子どもが勉強しない…原因と親の関わり方|数学専門塾が解説
結論
「うちの子は勉強しない」——その裏側には、多くの場合やり方が分からない・過去のつまずきで自信をなくしている・何のためにやるのか目的が見えていないといった理由が隠れています。やる気は「気持ちの問題」だけではありません。叱って追い立てるより、環境を整え、小さな成功体験を積める仕組みをつくるほうが、行動は変わりやすくなります。
この記事でわかること
- 「勉強しない」の裏にある典型的な理由とパターン
- やる気を下げる声かけ/上げる声かけの違い
- ハードルを下げて「小さく始める」仕組みのつくり方
- スマホ・ゲームとの現実的な付き合い方
- 「見守る」と「放置」を分ける考え方
① 勉強しない子の典型パターン
ひとくちに「勉強しない」と言っても、その背景はお子さんによって異なります。「やる気がない」と一括りにせず、どのパターンに近いかを見立てるところから始めると、かける言葉も打ち手も変わってきます。
| パターン | 見られやすいサイン | 関わり方の方向 |
|---|---|---|
| やり方が分からない | 机には向かうが手が止まる。何から手をつけるか決められない | 最初の一問・最初の10分だけを具体的に示し、迷いを減らす |
| 自信を失っている | 「どうせできない」が口ぐせ。以前つまずいた単元を避ける | できるレベルまで戻し、小さな「できた」を積み直す |
| 目的が見えない | 「何のためにやるの」と言う。将来像と勉強がつながっていない | 遠い目標より、今週できると良いことなど近い目標に置き換える |
| 疲れ・余裕がない | 部活や通学で疲弊。帰宅後すぐ横になる、睡眠不足 | 量を求める前に生活リズムと休息を整える |
| 誘惑に負ける | スマホやゲームに時間を取られ、切り替えられない | 意志に頼らず、時間・場所のルールを一緒に決める |
多くの場合、原因は一つではなく複数が重なっています。まずは「一番大きいのはどれか」を見立てると、無理のない一手が見えてきます。「勉強しない」という行動だけを責めても、その下にある理由が変わらなければ、行動もなかなか変わりません。
② やる気を下げる声かけ/上げる声かけ
同じことを伝えるにも、言い方ひとつで受け取り方は大きく変わります。とくに結果ではなく過程や工夫に目を向けた声かけは、粘り強さを育てやすいことが知られています。日常でつい口にしがちな言葉を、少しだけ言い換えてみてください。
| やる気を下げやすい声かけ | 言い換えの一例 |
|---|---|
| 「早く勉強しなさい」(頻回) | 「今日は何から始める予定?」と本人に段取りを尋ねる |
| 「なんでこんな点なの」 | 「どこでつまずいたか、一緒に見てみようか」 |
| 「◯◯さんはできるのに」 | 「前より解ける問題が増えたね」と本人の変化を見る |
| 「やる気がないなら塾やめれば」 | 「調子が出ないときもあるよね。5分だけやってみる?」 |
| 「そんなことで将来どうするの」 | 「今週これができたらいいね、くらいで行こう」 |
叱責が続くと、勉強そのものが「怒られるきっかけ」として記憶され、机に向かうこと自体が嫌になってしまうことがあります。うまくいかない日を責めるより、少しでも動けた事実に目を向けるほうが、次の一歩につながりやすくなります。
③ 小さく始める仕組み化(ハードルを下げる)
「やる気が出たら勉強する」という順番は、実はなかなか回りません。多くの場合、少しでも動き始めることで、あとからやる気がついてくるものです。だからこそ大切なのは、最初の一歩のハードルを徹底的に下げることです。
- 量を極端に小さくする:「まず1問だけ」「5分だけ」。始めてしまえば続くことは多く、始められないことが最大の壁です。
- やることを具体的に決めておく:「勉強する」ではなく「計算ドリルの1ページ」と、内容まで決めると迷いが消えます。
- 始める合図を固定する:「夕食のあとすぐ机に座る」など、時間や行動と結びつけると習慣になりやすくなります。
- できたら見える形で残す:カレンダーに印をつけるなど、積み上がりが目に見えると達成感が続きます。
