こんにちは、数強塾代表・情報Ⅰ専門塾「情報ラボ」主宰の藤原進之介です。このページは、共通テスト「情報Ⅰ」の実力を20問・約25分で測る無料の診断テストです。全10分野から2問ずつ出題します。
①紙とペンを用意して、20問を順番に解く(目安25分。分からない問題は飛ばしてよい)→ ②ページ後半の解答一覧で採点する → ③間違えた問題の分野が、あなたが今いちばん伸びる場所です。各分野の「処方箋」から対策演習に進んでください。
問題はすべて当塾のオリジナルです。知識の有無だけでなく、共通テストで問われる「考え方の型」が身についているかを測る設計にしています。
診断テスト(全20問)
分野1 ネットワーク
【問1】TCP/IPにおけるTCPの仕事として最も適当なものを選べ。
⓪ 各パケットに宛先を付け、経路を選ぶ
① 分割したデータに順番の番号を付け、届いたと確認できないデータを再送する
② 無線の電波を暗号化する
③ ドメイン名をIPアドレスに変換する
【問2】ブラウザにURLを入力するとエラーになるが、同じサイトのIPアドレスを直接入力すると表示できた。原因として最も適当なものを選べ。
⓪ Webサーバが停止している
① 自宅の回線が切断されている
② 名前解決を行うDNSの設定・接続に問題がある
③ Wi-Fiの暗号化キーが間違っている
分野2 情報セキュリティ
【問3】ファイルに「いつ・誰が・どこを変更したか」の操作履歴を残し、変更を追跡できるようにした。この対策が主に守る要素はどれか。
⓪ 機密性 ① 完全性 ② 可用性 ③ 匿名性
【問4】ログインに「パスワード」と「本人のスマートフォンに届く確認コード」の両方を使う方式の説明として正しいものを選べ。
⓪ 同じ種類の情報を2回使うので、二段階認証だが二要素認証ではない
① 知識と所有物という異なる種類を使うので、二要素認証である
② 体の特徴を使うので、生体認証である
③ 認証を1回しか行わないので、どちらでもない
分野3 知的財産
【問5】産業財産権のうち、更新の手続きにより権利を半永久的に維持できるものはどれか。
⓪ 特許権 ① 実用新案権 ② 意匠権 ③ 商標権
【問6】クリエイティブ・コモンズの「BY-NC(表示・非営利)」が付いたイラストの使い方として、できないものを選べ。
⓪ 作者名を表示して学級新聞に載せる
① 作者名を表示して部活の非営利の紹介サイトに載せる
② 作者名を表示して企業の商品広告に使う
③ 作者名を表示して文化祭のポスターに使う
分野4 個人情報
【問7】取得にあたって、原則として本人の同意が必要とされる情報はどれか。
⓪ 氏名 ① メールアドレス ② 病歴 ③ 購入履歴
【問8】通販サイトが、顧客の氏名をすべて会員番号に置き換えた購入履歴の一覧を作った。会員名簿と照合すれば誰の履歴か特定できる。この一覧の扱いとして正しいものを選べ。
⓪ 氏名がないので個人情報ではない
① 照合により個人を識別できるので、個人情報のままである
② 数値化されているので統計情報である
③ 社内で作ったので公開情報である
分野5 データベース
【問9】生徒全員の名簿の表から「3年生の行だけ」を取り出す操作の名前はどれか。
⓪ 射影 ① 選択 ② 結合 ③ 正規化
【問10】1枚の表を2枚に分割して正規化した。分割が正しくできているかを確かめる基準として最も適当なものを選べ。
⓪ 行数が元より減っていること
① 列数が元と同じであること
② 2枚を結合すると元の表に戻せること
③ 主キーがなくなっていること
分野6 データの分析
【問11】データ「3、4、4、5、90」がある。90のような極端な値の影響を受けにくい代表値はどれか。
⓪ 平均値 ① 中央値 ② 合計 ③ 範囲(最大値−最小値)
【問12】箱ひげ図の「箱」(第1四分位数から第3四分位数まで)に含まれるデータの割合はおよそ何%か。
⓪ 25% ① 50% ② 75% ③ 100%
分野7 プログラミング
【問13】x = 3、y = 5 のとき、「x = y」「y = x」の順に実行した。実行後の y の値はどれか。
⓪ 3 ① 5 ② 8 ③ 0
【問14】探知ボタンを1回押すと、周囲の罠を調べるループが3回まわるプログラムがある。「残り回数を1減らす」処理を誤ってループの中に書いてしまった。ボタン1回で残り回数はいくつ減るか。
⓪ 1 ① 3 ② 0 ③ 6
分野8 デジタル化とデータ量
【問15】1画素を8ビットで記録する100×100画素のモノクロ画像のデータ量は何バイトか。
⓪ 8,000バイト ① 10,000バイト ② 80,000バイト ③ 800バイト
【問16】偶数パリティ(データとパリティビットを合わせて1の個数を偶数にする)で、7ビットのデータ「1010110」に付けるパリティビットはどれか。
⓪ 0 ① 1 ② 2 ③ データからは決まらない
分野9 シミュレーション
【問17】到着間隔を乱数で決める。累積相対度数は「0以上0.2未満→0分、0.2以上0.6未満→1分、0.6以上0.9未満→2分、0.9以上1未満→3分」である。乱数0.72に対応する到着間隔はどれか。
⓪ 0分 ① 1分 ② 2分 ③ 3分
