中3数学:三平方の定理|基本5(無料問題・解答PDF)

中3|三平方の定理解き方がわからないときは 三平方の定理|証明・辺の長さ・平面と空間の応用を24問で練習【中3数学】 を先に読むと、この問題で何を問われているかが分かります。


今日の一問
AD ∥ BC の台形 ABCD で、AD = 4cm、BC = 12cm、∠ADC = 90°、∠DAC = 60° である。
(1)∠ACB の大きさを求めなさい。
(2)DC と AC の長さを求めなさい。
——さて、どこから手をつける?
答えと考え方は、この記事の中で順を追って解説します。

このページは中学3年「三平方の定理」の無料プリント(基本5)の解説です。秋田県の入試問題——台形と対角線。角度・長さ・面積を順に求める総合問題で、平行線と相似も組み合わせます。

プリントをダウンロード

下のリンクから PDF が開きます。三平方は図に直角三角形を見つけて印を付けるのが第一手です。印刷して使ってください。

中3数学 三平方の定理 基本5 問題

中3数学 三平方の定理 基本5 解答

問題・解答を画像で見る

ページを移動せずに確認できます。印刷用PDFは各画像下のリンクから開けます。

台形の対角線が作る相似

AD ∥ BC の台形で対角線が交わると、△EAD ∽ △ECB(2角相等)になります。

相似比 = AD : BC

高さも同じ比で分かれる

相似比が 1 : 3 なら、E から AD までの高さと E から BC までの高さも 1 : 3。台形全体の高さを 4 等分して、3 が下側——これで △EBC の高さが出ます。

つまずくのはここ

つまずき1|錯角で角を移さない

AD ∥ BC なら ∠DAC = ∠ACB(錯角)。60° がそのまま移せます。平行があれば角は移動できる——中2で学んだ道具です。

つまずき2|相似比を高さに使わない

△EAD と △ECB の相似比が AD : BC なら、高さの比も同じ。台形の高さを比で分ければ、E の位置が決まります。

つまずき3|30-60-90 に気づかない

∠ADC = 90°、∠DAC = 60° なら、△ADC は 30-60-90。AD = 4 が「1」にあたるので、DC = 4√3、AC = 8。比が使えると計算が一瞬です。

数強塾オリジナルの練習問題

プリントの入試問題と同じ技能構成で、設問を独自に設計した問題です。

標準練習1

AD ∥ BC の台形 ABCD で、AD = 4cm、BC = 12cm、∠ADC = 90°、∠DAC = 60° である。
(1)∠ACB の大きさを求めなさい。
(2)DC と AC の長さを求めなさい。

解答・解説を見る

解答

(1)AD ∥ BC より、∠ACB は ∠DAC の錯角60°
(2)△ADC は ∠ADC = 90°、∠DAC = 60° なので 30-60-90
∠ACD = 30° で、その向かいの AD = 4 が比の「1」にあたる。
DC(60°の向かい)= 4√3 cm
AC(90°の向かい=斜辺)= 8 cm
検算:4² + (4√3)² = 16 + 48 = 64 = 8² ○

応用練習2

(練習1の続き)線分 BD の長さを求めなさい。

解答・解説を見る

解答

座標で考えると確実です。D を原点に置きます。
DC ⊥ AD なので、D(0, 0)、A(−4, 0)、C(0, −4√3)
BC ∥ AD で BC = 12 なので B(−12, −4√3)
BD² = 12² + (4√3)² = 144 + 48 = 192
BD = 8√3 cm(≒ 13.9cm)
検算:√192 = √(64×3) = 8√3 ○
座標を置くと、複雑な図形も2点間の距離に還元できます。

応用練習3

(練習1の続き)線分 AC と線分 BD の交点を E とするとき、△EBC の面積を求めなさい。

解答・解説を見る

解答

AD ∥ BC より △EAD ∽ △ECB、相似比は AD : BC = 4 : 12 = 1 : 3
台形の高さは DC = 4√3。E からの高さも 1 : 3 に分かれるので、
E から BC までの高さ = 4√3 × 3/4 = 3√3
△EBC の面積 = 1/2 × 12 × 3√3 = 18√3 cm²(≒ 31.2cm²)
検算:台形全体の面積 = 1/2 × (4 + 12) × 4√3 = 32√3。
△EBC はその 18/32 = 9/16 ——相似比 1:3 のとき △EBC が全体の 9/16 になるのは妥当です ○
三平方 → 相似 → 面積と道具が連鎖する、入試の典型的な構成です。

定着チェック

いまの理解段階を自分で選んでみてください。

  • 未習——用語の意味がまだ言えない。
  • 用語理解——定義は言えるが、手が止まる。
  • 典型を解ける——同じ形なら解ける。
  • 初見へ転用——形が変わっても方針を立てられる。
  • 入試水準——制限時間内に、根拠を書いて解ける。

この先の学習経路

数強塾について

数強塾は、数学が苦手な中高生を対象にしたオンライン数学専門塾です。プロ講師が完全1対1で担当し、指導システム料金を公開しています。実際の成績推移は指導事例、通っている生徒の声は評判・口コミにまとめています。

ここまで読んでも「どの前提に戻ればよいか決められない」「解説は追えるのに自分では方針が立たない」という場合、足りないのは演習量ではなく学習経路の整理かもしれません。数強塾では現在地と目標から逆算して、次に取り組む内容を講師が一緒に決めます。

次に解く問題・この単元の解説

📄 同じ単元のプリント(全88枚のうち、この前後24枚)

同じ単元を続けて解くと、どの手を使うかの判断が安定します。手が止まったところがあれば、その単元の要点に戻ってから次の1枚に進んでください。

一覧に無いものも含め、三平方の定理のプリントは中3数学:三平方の定理 全88枚、学年全体の単元一覧は中3数学のページから確認できます。

オンライン数学専門塾 数強塾|プロ講師のみ・完全1対1指導・中高一貫校対応

数強塾オンラインのご案内

体験授業に申し込む入塾受け入れ状況(残席)数学つまずき診断(無料)体験授業の事前案内保護者の方へ高1・高2の方へ医学部志望の方へ保護者様からの声料金・指導システム指導事例・合格実績大学受験 合格実績(集計ルール開示)数強塾グループの理念学校別の数学対策数学の勉強法(記事一覧)数強塾プレミアム(映像授業)獣医学部専門コース鉄緑会・SAPIX等との併用サポート過去問解説・数学問題集毎日の数学(1日1枚 無料プリント)毎日の数学EX(難関大の名問を1日1問)共通テスト・センター数学の全問解説共通テスト「情報Ⅰ」の全問解説情報Ⅰ・情報Ⅱ専門「情報ラボ」情報の過去問アーカイブ(無料PDF)解法テクニック事典(公式・裏ワザ)入試数学の定石(解き方の型・全27章)数学の要点辞典まとめ(中1〜数学III)中1数学の要点辞典(全7単元)中2数学の要点辞典(全6単元)中3数学の要点辞典(全8単元)数学I・Aの要点辞典(全9単元)数学II・B・Cの要点辞典(全12単元)数学IIIの要点辞典(全7単元)論理と証明の要点辞典(全8章)2026年 夏期講習会2026年 冬期講習会代表・藤原進之介について