順天堂大学 2014年度 数学

藤原進之介です。このページでは順天堂大学2014年度の数学過去問の問題資料と学習情報を無料公開しています。掲載している問題・解答・解説の範囲は、ページ内の各見出しでご確認ください。

今日の一問
数列 をみたす。
一般項 を求めよ。
——さて、どこから手をつける?
数強塾オリジナルの類題です。この年度の実際の入試問題ではありません。実際の問題と解答は、このページのPDFでご確認ください。

数学 問題

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数学 解答

📑 この年度の大問インデックス(全3問)

解説が長いので、解きたい大問へ直接移動できるようにしています。解けなかった問題は、解説を読んだあとに同じ型の問題で当て直すと定着が速くなります。

型から探したいときは解法パターン事典、他の年度は過去問解説の総索引から。

🧭 順天堂大学 2014年度数学|大問ごとに「使う型」を対応させた表

解けなかった大問がどの型に属するのかを一覧にしました。解説を読んだあと、型のページで同じ判断を使う問題を数問当てると定着が速くなります。この年度は難易度と目標時間を掲載していないため、それらは載せていません。

大問出題テーマ使う型(解法パターン事典)
第1問第1問(小問集合:行列・微分と近似・3次関数・極座標・回転体)積分法(体積・弧長)
第2問第2問(2次曲線:垂直二等分線の動く範囲)2次曲線
第3問第3問(記述式:ベクトルの直交化と三角形の内心)ベクトルの図形への応用

型の全体像は解法パターン事典、他の年度・他大学は過去問解説の総索引から。順天堂大学の年度一覧は各ページ末尾のナビでも確認できます。

順天堂大学 医学部 2014年度 数学の傾向と解答・解説【数強塾オリジナル】

傾向まとめ
2014年度はマーク式の第1問(小問5つ)・第2問と、記述式の第3問という構成です。第1問は「連立の行列方程式」「微分係数を使った平方根の近似」「3次関数の平行移動」「極座標と縮小していく正方形の列」「球と回転体(楕円体)の切断」と、分野も発想も幅広い総合小問集合になっています。第2問は円周上の動点と定点を結ぶ線分の垂直二等分線が動く範囲を、pの2次方程式の実数解条件から2次曲線(楕円・双曲線)として捉えるユニークな問題で、第3問はベクトルの直交化を誘導にして三角形の内心を位置ベクトルで表す記述式です。全体として「誘導の式変形を正確に追いながら、背後にある一般論(近似・相似縮小・離心率・角の二等分)を見抜く」タイプの出題が目立ち、計算の丁寧さと概念理解の両方が試される構成といえるでしょう。なお本年度は問題冊子に第1問(5)に関する補足説明(「断面」の意味の明確化)が付されています。

※以下の解答・解説はオンライン数学専門塾「数強塾」による独自作成です(全問、正攻法と数値代入による二重検算済み)。問題原文は上記の大学発表PDFをご参照ください。

第1問(小問集合:行列・微分と近似・3次関数・極座標・回転体) 答:(1)  (2) 4.12・6.08 (3) 第3の交点  (4) ・面積和12 (5) 5:27・

【📖大切な定義】2次正方行列 は ad−bc≠0 のとき逆行列 をもちます。また、接線による1次近似とは、x=1の近くで を接線の値 1+h/2 で置き換える考え方です。

【👀ここに注目】(1)は与えられた2つの行列がどちらも「行が比例する(正則でない)」ことに気づくのが出発点。(4)は「1歩ごとに回転角と縮小率が一定」という等比らせんの構造、(5)は「楕円体は球の一方向拡大」という見方が鍵になります。

(1)  の第2行は第1行の2倍なので、実質的な情報は だけです。同様に の各行は の倍なので (第2行を3で割ったもの)。この2本を束ねると 。行列式は 1·(−1)−(−2)·1=1 なので これを左から掛けて

(2)  の導関数は (a=1/2・b=−1/2)。点(1, 1)での接線は で、接線上の x=1+h での値は 。hが小さいときこれは の良い近似で、誤差は 未満に収まります。 なので、近似値は 。誤差評価より なので、小数第2位まで求めると 4.12。同様に の近似値は で、小数第2位まで求めると 6.08 となります。

