共通テスト情報Ⅰ 分野別対策演習【全12回】

こんにちは、数強塾代表の藤原進之介です。このページは、私が普段行っている「情報Ⅰ」の共通テスト対策授業をWeb教材化した『共通テスト情報Ⅰ 分野別対策演習』全12回の総合案内です。講義で知識を入れるだけでは共通テストの点は伸びません。知識を「得点」に変換する練習——それがこのシリーズの役割です。

共通テスト「情報Ⅰ」は2025年1月から実施されている60分100点の試験です。初年度の平均点は69.26点でしたが、2026年度は56.59点と12.67点下がり、「教科書の用語を知っている」だけでは取り切れない試験へと確実に変化しています。問われているのは、初見の状況設定を読み、知識を当てはめて絞り込む力です。

このシリーズの使い方(3層学習法)

①知識に穴がある単元は『最強120講義』で埋める → ②本シリーズの演習で「解く型」に変換する → ③過去問アーカイブで本番形式を時間内に解く。この3層を行き来するのが、遠回りに見えて最短です。

収録している演習問題は、共通テスト・センター試験「情報関係基礎」・各大学の情報入試で繰り返し出題されてきた「型」を分析したうえで、題材・数値・選択肢をすべて当塾が独自に作成したオリジナル問題です。各回、実際の授業と同じ流れ(要点整理→演習→解法の型)で構成しています。

全12回の一覧

知識分野の演習(第1回〜第3回)

タイトル 身につく「型」
1 ネットワーク・プロトコルの対策問題演習 TCP/IPの役割分担で空欄を切る/DNS障害の切り分け/メールの矢印はSMTPとPOP・IMAP
2 情報セキュリティの対策問題演習 3要素は「欠けたら何が起きるか」/攻撃は名前でなく「やること」で仕分ける
3 知的財産・法規の対策問題演習 規約は行為と条文の1対1対応/CCは希望を条件に翻訳/言い切り選択肢を疑う

実戦形式の演習(第4回〜第9回)

タイトル 身につく「型」
4 ネットワーク×セキュリティ実戦演習 Wi-Fiルータを3役に分解/パスワードの数学(mのn乗)/署名とSSLは鍵の向き
5 データベースの対策問題演習 選択=行・射影=列・結合=表/正規化の合格判定は「結合で元に戻せるか」
6 データの活用の対策問題演習 外れ値に強いのは中央値/箱ひげ図は読み順で崩す/相関を見たら第3の変数
7 データベース×データ分析 実戦演習 冗長の発見と正規化の実戦/回帰直線のリレー予測/変動係数の使いどころ
8 総合演習①(セキュリティ×シミュレーション×分析) タイムライン表を手で書く/乱数は累積相対度数の数直線で振り分ける
9 総合演習②(パリティ×論理回路×経路表×プログラム) 真理値表と経路表は1行ずつ埋める/状態変数の挿入位置と上書きバグ

プログラミングと計算問題の演習(第10回〜第12回)

タイトル 身につく「型」
10 プログラミング対策演習 基礎編 変数の動きを表で追う(トレース)/バグの理由を値で説明する/二分探索の比較回数
11 プログラミング対策演習 実戦編 仕様の読み取り→変数の役割表→空欄は前後の行から決める/ループの中か外か
12 デジタル化・二次元コード・圧縮の対策問題演習 チェックディジットの検算/標本化×量子化のデータ量計算/ビットとバイトの換算

なぜ「演習」を分けて作ったのか

情報Ⅰの学習相談を受けていると、「教科書も講義も一通り読んだのに、模試になると手が止まる」という声を本当によく聞きます。原因ははっきりしています。共通テストの情報Ⅰは、知識をそのまま聞かず、初見の状況に当てはめさせるからです。

たとえば「DNSとは何か」を答えられることと、「URLでは開けないのにIPアドレス直打ちなら開けるサイトの故障箇所を絞り込める」ことの間には、はっきりした段差があります。この段差を埋めるのは、解説を読むことではなく、型を意識して問題を解く練習です。本シリーズの各回は、その練習を分野別に短時間で回せるように設計しました。

