中3|三平方の定理解き方がわからないときは 中3数学|三平方の定理 証明・辺の長さ・平面と空間【中3】(無料問題PDF) を先に読むと、この問題で何を問われているかが分かります。
このページは中学3年「三平方の定理」の無料プリント(応用33)の解説です。佐賀県・鹿児島県の入試問題——円錐の展開図。おうぎ形の弧と底面の円周が等しいという1本の等式から、半径・母線・高さ・体積がすべて決まります。
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下のリンクから PDF が開きます。三平方は図に直角三角形を見つけて印を付けるのが第一手です。印刷して使ってください。
問題・解答を画像で見る
ページを移動せずに確認できます。印刷用PDFは各画像下のリンクから開けます。
展開図の等式は1本だけ
側面のおうぎ形の弧=底面の円周。この等しさがすべての出発点
底面の半径 r、母線(おうぎ形の半径)l、中心角 x° の関係は:
2πr = 2πl × x/360 つまり x/360 = r/l
「中心角の割合 = 半径の比」と覚えると、どの向きにも一瞬で使えます。
高さは三平方で
円錐を真横から見ると、母線 l が斜辺、底面の半径 r と高さ h が直角をはさむ2辺の直角三角形です。
l² = r² + h²
母線と高さは別物
展開図のおうぎ形の半径は母線(斜面に沿った長さ)です。体積の計算に使う高さは、三平方で l² − r² の平方根を取って初めて出てきます。
つまずくのはここ
つまずき1|おうぎ形の半径を底面の半径と混同する
展開図の「半径6cm」は母線です。底面の半径は弧の長さの等式から別に求めます。
つまずき2|中心角の比を逆に掛ける
x/360 = r/l 。小さいほう(底面の半径)が分子です。中心角が 360° 未満なら r は l より必ず小さい——答えの大小で検算できます。
つまずき3|体積で高さの代わりに母線を使う
V = 1/3πr²h の h は垂直な高さ。母線をそのまま入れると必ず過大になります。
数強塾オリジナルの練習問題
プリントの入試問題と同じ技能構成で、数値を独自に設計した問題です。
標準練習1
円錐の側面の展開図は、半径 5cm・中心角 216° のおうぎ形である。
(ア)底面の半径を求めなさい。
(イ)この円錐の体積を求めなさい。
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解答
(ア)216/360 = 3/5 なので、底面の半径 = 5 × 3/5 = 3cm
(イ)高さ h は三平方:h = √(5² − 3²) = √16 = 4cm(3-4-5)
V = 1/3 × π × 3² × 4 = 12π cm³
検算:弧 = 2π × 5 × 216/360 = 6π、底面の円周 = 2π × 3 = 6π ○ 一致
標準練習2
底面の半径が 2cm の円錐の側面の展開図が、中心角 90° のおうぎ形になった。この円錐の母線の長さと高さを求めなさい。
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解答
母線を l とすると 90/360 = 2/l → l = 2 × 4 = 8cm
高さ = √(8² − 2²) = √60 = 2√15 cm(≒ 7.75cm)
検算:√60 = √(4 × 15) = 2√15 ○。中心角が小さいほど細長い円錐になる——90° はかなり尖った形です。
発展練習3
母線 6cm・底面の半径 1cm の円錐がある。底面の周上の点 A から、側面に沿ってひもを1周させて A まで戻す。ひもの長さが最も短くなるときの長さを求めなさい。
側面を展開すると、最短経路はおうぎ形の弦 AA′——1本の直線になる
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解答
側面上の最短経路は、展開図の上では直線です。
展開図の中心角:x/360 = 1/6 → x = 60°
展開図で A と A′(同じ点 A が展開で2か所に分かれたもの)を結ぶ弦が最短。
△OAA′ は OA = OA′ = 6、頂角 60° の二等辺三角形——つまり正三角形。
よって AA′ = 6cm(母線と同じ長さ)
検算:頂角60°の二等辺三角形は底角も (180−60)÷2 = 60° で正三角形 ○
「側面のひも・最短」と来たら展開図で直線——高校入試の頻出パターンで、中心角が 90° なら三平方(√2倍)、60° なら正三角形が現れます。
定着チェック
いまの理解段階を自分で選んでみてください。
- 未習——用語の意味がまだ言えない。
- 用語理解——定義は言えるが、手が止まる。
- 典型を解ける——同じ形なら解ける。
- 初見へ転用——形が変わっても方針を立てられる。
- 入試水準——制限時間内に、根拠を書いて解ける。
この先の学習経路
- 三平方の定理 特訓道場30題——入試レベルの通し演習。
- 図形(相似と円)特訓道場30題——相似と組み合わせる問題へ。
- 図形(幾何)学習ロードマップ——小学算数から最難関大までの地図。
- 数学の要点辞典(中1〜数III)——学年をまたいで確認する。
数強塾について
数強塾は、数学が苦手な中高生を対象にしたオンライン数学専門塾です。プロ講師が完全1対1で担当し、指導システムと料金を公開しています。実際の成績推移は指導事例、通っている生徒の声は評判・口コミにまとめています。
ここまで読んでも「どの前提に戻ればよいか決められない」「解説は追えるのに自分では方針が立たない」という場合、足りないのは演習量ではなく学習経路の整理かもしれません。数強塾では現在地と目標から逆算して、次に取り組む内容を講師が一緒に決めます。