(3) y=x³−4x をx方向にp・y方向にq平行移動した が x=1, 2 と第3の点 r で x軸と交わるとすると、 の係数比較から r=3p−3、、q=−2p+3 が得られます。よって の2通り。 のとき q=√5、第3の交点は 。もう一方の のとき q=−√5、第3の交点は です。

(4) 一辺2の正方形 A₀B₀C₀D₀ の頂点は原点Oから距離√2にあります。分点比 3−√3 : 3+√3 は、比の値 の内分。A₀(R, 0)、B₀(0, R)(R=√2)とすると A₁=((1−t)R, tR) で、 よって 。対称性から各正方形は相似に縮むので、一辺も同じ比で縮み 。回転角は より θ=π/12。したがって Aₙ は偏角 nπ/12・動径 にあり、 の形に合わせると a=√2、 から 。面積は初項 2²=4・公比 2/3 の等比数列なので、総和は です。

(5) 半径1の球を中心から距離1/2の平面で切ると、小さい方は球冠で体積 (h=1/2)。球全体は なので比は 5 : 27。次に楕円 の傾き2/3の接線は で、x軸の正の部分で交わるのは 。この楕円をx軸のまわりに回転した回転体Vは楕円体 で、体積は 。a=0のとき、交線 を含みxy平面に垂直な平面でVを切った断面は、平面内の距離sを使うと 、すなわち半軸 と 1 の楕円になり、面積は 。最後に、Vは単位球をx方向に2倍した図形なので、平面 は球側では平面 に対応し、体積比は拡大で保たれます。球の中心からこの平面までの距離は で、これが冒頭の 1/2 に一致すればVは 5 : 27 に分けられるので、 より となります。

【✅検算】(1)は求めたAを両方の行列方程式に代入して全成分一致を確認。(2)は √17=4.1231…・√37=6.0828… と照合し、誤差が保証の範囲内であることも確認。(3)は2組の(p, q)それぞれで x=1, 2, 第3交点 を式に代入し全て0になることを数値確認。(4)は座標計算で A₁O/A₀O=0.81650=√6/3、偏角15°、面積和 4+8/3+16/9+…→12 を確認。(5)は接線が楕円と重解(判別式0)で接すること、断面楕円の半軸、距離3a/5=0.5 をそれぞれ数値で確かめました。

第2問(2次曲線:垂直二等分線の動く範囲) 答:・エオ16・焦点(−2, 0), (2, 0)・r>4のとき a) 楕円・r<4のとき c) 双曲線

【📖大切な定義】点Xが線分PSの垂直二等分線上にある ⟺ XP=XS。また、楕円 (A>B>0)の焦点は 、双曲線 の焦点は です。

【👀ここに注目】「垂直二等分線が動く範囲」を直接図形的に追うのではなく、「点X(x, y)を通る垂直二等分線を与えるpが存在するか」というpの方程式の実数解条件に読み替えるのが本問の誘導です。

方針・解答 中心(−2, 0)・半径rの円C上の動点を P(p−2, q)(p²+q²=r²)、S(2, 0) とします。XP²=XS² を展開すると ここで p²+q²=r² を代入して整理すると が得られます(ア2・イ4・ウ2)。両辺を平方して q²=r²−p² を使うと、pについての2次方程式 になります。pが異なる2実数解をもてば、点Xを通る垂直二等分線が2本存在します。判別式を4で割って整理すると(y²>0の因子を除いて) となり、エオ=16。この領域の境界となる2次曲線 を標準形に直すと r>4 のときは楕円で、 より焦点は (−2, 0) と (2, 0)(カキ−2・ク2)。r<4 のときは の双曲線で、 よりやはり焦点は (±2, 0)。したがって ケ=4 で、r>4 のとき a) 楕円、r<4 のとき c) 双曲線 となります。焦点が「円Cの中心(−2, 0)と定点S(2, 0)」に一致するのは、垂直二等分線の包絡線が2定点からの距離の和・差一定の曲線になるという背景の現れです。

【✅検算】円周上の点P・その垂直二等分線上の点を乱数で多数生成し、誘導の1次式 が常に成り立つことを確認。さらにpの2次方程式の判別式と閉じた式 が乱数2000組で一致すること、r=5・X=(3, 1) で実際に2つの解pが得られ、いずれも|p|≦rを満たすことも数値で確かめました。

