自治医科大学医学部2020年度数学 過去問の傾向と解答・解説

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藤原進之介です。このページでは医学部2020年度の数学過去問の問題資料と学習情報を無料公開しています。掲載している問題・解答・解説の範囲は、ページ内の各見出しでご確認ください。

今日の一問
数列 は 、 をみたす。
一般項 を求めよ。
——さて、どこから手をつける?
数強塾オリジナルの類題です。この年度の実際の入試問題ではありません。実際の問題と解答は、このページのPDFでご確認ください。

数学 問題

数学 解答

📑 この年度の大問インデックス(全16問)

解説が長いので、解きたい大問へ直接移動できるようにしています。解けなかった問題は、解説を読んだあとに同じ型の問題で当て直すと定着が速くなります。

型から探したいときは解法パターン事典、他の年度は過去問解説の総索引から。

🧭 自治医科大学 2020年度数学|大問ごとに「使う型」を対応させた表

解けなかった大問がどの型に属するのかを一覧にしました。解説を読んだあと、型のページで同じ判断を使う問題を数問当てると定着が速くなります。この年度は難易度と目標時間を掲載していないため、それらは載せていません。

大問出題テーマ使う型(解法パターン事典)
【3】問3(対数方程式の整数解)整数
【4】問4(三角関数の合成と最大最小)三角関数
【5】問5(垂直二等分線と面積・解と係数の関係)複素数と方程式
【6】問6(三角形の等積分割)積分法(数II)
【7】問7(円に内接する四角形の面積)積分法(数II)
【8】問8(複素数の極形式とn乗)整数
【9】問9(3次方程式の重解条件)複素数と方程式
【10】問10(ベクトルのなす角)ベクトルの図形への応用
【11】問11(確率・倍数条件)確率
【12】問12(楕円の内接三角形の面積最大)2次曲線
【13】問13(三角関数の置き換えと接する条件)三角関数
【14】問14(円の接線と放物線の囲む面積)接線と法線
【15】問15(指数関数×三角関数の定積分と極限)極限
【16】問16(無理関数の囲む面積)積分法(数II)

型の全体像は解法パターン事典、他の年度・他大学は過去問解説の総索引から。自治医科大学の年度一覧は各ページ末尾のナビでも確認できます。

自治医科大学医学部 2020年度 数学の傾向と解答・解説【数強塾オリジナル】

出題形式と傾向:マークシート方式の全25問(単問16問+文章題2セット)。試験時間は表紙記載どおり9時00分〜10時20分の80分で、1問あたり約3分という高速処理型のセットです。分野は、整式の除法(問1)、対称式の連立(問2)、対数方程式の整数解(問3)、三角関数の合成(問4)、垂直二等分線と面積(問5)、三角形の等積分割(問6)、円に内接する四角形(問7)、複素数の極形式(問8)、3次方程式の重解(問9)、ベクトルのなす角(問10)、確率(問11)、楕円と面積の最大(問12)、三角関数と接する条件(問13)、放物線と接線の面積(問14)、定積分と極限(問15)、無理関数の囲む面積(問16)、接線と三角形の面積・無限級数(問17〜21)、格子点の数え上げ(問22〜25)と、ほぼ全分野を横断します。

合否を分ける点・時間配分:計算を「うまい形」に落とす工夫(和や差の対称性、置き換え、公式の即答運用)ができるかで所要時間が倍以上変わります。まず全体を見渡し、問1・2・7・10・16のような公式即答型を5分以内で確保し、問3・9・14のような検討量の多い問題に残り時間を厚く配分するのが現実的です。

※以下の解答・解説はオンライン数学専門塾「数強塾」による独自作成です(全問、正攻法と数値代入による二重検算済み)。問題原文は上記の大学発表PDFをご参照ください。

問1(整式の除法) 答:2

【📖大切な定義】除法の原理:A = B×(商) + (余り)、余りの次数は割る式の次数未満。この等式を書かずに筆算だけで進めると、検算の拠り所を失います。

【👀ここに注目】割る式が1次なので余り d は定数。商は2次式です。

方針・解答:筆算で 4x³−3x²+2x−1 を 2x−1 で割ります。4x³÷2x=2x²、引いて −x²+2x−1。−x²÷2x=−x/2、引いて (3/2)x−1。(3/2)x÷2x=3/4、引いて余り −1/4。よって商は 2x² − (1/2)x + 3/4、余り −1/4。a=2, b=−1/2, c=3/4, d=−1/4 で、a+b+c+d = 2 − 1/2 + 3/4 − 1/4 = 2。

