中2|一次関数解き方がわからないときは 中2数学|一次関数とは?式・変化の割合・グラフを基礎から解説【中2数学】(無料問題PDF) を先に読むと、この問題で何を問われているかが分かります。
中2数学「一次関数」基礎1の全4問を、問題文つきで解説します。まず自分で解いてから答え合わせに使ってください。問題PDF/解答PDF
【1】1次関数をすべて選ぶ
次の中から1次関数をすべて選べ。
① y = −5x − 2 ② y = 3x2 ③ y = x ÷ 2 ④ y = 3 ÷ x ⑤ 12x + 2y − 4 = 0
答え ①、③、⑤
型「y = ax + b(a ≠ 0)の形に直せるか」だけを見る。
1次関数の定義は y = ax + b です。ここで大事なのは、「いまその形をしているか」ではなく「その形に直せるか」を問われている点です。⑤のように最初は y = … の形をしていない式が混ざっているのは、そこを試すためです。
- ① y = −5x − 2 … a = −5、b = −2。そのまま1次関数です。
- ② y = 3x2 … x が2乗されているので1次ではありません。
- ③ y = x ÷ 2 は y = (1/2)x と書けます。a = 1/2、b = 0 の1次関数です。
- ④ y = 3 ÷ x … x が分母にあるので反比例です。1次関数ではありません。
- ⑤ 12x + 2y − 4 = 0 … y について解くと 2y = −12x + 4、つまり y = −6x + 2。1次関数です。
よくあるミス ③を「これは比例だから1次関数ではない」として外す答案がとても多いです。比例 y = ax は b = 0 の1次関数で、含めます。逆に④を「x の1次だから」と入れてしまうのも定番ですが、x が分母にある時点で対象外です。
定石 選択肢は必ず y = … の形に直してから判定する。
【2】y = 2x + 8 に代入する
y = 2x + 8 について、① x = −5 のときの y の値を求めよ。② y = 22 のときの x の値を求めよ。
答え ① y = −2 ② x = 7
型与えられた方の文字を代入し、残った文字について方程式を解く。
①は x が分かっているので、そのまま代入します。y = 2 × (−5) + 8 = −10 + 8 = −2。
②は y が分かっているので、y の場所に 22 を入れます。22 = 2x + 8。ここから 2x = 22 − 8 = 14、よって x = 7。
なぜこうするか①と②は「同じ式の、どちらの文字が分かっているか」が違うだけです。①は代入して計算するだけ、②は代入したあとに方程式を解く作業が1つ増えます。関数の問題が方程式の問題に変わる瞬間で、ここが1次関数の最初の山です。
よくあるミス ②で 22 を x の場所に入れてしまう取り違えです。「求めたい文字はどちらか」を先に丸で囲んでから代入すると防げます。負の数の代入は必ず ( ) を付けてください。2 × −5 と書くと符号を落としやすくなります。
定石 x が分かれば代入、y が分かれば方程式。
【3】代入の反復(4問)
次の式で、指定された x のときの y の値を求めよ。
① y = −5x + 3、x = 2 ② y = 6x − 11、x = 3 ③ y = −x − 2、x = −8 ④ y = 7x + 15、x = 6
答え ① y = −7 ② y = 7 ③ y = 6 ④ y = 57
型符号ごと ( ) に入れて代入し、かけ算を先に、たし算を後に。
- ① y = −5 × 2 + 3 = −10 + 3 = −7
- ② y = 6 × 3 − 11 = 18 − 11 = 7
- ③ y = −(−8) − 2 = 8 − 2 = 6
- ④ y = 7 × 6 + 15 = 42 + 15 = 57
なぜこうするか4問とも同じ作業を繰り返しているように見えますが、狙いは③にあります。x の係数が −1 で、代入する値も負という、符号を2回処理する形です。−(−8) を 8 に直すところで手が止まるなら、正負の数に戻って復習した方が速く伸びます。
よくあるミス ③で −(−8) を −8 のままにして y = −10 とする誤答。かっこを書かずに暗算した人がほぼ確実に踏みます。
定石 代入するときは、負の数に必ずかっこを付ける。
この回で身につくこと
基礎1は「1次関数を見分ける」と「代入する」の2つだけです。一次関数の学習はこのあと、変化の割合 → グラフ → 式を求める → 交点、と積み上がっていきます。この回で符号の処理が怪しいまま先に進むと、グラフの傾きで必ずつまずきます。【3】③が一発で合っていたかどうかを、先に進む判断材料にしてください。
中2数学:一次関数「基礎1」の無料演習教材です。問題PDFに取り組んだ後、解答PDFで途中式と考え方を確認できます。正解したかどうかだけでなく、根拠を説明できる状態を目標にしましょう。
基礎で身につけたい考え方
問題に書かれた条件を整理し、使う知識と計算の順序を自分で説明できることが大切です。このページの問題は、基本事項を使う順序と判断の根拠を確認するために活用できます。
1. 条件を整理する
数値・図・式のうち、何が与えられ、何を求めるのかを最初に分けて書き出します。途中式や図を残しておくと、解答と比較したときに修正すべき箇所が明確になります。
2. 根拠を言葉にする
公式や計算を使う前に、なぜその方法を選ぶのかを一文で説明してから進めます。途中式や図を残しておくと、解答と比較したときに修正すべき箇所が明確になります。
3. 答えを確かめる
求めた答えを問題の条件へ戻し、符号・単位・計算順序に矛盾がないか確認します。途中式や図を残しておくと、解答と比較したときに修正すべき箇所が明確になります。
よくあるミスと見直し方
- 問題文の条件を読み飛ばす:間違えた行の一つ前へ戻り、条件・符号・公式のどこで判断が変わったかを確認します。
- 途中式を省いて符号や数値を取り違える:間違えた行の一つ前へ戻り、条件・符号・公式のどこで判断が変わったかを確認します。
- 解答を見ただけで理解したつもりになる:間違えた行の一つ前へ戻り、条件・符号・公式のどこで判断が変わったかを確認します。
問題PDF・解答PDFの効果的な使い方
- 最初は解答を見ず、時間を決めて問題PDFへ取り組みます。
- 答えだけでなく、途中式・図・理由を残します。
- 解答PDFと一行ずつ比較し、最初に違いが生じた場所へ印を付けます。
- 翌日、間違えた問題だけを白紙から解き直します。
学習後の定着チェック
- 基礎の基本用語や条件を、自分の言葉で説明できる。
- 使った式や図形の性質について、「なぜ使えるか」を説明できる。
- 同じ問題を翌日に解き直し、解答を見ずに最後まで進められる。
一度で正解できなかった問題は、理解を深めるための大切な材料です。答えを写して終えるのではなく、判断が分かれた箇所を言葉にしてから再挑戦してください。

