東邦大 医学部2011年度数学 過去問の傾向と解答・解説

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藤原進之介です。このページでは医学部2011年度の数学過去問の問題資料と学習情報を無料公開しています。掲載している問題・解答・解説の範囲は、ページ内の各見出しでご確認ください。

今日の一問
三角形OABにおいて 、、
そのなす角が である。三角形OABの面積と を求めよ。
——さて、どこから手をつける?
数強塾オリジナルの類題です。この年度の実際の入試問題ではありません。実際の問題と解答は、このページのPDFでご確認ください。

数学 問題

数学 解答

東邦大学 医学部 2011年度 数学の傾向と解答・解説【数強塾オリジナル】

出題形式と傾向:大問2題構成のマークシート方式(空所補充)です。第1問は独立した小問10題の集合で、2次曲線と放物線の共有点、ベクトルの最小化、相加相乗、逆関数、指数・対数方程式、定積分、図形と数列、2次不等式、三角形の中点、行列の逆行列と、数IIまで(一部は行列・平面幾何)を横断する幅広い構成です。第2問は媒介変数表示された曲線と面積・接線を扱う微積分の総合問題で、 の漸化式(ウォリス型)を軸に(1)〜(4)が連動します。

合否を分ける点:第1問は1問あたりの重さがまちまちで、(2)ベクトルの重心や(6)定積分の対称技法は一手で終わる一方、(1)共有点の個数や(10)逆行列の数え上げは場合の整理に時間がかかります。軽い問題を先に確実に回収し、思考の要る問題へ時間を残す取捨選択が現実的です。第2問は(1)で作った の漸化式を(2)の面積計算へどう橋渡しするかが山場で、媒介変数の置換と積分区間の対応を丁寧に扱えるかが差になります。

※以下の解答・解説はオンライン数学専門塾「数強塾」による独自作成です(全問、正攻法と数値代入による二重検算済み)。問題原文は上記の大学発表PDFをご参照ください。

第1問(小問集合:2次曲線・ベクトル・不等式・逆関数・対数・積分・図形) 答:(1) k=−3/4 (2) (−2, 4) (3) −10 (4) k=−1/3 (5) x=1/64 (6) π/4 (7) 3π/32 (8) 1≦a≦5/3 (9) √37/2 (10) 2984

【📖大切な定義】共有点の個数は「連立方程式の実数解の個数」に一致します。片方を代入して1変数の方程式に落とし、得られた解が元の変数でいくつの点を生むかまで数え切ることが要点です。

【👀ここに注目】(1) 放物線 から を作り、双曲線 へ代入します。1つの に対し なので、 なら交点は2個、 なら1個です。

方針・解答:代入すると 、すなわち 。この の2次方程式で とおくと が常に成り立ち、 は2解の外側にあります。判別式は 。 では相異なる2解がともに より大きく、各々が2点を生むので交点は4個。 では重解 で交点はちょうど2個。 では実数解がなく0個。よって 。

【✅検算】 のとき 、 で2点のみ。数値で を試すと の2値、各2点で計4点となり「2個」を超えることも確認できます。

【👀ここに注目】(2) は の2次式で、平方完成すると最小点は3点の重心になります。

方針・解答:和は 定数。 で微分(または平方完成)して最小点は 。

【✅検算】重心公式そのもの。各成分で 、 と一致します。

【👀ここに注目】(3) は積が の一定値になる2項の和で、相加・相乗平均が使えます。

方針・解答: 等号は 、すなわち 、 のとき。このとき だから 。よって 。

【✅検算】 で等号が成立し、 と一致します。

【👀ここに注目】(4) はすべての で成り立つ恒等式なので、逆関数を求めて係数を比較します。

方針・解答: を について解くと 。条件式の両辺を整理して の恒等式とみると、定数項の比較から 、すなわち (1次・2次の項の比較でも同じ を得ます)。

【✅検算】 のとき 。 で 、。一方 で一致します。

【👀ここに注目】(5) 指数に対数が乗っている形は、両辺の底2の対数をとり の2次方程式に帰着させます。

方針・解答:両辺 をとると 。整理して 、。 だから最小の は のとき 。

【✅検算】 では 、指数は 。 で確かに成り立ちます。

【👀ここに注目】(6) は、 版との和と差をとる対称技法が定石です。

方針・解答:、 とおくと 、。よって 。

【✅検算】被積分関数の数値積分でも約 0.7854 となり に一致します。

【👀ここに注目】(7) 頂点Aで2辺に接する円の列は、半角30°の角の中に並ぶ相似な円で、半径は等比数列になります。

方針・解答:角の半分は 。両辺に接し互いに接する2円の半径比は 。よって面積比は の等比数列。1辺1の正三角形の内接円半径は で 。したがって

【✅検算】、公比 の等比和は で一致します。

【👀ここに注目】(8) は について1次で、 と整理でき、 で です。

方針・解答:下限 は 。右辺は で増加し最大は の 。上限 は 。右辺は で減少し最小は の 。よって 。

【✅検算】 で 、 で と上限に到達し、両端の妥当性が確認できます。

【👀ここに注目】(9) 中点どうしを結ぶ は、始点をAにそろえるとベクトル の単位ベクトルだけで表せます。

方針・解答:Aを原点、 を 方向の単位ベクトルとすると 。( を用いた)。ゆえに

【✅検算】 とおくと 、大きさの2乗は で と一致します。

【👀ここに注目】(10) 逆行列をもつ条件は 。相異なる4数で となる場合を全体から引きます。

方針・解答: の並べ方は 通り。 は「相異なる2数の積が等しい2組」に対応し、1〜9では積 、、、、 の5組。各組で「どちらを対角にするか(2通り)×対角の順序(2通り)×反対角の順序(2通り)」=8通りずつ、計 通りが 。よって逆行列をもつのは 通り。

