藤原進之介です。このページでは日本大学2018年度の数学過去問を解答・解説つきで無料公開しています。
数学 問題
数学 解答
📑 この年度の大問インデックス(全5問)
解説が長いので、解きたい大問へ直接移動できるようにしています。解けなかった問題は、解説を読んだあとに同じ型の問題で当て直すと定着が速くなります。
🧭 日本大学 2018年度数学|大問ごとに「使う型」を対応させた表
解けなかった大問がどの型に属するのかを一覧にしました。解説を読んだあと、型のページで同じ判断を使う問題を数問当てると定着が速くなります。この年度は難易度と目標時間を掲載していないため、それらは載せていません。
| 大問 | 出題テーマ | 使う型(解法パターン事典) |
|---|---|---|
| 第1問 | 第1問(独立小問集合:2次関数・複素数・空間図形・確率) | 確率 |
| 第2問 | 第2問(独立小問集合:円上の最大値・指数方程式・ベクトル・漸化式) | ベクトルの図形への応用 |
| 第3問 | 第3問(楕円と三角形の面積・通過領域) | 通過領域と逆手流 |
| 第4問 | 第4問(放物線の直交する2接線・記述式) | 接線と法線 |
| 第5問 | 第5問(空間の三角形と回転体・対数積分・記述式) | 積分法(体積・弧長) |
型の全体像は解法パターン事典、他の年度・他大学は過去問解説の総索引から。日本大学の年度一覧は各ページ末尾のナビでも確認できます。
日本大学 医学部 2018年度 数学の傾向と解答・解説【数強塾オリジナル】
出題形式と傾向:大問5題の構成で、問題冊子の表紙どおり解答時間は75分です。前半の第1問〜第3問はマークシート方式(空所補充)、第4問・第5問は記述式で、解答用紙も2枚に分かれています。分野は、第1問が2次関数の値域・3次方程式の虚数解・空間図形の三角形の面積・さいころの倍数確率、第2問が円周上の1次式の最大値・指数方程式・ベクトルと角の二等分線・分数型漸化式、第3問が楕円と三角形の面積および通過領域、第4問が放物線の直交する2接線、第5問が空間の三角形の回転体と対数積分と、数IAIIBから数IIIまでを広く横断します。
合否を分ける点:マーク3題は「途中で出る分数・無理数を恐れず最後まで正確に運ぶ計算体力」が主眼で、第1問(3)の空間ベクトル、第2問(3)の角の二等分線+垂線条件、第3問(3)の通過領域の面積が処理量の山になります。記述の第4問・第5問は、平行移動で三角形の面積を軽くする発想、相似比の2乗で断面積を出す発想、対数微分 といった「型」を持っているかがそのまま得点差につながります。まずマークで手堅く得点を積み、記述に厚めの時間を残す配分が現実的です。
※以下の解答・解説はオンライン数学専門塾「数強塾」による独自作成です(全問、正攻法と数値代入による二重検算済み)。問題原文は上記の大学発表PDFをご参照ください。
第1問(独立小問集合:2次関数・複素数・空間図形・確率) 答:(1) a=5/8, b=5/2 (2) a=3, b=−14 (3) PQ=√13, RP=3√2, 面積=(3/2)√17 (4) 1/4, 1/36
【📖大切な定義】平方完成した2次関数 は、頂点 x=p が定義域に含まれるとき、そこで最小(a>0)または最大の一方が確定します。もう一方は「頂点から遠い端点」で起こる、という位置関係の読みが値域問題の核心です。
【👀ここに注目】(1) は頂点の x 座標、(2) は共役複素数も解であること、(3) は「頂点 B に集まる3辺が互いに直交する」こと、(4) は倍数判定を下位桁の情報だけで済ませられること——それぞれ入口の一手が決まっています。
方針・解答
(1) 。頂点は x=−3 で、定義域 に含まれます。a>0 より x=−3 で最小 。最大は頂点から遠い端 x=2(距離5)で起こり 。辺々引くと 、よって a=5/8、代入して b=5/2。
(2) 実係数の3次方程式が を解にもつので、共役の も解です。残る実数解を α とすると、この2つの積は 、和は2。解と係数の関係()より3解の積は なので 、α=8/3。2次の対称和は より 、a=3。1次(和)から 、よって b=−14。
(3) 頂点 B から出る3辺 BA, BF, BC は互いに直交します。AB を1:3に内分する P は BP=3、BF の中点 Q は BQ=2、BC を3:1に内分する R は BR=3。直交する2辺で三平方の定理より 、。同様に なので三角形 PQR は PQ=QR の二等辺三角形。底辺 RP の中点へ Q から下ろした高さは 。面積は 。