【問18】窓口は1つで、1人の対応に4分かかる。1人目が0分、2人目が2分に到着した。2人目の対応が始まるのは何分か。
⓪ 2分 ① 4分 ② 6分 ③ 8分
分野10 図表の読み取り
【問19】×印(平均値の印)のない箱ひげ図から読み取れないものはどれか。
⓪ 中央値 ① 四分位範囲 ② 最大値 ③ 平均値
【問20】2つの量の相関係数が −0.95 だった。解釈として最も適当なものを選べ。
⓪ 相関はほとんどない
① 強い正の相関がある
② 強い負の相関がある
③ 一方が他方の原因であると証明された
解答一覧と1行解説
1問5点・100点満点で採点してください。
| 問 | 答え | 1行解説 | 間違えたら |
|---|---|---|---|
| 1 | ① | TCP=順番と再送。宛先と経路はIP、名前解決はDNS | 演習 第1回/パターン第8回 |
| 2 | ② | 名前で失敗・番号で成功=名前解決(DNS)だけが故障 | |
| 3 | ① | 「正しいまま保たれているか」を追跡=完全性 | 演習 第2回/第4回 |
| 4 | ① | 知識+所有物=種類の違う2つ=二要素認証 | |
| 5 | ③ | 更新できるのは商標権だけ。ブランドは使い続ける限り価値があるから | 演習 第3回/パターン第1回 |
| 6 | ② | NC=非営利。企業の広告は営利利用 | |
| 7 | ② | 病歴は要配慮個人情報。不当な差別につながるおそれがあるため別格 | パターン第2回/演習 第3回 |
| 8 | ① | 他の情報と照合して識別できるなら個人情報のまま(容易照合性) | |
| 9 | ① | 行を絞る=選択。列を抜くのが射影 | 演習 第5回/第7回 |
| 10 | ② | 正規化の合格判定=結合すれば元に戻せるか | |
| 11 | ① | 中央値は並べて真ん中を見るだけ。90に引っぱられるのは平均値(この例では21.2) | 演習 第6回/パターン第9回 |
| 12 | ① | 箱=真ん中の50%。4つの区間に25%ずつ | |
| 13 | ① | x = y でxが5になり、y = x でも5のまま。値の交換には一時変数が要る | 演習 第10回/第11回 |
| 14 | ① | ループの中に書けば回った回数(3回)だけ減る。1回だけ減らすならループの外 | |
| 15 | ① | 100×100×8ビット=80,000ビット。8で割って10,000バイト | 演習 第12回/パターン第7回 |
| 16 | ⓪ | 「1010110」の1は4個で既に偶数。パリティは0 | |
| 17 | ② | 0.72は「0.6以上0.9未満」の区間→2分 | 演習 第8回/第9回 |
| 18 | ① | 開始=max(自分の到着2分、前の人の終了4分)=4分 | |
| 19 | ③ | 箱ひげ図は5数要約。平均値は×印がなければ読み取れない | パターン第9回/演習 第6回 |
| 20 | ② | 強さは絶対値で見る。−0.95はほぼ完全な負の連動。因果は証明できない |
得点別の処方箋
| 得点 | 診断 | 次の一手 |
|---|---|---|
| 80点以上 | 型は身についています。あとは本番形式の運用力 | 総合演習①・②を時間を計って解き、過去問へ |
| 50〜75点 | 分野ごとの得意・不得意がはっきりしている状態 | 間違えた分野の演習回を上の表から選んで潰す。プログラミングを落としたなら第10回を最優先に |
| 45点以下 | 知識のインプットからやり直すのが最短 | 最強120講義で該当単元を学び直し→パターン攻略で型を確認→演習へ |
この20問は各分野の「急所」だけを突いた診断です。正解した分野も、たまたま知っていた可能性があります。本番までに一度は全12回の分野別対策演習を通しで解き、「なぜその答えになるか」を自分の言葉で説明できる状態を目指してください。
よくある質問
Q.もう一度この診断を受けてもいいですか?
はい。演習を終えたあとに再挑戦して、得点の変化で成長を確かめる使い方がおすすめです。ただし2回目は答えを覚えてしまっているので、「なぜその答えなのか」を口で説明できるかも合わせて確認してください。
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作成:藤原進之介(数強塾グループ代表・情報Ⅰ専門塾「情報ラボ」主宰)
オンライン数学専門塾「数強塾」代表、情報Ⅰ専門オンライン塾「情報ラボ」主宰、武田塾教務部情報課課長。東進ハイスクール・東進衛星予備校に日本初の「情報Ⅰ」講師として招聘され、代々木ゼミナールなど大手予備校への出講実績があります。情報Ⅰの参考書を多数執筆しており、『ゼロから始める情報I』(KADOKAWA・累計4万部突破)、『きめる!共通テスト 情報Ⅰ』(Gakken)、『共通テストパターンドリル情報Ⅰ』などがあります。YouTube「情報Iは藤原進之介に聞け」でも共通テスト情報Ⅰの対策を発信中。
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