【✅検算】積6の組で対角・反対角の割当を列挙すると確かに8通り。5組×8=40を全体3024から引いて2984と一致します。

【💡ポイントコラム】「代入して1変数に落とす」:(1)の共有点、(4)の逆関数、(5)の指数方程式は、いずれも2変数・複合形を「1つの文字の方程式」に翻訳してから解いています。マーク式で答が一意に決まる問題ほど、まず変数を減らす一手を最優先にすると迷いが消えます。

【💡ポイントコラム】和と差の対称技法:(6)の定積分は「 と 」を作る典型で、 と の対称性を突いています。三角の分数積分でこの形を見たら、まず相方の積分との和と差を疑うのが近道です。

第2問(微分積分:媒介変数曲線 x^{2/3}+4y^{2/3}=4 と面積・接線) 答:(1) I₂=π/4, I₆=(5/6)I₄ (2) 3π/4 (3) −1/4 (4) A の x 座標が 4√2 のとき最大値 2

【📖大切な定義】曲線 は、 と媒介変数表示できます。実際 で和が4になり、 をなぞります。

【👀ここに注目】(1) は、 を半角公式で、一般の関係は部分積分による漸化式 で処理します。

方針・解答:。漸化式より なので 。

【✅検算】ウォリスの公式で 、 と一致します。

【👀ここに注目】(2) 面積は 。媒介変数に置換すると の積の積分になり、(1)の が再登場します。

方針・解答:、 は に対応。 (1)より なので 。

【✅検算】。 と一致します。

【👀ここに注目】(3) 曲線の式を で陰微分すると、 がきれいに一定値へまとまります。

方針・解答:両辺を で微分して 。整理すると 。よって

【✅検算】 で、 によらず一定と確認できます。

【👀ここに注目】(4) 第1象限の点Pでの接線の 切片A、 切片Bを媒介変数で表すと、面積が の形になり最大が一目で分かります。

方針・解答:、。接線の 切片は 、 切片は 。よって 最大値は のとき 。このとき A の 座標は 。

【✅検算】切片を代入で確認すると 、。面積 は で最大2、そのとき と一致します。

【💡ポイントコラム】漸化式は”作って使う”:第2問は(1)で の漸化式を用意し、(2)でその を利用して面積を一気に処理する連動型です。小問(1)が後半の計算の道具になっている構成では、(1)の結果を「後で使う形」で書き残しておくと手が止まりません。

この年から学ぶ教訓:2011年度は、第1問の小問群で「代入して変数を減らす」「相加相乗や対称技法で一手にする」「場合を漏れなく数える」という基本動作を、第2問で「媒介変数化・漸化式・接線と面積の連動」という微積分の総合力を、それぞれ試す構成でした。難問らしい難問は少なく、使う道具は教科書の主要公式に収まります。得点を伸ばす近道は、共有点の個数や逆行列の数え上げのような「整理力が要る問題」を落ち着いて処理する練習と、媒介変数の置換で積分区間の対応を取り違えない丁寧さを、平時から積み上げておくことだと考えられます。

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出典・著作権について
本ページが扱う入試問題の著作権は 東邦大学 に帰属します。出典:東邦大学 2011年度 入学試験問題「数学」。
掲載しているのは、受験生の学習支援を目的として数強塾が独自に作成した解答・解説です。学校が公表した公式解答ではありません(一般的な解答例と照合した場合は本文中にその旨を明記しています)。問題文の引用は解法の説明に必要な最小限にとどめています。
掲載内容について権利者の方からご連絡がある場合は、お問い合わせより速やかに対応いたします。

解けなかった問題を、そのままにしない。

医学部の数学は「難問勝負」ではなく精度勝負です。手が止まったのが方針なのか、場合分けの宣言なのか、検算なのか——どこで崩れたかで、次にやることは変わります。

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「解説」=全問の解答解説を掲載している年度です。赤は今見ている年度。

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問題PDFをテキストでも確認

東邦大学 2011年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析

公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。

  • 図形・三角関数
  • ベクトル
  • 整数
  • 微分・積分

この年度の出題範囲と傾向

2011年度の問題PDFでは、図形・三角関数、ベクトル、整数、微分・積分に関する語句や設問を確認できました。東邦大学の公開PDFを年度横断で調べると、図形・三角関数は20年度、微分・積分は20年度、指数・対数は19年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。

