- 必要な関係を残して短くまとめること
- 個別の例から共通する性質を取り出すこと
- 文や段落の関係をつなぐこと
- 根拠とともに示される中心的な考え
毎日の国語・藤原式ドリル国語
中1 標準
100問
第101問〜第200問。複数の手がかりを比べて関係を説明するための20日分です。1日1本文・5問で、語彙から記述まで同じ手順を反復します。
中学1年生の到達目標
抽象と具体、表現効果、論の組み立て、古文の基礎を理解する
小学校の読解を論理の言葉で捉え直し、説明できる答案へ変えます。
100 QUESTIONS MAP
中学1年生・標準100問の見取り図
第21日〜第40日・第101問〜第200問を、1日5問で進めます。語彙、文構造、本文根拠、関係・推論、要約・表現を同じ題材でつなぎます。
- 到達目標
- 抽象と具体、表現効果、論の組み立て、古文の基礎を理解する
- この段階のねらい
- 段落関係を捉えて推論する力
- よくあるつまずき
- 一文だけで決めず、段落どうしの因果・対比・具体と抽象の関係を追います。

20日分の焦点語を見る
主張、反論、譲歩、限定、要旨、要約、引用、推論、解釈、検討、具体化、抽象化、因果関係、対比、定義、例示、指示、接続、省略、換言
ジャンル名を選ぶと、そのジャンルが最初に現れる学習日へ移動します。問題数・ジャンル数・焦点語は公開中の教材カタログから表示しています。
河原の赤い印
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:暗示(あんじ)河原の赤い印
悠は川辺で、地域の清掃場所を安全に分けることになった。ところが、地図の赤い印と現地のぬかるみが一致しなかった。悠の胸には緊張が広がった。
一度は古い地図どおりに人を配置することも考えた。しかし、七海と短く相談し、現地を歩いて危険箇所を撮影し、新しい地図へ直した。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、資料は作られた時点の状況を表すものだと分かった。やがて、安全な範囲で清掃でき、変更記録も次回へ残した。悠の気持ちは責任感へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「主張」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「暗示」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と七海が尋ねた。悠はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より緊張に引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
七海は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。悠は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「主張」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:根拠とともに示される中心的な考え
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「根拠とともに示される中心的な考え」と用例「話し合いでは、結論だけでなく自分の主張を支える理由も述べた。」。
解き方:「主張」は、根拠とともに示される中心的な考えという意味です。読みは「しゅちょう」です。例文:話し合いでは、結論だけでなく自分の主張を支える理由も述べた。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「古い地図どおりに人を配置する」という近道を退け、「現地を歩いて危険箇所を撮影し、新しい地図へ直した」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「古い地図どおりに人を配置する」と「現地を歩いて危険箇所を撮影し、新しい地図へ直した」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
悠が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「現地を歩いて危険箇所を撮影し、新しい地図へ直した」こと
本文根拠:第2段落の「現地を歩いて危険箇所を撮影し、新しい地図へ直した」。
解き方:最初は「古い地図どおりに人を配置する」ことを考えましたが、実際には「現地を歩いて危険箇所を撮影し、新しい地図へ直した」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:資料を使うときは現在の事実と照らすこと
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「資料は作られた時点の状況を表すものだと分かった」という発見と「安全な範囲で清掃でき、変更記録も次回へ残した」という結果の両方を説明できるのは、「資料を使うときは現在の事実と照らすこと」という考えです。
悠の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:悠は「古い地図どおりに人を配置する」と考えたが、現地を歩いて危険箇所を撮影し、新しい地図へ直した。資料は作られた時点の状況を表すものだと分かったため、気持ちは緊張から責任感へ変わった。
本文根拠:変化前=緊張、行動=現地を歩いて危険箇所を撮影し、新しい地図へ直した、発見=資料は作られた時点の状況を表すものだと分かった、変化後=責任感。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
同じと公平の違い
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:余韻(よいん)同じと公平の違い
全員を同じに扱うことと公平さの関係について考えてみよう。よくある見方は、「同じ物を同じ数だけ配れば常に公平である」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、目的に参加するための条件が違えば必要な支援も異なる。たとえば、同じ高さの机では体格や車いす利用により使いやすさが変わる。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「反論」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、個別対応が新たな不利益を生まないかも確かめる必要がある。そのため、目的・困りごと・効果を本人と確認することが必要になる。本文では、結論を「公平は結果を同じにすることではなく参加可能性を整える考えである」とまとめる。