(4) 3桁の数の百・十・一の位を x, y, z(各1〜6)とします。4の倍数条件は下2桁、すなわち 。これを満たす (y,z) は (1,2),(1,6),(2,4),(3,2),(3,6),(4,4),(5,2),(5,6),(6,4) の9通り。x は自由なので確率は 。さらに9の倍数は各位の和が9の倍数。上の9組に x を足して和が9になるのは (x,y,z)=(6,1,2),(2,1,6),(3,2,4),(4,3,2),(1,4,4),(2,5,2) の6組で、確率は 。
【✅検算】(1) a=5/8, b=5/2 で頂点値 、x=2 で と一致。(2) a=3, b=−14 を戻した に x=1+√2 i を直接代入すると (実部・虚部とも0)となり成立。(4) 3桁全216通りを総当たりすると4の倍数は54個、4かつ9の倍数は6個で一致。
【💡ポイントコラム】(3) の直方体では「1つの頂点に集まる3辺は直交座標軸そのもの」と割り切ると、対角線・面積・体積がすべて三平方の定理の反復で片づきます。座標を置いて B を原点、BA・BC・BF を x・y・z 軸にとってもまったく同じ答に至り、これが数値検算の骨格になります。
【💡ポイントコラム】4の倍数は「下2桁」、9の倍数は「各位の和」——倍数判定は上位桁を見ないで済む部分から攻めるのが定石です。(4) では先に4の倍数の (y,z) を確定し、その9組にだけ x を足して9の倍数を探すので、探索が から一気に9通りへ縮みます。
第2問(独立小問集合:円上の最大値・指数方程式・ベクトル・漸化式) 答:(1) 1−√2+√6/2 (2) x=log₂(2+√5) (3) 4:5, k=7/9+√3/6 (4) bₙ=2+(3/7)ⁿ⁻¹
【📖大切な定義】円 上の点は と媒介変数表示でき、1次式の最大・最小は三角関数の合成 に帰着します。
【👀ここに注目】(1) は円の媒介変数化、(2) は の置換、(3) は角の二等分線の性質 AC:CB=OA:OB、(4) は が線形漸化式になること——いずれも「置き換えて既知の形に落とす」問題です。
方針・解答
(1) より 。。合成すると振幅は なので最大値は 。
(2) とおくと より 、また 。方程式は 、すなわち で t=4。 を で解くと 、(正の方)。よって 。
(3) より 、。OC が角 AOB の二等分線なので、角の二等分線の性質から C は AB を に内分します。。D は OA 上で 、CD⊥OA より 。 を使うと 、よって 。
(4) 、。。不動点は なので 。 より 、したがって 。
【✅検算】(1) θ を1度刻みで走査した数値最大は 0.7247…= と一致。(2) を原式へ代入すると左辺は約 。(3) で を数値確認。(4) 漸化式 を数値反復し、 と一致。
【💡ポイントコラム】(2) の と は「 を置けば前者は 」という定番の連動関係。 を見た瞬間に和や差の2乗を疑うと、指数方程式は2次方程式に化けます。
【💡ポイントコラム】(4) の分数型漸化式 は、逆数 をとると必ず の1次型になります。「不動点を引いて等比」に持ち込む流れは、医学部頻出の得点源です。
第3問(楕円と三角形の面積・通過領域) 答:(1) P(1/3, (4/3)√2), 面積=(7/4)√2 (2) y=2x−2√2, 接点(√2/2, −√2) (3) (7√2+4+5π)/4
【📖大切な定義】楕円 上の点は と表せます。三角形の面積は、1頂点を原点へ平行移動すると の形に簡単化でき、さらに媒介変数化+三角合成で最大値へつながります。
【👀ここに注目】(1) は「底辺 AB を固定し、P の高さ=AB からの距離を最大化」、(2) は判別式=0の接線条件、(3) は動く三角形の通過領域を台形・三角形・楕円弓形に分解する、という筋です。
方針・解答
(1) 。A が原点に来るよう全体を平行移動すると B は 、P は に移り、面積は不変です。面積は (α は
(2) 接線は y 軸に平行でないので傾き k とおき、B を通る直線
(3) P が楕円を1周するとき、三角形 ABP の周および内部が通過する領域は、辺 AB の外側へ膨らむ弓形を含む形になります。
【✅検算】(1) θ を細かく動かした数値最大面積は 2.4749…=
【💡ポイントコラム】「三角形の面積の最大」は、1つの辺を底辺に固定して残る頂点の“高さ”を最大化するのが基本。頂点が楕円上を動くなら
【💡ポイントコラム】楕円の面積計算は「円を一方向に
第4問(放物線の直交する2接線・記述式) 答:(1) 点Rのy座標は常に−1/16 (2) 面積=(b−a)³ (3) 最小値 1/64