分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。

問題文の文字起こし

問1画像OCR

検出分野: 図形・三角関数、ベクトル、整数、微分・積分

2, 旅笹用マークシートの記入方法
(11D 人人間の文の| ア | | イウ |などには. 特に指示がないかぎり。 数字
(0て9), 符号(-)。 又は文字(a。 bo MADER 7. 1. 9, ... の
医学部医学科数学入試問題 ーつーつは, これらのいずれかーつに対応します。それらを解答用マークシー
下記の注意事項をよく読んで解答しなきい。 トのア。イ, ウ,... で示された解知揃マークレて震えなさい。
@注意事項 Wi) [アイウ |に8 と答えたいとき
1 了付された岡題了解答用マークシートに, = CEREBRO T—7 OH)
れぞれ受有益号(4 )ならびに氏名を記入してく
ださい。また, 解答用マークシートの受験番号
に自分の番号を正しくマークしてください。 —
2 導管用マークシートの記入方法については、 以下 2) ARC CRET SBA, 服約分数(それ以上約分できない分数)で答えなさ
OMEKOS SEBEL BATS ESL, いい。 符号は分子につば,分母につけてはいけません。
3 マークには必ず HB の鉛迫を使用し。温く正しく eee 4 sea
010IiWIO (2) 王寺 に ー -合と答えたいときは。 A として
マークしてください。 aieiole °
2 BA TN ag 000 6 = aaa]
sccm, (@ (0618
4 マークを訂正する場合は, 消しゴムで完全に消し 9ieleie IEEESEEEEOSEEEEe aoe
TNI 919/010
5. REAIV—Y > —honmOmAMMCRMS |glgieie @) PRCA RET SBA, 根号の中に現れる自然数が最小となる形で
介しないでください。 9191016 答たなさい。
6. 解和用マークシートを折り曲げたり, 汚したりし =
ないでください。 wiz [> ],/ i yal EV
7. LEDIORMMG ES, HMMTOL MEMS —7 Y— hema T
くださゆ。 ale, 8, 6726 と答えるところを.。 2/T, a, 38a のよう
に答えてはいけません:
@解管に関する注意
+ muae[T], | 2 |ozmey。
解答は解答用マークシートに記入してください。記入方法については次項をよ anes [| a & [ |
く読んでください。
OM2(815-61)

[1] srrosmicead, 衣千解答用マークシート人記入せよ記入方法につい
ては, 表紙の7解答用マークシートの記入方法」に従うこと)。
() #を定数とする。双曲線 デーアー1 と放物線デージーを がちょうど2個
OSH REDILE, “SST である。
Q 3つのペクトル3=(4.7). BH(-1,-3), C=(-9, 8) についゅて.
la-zP + lb=-2l + -2? の値を最小にするベクトルの成分は,
(2). はws
@ 2>0, y>0 とする。 る amnitecsee,
ンー ies ばタク| でぁゃ

& 2
| @ 6を0でない定数として =i Bt? とする。 9の半数-!G)
について, プー!(ーめニー/(<) が成り立つとき, “SS である。
©) Wet tts 4" の解のうち最も小さい解は a] であ
る
ST のM26815-62

¥__cose
(6) ser [7 SO ae iti t=" である。
(7) 者図のように, 1 辺の長きが1の正三角形ABC A
A
ART SAEO ETS, He, DAB WAC Rr
BAUM ONHETSAZOEL, 以下同様に辺
AB, 辺ACおよび円 0に接する円を 0。とする ^ :
(n= 3,4, 5,0 HO, 0,0, OHREER B C
EDS, Sz Sy ET SLE,

となる。
8) 0Sァ1において, PHOS +2(a- Det aS2 が成り立つよ
」 うな定数 の値の範囲は oes である。
9 2A=ニであるAABCの辺 A
AB AC上にそれぞれ点D. Eが ピ
BS. UBCOPAEMEL, HH ミ
DEの中点をNとする。 BD=7, M ?
CE=3 のとき,
J
MN=— => である。
(0 2,6, c. 9のを, 1!から9までの互いに異なる4個の整才とする。このと
ぁ
&, MARE DORA (° | は [ヒラへ示 | apes.
と
= OMzG15—69)

[2] のに答えよ。 解答は和用マークシートに記入せよ(記入方活について
は表紙の「角容用マークシートの志和方法に従うこと)。
下図のような曲組 xd + 4キー4 (220, 7 BO) をでとする。 MFO
に等えよ。
Pe
Me
で
Ol Bx
() = sind (H=1, 2, 3....)とおく。このとき, なの値は
! Cz] である。また, fe EL OMT, BRK Ir a
Sr ti 7 1 de fi には. Sh
に C=]
1 成り立つ。
9 AMR CBU Hh, y MICRA ROMA fea
人 phe COHARIC ONT, ヶ の否開数を 空 とする。 *>0,ッ>0のと
ューをo値 EZ
き GP eee をとる。
@) 曲線C上の点で, 第1 旬良内にある点をPとする。また APBD
線と*朝,ヶ軸との交点をそれぞれABとする。原京を 0 で表したとき, =
角形 OAB の面積は点人の=座概が | コ | /| サ | ora. Brat
ーョター のM26G15-6の

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