こんにちは。数学に強くなる塾「数強塾」代表の藤原進之介です。
私立獣医学部の最難関の一つ、北里大学獣医学部 獣医学科。獣医師を目指す受験生から毎年多くの相談をいただきますが、相談内容には共通点があります。
「生物は得意です。英語もなんとかなりそうです。でも、数学が怖い」
結論から言います。北里大学獣医学部の合否を分けるのは、多くの受験生にとって数学です。この記事では、北里獣医の数学の出題傾向と、生物選択者がとるべき対策を、数学専門塾のプロ講師の視点から徹底的に解説します。
※入試制度・出題範囲・配点は年度により変更されます。本記事は執筆時点の公開情報にもとづく解説です。出願にあたっては、必ず北里大学発表の最新の入学者選抜要項・学生募集要項をご確認ください。
なぜ北里獣医は「数学」で差がつくのか
受験生はみんな生物が得意
獣医学部を目指す受験生の多くは生物選択です。つまり、ライバルたちも生物が得意。得意な人同士の戦いでは、得点差はほとんど生まれません。
数学は配点の約3分の1を占める
北里大学獣医学部 獣医学科の一般選抜(前期)は、英語・数学・理科の3教科・配点合計300点の構成です。数学は全体の約3分の1。ここで20点、30点の差がつけば、生物での小さなリードは簡単にひっくり返ります。
生物選択者は数学の演習量で負けている
物理選択の理系受験生は、日常的に数学の計算演習を大量にこなしています。一方、生物選択者は暗記・考察系の学習に時間を割くぶん、数学の演習量が構造的に不足しがち。「数学の仕上がり」こそ、獣医受験における最大の個人差なのです。
北里大学獣医学部・数学の出題範囲と形式
出題範囲:数Ⅰ・Ⅱ・A・B・C(数Ⅲなし)
北里大学獣医学部の一般選抜の数学は、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cからの出題です。新課程での範囲の内訳は以下のとおりです。
- 数学A:場合の数と確率、数学と人間の活動(整数)、図形の性質
- 数学B:数列
- 数学C:ベクトル
数Ⅲは範囲外。これは生物選択者にとって大きな朗報です。微分積分は数Ⅱの範囲までですから、正しい順序で学習すれば十分に間に合います。
試験形式:マーク式+記述式の併用【要確認:最新年度の形式】
受験情報サイトの分析によれば、前期日程は試験時間70分で、マーク式の問題を中心に、一部で記述式の問題が出題される併用型とされています。頻出単元としては確率・三角関数・数列・ベクトル・微分積分などの標準典型が挙げられ、証明問題への対策も推奨されています。
ここから導かれる攻略の方向性は明確です。
- 標準典型問題を、速く、正確に(マーク対応)
- 記述答案を、減点されない形で書き切る(記述対応)
難問奇問との勝負ではありません。「典型問題の完成度」と「答案の設計力」の勝負です。
共通テスト利用選抜という選択肢
北里大学獣医学部には共通テスト利用選抜(個別学力検査なし)もあり、数学は『数学Ⅰ・数学A』『数学Ⅱ・数学B』が課されます。一般選抜と共テ利用を併願する場合、共テ型のスピード処理と個別試験型の記述力の両方が必要になります。この二正面作戦を独学で設計するのが難しい、というのが多くの受験生のつまずきポイントです。
生物選択者のための北里獣医・数学攻略プラン
数強塾で獣医志望の生徒を指導するときの基本設計をお見せします。
第1段階:定義に立ち返って土台を作る(〜高3春)
数強塾の指導方針は「定義第一」。公式の丸暗記ではなく、教科書の定義に立ち返る根本理解から始めます。特に生物選択者が崩れやすいのは以下の単元です。
- 場合の数と確率:「同様に確からしい」の意味から。確率は北里獣医の最頻出テーマの一つです
- 三角関数:単位円の定義に戻れば、公式の暗記量は激減します
- 数列:Σ計算を「作業」でなく「和の構造」として理解する
- ベクトル:一次独立・内積の定義から図形問題への応用まで
第2段階:標準典型の高速化(高3夏)
70分という試験時間は、決して余裕がありません。チャート式・基礎問題精講レベルの標準問題を、「解ける」から「秒で方針が立つ」まで反復します。ここで大切なのは全単元を均等にやらないこと。北里の頻出単元に演習を集中させるのが、生物・英語の学習時間を守るコツです。
第3段階:過去問演習と記述答案の添削(高3秋〜)
過去問は「力試し」ではなく「確認教材」です。時間配分、マークの処理順、記述問題にかける時間——本番のシミュレーションとして使います。そして記述問題は、必ず第三者に添削してもらってください。自分では正しいつもりの答案が、論理の飛躍で減点される。これは毎年、本当に多くの受験生が本番で経験することです。
数強塾では、担任のプロ講師がLINEで答案を毎回添削し、「減点されない答案の書き方」を体に染み込ませます。
よくある質問
Q. 数学がかなり苦手(偏差値40台)ですが、北里獣医は無理ですか?
無理ではありません。数Ⅲが不要で、標準典型が中心という北里の出題は、正しい順序で学び直せば1年で戦えるラインまで届く構成です。私自身、もともと数学が苦手だった人間です。苦手な人がどこでつまずくかを知り尽くした指導で、多くの生徒が数学を得点源に変えてきました。
Q. 生物や英語とのバランスはどうすればいいですか?
数学を「毎日短時間・習慣化」で回すのが鉄則です。週1回まとめて5時間よりも、毎日45分。数強塾ではコーチングで学習リズムを固定し、生物・英語の時間を圧迫しない数学の回し方を設計します。
Q. 推薦入試(学校推薦型選抜)も考えています。
北里獣医は学校推薦型選抜も実施しています。基礎学力が問われる形式に対しても、一般選抜対策と地続きの学習で対応できます。併願戦略も含めて無料相談でご提案します。
まとめ:北里獣医の数学は「戦略で勝てる」科目
- 北里大学獣医学部の一般選抜は3教科300点、数学は約3分の1を占める
- 出題範囲は数Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cで数Ⅲ不要。標準典型中心の勝負
- マーク対応の速度と、記述対応の答案設計力の二本立てが必要
- 生物選択者は演習量が不足しがち。頻出単元への集中投下が最短ルート
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