慶應義塾大学 2002年度 数学

藤原進之介です。このページでは慶應義塾大学2002年度の数学過去問の問題資料と学習情報を無料公開しています。掲載している問題・解答・解説の範囲は、ページ内の各見出しでご確認ください。

今日の一問
次の問いに答えなさい。
  • 問1
慶應義塾大学 医学部 2002年度 数学の傾向と解答・解説【数強塾オリジナル】
◆ 全体の傾向
——さて、どこから手をつける?
続きの小問と、答え・考え方は本文で解説します。

数学 問題

📑 この年度の大問インデックス(全4問)

解説が長いので、解きたい大問へ直接移動できるようにしています。解けなかった問題は、解説を読んだあとに同じ型の問題で当て直すと定着が速くなります。

型から探したいときは解法パターン事典、他の年度は過去問解説の総索引から。

🧭 慶應義塾大学 2002年度数学|大問ごとに「使う型」を対応させた表

解けなかった大問がどの型に属するのかを一覧にしました。解説を読んだあと、型のページで同じ判断を使う問題を数問当てると定着が速くなります。この年度は難易度と目標時間を掲載していないため、それらは載せていません。

大問出題テーマ使う型(解法パターン事典)
第1問第1問(積分と数列の極限・曲線上の極値)極限
第2問第2問(確率:正方形の頂点上を動く粒子)確率
第3問第3問(面積の最大:放物線と直線で囲む領域)積分法(数II)
第4問第4問(整数:等式 の対合と二平方和)整数

型の全体像は解法パターン事典、他の年度・他大学は過去問解説の総索引から。慶應義塾大学の年度一覧は各ページ末尾のナビでも確認できます。

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慶應義塾大学 医学部 2002年度 数学の傾向と解答・解説【数強塾オリジナル】

◆ 全体の傾向

2002年度の慶應義塾大学 医学部 数学は、大問4題の構成です。第1問は定積分 を土台に、積分で定まる漸化式の一般項と極限を問い、さらに 上で が極大になる点を極座標で表す空欄補充型、第2問は正方形の4頂点上を動く粒子が消滅・移動・合体する設定での確率漸化式、第3問は放物線と直線で囲まれた領域上に2点をとる三角形の面積の最大値 とそのグラフを扱う問題、第4問は は素数)を満たす自然数の組に対する変換を調べ、フェルマーの二平方和定理 を導く整数論の問題となっています。

全体として、公式の当てはめだけでは届かない「設定を正確に読み取り条件を式へ翻訳する力」と、「置換・対称性・不変量・対合(2回で元に戻る変換)といった構造を見抜く力」が問われる構成と見てよいでしょう。とくに第4問は、ザギヤーの有名な対合による二平方和定理の証明を丁寧に誘導したもので、抽象度が高く、条件の言い換えを一段ずつ確かめながら進める姿勢が試されます。第1問の積分を用いた漸化式、第2問の状態を束ねた確率遷移も、誘導の意図をつかんで手を動かせるかが分かれ目になりやすい題材だと考えられます。

◆ 対策の方向性 空欄補充と記述が混在するぶん、途中の1つの符号ミス・場合分け漏れが失点に直結しやすいのが医学部型の怖さです。日頃から「正攻法で解いたあと、別の視点(数値代入・グラフ走査・全数調査)で必ず検算する」習慣を作っておくことが、本セットのような問題群では大きな差になると考えられます。

◆ 取り組み方の目安 4題それぞれに独立した重さがあり、前半で詰まって後半に手が回らない展開は避けたいところです。まずは全問に目を通し、確実に取れる小問から着手して部分点を積み上げる方針が現実的でしょう。第4問は前半の(1)(2)が後半の土台になるので、変換の代入計算と「等式が保たれること」を確実に押さえることが鍵になりそうです。

※以下の解答・解説はオンライン数学専門塾「数強塾」による独自作成です(全問、正攻法と数値代入による二重検算済み)。問題原文は上記の大学発表PDFをご参照ください。

第1問(積分と数列の極限・曲線上の極値) 答:(あ) /(い) /(う) /(え) /(お)

【📖大切な定義】  は部分積分で となります。漸化式 が1次式 の形なら、不動点 を用いて と等比化するのが定石です。また のような式は、 を入れると となり、極座標で一気に見通しが立ちます。