【✅検算】x=1 を代入:左辺 4−3+2−1=2、右辺 (2·1−1)(2−1/2+3/4)+(−1/4)=9/4−1/4=2 で一致。

問2(対称式の連立方程式) 答:9

【📖大切な定義】展開すると x(y+z)=xy+xz のように、3式はすべて xy, yz, zx の1次式。基本対称式に読み替える視点が崩れると連立が泥沼になります。

【👀ここに注目】3式の和が 2(xy+yz+zx) になります。

方針・解答:3式を加えると 2(xy+yz+zx)=35+32+27=94、つまり xy+yz+zx=47。よって yz=47−35=12、zx=47−32=15、xy=47−27=20。辺々かけて (xyz)²=12·15·20=3600。求める値は 3600/400=9。

【✅検算】x=5, y=4, z=3 が全条件を満たし(5·7=35, 4·8=32, 3·9=27)、(60)²/400=9 で一致。

問3(対数方程式の整数解) 答:2

【📖大切な定義】底の変換公式 。この「底の指数は係数の逆数になる」が崩れると、右辺の整理がすべて狂います。

【👀ここに注目】底が x, x², x³ と混在。すべて底 x に統一します。

方針・解答:、。左辺は 。真数を比較して x(y−2)=4(y+6)。整理すると y(x−4)=2x+24、すなわち y = 2 + 32/(x−4)。x−4 は32の正の約数で、x≧5, y≧3 より (x, y) = (5,34), (6,18), (8,10), (12,6), (20,4), (36,3)。|x−y| はそれぞれ 29, 12, 2, 6, 16, 33 となり、最小値は 2(x=8, y=10)。

【✅検算】x=8, y=10:左辺 1+log₈8=2、右辺 4log₆₄2+3log₅₁₂16=4·(1/6)+3·(4/9)=2/3+4/3=2 で一致。

問4(三角関数の合成と最大最小) 答:6

【📖大切な定義】半角・倍角公式 cos²x=(1+cos2x)/2、sinxcosx=(sin2x)/2。次数を下げて「定数+単振動」に直すのが定石で、これを忘れると最大最小が出せません。

【👀ここに注目】最大値と最小値の「和」が定数部分の2倍になります。

方針・解答: 振幅は なので、最大値+最小値 = (a+b)/2 × 2 = a+b。条件より a+b = (3+√7)+(3−√7) = 6。

【✅検算】(a−b)²=2·7=14 から a=(6+√14)/2, b=(6−√14)/2 とすると、数値計算で最大 5.6458≒3+√7、最小 0.3542≒3−√7 と一致。

問5(垂直二等分線と面積・解と係数の関係) 答:8

【📖大切な定義】垂直二等分線=「中点を通り、もとの線分に垂直」。2条件のどちらかを落とすと式が立ちません。

【👀ここに注目】αとβを個別に求めず、2次方程式の「解の和」で処理します。

方針・解答:A(t,1)、中点 B(t/2, 1/2)。L2 は OA(方向 (t,1))に垂直だから 、すなわち 。y=0 として C。△OBC は底辺 OC、高さは B の y 座標 1/2 なので、面積 = 。整理して t²−8t+1=0。判別式は 60>0 で異なる2正解をもち、解と係数の関係から α+β = 8。

【✅検算】t=4±√15 はともに正で、それぞれ OC=(t²+1)/(2t)=4、面積 = (1/2)·4·(1/2)=1 と一致。

問6(三角形の等積分割) 答:3

【👀ここに注目】原点を通る直線は辺 AC と辺 BC を切り、頂点 C 側に三角形 CPQ ができます。

方針・解答:△ABC の面積は底辺 AB=1/2、高さ1で 1/4。直線 y=mx と AC: x+y=1 の交点 P の x 座標は p=1/(1+m)、BC: y=1−2x/3 との交点 Q の x 座標は q=3/(3m+2)。C(0,1) と P, Q の作る三角形の面積はベクトルの外積計算で とまとまります。これが 1/8 になればよいので q−p=1/4。 より 3m²+5m−2=0、(3m−1)(m+2)=0。m>0 から m=1/3、9m=3。