【📖大切な定義】放物線
【👀ここに注目】(1) の直交条件から
方針・解答
(1) P, Q での接線は
(2) R が原点へ来るように P, Q, R を平行移動すると
(3) (2)より三角形 PQR の面積は
【✅検算】(1)(2)
【💡ポイントコラム】放物線の直交2接線の交点は「常に準線上」を動きます。本問の
【💡ポイントコラム】面積が
第5問(空間の三角形と回転体・対数積分・記述式) 答:(1) H(16/21, 8/21, 4/21) (2) S(a)=π/5·(4−a)² (3) −2log3
【📖大切な定義】平面 ABC 上の点は
【👀ここに注目】(1) は係数条件と2本の垂直条件で連立、(2) は
方針・解答
(1)
(2) まず
(3)
【✅検算】(1)
【💡ポイントコラム】回転体の断面が「円環」になる理由は、その高さでの図形の“軸からの最遠点”が外半径、“最近点(=垂線の足)”が内半径になるから。原点から辺への距離 OD を「面積の2通り表示」で出すのは、内半径を求める最短ルートです。
【💡ポイントコラム】
この年度から学ぶ教訓:2018年度は、平方完成と端点比較(第1問(1))、共役解と解と係数の関係(第1問(2))、直交3辺の三平方(第1問(3))、倍数判定の下位桁攻め(第1問(4))、三角合成による1次式の最大(第2問(1)・第3問(1))、逆数変換で解ける分数漸化式(第2問(4))、直交2接線の交点=準線(第4問)、相似比の2乗で断面積(第5問(2))、対数微分の逆積分(第5問(3))と、「導出ごと身につけた型」を正確に取り出せるかを一貫して問うセットでした。特に第3問(3)の通過領域や第4問(2)の面積の因数分解は、途中の分数・無理数を最後まで運ぶ計算体力がそのまま得点差になります。過去問演習では、答が出た後に別の値を代入して確かめる二重チェックまで習慣化しておきたいところです。
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本ページが扱う入試問題の著作権は 日本大学 に帰属します。出典:日本大学 2018年度 入学試験問題「数学」。
掲載しているのは、受験生の学習支援を目的として数強塾が独自に作成した解答・解説です。学校が公表した公式解答ではありません(一般的な解答例と照合した場合は本文中にその旨を明記しています)。問題文の引用は解法の説明に必要な最小限にとどめています。
掲載内容について権利者の方からご連絡がある場合は、お問い合わせより速やかに対応いたします。
日本大学 数学 過去問|他の年度を見る
日本大学の数学の過去問は17年度ぶんを公開しています。そのうち16年度は全問の解答解説つきです(「解説」の印がついた年度)。志望校の傾向は1年だけでは見えないので、最低でも3年ぶんを続けて解くことをおすすめします。
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「解説」=全問の解答解説を掲載している年度です。赤は今見ている年度。
🔁 同じ年度の他の科目
日本大学 2018年度 英語同じ大学・同じ年度の英語です。2018年度の数学を解いたあとに続けて確認すると、その年の出題の重さが掴めます。
公開している全年度は日本大学医学部 数学の傾向と対策にまとめてあります。
問題PDFをテキストでも確認
日本大学 2018年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析
公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。
- 図形・三角関数
- 確率・場合の数
- 関数・グラフ
- 整数
- 微分・積分
- 空間図形
- 指数・対数
- 数列
この年度の出題範囲と傾向
2018年度の問題PDFでは、図形・三角関数、確率・場合の数、関数・グラフ、整数、微分・積分に関する語句や設問を確認できました。日本大学の公開PDFを年度横断で調べると、図形・三角関数は17年度、微分・積分は17年度、指数・対数は14年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。
分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。
問題文の文字起こし
問1画像OCR
検出分野: 図形・三角関数、確率・場合の数、関数・グラフ、整数、微分・積分
が一5 szS 2 のとき, fers 23 sys B chews.
