高2|複素数と方程式解き方がわからないときは 複素数と方程式|解の公式・判別式・解と係数の関係【数学II】 を先に読むと、この問題で何を問われているかが分かります。
このページは高校2年「複素数と方程式(基礎)」の無料問題プリント(複素数と方程式(基礎)4)です。このプリントは、判別式による解の種類の判別と、係数に虚数を含む方程式を扱う回です。プリントを解いたあと、ページ下部の数強塾オリジナルの練習問題3問で、同じ考え方を段階を追って確かめてください。
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下のリンクから PDF が開きます。印刷して手で解くのがいちばん定着します。
判別式と虚数係数の方程式で何ができるようになるか
係数に i が入っている方程式では、判別式は使えません。実数解 r があると仮定して代入し、実部と虚部に分けるのが定石です。虚部が 0 という式から r が決まり、実部が 0 という式から残りの文字が決まります。判別式が使えるのは、係数がすべて実数のときだけ——ここを間違えないことが要点です。
解き方の手順
1係数がすべて実数かを確かめます。実数なら判別式が使えます。
2虚数が混じっているなら、実数解を r と置いて代入します。
3式を実部と虚部に分け、両方が 0 になる条件を書きます。
4虚部の式は r だけの式になることが多いので、そこから r を求めます。
つまずくのはここ
つまずき1|虚数係数のまま判別式を使う
判別式で解の種類が分かるのは実数係数のときだけです。
つまずき2|実部と虚部の分け方を間違える
r2 + 3kr + 1 + (2r + 3)i の形まで整理してから分けます。
つまずき3|実数解の条件を2つとも使わない
実部 = 0 と虚部 = 0 の両方が必要です。片方だけでは足りません。
数強塾オリジナルの練習問題
プリントの問題にたどり着くまでを、3段に分けて出題しています。まず自分で解いてから「解答・解説を見る」を開いてください。
練習1
a, b を実数の定数とする。13x2 − 2(2a − 3b)x + a2 + b2 = 0 の解の種類を判別しなさい。
解答・解説を見る
解答
D/4 = (2a − 3b)2 − 13(a2 + b2)。
展開すると 4a2 − 12ab + 9b2 − 13a2 − 13b2 = −9a2 − 12ab − 4b2。
= −(3a + 2b)2。
3a + 2b = 0 のとき重解、それ以外は異なる2つの虚数解
検算:a = 2, b = −3 なら 3a + 2b = 0 で D = 0。a = b = 1 なら D/4 = −25 < 0 です。
判別式が平方の形に因数分解できることがある。
練習2
k を実数とする。方程式 x2 + (3k + 2i)x + (1 + 3i) = 0 が実数解をもつように、k の値と、その実数解を求めなさい。
解答・解説を見る
解答
実数解を r とすると r2 + 3kr + 2ri + 1 + 3i = 0。
実部:r2 + 3kr + 1 = 0。虚部:2r + 3 = 0。
虚部から r = −3/2。実部に入れて 9/4 − (9/2)k + 1 = 0、(9/2)k = 13/4。
k = 13/18、実数解は x = −3/2
検算:r = −3/2、k = 13/18 を元の式に入れると、実部も虚部も 0 になります。
虚部の式は r だけの式になる。そこから r が決まる。
練習3
(3 + 2i)x2 + (8 + 5i)x − 3(1 + i) = 0 を満たす実数 x を求めなさい。
解答・解説を見る
解答
実部と虚部に分けます。
実部:3x2 + 8x − 3 = 0 → (3x − 1)(x + 3) = 0 → x = 1/3, −3。
虚部:2x2 + 5x − 3 = 0 → (2x − 1)(x + 3) = 0 → x = 1/2, −3。
両方を満たすのは共通の値だけです。
x = −3
検算:x = −3 を入れると (3+2i)(9) + (8+5i)(−3) − 3 − 3i = 27 + 18i − 24 − 15i − 3 − 3i = 0。
実部と虚部の両方を満たす値だけが答え。
複素数と方程式(基礎)の他のプリント
同じ「複素数と方程式(基礎)」の無料プリントは全部で 10 枚あり、前後以外のものを、扱っている内容を添えて並べました。
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- 複素数と方程式(基礎)2|分母を実数にする割り算
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- 複素数と方程式(基礎)8|剰余の定理と因数定理
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- 複素数と方程式(基礎)10|1の3乗根と相反方程式
解き終わったら
- 複素数と方程式(基礎)の特訓道場——30題で計算を固める。
- 数学II・B・Cの要点辞典 第2章 複素数と方程式——判別式の使い方を確かめる。
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