【👀ここに注目】(1) 定積分と漸化式 部分積分により

ゆえに (あ) です。次に漸化式の積分を計算します。)と置換すると、 に対応し

また なので、被積分関数の総和は 。よって

不動点は より 。したがって となり、 から

ゆえに (い) より (う) です。初期値 がどんな正の実数でも、 に収束すると読み取れます。

【👀ここに注目】(2) 曲線上で が極大になる点 )を条件式に入れると 、すなわち です。これが正であるためには が必要になります。目的の は正なので、その2乗

を最大にすればよいことになります。 を微分すると

、因数分解して では 、すなわち から を得ます。 が小さいとき に近いとき なので、これが極大を与えます。ゆえに (お) 。このとき より 、すなわち

ゆえに (え) です。

【✅検算】 (1) の漸化式は、 について積分を数値計算して を作り、閉じた式 と全項が一致することを確認しました。極限も へ収束します。(2) は から まで細かく走査して を計算すると、最大は 、そのとき となり、対応する が元の関係式 を満たすことも数値で確かめられました。

💡ポイントコラム①:積分を含む漸化式は「まず積分を実行」  の定義に積分が入っていても、置換 で変数を規格化すれば、 という(1)の結果がそのまま効いて という素直な1次漸化式に化けます。前半の小問が後半の計算をお膳立てする典型で、誘導の順序に沿って解くのが近道です。

💡ポイントコラム②: の最大は「2乗して 」に  のように、2乗すると の1変数関数に落ちます。 とみれば という2次方程式になり、 が素直に取り出せます。三角関数の極値問題では「倍角でまとめて2乗」が有効な場面が多いといえるでしょう。

第2問(確率:正方形の頂点上を動く粒子) 答:(あ) /(い) /(う) /(え) /(お) /(か)

【📖大切な定義】 時刻0で頂点 に粒子が1個ずつあり、各秒ごとに「存在する粒子のうち最小番号の頂点上の1個だけ」が動きます。その粒子は確率 で消滅、 ずつで両隣の頂点へ移動し、移動先に別の粒子があれば合体して1個になります。粒子数は「消滅」または「合体」で減り、移動では変わらないので、増えることはありません。2個の状態を、向かい合う 対角型)と、辺で隣り合う 隣接型)に分けて遷移を追うのが要点です。

【👀ここに注目】(1) を直接計算 時刻0は 。最小頂点1の両隣2,4は空なので、1回後は )、)、)です。ここからもう1回動かすと、たとえば は最小頂点2の隣3が占有ずみなので「消滅 ・合体移動 」で が1粒子 化、残り へ。これらを合わせると、時刻2の分布は

となります。ゆえに (あ) 、(い) です(残り は2粒子が残る確率で、その内訳は が各 )。

【👀ここに注目】(2) 一般項を漸化式で 2粒子の遷移を型で整理します。対角型は最小頂点の両隣がともに空なので、消滅 で1粒子化、 で隣接型へ移ります。隣接型は最小頂点の一方の隣が相手粒子なので、消滅 と合体移動 を合わせた で1粒子化、残り で対角型へ移ります。対角型・隣接型の確率を とおくと

初め なので、偶数時刻は対角型のみ・奇数時刻は隣接型のみが残り

1粒子(確率 )は、1粒子が移動して残る分 と、2粒子が1粒子化する分から供給されるので

空(確率 )は1粒子が消滅して増えるだけなので 。これらを偶奇に分けて解くと、 を初期値として

が得られます。ゆえに (う) 、(え) 、(お) 、(か) です。 では となり、いつかは必ずすべての粒子が消える様子が読み取れます。

【✅検算】 到達しうる頂点の部分集合を状態として、遷移を有理数のまま計算機で厳密に追いました。 など、 から までのすべてで上の閉じた式と完全一致しました。さらに関係式 が全 で成り立つことも式の上で確認しています。

💡ポイントコラム①:2粒子は「対角型・隣接型」で束ねる 動くのは最小番号の粒子だけなので、相手の粒子が「隣にいるか(隣接型)向かいにいるか(対角型)」だけで遷移が決まります。すると という2段の等比構造が現れ、偶数時刻・奇数時刻できれいに交互になります。状態数を減らす「束ね方」を見抜くのが確率漸化式の急所です。

💡ポイントコラム②: の2項で書ける理由 1粒子の漸化式は の形で、同次部分が すなわち 系、非同次項が 系に対応します。だから一般項は という2つの等比の重ね合わせになります。 はそれを足し上げて の形にまとまります。