このとき a= SS, b= SS である.
“Tal Ta]
(2) a, 5を実数とする. 3 RAHI ac? + be? +250 一8一0 Bao alt V2 1 SARC
もつとき, o=[(5]o=—-[O 1 7 |] である. KEL, ?は虚数単位である.
(3) 1辺の長さが4の立方体 ABCD — EFGH の辺 ABを1:3に内分する点をP,
辺 BF の中点をQ, 辺BCを3 : 1に内分する点を R ETS.
このとき, PQニ[8 19 | RP =[10 MTT] であり, 三角形PQR の面積は
Ge (TET) <>.
4) さいころを3固投げて出た良を順に 2, y, zとするとき, 100MME x, 10 の位
By, 1 の位をぇとして 3 桁の自然数をつくる. KEL, さいころを投げる試行は
互いに独立でやるとする. こうしてつくった 3 桁の自然数が 4 の倍数になる確率は
であり, 4の符数かつ 9 の倍数になる確率は である.
ルー
数 学
計算用余白
=のーー
数 学
[2] 」
(1) 2つの実数z, yが(2一277十 (y-1P 1 を滴たしながら動くとき,
L yL23 |
SF (20) ~ (22) + HS cma.
Ue の最大値は である
(2) test
ae + ge — g0t8 4 2-at8 + 14 = 0
の解は々= log, ([25]+ 7「 26]) でぁる.
(8) 原点 O の座標平面上に点 A(2/3 , 2 ), B(3 , 4) をとり, 三角形 0AB をつく
る. 辺 AB上に点Cを LAOC = ZBOC となるように選ぶ. さらに, ROMS
直線 OA に乗線 CD をひく. このとき, 点Oは辺 ABを[ 27 | :「 28 | に内分する
点であり, OD = 4OA LEER, po 2), 4
4) 関数9 =e を用いて数列 (oq), (Bq) をつぎで定める:
amローのgーすッ
b= ds (m1, 2,3, ......)
-
このとき, Woy) Ose 6, CE] + (EE) である.
ーー
数 学
計算用余白
stages
数 学
[3] jem 2+ ニュ 上を点Pは動くとする。 we, 2a a(-L— pve),
B (0. 一27 ) をとる. このとき, 以下の問いに答えなさい.
1) 3点A, B, P を順に線分で結んでできる三角形 ABP の面積が最大値をとるの
は点 の座標が (St a) のときであり. そのときの三角形 ABP
の面積は oe である.
(2) 点Bを通り, 第4象限で策円に接する直線の方程式は
ッー144 >ー[ 45 ]/|46 | でぁり, 接点の座標は (oe ー (=) である.
人 点Pが析円上を 1周するとき, 三角形 ABP の周および内部が通る領城の面積
ょLM5+[52]+ [Sr 。 2.
ここュー
数 学
計算用余白
fhe,

