千葉大学の二次国語は、学部によって構成が2種類あります。国際教養・文・法政経学部は現代文・古文・漢文の3題、教育学部は現代文1題+現・古・漢の融合問題1題の2題。どちらも80分で、読解から答案作成までをまとめて処理する力が問われます。
分野別の攻め方
① 現代文——内容説明を軸に、知識問題も混ざる
国際教養・文・法政経では評論が中心です。設問は内容説明を軸に、漢字の読み書き・本文からの抜き出し・空所補充、そして文学史まで含まれます。読解一本では取り切れないので、漢字と文学史は別枠で準備してください。
② 古文——文学史より、解釈と説明
傍線部の説明、文法、現代語訳、主語の決定、語句の意味が主な設問です。文学史の出題はあまり無く、内容の解釈と説明がメインになります。主語が省略された箇所を補いながら読む訓練が、そのまま得点につながる構成です。
③ 漢文——説話や随筆から標準的に
説話・随筆など幅広い分野から出て、設問は口語訳や書き下し文といった標準的なもの。奇問は少ないので、句法と重要語を固めれば安定して取れます。
④ 記述は添削を受ける
千葉大の国語は記述の練習量がそのまま答案の質になります。書きっぱなしにせず、学校や塾の先生に添削してもらってください。自分では「書けたつもり」の答案が、要素を落としていることは珍しくありません。
主語を決めるミニ演習(オリジナル問題)
傍線部の動作の主体は誰か。答えよ。
「大納言、女に文をつかはす。返りごとなかりければ、いと心もとなくて、またの日も遣はしけり。」
解答:大納言
解説:古文で主語を決める手がかりは敬語と接続助詞ですが、この文ではまず動作の流れで決まります。「文をつかはす(送る)」のは大納言、「返りごとなかりければ(返事が無かったので)」で困っているのも文を送った側。したがって「またの日も遣はし(翌日も送った)」のも大納言です。
主語が明示されない古文では、「誰が困る立場か」を追うと自然に決まります。千葉大の古文はこの主語決定が正面から問われるので、演習では毎回主語を書き込む癖をつけてください。
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