第3問(面積の最大:放物線と直線で囲む領域) 答:(1) 2点は放物線 の弧上にとり、 では両端 では /(2) /(3) 下記のとおり

【📖大切な定義】 領域 は放物線 と直線 で囲まれた凸領域です。頂点 を固定したとき、三角形 の面積は (あるいは )について1次式の絶対値、すなわち下に凸なので、最大は の端点でとります。 の端点は放物線の弧 上の点だけ(上辺 の内部の点は端点ではない)なので、 と置けます。

【👀ここに注目】(1) 面積が最大になる位置  の面積は、行列式を展開して として

これを で最大化します。両偏微分を とおくと、和から 、差から が出ますが、これを連立すると判別式が負になり、正方形 内部に停留点は存在しません。したがって最大は境界、すなわち の少なくとも一方が (=上端の角)のときに現れます。片方を右上の角 に固定して他方を動かす場合と、左上の角 に固定する場合を比べると、面積はそれぞれ

となり、 では左上固定のほうが大きくなります。ゆえに、 が大きいときは 一方を左上の角 、他方を が小さいときは 両端の角 にとったときに面積が最大になる、と読み取れます。境目は後述のとおり です。

【👀ここに注目】(2) を求める 左上固定 のとき、面積の中身は の絶対値で、 では下に凸、頂点 で最小(絶対値は最大)をとります。 となる条件は で、このとき

一方 では が範囲外となり、最大は両端の角 のとき、すなわち底辺 ・高さ の三角形で です。まとめると

では となり、両者はなめらかにつながります。

【👀ここに注目】(3) グラフの概形と性質  は、 では の水平線、 では の増加曲線です。後半で を調べると、 で、 では 。よってグラフは で傾き の水平部分から立ち上がり、以後単調に増加します。重要な性質① の最小値は で、 の区間全体でその最小値をとる( で水平部分と曲線が傾きまで一致してなめらかに接続する)こと。重要な性質② となり、直線 を漸近線として上側から近づくこと。この2点が概形を特徴づける性質と考えられます。

【✅検算】 放物線上の2点 をそれぞれ細かく走査して三角形の面積の最大を数値で求めると、 では (最大点は )、 となり、いずれも閉じた式 の値と一致しました。最大を与える点も、一方が (左上の角)、他方が なら なら )と理論どおりに現れます。

💡ポイントコラム①:凸領域の面積最大は「端点」でとる 三角形の面積は動かす1点について1次式の絶対値なので、凸領域上では端点で最大になります。 の端点は放物線の弧だけ(上辺の内部は端点でない)なので、2点を最初から と置けるのが出発点です。ここを押さえると、面積が という2変数の式に落ちます。

💡ポイントコラム②:場合分けの境目は「傾きが一致する所」  を境に水平部分と曲線部分に分かれますが、そこでは値だけでなく傾き まで で一致します。最大を与える点が角 からちょうど動き出す が境目で、そこで解の構造が切り替わるためなめらかにつながる、と見ると納得しやすいでしょう。

第4問(整数:等式 の対合と二平方和) 答:(1)〜(4) 下記の証明(組の総数は奇数)/(5) と表せる

【📖大切な定義】  を素数とし、自然数(正の整数)の組 を満たすもの全体 を考えます。両辺の大きさから は有限集合です。この集合の上に、条件で場合分けされた変換(対応)を定め、それが「2回施すと元に戻る」対合になっていることを使うのが本問の骨格です。有限集合上の対合では、要素は「2個ずつの組」と「動かない点(不動点)」に分かれるため、要素の総数と不動点の個数の偶奇が一致します。これがフェルマーの二平方和定理を導く鍵になります。

【👀ここに注目】(1) (i) が等式を保つこと  を満たすとき、 について

また 、そして (条件 と同値)なので、 は自然数の組として再び等式 を満たします。

【👀ここに注目】(2) は起こらない もし なら となり、素数 が平方数になって矛盾します。もし なら となり 、これは が奇数であることに反します。ゆえにどちらも成り立ちません。これにより、任意の は (i) 、(ii) 、(iii) のちょうど1つに必ず該当し、変換が全体で一意に定まります。

【👀ここに注目】(3) 唯一の不動点 (i) では すなわち 、(iii) では すなわち となり、いずれも自然数の条件に反するので不動点になりません。(ii) では から が必要十分です。 のとき で、 が素数かつ より 。すると から 。よって不動点は

ただ1つに定まります( を確かに満たします)。

【👀ここに注目】(4) 2回施すと元に戻り、総数は奇数 変換を とします。たとえば (i) で得た より (iii) に該当し、(iii) を適用すると と戻ります。(ii)・(iii) の場合も同様に確かめられ、、すなわち 上の対合です。対合のもとで は「 という2元の組」と「不動点」に分割されるので、 の要素数は不動点の個数と同じ偶奇になります。(3) より不動点はちょうど1個なので、組の総数は奇数と判断できます。