ポイントは、目標を「立派なもの」にしすぎないことです。小さすぎると感じるくらいでちょうどよく、続いた実感が「自分にもできる」という自信に変わっていきます。この小さな成功体験の積み重ねが、①で挙げた「自信を失っている」状態から抜け出す確かな道になります。
④ スマホ・ゲームとの付き合い方
スマホやゲームは、多くのご家庭で悩みの種です。ただ、頭ごなしに取り上げようとすると反発を招き、かえってこじれてしまうこともあります。大切なのは、親が一方的に禁止するのではなく、本人も納得できるルールを一緒に決めることです。
- ゼロにしようとしない:完全な禁止は続きにくく、隠れて使う原因にもなります。「使ってよい時間・場所」を決めるほうが現実的です。
- 勉強の前後で区切る:「この分量が終わったら」と、勉強とセットで扱うと切り替えやすくなります。
- 物理的に離す工夫:勉強中は別の部屋に置く、通知を切るなど、意志ではなく仕組みで距離をとります。
- 決めたルールは親も守る:食事中は家族全員スマホを見ない、など足並みをそろえると納得が得られやすくなります。
スマホやゲームに向かう時間が長いとき、その裏に「勉強で味わえない達成感をそこで得ている」という側面が隠れていることもあります。禁止だけに頼らず、③のように勉強の側にも小さな達成感をつくることが、遠回りに見えて有効です。
⑤「見守る」と「放置」の違い
「本人に任せる」と「ほうっておく」は、似ているようで大きく異なります。見守るとは、環境を整えたうえで、必要なときに手を差し伸べられる状態で見ていること。一方の放置は、関心そのものが向いていない状態です。子どもは、その違いを敏感に感じ取ります。
| 見守る | 放置 |
|---|---|
| 口は出さないが、様子には関心を向けている | うまくいっているか自体を気にしていない |
| 困ったときに相談できる関係を保っている | 相談しても取り合ってもらえないと感じさせる |
| 勉強の中身は任せ、環境と体調を支える | 生活リズムや環境も本人任せにする |
思春期・反抗期のお子さんには、勉強の中身にまで細かく踏み込むと、親子ともに負担が大きくなりがちです。中身は専門家に任せ、家庭は生活リズムと安心できる環境づくり、そして「見ているよ」という関心に軸足を置く——この役割分担が、無理なく支え続けるコツです。
⑥ 指導現場の視点
数強塾はオンラインの数学専門塾として、完全1対1で中高一貫校の生徒を中心に指導しています。現場で感じるのは、「勉強しない」と言われていた生徒の多くが、実はやる気がないのではなく、どこから手をつけていいか分からず固まっていたということです。つまずいた単元まで戻り、解ける問題から始めてもらうと、「意外とできた」という表情に変わっていきます。
私たちは、いきなり難しい課題を出すのではなく、その子が今日確実に達成できるところから始めることを大切にしています。担任講師が伴走し、小さな「できた」を一緒に確認していくと、行動は少しずつ変わっていきます。伸びる時期も速度も生徒によって異なりますが、環境と成功体験がそろえば、変化は着実に表れます。ご家庭だけで抱え込まず、第三者の視点を頼っていただくのも一つの選択です。
⑦ よくある質問(FAQ)
Q. 反抗期でも効く声かけはありますか?
「勉強しなさい」と指示を重ねるより、本人に段取りを尋ねる問いかけのほうが受け入れられやすい傾向があります。「今日は何からやる予定?」「困っていることはある?」など、答えを委ねる形が有効です。結果を責めず、少しでも動けた事実に目を向ける関わりを続けてみてください。
Q. 塾に行けば勉強するようになりますか?
塾に通うだけで必ず変わる、とは言えません。大切なのは、その子が「どこでつまずき、なぜ動けないのか」に合った関わりが受けられるかどうかです。やり方が分からず固まっている子には、最初の一歩を具体的に示してくれる環境が合います。体験授業などで相性を確かめることをおすすめします。
Q. ごほうびで釣るのは良くないのでしょうか?
きっかけとして小さなごほうびを使うこと自体は、悪いことではありません。ただ、点数などの結果だけに報酬を結びつけると、うまくいかないときに続かなくなりがちです。「机に向かえた」「1問やれた」といった行動や過程を認めるほうが、習慣として定着しやすくなります。