第3問(記述式:ベクトルの直交化と三角形の内心) 答:(1) 3つの内角の二等分線の交点(内接円の中心) (2) 証明 (3) k=l (4)

【📖大切な定義】三角形の内心とは、3つの内角の二等分線の交点であり、3辺すべてに接する円(内接円)の中心です。3本の二等分線が1点で交わることは、2本の交点が残る1辺からも等距離にあることから従います。

【👀ここに注目】(2)は「ベクトルから特定方向の成分を引き去ると直交する」という直交化の基本操作。(3)で「単位ベクトルの和 kv+lu が k=l のとき角の二等分方向になる」ことを確かめさせ、(4)の内心の位置ベクトルへつなげる誘導設計です。

(1) 三角形の内心とは、三角形の3つの内角の二等分線の交点のことです。この点は3辺から等距離にあり、三角形に内接する円(内接円)の中心となります。

(2)  に対して より )。また と平行でないので 。よって は直交します。(証明終)

(3)  について、。同様に 。よって (−1<c<1)とおくと なので、条件は kc+l=±(k+lc)。複号が+のときは (k−l)(c−1)=0 から k=l。複号が−のときは (k+l)(1+c)=0 となりますが、k, l>0 かつ 1+c>0 より不成立。したがって求める条件は k=l です。なお , はそれぞれ , 方向の間の「距離」にあたるので、k=l は「 が2方向から等距離=角の二等分方向」を意味します。

(4) 内心Iは∠Oの二等分線上にあります。(3)より、単位ベクトル , (OA=b, OB=a)を等係数で足した方向が∠Oを二等分するので、 と書けます。一方、∠Aの二等分線が辺OBと交わる点Dは、角の二等分線の性質より OD:DB=AO:AB=b:c なので 。IはAD上にもあるので とも書け、, は1次独立だから係数比較で これを解くと となり、 が得られます。

【✅検算】(3)は乱数で作った単位ベクトルの組500例で、k=lなら常に|x|=|y|、k≠l(例:l=1.7k)なら|x|≠|y|となることを確認。(4)は乱数三角形500例で、公式の点から3辺までの距離が3つとも一致(内接円の中心)することを数値確認しました。O(0,0)・A(4,0)・B(0,3)の直角三角形では公式値(1, 1)が既知の内心と一致します。

【💡ポイントコラム①:正則でない行列は「行の情報」で読む】第1問(1)の2つの係数行列はどちらも行列式0で、逆行列で一発処理はできません。しかし行が比例していることに気づけば、独立な1次関係 を取り出して正則な行列に組み直せます。「逆行列が使えない=情報を整理し直すサイン」と捉えると視界が開けるでしょう。

【💡ポイントコラム②:1次近似は「誤差の見積り」とセットで】第1問(2)の は、誤差が 未満という評価があって初めて「小数第2位まで確定」と言えます。近似値を出すだけでなく、誤差の上限を添えて桁を保証する流れは、医学部系の出題で好まれる論法のひとつと考えられます。

【💡ポイントコラム③:楕円体は「球の一方向拡大」で攻める】第1問(5)の後半は、楕円体を切る平面の位置を直接積分で追うと大変ですが、x方向を1/2に縮めて球に戻せば「中心から距離1/2の平面」という冒頭の結果がそのまま使えます。1次変換(拡大・縮小)で体積比が保たれることは、面積・体積の比較問題全般で強力な道具になります。

この年の教訓 2014年度は、行列の退化・1次近似の誤差評価・等比らせん・楕円体の切断・垂直二等分線の包絡線・ベクトルの直交化と、いずれも「具体的な計算の背後にある一般的な構造」を誘導で体験させる出題でした。マーク式でも空欄を機械的に埋めるだけでは後半で手が止まりやすく、「この誘導は何を一般化しようとしているのか」を意識して読む姿勢が得点を左右したと考えられます。過去問演習では、各大問を解き終えたあとに使った一般論を1行で言語化する習慣をつけると、初見の誘導への対応力が育つでしょう。

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出典・著作権について
本ページが扱う入試問題の著作権は 順天堂大学 に帰属します。出典:順天堂大学 2014年度 入学試験問題「数学」。
掲載しているのは、受験生の学習支援を目的として数強塾が独自に作成した解答・解説です。学校が公表した公式解答ではありません(一般的な解答例と照合した場合は本文中にその旨を明記しています)。問題文の引用は解法の説明に必要な最小限にとどめています。
掲載内容について権利者の方からご連絡がある場合は、お問い合わせより速やかに対応いたします。