【👀ここに注目】(5) と表せる もう1つの対合として、 を入れ替える写像 を考えます。 なので 上の対合で、その不動点は を満たす組です。 の要素数は (4) より奇数なので、 の不動点の個数も奇数、とくに ではありません。したがって となる組 が少なくとも1つ存在し、その組について

と表せます。これでフェルマーの二平方和定理( で割って 余る素数は2つの平方数の和で表せる)が導かれました。

【✅検算】  について、 を満たす自然数の組をすべて列挙しました。組の総数はそれぞれ で、いずれも奇数。変換 であること、不動点が常に ただ1つであることも全数確認しました。さらに を満たす組から が実際に得られ、 の主張と一致しました。

💡ポイントコラム①:対合は「偶奇の一致」で使う 有限集合上で「2回で元に戻る変換」があると、要素は2元組と不動点に分かれ、総数の偶奇は不動点の個数の偶奇に等しくなります。本問では の不動点が1個(奇数)だから総数が奇数、その総数に別の対合 )を当てると不動点()が必ず残る、という二段構えが核心です。ザギヤーの「一文証明」として知られる有名な論法です。

💡ポイントコラム②:素数性は「因数分解=矛盾」で効かせる (2) の 、(3) の はいずれも「 を2つ以上の自然数の積に分けた形」です。 が素数だと、この分解は端まで潰れる(因子の一方が )か矛盾するかしかありません。 が一意に決まるのも、この素数性の締め付けによるものです。

◆ このセットから学べること

本セットは、積分を用いた漸化式と曲線上の極値(第1問)、正方形の頂点を動く粒子の消滅確率(第2問)、放物線と直線で囲む領域上の三角形の面積最大 (第3問)、そしてザギヤーの対合による二平方和定理(第4問)と、分野を大きく横断する総合力が問われる構成でした。共通して効いてくるのは「設定を式へ正確に翻訳する」「置換・対称性・状態の束ね方・不変量や対合といった構造を見抜いて見通しを立てる」「求めた答えを別の視点で必ず検算する」という3点だと考えられます。とりわけ医学部型では、1つの符号や場合分けの取りこぼしが致命傷になりがちです。だからこそ、答えを出して終わりにせず、小さな値を代入してみる・グラフや数値で走査して端点や特別な角で矛盾がないか確かめる・確率遷移や整数の組を具体的に構成して条件をすべて満たすか点検する、といった軽い検算をルーティン化しておくと安心でしょう。正攻法と数値的裏づけの両輪で、答えの確からしさを自分で保証できる状態を目指していきたいところです。日々の演習でも、この「二重チェックの型」を意識して積み重ねていくことが、本番での安定した得点につながっていくと考えられます。

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本ページが扱う入試問題の著作権は 慶應義塾大学 に帰属します。出典:慶應義塾大学 2002年度 入学試験問題「数学」。
掲載しているのは、受験生の学習支援を目的として数強塾が独自に作成した解答・解説です。学校が公表した公式解答ではありません(一般的な解答例と照合した場合は本文中にその旨を明記しています)。問題文の引用は解法の説明に必要な最小限にとどめています。
掲載内容について権利者の方からご連絡がある場合は、お問い合わせより速やかに対応いたします。

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慶應義塾大学 2002年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析

公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。

  • 整数
  • 図形・三角関数
  • 関数・グラフ
  • 確率・場合の数
  • 数列
  • 微分・積分
  • 空間図形
  • 方程式・不等式

この年度の出題範囲と傾向

2002年度の問題PDFでは、整数、図形・三角関数、関数・グラフ、確率・場合の数、数列に関する語句や設問を確認できました。慶應義塾大学の公開PDFを年度横断で調べると、図形・三角関数は31年度、微分・積分は30年度、整数は30年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。

分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。

問題文の文字起こし

問1画像OCR

検出分野: 整数、図形・三角関数、関数・グラフ、確率・場合の数、数列

(1)
以下の文章の空欄に適切な数または式を入れて文章を完成させなさい。
(1) 月sin zdz = (あ) | である。
いま 6 を正の実数とする。 関係式
_- EE _-
の のコニー I (: xz sin 2) dz (n = 1,2,3,...),