【✅検算】m=1/3 のとき P(3/4, 1/4)、Q(1, 1/3)。△CPQ=(1−3/4)/2=1/8 で全体 1/4 のちょうど半分。乱数200万点による面積比のシミュレーションでも下側比率 0.4999 と一致。

【💡ポイントコラム】面積の分割問題では「分割後の図形を直接積分」するより、「切り取られる小三角形」に注目すると計算が数分の一になります。頂点を共有する三角形の面積比=挟む2辺の積の比、外積(サラスの公式)での面積計算は、マーク式のスピード勝負で特に効きます。

問7(円に内接する四角形の面積) 答:6

【📖大切な定義】円に内接する四角形では対角の和が180°。この性質が余弦定理2本を連立させる根拠であり、ブラーマグプタの公式 (s は半周長)の成立条件でもあります。

方針・解答:s=(1+2+3+4)/2=5 より 。よって 6。

【✅検算】正攻法でも確認:∠A=θ とすると余弦定理より BD²=1+16−8cosθ=4+9+12cosθ、cosθ=1/5。sinθ=(2√6)/5 で S=(1/2)(1·4+2·3)sinθ=(5)·(2√6)/5·…=2√6 と一致。

問8(複素数の極形式とn乗) 答:6

【📖大切な定義】 のとき の偏角は nθ(ド・モアブル)。「実数になる ⇔ 偏角が π の整数倍」という言い換えが崩れると最小の n が求まりません。

【👀ここに注目】まず |Z|=2/3 から a を確定させます。

方針・解答: より a²=3、a=±√3。a=√3 のとき、1+i の偏角は π/4(3乗で 3π/4)、√3−i の偏角は −π/6(2乗で −π/3)、√3−3i の偏角は −π/3(2乗で −2π/3、分母なので符号反転)。よって arg Z = 3π/4 − π/3 + 2π/3 = 13π/12。Zⁿ が実数 ⇔ 13nπ/12 が π の整数倍 ⇔ 13n が12の倍数 ⇔ n が12の倍数。最小は m=12。a=−√3 でも arg Z = 5π/12 となり同じく m=12。よって m/2=6。

【✅検算】数値計算で Z¹〜Z¹¹ の虚部はゼロにならず、Z¹² で初めて実数(a=±√3 の両方で確認)。

問9(3次方程式の重解条件) 答:5

【📖大切な定義】重解=因数分解したとき同じ1次因数が2個。3次方程式が「実数の2重解をもつ」場合は、(i) 2次因数が重解をもつ、(ii) 2次因数が既知の解を重複してもつ、の2系統を漏れなく数えます。

【👀ここに注目】係数の和に注目すると x=1 が a によらず解になっています。

方針・解答:x=1 を代入すると 1+(2a²−1)−(5a²−4a)+(3a²−4a)=0 で恒等的に成立。よって (i) 2次式が重解をもつ場合:判別式/4 = a⁴+3a²−4a = a(a−1)(a²+a+4)=0 より a=0, 1(a²+a+4 は実数解なし)。a=0 なら x²=0 で重解0(≠1)、a=1 なら (x+1)²=0 で重解−1(≠1)。ともに適する。(ii) 2次式が x=1 を解にもつ場合:1+2a²−3a²+4a=0 より a²−4a−1=0、a=2±√5。このとき x=1 が2重解で、2次式のもう一つの解は −8a−3≠1 なので3重解にはならず適する。以上より a の総和 = 0+1+(2+√5)+(2−√5)=5。

【✅検算】数値解で確認:a=0 → 解{0,0,1}、a=1 → {−1,−1,1}、a=2±√5 → {1,1,−36.89…}, {1,1,−1.111…}。いずれも2重解をもち一致。

問10(ベクトルのなす角) 答:2

【📖大切な定義】内積 。また |a+b|², |a−b|² の和・差から |a|²+|b|² と a·b が取り出せます。

方針・解答:。和:。差: より 。よって 、。 となり、|7cosθ|=2。

【✅検算】具体ベクトル a=(2.176, 0), b=(0.4596, 1.352) を構成すると |a+b|²=10, |a−b|²=6、なす角60°、7cosθ=2 をすべて満たし一致。