Q. まったく机に向かいません。どこから手をつければいいですか?
量を求める前に、ハードルを極限まで下げてみてください。「1問だけ」「5分だけ」から、内容を具体的に決めて始めるのがコツです。それでも動けないときは、疲れや自信の喪失が背景にあることもあります。生活リズムを整え、確実にできるレベルまで戻すところから始めると、動き出しやすくなります。
Q. 親が口を出さないほうがいいと聞きますが、放っておいて大丈夫ですか?
「見守る」と「放置」は別物です。勉強の中身に細かく口を出さないことと、関心を向けないことは違います。中身は専門家に任せつつ、生活リズムや安心できる環境を支え、困ったときに相談できる関係を保つ——この関わりは続けていただくとよいでしょう。
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保護者向けガイド|成績が上がらない原因|数学が苦手な中高生の克服法|数強塾トップ
「できるレベルまで戻す」の、戻る場所の決め方
この記事では2か所で「戻る」ことをすすめました。①の表で「できるレベルまで戻し、小さな『できた』を積み直す」、FAQの最後でも「確実にできるレベルまで戻すところから始めると、動き出しやすくなります」と書いています。
ただ、どこまで戻るかは書いていません。ここが実際にはいちばん難しいところです。戻りすぎれば「そこまで下だと思われているのか」と感じさせてしまいますし、戻り足りなければ、また同じところで止まります。しかも保護者の立場からは、どの単元が原因かを判断する材料がありません。
そこで、数学専門塾として具体的な手順を足します。ご家庭で3分でできる、戻る場所の決め方です。以下の問題はすべて数強塾が作ったもので、教科書や問題集からの転載ではありません。
先に結論を言います。戻る範囲は、ほとんどの場合1〜2単元です。学年をまたぐ必要はまずありません。そして、その1〜2単元は1週間もあれば埋まります。「かなり戻らないといけないのでは」という不安は、実際に測ってみると、たいてい行きすぎです。
まず:手が止まる理由は2つあり、見た目が同じ
①の表で挙げた5つのパターンのうち、「やり方が分からない」と「自信を失っている」は、外から見ると区別がつきません。どちらも机には向かい、手が止まっているからです。ところが必要な対応は正反対で、前者には手順を渡す、後者には成功体験を渡すことになります。
区別する方法は1つだけです。解かせずに、こう聞きます。
「この問題、何をすればいいかは分かる? やるかどうかは置いといて。」
| 答え | いま起きていること | 渡すもの |
|---|---|---|
| 「分からない」 | やり方が分からない | 最初の一手だけを具体的に |
| 「分かるけど…」 | 自信を失っている | 確実にできる問題を1問 |
| 「読んでない」 | 疲れ・余裕がない | この日は勉強の話をしない |
「やるかどうかは置いといて」を必ず付けてください。この一言があるだけで、答えが「やる/やらない」の話にならず、事実の確認になります。ここを省くと、質問が催促に聞こえてしまい、②で挙げた「やる気を下げやすい声かけ」と同じ働きをしてしまいます。
次:戻る場所を3問で特定する
「やり方が分からない」だった場合、いま解けない問題の1つ手前の技術を3つだけ取り出して確かめます。3問とも1行で答えが出るものなので、所要時間は3分です。
大事なのは、この3問を「テスト」にしないことです。「どこから説明すればいいか知りたいから、3問だけ見せて」と伝えてください。目的が採点ではないと分かれば、多くのお子さんは応じてくれます。
ケース1:一次方程式(中1)でつまずいている
解けない問題の例 \(3x+5=2x-4\) を解きなさい。
確かめる3問
① \(-4-5\) を計算しなさい。
② \(x+7=3\) を解きなさい。
③ \(2x=-8\) を解きなさい。
答え
① \(-9\) ② \(x=-4\) ③ \(x=-4\)
どこへ戻るか
| ×がついた問題 | 戻る単元 | 目安 |
|---|---|---|
| ①だけ | 正負の数の加減(1単元) | 2〜3日 |
| ② | 等式の性質・移項(1単元) | 3〜4日 |