で定められる数列 (g) の一般項は a, =| てい) | でぁり, lima, = | (3) |で
ある。

(2) 実数々>0,9>0 が(Z十のの)"ニアテーが なる関係を満たしながら変わるとき, xty
のとる値が極大になる x, y の値を=ァcosの y=rsind (r >0.0く9く< +)
により表すとヶニ| (え) | 9=| Gs) | である。

ey

(a)

以下の文章の空欄に適切な数または式を入れて文章を完成させなさい。

四角形の 4 つの頂点に 1, 2, 3, 4 と時計まわりに番号がつけられている。

時刻 0 において, この四角形の頂点 1 と頂点3 の上をそれぞれ 1 つずつの粒子が占めて
いるとし, 頂点 2 と頂点4 の上には粒子は存在しないものとする (図1 を参照のこと)。

その後, 1 秒ごとに, 存在する粒子の中で最小の番号の頂点上を占める粒子が, 確率 4
CHUL, Het 1 ずつで隣り合う 2 つの頂点のいずれかに移動する。ただし, 移動した
頂点上をすでに他の粒子が占めている場合は, その粒子と合体して1 つの粒子になるもの
とする。

以下, nm を自然数とする。

時刻 n (秒) において, この四角形の 4 つの頂点のうち 1 つの頂点上にのみ粒子が存在
する確率を P, CHL, 4 つの頂点のいずれの上にも粒子が存在しない確率を Q, THT.
a) B=[@) | @=| 〇) | でぁぁ。

(2) WHE, Pana = [GY |, Pn = [GD] C50, gn=| お) |
Qm = | Ge) | CHS.
1 2
©
4 3
図1
ーョー

CHE)
設問 (1) から (3) に答えなさい。ただし, 各設問とも証明を必要としない。
座標平面上で不等式 z? ミッミ1 ORT HME D EFS, A AC—a,0) (a >0) EIA
定し2 点 P, Q を領域の上で動かしたとき, 三角形 APQ の面積の最大値を S(2) TH
す。
(1) 点 A を固定したとき三角形 APQ の面積が最大になるのは2点 P,Q をどのよ
うな位置にことったときであるかを述べなさい。
(2 ) Sa) を求めなさい。
(3) 関数 = S(a) のグラフの概形を描きなさい。さらに, このグラフの重要と思わ
れる性質を 2 つっ述べなさい。
=

fv)
設問 (1) から (5) に答えなさい。
4 で割ると余りが 1 になるような素数 ヵ, p= 4十1, を1つとる。 これに対し, 等式

(Q) a’+4be =p

を満たす自然数3 つの組 G bc) の全体を考える。 両辺の絶対値を比べればわかるよう

に, このような自然数3つの組の可能性は有限通りしかありえない。

いま等式 (Q) を満たす自然数 8 つの組 @ bc) から新しく自然数3つの組を作る手
続きを次の Ci), Cii), Gi) により定める :

(i) a<b-c ならば (a+2c, c, 2一g一c) を作る :

(ii) ぁーcくgぐ25 ならば (2一g, b,a—btc) を作る :

(Gi) a> 2b ならば (a—2b, a—bt+e, b) を作る。

(1) (のちゃc) が等式 (Q) を満たす自然数の組でさらに (ji) の条件 <?一c を満
たすとする。このとき, 上の Ci) より得られる (@十2c, c, b-a-c) もまた等式
(Q) を満たすことを示しなさい。

(2) 等式 (Q) を満たす自然数の組 (。 あc) はg=ニ5-cやゥ=2の を満たすことは
ないことを示しなさい。

(3) 等式 (Q) を満たす自然数の組 (6 b,c) の中には, 上の手続きを施しても変化し
ないという性質を持つものが存在する。 p=4kKt1 と表すとき, この性質を持つ
@bc) をたを用いて具体的に与え, かつそれがただ 1 組しか存在しないことを示
しなさい。

(4) 等式 (Q) を満たす自然数の組 G bc) に対して上の手続きを 2 回繰返して施す
とどうなるか, 結論を簡潔に説明しなさい。また, この観察をもとに等式 (Q) を満
たす自然数 3 つの組の全体の個数が偶数か奇数かを決定し, そう判断できる理由を述
べなさい。ただし, 等式 (Q) を満たす自然数 3 つの組から上の手続きにより新しく
作られた自然数3 つの組は (i), (ii), Gil) のどの場合でも再び等式 (Q) を満たす
という事実についてはここでは証明なしに用いてよい。

(5) 素数か= 4た十] をある 2つの自然数るりのにより

ヵーテの十(25)*
と表すこととができることを示しなさい。
ー6一

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