問11(確率・倍数条件) 答:8

【👀ここに注目】「4の倍数にならない」余事象で数えるのが最短です。

方針・解答:全体は ₁₀C₃=120通り。積が奇数 ⇔ 3枚とも奇数{1,3,5,7,9}:₅C₃=10通りで P=10/120=1/12。積が4の倍数にならないのは、素因数2が高々1個のとき:全部奇数(10通り)または {2,6,10} から1枚+奇数2枚(3×₅C₂=30通り)。よって4の倍数になるのは 120−40=80通りで Q=80/120=2/3。Q/P = (2/3)×12 = 8。

【✅検算】120通り全列挙のプログラムで P=1/12, Q=2/3, Q/P=8 と一致。

問12(楕円の内接三角形の面積最大) 答:9

【👀ここに注目】(a+t)³(a−t) 型の最大化は、微分して共通因数でくくるのが最速です。

方針・解答:P, Q で PQ、高さ t+a。面積 。g(t)=(a+t)³(a−t) とおくと g′(t)=(a+t)²(2a−4t) より t=a/2 で最大。 よって 9。

【✅検算】a=2.3, b=1.7 で t を200万分割した数値最大化により最大点 t=1.15=a/2、(4√3/ab)M=9.000 と一致。

問13(三角関数の置き換えと接する条件) 答:5

【👀ここに注目】s=sinx と置くと2次関数。x軸に「接する」= 最小値がちょうど0(端点 s=−1 で実現)。

方針・解答:y=5(1−sin²x)+5√2 sinx+√2 k。s=sinx∈[−1,1] とおくと y=−5s²+5√2 s+5+√2 k。頂点は s=√2/2∈[−1,1] で最大値 7.5+√2 k>0。最小は端点で、s=−1 のとき y=√2(k−5)、s=1 のとき y=√2(k+5)>0。k>5 なら常に y>0 で接しない。k<5 なら s=−1 付近で y<0 となり、y=0 は cos x≠0 の点で起こって横切ってしまう(接しない)。k=5 のとき最小値0が s=−1 すなわち x=3π/2 で実現し、そこで dy/dx=cos x(−10sinx+5√2)=0 なので x 軸に接します。よって k=5。

【✅検算】k=5 で区間を200万分割した数値評価により min y=0.000(接する)と一致。

問14(円の接線と放物線の囲む面積) 答:3

【📖大切な定義】放物線 y=x²+… と直線が x=x₁, x₂ で交わるときの囲む面積は (1/6公式)。係数が1でないときの補正を忘れると値がずれます。

【👀ここに注目】面積は交点の x 座標の差だけで決まるので、(x₂−x₁)² を最小化すれば十分です。

方針・解答:接点 P(α,β)(α²+β²=1)での接線は αx+βy=1。β=0 は α=1 の場合で除外されているので y=(1−αx)/β。x²−2 と連立して 。 w=1/β(|w|≧1)とおくと (x₂−x₁)²=w²+4w+7=(w+2)²+3。w=−2(β=−1/2、α=√3/2≧0)が範囲内にあり最小値3。よって 、4m²=4·(3/4)=3。

【✅検算】β=−1/2 の接線は y=√3x−2。x²−2=√3x−2 の解は x=0, √3 で、∫₀^√3(√3x−x²)dx=√3/2=m。βを40万分割した数値最小化でも最小面積0.86603=√3/2 と一致。

【💡ポイントコラム】「1/6公式」は答案では使いにくくても、マーク式では主力兵器です。さらに本問のように、円周上の点は (α,β)→1変数 β に落ち、逆数置換 w=1/β で2次関数の最小値に帰着します。「変数を減らす→定義域を追いかける」の順序を守ることが、置き換えミスを防ぐ最大のコツです。