【7日前の復習】「余韻」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「平等」「公平」「参加」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「同じ高さの机では体格や車いす利用により使いやすさが変わる」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、目的・困りごと・効果を本人と確認する。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「反論」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:別の主張に理由を示して異議を述べること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「別の主張に理由を示して異議を述べること」と用例「費用が高すぎるという反論を受け、長期的な節約効果を示した。」。
解き方:「反論」は、別の主張に理由を示して異議を述べることという意味です。読みは「はんろん」です。例文:費用が高すぎるという反論を受け、長期的な節約効果を示した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「目的に参加するための条件が違えば必要な支援も異なる」を、「同じ高さの机では体格や車いす利用により使いやすさが変わる」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:個別対応が新たな不利益を生まないかも確かめる必要がある
本文根拠:第4段落の「個別対応が新たな不利益を生まないかも確かめる必要がある」。
解き方:「ただし」に続く「個別対応が新たな不利益を生まないかも確かめる必要がある」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:公平は結果を同じにすることではなく参加可能性を整える考えである
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「公平は結果を同じにすることではなく参加可能性を整える考えである」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:目的に参加するための条件が違えば必要な支援も異なる。ただし、個別対応が新たな不利益を生まないかも確かめる必要があるため、目的・困りごと・効果を本人と確認することが必要である。
本文根拠:仕組み=目的に参加するための条件が違えば必要な支援も異なる、限界=個別対応が新たな不利益を生まないかも確かめる必要がある、方法=目的・困りごと・効果を本人と確認する、結論=公平は結果を同じにすることではなく参加可能性を整える考えである。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「目的に参加するための条件が違えば必要な支援も異なる」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「個別対応が新たな不利益を生まないかも確かめる必要がある」を含む
- 確認方法「目的・困りごと・効果を本人と確認する」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
小さな修理札
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:情景(じょうけい)小さな修理札
颯太は科学室で、壊れた実験道具を安全に整理することになった。ところが、同じ棚に使える道具と修理中の道具が混ざっていた。颯太の胸には面倒くささが広がった。
一度は見た目がきれいな物を使える側へ置くことも考えた。しかし、芽衣と短く相談し、一つずつ動作を確かめ、修理理由を書いた札を付けた。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、外見だけでは安全性を判断できないと分かった。やがて、次の班は迷わず安全な道具を選べた。颯太の気持ちは達成感へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「譲歩」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「情景」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と芽衣が尋ねた。颯太はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より面倒くささに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
芽衣は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。颯太は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「譲歩」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:相手の意見の一部を認めること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「相手の意見の一部を認めること」と用例「相手の案の速さには譲歩しつつ、安全面の問題を指摘した。」。
解き方:「譲歩」は、相手の意見の一部を認めることという意味です。読みは「じょうほ」です。例文:相手の案の速さには譲歩しつつ、安全面の問題を指摘した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「見た目がきれいな物を使える側へ置く」という近道を退け、「一つずつ動作を確かめ、修理理由を書いた札を付けた」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「見た目がきれいな物を使える側へ置く」と「一つずつ動作を確かめ、修理理由を書いた札を付けた」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
颯太が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「一つずつ動作を確かめ、修理理由を書いた札を付けた」こと
本文根拠:第2段落の「一つずつ動作を確かめ、修理理由を書いた札を付けた」。
解き方:最初は「見た目がきれいな物を使える側へ置く」ことを考えましたが、実際には「一つずつ動作を確かめ、修理理由を書いた札を付けた」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:判断の理由を次の人へ残すこと
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「外見だけでは安全性を判断できないと分かった」という発見と「次の班は迷わず安全な道具を選べた」という結果の両方を説明できるのは、「判断の理由を次の人へ残すこと」という考えです。
