青山学院大学の国語は、多くの学部で全問マークセンス式です。記述の練習に時間を割く前に、まず「選択肢を切る技術」を仕上げるほうが点になります。構成は大問3題(現代文2+古文1)が基本で、古文は文学部のみ選択という形が長く続いています。試験時間は70分です。
分野別の攻め方
① 現代文——評論2題を70分の中で配分する
近年は評論2題という構成が多く、設問は漢字・空所補充・内容説明・語彙が中心です。マーク式は「本文に書いてあるか」だけで機械的に切れるのが強みなので、選択肢を読む前に本文の該当箇所を確定させる順序を守ってください。逆に、迷ったまま選択肢を読み比べ始めると時間が溶けます。
② 漢字——市販の問題集で足りる
漢字問題は一般的な漢字問題集の範囲で対応でき、しかもマーク形式なので記述より取りやすい設問です。ここは確実な得点源として先に固めてしまう領域です。
③ 古文——2つの型を見分ける
青学の古文には型が2つあります。単語・文法・敬語を直接問う基本問題中心の年と、傍線部の解釈など読解中心の年です。どちらが来ても、必要なのは文法を含む基本事項の完成度です。志望学部の過去問を2年分見て、自分の受ける方式がどちらの型かを先に確かめてください。
④ 方式の確認を最初に
学部・方式によって国語の有無や形式が変わります(法学部A方式では記述式が出ます)。対策の配分を決める前に、受験する方式の要項を必ず確認してください。
マーク式の切り方ミニ演習(オリジナル問題)
傍線部「その前提が揺らいでいる」の説明として最も適切なものを選べ。
「情報を多く持つ者が正しく判断できる——長らく私たちはそう信じてきた。だが情報量が個人の処理能力を超えたとき、増えた情報はむしろ判断を遅らせ、既にある信念を補強する材料としてのみ使われる。その前提が揺らいでいる。」
ア 情報を集めること自体が不可能になったということ イ 情報量の多さが正しい判断につながるとは限らなくなったということ ウ 人間の処理能力が低下しているということ エ 信念を持つこと自体が誤りだということ
解答:イ
解説:「その前提」が指すのは直前の一文「情報を多く持つ者が正しく判断できる」です。指示語の中身を本文から確定してから選択肢を見る——これだけでアもウもエも本文に根拠が無いと即座に切れます。マーク式は、選択肢の比較ではなく本文の確定で勝負が決まります。
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