問15(指数関数×三角関数の定積分と極限) 答:1

【📖大切な定義】。部分積分2回で導出でき、分母 a²+b² を落とすと極限値が狂います。

方針・解答:(sin2πk=0, cos2πk=1)。よって (k→∞)。したがって S=e^{6π}−(e^{6π}−1)=1。

【✅検算】k=3, 10, 50 で数値積分と上の I の式が相対誤差 10⁻¹⁵ で一致。

問16(無理関数の囲む面積) 答:4

方針・解答:(0≦x≦6)より 。t=√(x/6) と置換すると x=6t², dx=12t dt で よって S=4。(一般に の囲む面積は ab/6 で、6·4/6=4。)

【✅検算】数値積分で 4.0000 と一致。

問17〜21(指数関数の接線と面積・無限級数) 答:17→1、18→2/e、19→1/k、20→2/(ke)、21→発散

【📖大切な定義】接線の方程式 y−f(t)=f′(t)(x−t)。切片を求める段階での符号ミスが致命傷になるので、x 切片・y 切片は必ず両方書き出します。

【👀ここに注目】u=kt と置くと k が式から外に出て、I〜III が一気に片付きます。

方針・解答:y=e^{−kx} の点 P(t, e^{−kt}) での接線は 。x 切片は A、y 切片は B(0, (1+kt)e^{−kt})。よって u=kt>0 とおくと (1+u)²e^{−u} の微分は e^{−u}(1+u)(1−u) で、u=1 のとき最大値 4/e。
I(k=1):t=u=1 で最大値 2/e(問17の答は 1、問18の答は 2/e)。
II:u=1 すなわち t=1/k のとき最大値 2/(ke)。
III: なので 。調和級数は正の無限大に発散するため、この無限級数は発散します。

【✅検算】k=1,3,7 の数値最大化で最大点 t=1/k、最大値 2/(ke) と一致。部分和も k=10⁴ 項で 7.2 を超えてなお増加し、発散の判断と整合。

問22〜25(格子点の数え上げ) 答:22→1、23→7、24→2k+1、25→(k+1)²

【👀ここに注目】x を偶奇で分けて y の個数を数えると、和が「三角数2つ」にまとまります。

方針・解答:領域は y≦−x/2+k, x≧0, y≧0。
I:k=0 のとき 0≦y≦−x/2 が必要で x=0, y=0 のみ。f(0)=1。
IV(一般式を先に):x=2j(j=0,…,k)のとき y は 0〜k−j の k−j+1 個。x=2j+1(j=0,…,k−1)のとき y≦k−j−1/2 より 0〜k−j−1 の k−j 個。合計 よって f(k)=(k+1)²。
II:R=f(3)−f(2)=16−9=7。
III:S=f(k)−f(k−1)=(k+1)²−k²=2k+1。

【✅検算】k=0〜7 の総当たり数え上げで 1, 4, 9, 16, 25, 36, 49, 64 = (k+1)² と完全一致。

【💡ポイントコラム】格子点問題は「x(または y)を1つ固定して直線上の個数を数え、最後に和をとる」が唯一絶対の型です。本問のように傾きが −1/2 なら x の偶奇で床関数の値が変わるため、偶奇分割してから Σ を計算します。小さい k で実験して (k+1)² を予想し、一般計算で裏づける流れは本番でも有効です。

この年度から学ぶ教訓:2020年度は、対称式の和(問2)、最大値+最小値=定数項の2倍(問4)、解と係数の関係(問5)、ブラーマグプタ(問7)、1/6公式(問14)、無理関数の面積 ab/6(問16)など、「知っていれば数十秒、知らなければ数分」の道具が並びました。80分25問という形式では、これらの準公式を導出ごと理解した上で即答できる状態に仕上げておくこと、そして u=kt のような無次元化の置き換えで文字を減らす習慣が、得点力に直結します。

▶ 他年度:自治医科大学 2021年度 数学|2019年度 数学|過去問解説・数学問題集

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出典・著作権について
本ページが扱う入試問題の著作権は 自治医科大学 に帰属します。出典:自治医科大学 2020年度 入学試験問題「数学」。
掲載しているのは、受験生の学習支援を目的として数強塾が独自に作成した解答・解説です。学校が公表した公式解答ではありません(一般的な解答例と照合した場合は本文中にその旨を明記しています)。問題文の引用は解法の説明に必要な最小限にとどめています。
掲載内容について権利者の方からご連絡がある場合は、お問い合わせより速やかに対応いたします。