執筆のこだわり

すべての演習に「答え」だけでなく「考え方の手順(STEP)」と「誤答の切り方」を付けています。正解の理由が言えるだけでなく、誤りの選択肢がなぜ誤りかを言えるようになったとき、初見の問題でも同じ型で切れるようになります。これは私が普段の授業でもっとも重視していることです。

藤原進之介が繰り返し伝えていること──シリーズの設計思想

私はYouTubeチャンネル「情報Iは藤原進之介に聞け」や著書、予備校の教壇で、情報Ⅰについて同じことを何度も話しています。それがそのまま本シリーズの設計思想になっているので、先にまとめておきます。

① プログラミングを捨てない──いちばん差がつき、いちばん伸びる

模試でも本番でも、プログラミング分野は受験生の平均点が最も低い傾向があります。「苦手だから後回し」にする受験生が多いからこそ、練習した人から順に差がつきます。配点も大きく、得点の伸び余地は全分野で最大です。だから本シリーズでは、第10回第11回の2本に加えて総合演習でも繰り返し扱います。

② 学校任せにしない──情報Ⅰは学校間の格差が大きい科目

情報Ⅰは、専任教員の不足や設備の差によって、学校ごとの授業の充実度に大きな開きがある科目です。しかし本番では「学校で習っていない」は通用しません。他教科以上に、独学でも回せる教材を自分で揃えることが合否を分けます。本シリーズと120講義は、そのために無料で公開しています。

③ 順番を崩さない──講義本→問題演習→過去問のルートで積み上げる

いきなり過去問に挑んで「解けない、向いていない」と落ち込むのが最悪のパターンです。知識を入れる(講義)→解く型に変換する(演習)→時間内に運用する(過去問)。この順番なら、どの学力からでも積み上がります。市販の参考書で進める場合も同じで、講義系の1冊を仕上げてから問題集に進んでください。

④ 暗記ではなく納得──「なぜ」が言えれば初見でも解ける

共通テストの情報Ⅰは、覚えた知識をそのまま聞かず、初見の状況に当てはめさせる試験です。用語の名前を覚えるより、「なぜその仕組みが必要なのか」に納得すること。納得して理解したことは、問題の見た目が変わっても使えます。私の授業も、本シリーズの解説も、すべてこの方針で作っています。

学年・時期別のおすすめの進め方

状況 進め方
高1・高2(学校の授業と並行) 定期テストの範囲に合わせて該当回を解く。第1回・第2回・第5回・第6回は学校の進度と重なりやすい
高3・夏まで 第1回から順に週1〜2本。120講義で穴を埋めながら進める
高3・秋以降 苦手分野の回だけ拾い、第8回・第9回の総合演習とプログラミング2本を優先。仕上げは過去問
直前期 各回末尾の「解法の型まとめ(3秒チェック)」だけを全回分回す+直前1週間チェックリスト

よくある質問

Q.解説を読んでも分からないところがあったら?

各記事の解説は授業でそのまま話している内容ですが、文章だけでは伝わりにくい部分もあります。数強塾では情報Ⅰにも対応したオンライン個別指導を行っていますので、学習相談(無料)からお気軽にどうぞ。

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執筆:藤原進之介(数強塾グループ代表・情報Ⅰ専門塾「情報ラボ」主宰)

オンライン数学専門塾「数強塾」代表、情報Ⅰ専門オンライン塾「情報ラボ」主宰、武田塾教務部情報課課長。東進ハイスクール・東進衛星予備校に日本初の「情報Ⅰ」講師として招聘され、代々木ゼミナールなど大手予備校への出講実績があります。累計3,500名以上の中高一貫校生を指導。情報Ⅰの参考書を多数執筆しており、『ゼロから始める情報I』(KADOKAWA・累計4万部突破)、『きめる!共通テスト 情報Ⅰ』(Gakken)、『情報Ⅰ鉄板の100題』(KADOKAWA)、『共通テスト7日で完成 情報Ⅰ』(旺文社)などがあります。YouTube「情報Iは藤原進之介に聞け」でも共通テスト情報Ⅰの対策を発信中。本シリーズは、藤原進之介の情報Ⅰ共通テスト対策授業を記事化したものです。

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