| ③ | 等式の性質(両辺を同じ数でわる) | 2〜3日 |
| 全部○ | 戻る必要なし。2つの操作を続けて行うところだけ練習 | 1日 |
①だけが×だったとき、必要なのは方程式の練習ではありません。\(3x+5=2x-4\) が解けない直接の原因は、移項したあとに現れる \(-4-5\) のほうです。実際、この問題の答え \(x=-9\) は \(-4-5\) そのもの。方程式を100問解いても、ここは直りません。正負の数の型は中1数学 正負の数の解法パターン全10型|符号の決め方・絶対値・累乗・四則の順序を例題つきでにまとめてあります。
ケース2:連立方程式(中2)でつまずいている
解けない問題の例 \(2x+y=7\) と \(x-y=2\) を同時にみたす \(x, y\) を求めなさい。
確かめる3問
① \((2x+y)+(x-y)\) を計算しなさい。
② \(3x=9\) を解きなさい。
③ \(2x+y=7\) で \(x=3\) のとき、\(y\) はいくつですか。
答え
① \(3x\) ② \(x=3\) ③ \(y=1\)(もとの問題の答えは \(x=3,\ y=1\)。\(2\times3+1=7\)、\(3-1=2\) で確かめられます)
どこへ戻るか
| ×がついた問題 | 戻る単元 | 目安 |
|---|---|---|
| ① | 文字式の加減・同類項をまとめる(1単元) | 3〜4日 |
| ② | 一次方程式(1単元) | 4〜5日 |
| ③ | 代入して値を求める(1単元の一部) | 1〜2日 |
| 全部○ | 戻る必要なし。「どちらの文字を消すか」を決める練習だけ | 2日 |
①が×のとき、連立方程式そのものは分かっている可能性が高いです。2本の式を足すという発想は理解できているのに、足した結果が書けない。これは連立方程式の問題ではなく、その1つ手前の文字式の問題です。連立の型は中2数学 連立方程式の解法パターン全10型|加減法・代入法・文章題で式を2本立てる手順を例題つきでにあります。
ケース3:二次方程式(中3)でつまずいている
解けない問題の例 \(x^2-5x+6=0\) を解きなさい。
確かめる3問
① \((x-2)(x-3)\) を展開しなさい。
② かけて6、たして5になる2つの整数を答えなさい。
③ 2つの数をかけて0になるとき、その2つの数についていえることは何ですか。
答え
① \(x^2-5x+6\) ② 2と3 ③ 少なくとも一方が0(もとの問題の答えは \(x=2, 3\))
どこへ戻るか
| ×がついた問題 | 戻る単元 | 目安 |
|---|---|---|
| ① | 式の展開(1単元) | 3〜4日 |
| ② | 数の分解。単元ではなく、九九の逆引きの練習 | 2日 |
| ③ | 積が0になる条件(1時間で足りる) | 1日 |
| 全部○ | 戻る必要なし。展開の逆をたどる練習だけ | 2〜3日 |
②が×のときが、実はいちばん多い。そしてこれは数学の理解の問題ではありません。かけて6・たして5を探す作業は、6を \(1\times6\) と \(2\times3\) に分けて試すだけで、必要なのは試す順番を決めておくことだけです。「大きいほうから」「小さいほうから」どちらでもよいので、順番を決める——それで詰まらなくなります。できる人ほど、この作業を無意識でやっているので、教えるときに飛ばしがちです。
ケース4:一次関数のグラフ(中2)でつまずいている
解けない問題の例 \(y=2x-3\) のグラフをかきなさい。
確かめる3問
① \(y=2x-3\) で \(x=0\) のとき、\(y\) はいくつですか。
② \(y=2x-3\) で \(x=2\) のとき、\(y\) はいくつですか。
③ 点 \((0,-3)\) と点 \((2,1)\) を、方眼紙に打てますか。
答え
① \(-3\) ② \(1\) ③ 打てれば○(この2点を結べば、それがグラフです)
どこへ戻るか
| ×がついた問題 | 戻る単元 | 目安 |
|---|---|---|
| ①か② | 式に数を代入する(1単元の一部) | 1〜2日 |
| ③ | 座標の読み方・かき方(1単元) | 2日 |
