学2019)
解き終わったら
- 複素数と方程式の特訓道場——入試水準の30題で力試し。
- 数学II・B・Cの要点辞典 第1章 式と証明——恒等式の扱いを確かめる。
数強塾について
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