解けなかった問題を、そのままにしない。

医学部の数学は「難問勝負」ではなく精度勝負です。手が止まったのが方針なのか、場合分けの宣言なのか、検算なのか——どこで崩れたかで、次にやることは変わります。

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順天堂大学の数学の過去問は19年度ぶんを公開しています。そのうち19年度は全問の解答解説つきです(「解説」の印がついた年度)。志望校の傾向は1年だけでは見えないので、最低でも3年ぶんを続けて解くことをおすすめします。

「解説」=全問の解答解説を掲載している年度です。赤は今見ている年度。

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同じ大学・同じ年度の英語です。2014年度の数学を解いたあとに続けて確認すると、その年の出題の重さが掴めます。

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問題PDFをテキストでも確認

順天堂大学 2014年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析

公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。

  • 関数・グラフ
  • 整数

この年度の出題範囲と傾向

2014年度の問題PDFでは、関数・グラフ、整数に関する語句や設問を確認できました。順天堂大学の公開PDFを年度横断で調べると、図形・三角関数は19年度、微分・積分は19年度、整数は19年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。

分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。

問題文の文字起こし

問1画像OCR

検出分野: 関数・グラフ、整数

ff £2 説明
a
A=] © 5ページ、下から2行目
下から2行目先頭の「断面」とは、g = 0 のときの
xy 平面に垂直な平面とVとの交線の作る椿円を
あらわしている。

26 B
数 学
は注意事項
1. 監督者の指示があるまで, この問題農子を開かないこと。
2. MD, 加の解管はマークシートにマークし, BOD の解答は専用の解答用紙に
書くとと。
3. マークシート解答用紙は、コンピュータで処理するので. 折り曲げたり治した
りしないとと。
4. マークシートに, 民名・受験番号を記入し, 受験番号をマークする, マークが
ない場合や誤って記入した場合の答案は無効となる。また, AMORA MC
も受験番号・氏名を記入する。無記入の場合や受験番号を詩記入した場合はその
BRANT TIES.
SBESOV— 7 AM(301SOBS)
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5. AM. 男において. マークするときは, HBまたはBの黒鉛筆を用いるこ
と。誤ってマークした場合には, HLTACTEIHL, 消しくずを完全に取り
除いたうえで, 新たにマークし直すとと。
6. マークで解答する場合は 下記の例従い. 正しくマークするとこと。
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完全にマータクしなは
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7 マークで解答する場合| の中の文字は, それぞれ符号(一:または, 数
近・記号 1 文字が対応している。ただし, 符号は選択肢に含まれない場合があ
る。 例えば, | アイ|の形の場合. 一 9から一 1 の整数または10から 99 の整数
: が入り得る。 _ _-
ー2の場合 [F]@IO OOOO CODOD
イ| I©D@EOOGODO®
nolas
OM2(749-—-28)

[1] [し ] に道する解答をマークせよ。 REL. 同一問題で軸じ記号の
がある場合には同一の値がはいる。
(11 2 次の正方行列4に対し
し コリ) (し )
as
2 4 ー22 2
be cal as a)
A=
o Gad leg.
が成立している。
トー2\つ ァィイー ウゥ |
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| =一 M2 (749—23)

ゆめ =F eWRT SLY =o となる。ただしc=ーにーーュー。
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b= = である。
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ぁが小さいときは + ee
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する)。 し
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eaten Seer CEI
ある。
7呈 を小数第2位まで求めると| ヌ |.| ネノ | となる。
——
同様に 757 の近似値は| oN | + eon, BT を小数第 2位ま
で来めると| ホ |.| マミ | ems.
cr ュー でM2749一30

(13 8次関数>ニダー4*の グラフを平生移動して, *軸と1。 2及びもう一点
で交わるようにしたら。
このような平行移動は 2 通りある。
cao (inl =
-っwwzmc-ユニーゴトイー sms ES
平行移動するもので、 3 つ目の交点の座標は
[= - Taos
ーーーーー ESS eS.
a _
Lヶlry[ュ |
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as
yume — | シ | 平行移動するもので, SDHOKROL MRR
る。
[+]
ee too OM2 (749-3)

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