| 全部○ | 戻る必要なし。「2点あれば直線は決まる」と伝えるだけ | その場で |
このケースでは、「傾き」「切片」という言葉を一度も使っていません。グラフがかけないお子さんの多くは、傾きの意味が分からないのではなく、グラフをかく作業が「点を2つ打って結ぶこと」だと知らされていないだけです。用語を先に教えると、この一手が見えなくなることがあります。
まとめ:4つのケースで、戻る範囲はどれくらいだったか
| つまずいている単元 | 戻る先 | 戻る量 | 目安の日数 |
|---|---|---|---|
| 一次方程式 | 正負の数の加減/移項 | 1単元 | 2〜4日 |
| 連立方程式 | 文字式の加減/一次方程式 | 1単元 | 1〜5日 |
| 二次方程式 | 展開/数の分解 | 1単元、または数日の練習 | 1〜4日 |
| 一次関数のグラフ | 代入/座標 | 1単元の一部 | その場〜2日 |
4つとも、戻る範囲は1単元、日数は1週間以内でした。これは特別に軽い例を選んだからではありません。つまずきは、たいてい直前の1単元で起きています。2つも3つも前まで戻る必要があるケースは、実際にはそれほど多くありません。
なぜ「かなり戻らないといけない」と感じてしまうのか。学校の進度が、理解の速度より速いからです。1つ分からないまま次に進み、それが2つ3つに見えてしまう。けれど元をたどると、詰まっているのは1か所であることがほとんどです。原因はお子さんの側ではなく、カリキュラムの進む速さの側にあります。ここは、伝え方としても大事なところだと考えています。
この診断を使うときの3つの約束
- 採点しないでください。○×を付けず、「じゃあここから見ようか」とだけ言います。3問は説明を始める場所を決めるための道具であって、実力を測る道具ではありません。
- 「戻る」という言葉を使わないでください。「ここを1週間だけ寄り道しよう」「先にこっちを固めよう」で十分です。同じことをしていても、受け取り方がまったく変わります。
- 日数を先に伝えてください。「2〜3日で終わるよ」と分かっていれば取り組めます。終わりが見えない作業は、大人でも始められません。
言いかえの例(②の表に足すなら)
| 伝わりにくい言い方 | 言いかえ |
|---|---|
| 「基礎ができていないから戻ろう」 | 「ここ、学校が速く進んだところだから、3日だけ寄り道しよう」 |
| 「前の学年からやり直そう」 | 「1つ前の単元だけ見ておこう。今週で終わるよ」 |
| 「こんな簡単な問題もできないの」 | 「この3問で、どこから話せばいいか分かるから見せて」 |
右の列に共通するのは、原因を本人ではなく進度に置き、期間を具体的に小さく示していることです。
もう1つ、現場で強く感じることを書いておきます。飛ばされやすいところほど、できるお子さんも飛ばしています。「かけて6・たして5」を探す順番、グラフは点を2つ打てばよいということ——こうした一手は、教科書に書きにくく、授業でも省略されがちです。つまずきの原因が「本人が理解できていない」ではなく「誰も言葉にしていない」である場合は、想像よりずっと多いのです。
単元ごとに、もっと細かく逆引きしたいとき
上の4ケースは代表例です。単元ごとに「この誤答が出たら、原因はここ」という形でまとめたページを用意しています。中高一貫校の教科書に沿った43単元の逆引きは体系数学 全単元つまずき診断辞典|誤答から原因を逆引きする43単元【中高一貫校の数学】にあります。お子さんが書いた答えのほうから原因を探せる作りにしてあるので、答案が手元にあるときはこちらが早いです。
学年ごとの要点と、つまずきやすい場所の一覧は中1数学の要点辞典|全7単元の公式・定石・つまずきポイントと例題35問と中2数学の要点辞典|全6単元の公式・定石・つまずきポイントと例題30問に、学年をまたいだ全体像は数学の要点辞典|中1から数学IIIまで 全7ページ・57単元を無料公開にまとめてあります。
「1週間だけ寄り道する」ときの問題は、特訓道場 総索引|小学生から数学IIIまで全102回・2,085題【数強塾】から単元を選んでいただくと、そのまま使えます。1単元30題ずつなので、1日5題で1週間という配分がちょうど収まります。


