【📖大切な定義】円 と直線が接する条件は「中心と直線の距離=半径」です。整数 a、b が法11で合同()とは差が11の倍数であることをいい、和・差・積はそのまま余り同士の計算に置き換えられます。また、2つの自然数の最大公約数 G と最小公倍数 L には の関係があります。媒介変数表示された曲線の長さは で与えられます。
【👀ここに注目】(1)は円の方程式を平方完成して中心と半径を出すのが第一歩です。(2)(b)は a、b そのものは分からなくても「余りの世界」だけで積・和・差が全部決まる、という合同式の威力を体感する問題です。(3)は「張った糸の直線部分 QP の長さ=すでにほどいた弧 AQ の長さ=θ」という糸の長さ保存が全ての出発点で、QP の向きが OQ を 回した向きであることを式の形 に翻訳します。
(1) を平方完成すると
となり、中心は 、半径は ()です。中心は x 座標の半分が y 座標なので、直線
の上にあります。直線 、すなわち と接する条件は、中心との距離が半径に等しいことから
で割って 。両辺を2乗して整理すると 、つまり なので
接点は、(直線 )については中心から x 軸に下ろした垂線の足で 、(直線 )については中心 から下ろした垂線の足を計算して となります。よって直線 AB の傾きは
です。実は AB は「原点からこの円に引いた2接線の接点弦(極線)」なので、公式から直線 AB は と直接書け、傾き が a によらないことも見通せます。線分 AB の長さは、中心 と直線 の距離が であることから、三平方の定理で
これが3に等しいとき となります。
(2)(a) より 。したがって
余りは 6 です。 (b) 最大公約数 G と最小公倍数 L について が成り立つので
(a) の結果を使うと 。 より 、 なので、積 の余りは 6 です。次に と合わせて
余りはそれぞれ 0、9 です。最後に a、b の余りを求めます。11は素数なので から 、すなわち b の余りは a の余りの符号を変えたものです。a の余りを r とすると 、つまり 。 の平方の余りは順に 0, 1, 4, 9, 5, 3, 3, 5, 9, 4, 1 なので、 となるのは に限られます。しかも 、 と両条件を同時に満たすので、a、b の余りは小さい順に
(3) 糸は伸び縮みしないので、θ までほどいたとき、直線部分 QP の長さはほどいた弧 AQ の長さ、すなわち (半径1)に等しくなります。QP は円の接線方向、つまり OQ と垂直で、図の配置(P は Q から A 側へ張り出す)から OQ を 回転した向きです。よって
となり、 の範囲では
です。成分で書くと 、。微分すると
なので、 では 。したがって曲線の長さは
となり、、 です。糸の長さは で円周(半径1の全周 )とちょうど等しいので、ほどけ終わるのは のとき。求める長さは
なので 、 となります。
【👀ここに注目】(1)では「2ゲームごとの繰り返し構造」に注目すると、A が 2k ゲーム目に優勝する確率が等比数列になります。(2)は (1) の結果の再利用:1ゲーム目のあと持ち点が (1) の初期状態と同じになるからです。(3)は優勝確率を持ち点 n の関数 とみて三項間漸化式を立てるのが定石、(4)は勝ち負けの確率が ずつという対称性から「立場を入れ替えた確率」が同じ p で書ける、という点が急所です。
(1) 初め A、B とも持ち点2(合計4)。A は持ち点4で優勝、0で敗退です。2ゲーム目終了時に A が優勝するのは2連勝のときだけなので
4ゲーム目終了時に優勝するのは、持ち点が (勝→負→勝→勝)または (負→勝→勝→勝)の2通りの経路のとき(勝勝負勝は2ゲーム目で終了してしまうので不可)。それぞれ確率 なので、合わせて
一般に、最初の2ゲームで決着しない(1勝1敗になる)確率は で、そのとき持ち点は初期状態に戻ります。よって A が 2k ゲーム目に優勝する確率は となり、A の優勝確率は無限等比級数の和
(2) A が3点、B が1点のとき。1ゲーム目に A が勝てば(確率 )その時点で B の持ち点が0になり A の優勝。負ければ(確率 )持ち点は A、B とも2となり (1) の初期状態と同じなので、そこから A が優勝する確率は 。よって
A が1点、B が3点のときは、1ゲーム目に A が負けると即敗退なので、勝って(確率 )2対2に持ち込んでから優勝するしかなく
(3) A、B とも3点(合計6)。3ゲーム終了時に A の持ち点が4になるのは2勝1敗のときで、どの順でも途中で0や6には到達しないのですべて有効です。よって
持ち点2になるのは1勝2敗のときで、同様にどの順も有効なので
優勝確率は、A の持ち点が n のときの優勝確率を (、)とおくと、1ゲームで場合分けして
整理すると 。特性方程式 の解は なので、一般項は定数 α、β を用いて と書けます。、 から 、。したがって で、求める確率は
(4) 勝つ確率が ずつ、A が3点、B が2点(合計5)で、A の優勝確率を p とします。1ゲーム目に A が勝つと A は4点。そこから次のゲームで勝てば優勝(確率 )、負ければ3点対2点に戻るので優勝確率は p。よって「1ゲーム目に A が勝ち、かつ A が優勝する」確率は
一方、1ゲーム目に A が負けると A が2点、B が3点。勝ち負けの確率が等しいので、この状態で B が優勝する確率は「3点対2点で先手側が優勝する確率」すなわち p と同じであり、A が優勝する確率は です。よって
これを解くと 、つまり から
(1) 辺 BC の中点を M とすると 。G は中線 AM 上にあるので、実数 k を用いて
①
一方、辺 AB の中点を D とすると、G は中線 CD 上にもあるので、実数 t を用いて
②、 は三角形の2辺なので1次独立であり、①②の係数を比較して
これより 。したがって
(証明終) (2) D は辺 AB の中点なので 、よって 。また
したがって
内積の定義 を代入して
(3) 辺 AC の中点を E とします。外心は「各辺の垂直二等分線の交点」なので、重心 G が外心に一致することは、G が辺 AB、AC の垂直二等分線上にあること、すなわち
かつ
と同値です(このとき辺 BC の垂直二等分線の条件は自動的に満たされます)。(2)の結果と、b と c を入れ替えた同様の計算から、この条件は
かつ
すなわち かつ と同値です。2式の辺々を割る(または差をとって因数分解する)と 、つまり が必要で、このとき 、 より 。AB=AC かつ頂角が の二等辺三角形は正三角形です。逆に正三角形なら対称性より重心と外心はともに中心に一致します。したがって、求める必要十分条件は
三角形が正三角形であること
(証明終)