解けなかった問題を、そのままにしない。

医学部の数学は「難問勝負」ではなく精度勝負です。手が止まったのが方針なのか、場合分けの宣言なのか、検算なのか——どこで崩れたかで、次にやることは変わります。

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自治医科大学 2020年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析

公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。

  • 図形・三角関数
  • 指数・対数
  • 関数・グラフ
  • 整数
  • 微分・積分
  • 空間図形

この年度の出題範囲と傾向

2020年度の問題PDFでは、図形・三角関数、指数・対数、関数・グラフ、整数、微分・積分に関する語句や設問を確認できました。自治医科大学の公開PDFを年度横断で調べると、図形・三角関数は19年度、指数・対数は19年度、微分・積分は19年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。

分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。

問題文の文字起こし

問1画像OCR

検出分野: 図形・三角関数、指数・対数、関数・グラフ、整数、微分・積分

入 学 試験 問題(1次)
令和2年1 月27 日 9時 00 分一10 時20分
注 意 事項
し1
1 試験開始の合図があるまで, この問題冊子を開かないこと。
2 この問題冊子は表紙・特紙を除き 10 ページである。落丁 AT, 印刷不鮮明の
箇所等があった場合は申し出ること。
3 解答には必ず黒鉛筆(またはシャープペンシル) を使用すること。
4 解答は, 各設問ごとに一つだけ選び, 解答用紙の所定の解管欄の該当する記号を
塗りつぶすこと。
5 解答を訂正する場合は, 消しレゴムできれいに消すこと。
6 監督員の指示に従って, 問題嘩子の表紙の指定欄に受験番号を記入し. 解答用紙
の指定欄に受験番号, 受験番号のマーク, 氏名を記入すること。
7 この問題冊子の余白は, 草稿用に使用にてよい。 KEL, 切り離してはならない。
8 解答用紙およびこの問題冊子は, 持ち帰ってはならない。
fee TTT
上の枠内に受験番号を記入しなさい。
ぐやM1(576一1)

設問ごとに, 与えられた選択肢の中から最も適当なものを一つ選べ。
1 整式49一3ヶ?十2x一1を整式2xー 1 で割るとき, Baan? + x te,
余りがgとなるとする。Z十5十c十の値を求めよ。
@ 0 @ 1 20 2 @ 3 の 4
96 5 @ 6 @ 7 @ 8 @ 9
2 xy +2)=35, y(etx)= 32, < エヵ)三27 のとき,

の仁を求めよ。 (<は実数とする)
@ 0 @ 1 ®@ 2 @ 3 の 4
9ぐ 5 @ 6 @ 7 @ 8 @9
3 x, は自然数とする(*=5, yZ3).
1 + logs(y — 2) = 4 log,22 + 8log.s(y 6 )が成立するとき,
lx — y| の最小値を求めよ。
@ 0 @ 1 20 2 @ 3 の 4
@ 5 @ 6 ® 7 @ 8 @ 9
ーー ぐM1(576一2

4 Ba S (x) = acos*x + (a — b)sinx cosx + b sin?x DHAKA 3 + /7,
最小値が3一 7? となるとき, at bOMERDE, (a, 5 は実数. Zキ5)
@ 0 @ 1 ® 2 @ 3 の 4
® 5 @ 6 @® 7 ® 8 @9
5 座標平面上において, 直線L1 :ッーニ1と直線L1上の点A(ヵ1)(7 > 0)と
原点 O を結ぶ線分 QA の垂直二等分線をし 2 とする。線分 0A の中点を B.
直線し2 と*還との交点をCとする。人へOBC の面積が 1 となるとき.
7 の値は異なる 2 つの実数 e, #(g >a > 0)の値をとる。
々十の値を求めよ。
@ 0 @ 1 ® 2 ® 3 の7 4
® 5 @ 6 ® 7 @ 8 @ 9
6 MME MLO AC, 0), BC, 0), C(0、1)を頂点とする AABC と
直線 7:ッニ xr( は正の実数)について考える。人ABC の面積が,
直線 ?によって二等分されるとき, Im の値を求めよ。
@ 0 @® 1 ® 2 @ 3 @4
96 5 @ 6 @ 7 @ 8 @ 9

a やMI(576一3

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