颯太の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:颯太は「見た目がきれいな物を使える側へ置く」と考えたが、一つずつ動作を確かめ、修理理由を書いた札を付けた。外見だけでは安全性を判断できないと分かったため、気持ちは面倒くささから達成感へ変わった。
本文根拠:変化前=面倒くささ、行動=一つずつ動作を確かめ、修理理由を書いた札を付けた、発見=外見だけでは安全性を判断できないと分かった、変化後=達成感。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
見せる情報と守る情報
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:語り手(かたりて)見せる情報と守る情報
記録を公開するときに個人情報へ配慮する理由について考えてみよう。よくある見方は、「名前を消せばどんな記録も安全に公開できる」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、複数の情報を組み合わせると個人を推測できる場合がある。たとえば、学年・場所・珍しい活動がそろうと名前なしでも特定されやすい。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「限定」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、過度に消すと検証に必要な情報まで失われる。そのため、公開目的を定め必要最小限の項目へ絞ることが必要になる。本文では、結論を「透明性とプライバシーは目的とリスクを説明しながら調整する」とまとめる。
【7日前の復習】「語り手」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「匿名化」「プライバシー」「透明性」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「学年・場所・珍しい活動がそろうと名前なしでも特定されやすい」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、公開目的を定め必要最小限の項目へ絞る。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「限定」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:主張が当てはまる範囲を狭く定めること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「主張が当てはまる範囲を狭く定めること」と用例「筆者は『都市部では』と限定してから、交通の変化を述べている。」。
解き方:「限定」は、主張が当てはまる範囲を狭く定めることという意味です。読みは「げんてい」です。例文:筆者は『都市部では』と限定してから、交通の変化を述べている。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「複数の情報を組み合わせると個人を推測できる場合がある」を、「学年・場所・珍しい活動がそろうと名前なしでも特定されやすい」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:過度に消すと検証に必要な情報まで失われる
本文根拠:第4段落の「過度に消すと検証に必要な情報まで失われる」。
解き方:「ただし」に続く「過度に消すと検証に必要な情報まで失われる」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:透明性とプライバシーは目的とリスクを説明しながら調整する
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「透明性とプライバシーは目的とリスクを説明しながら調整する」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:複数の情報を組み合わせると個人を推測できる場合がある。ただし、過度に消すと検証に必要な情報まで失われるため、公開目的を定め必要最小限の項目へ絞ることが必要である。
本文根拠:仕組み=複数の情報を組み合わせると個人を推測できる場合がある、限界=過度に消すと検証に必要な情報まで失われる、方法=公開目的を定め必要最小限の項目へ絞る、結論=透明性とプライバシーは目的とリスクを説明しながら調整する。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「複数の情報を組み合わせると個人を推測できる場合がある」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「過度に消すと検証に必要な情報まで失われる」を含む
- 確認方法「公開目的を定め必要最小限の項目へ絞る」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
夕方の回覧板
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:視点(してん)夕方の回覧板
千尋は町内会館で、防災訓練の知らせを全戸へ届けることになった。ところが、一軒だけ留守が続き回覧板が止まった。千尋の胸には困惑が広がった。
一度は玄関前へそのまま置くことも考えた。しかし、岳と短く相談し、連絡先を確認し、掲示板と電話を併用した。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、一つの方法が届かない人には別の経路が必要だと分かった。やがて、全戸へ訓練時刻が伝わり、連絡方法も見直された。千尋の気持ちは手応えへ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「要旨」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「視点」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と岳が尋ねた。千尋はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より困惑に引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
岳は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。千尋は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「要旨」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:文章全体の中心内容
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「文章全体の中心内容」と用例「具体例を除き、原因と提案を残して文章の要旨をまとめた。」。
解き方:「要旨」は、文章全体の中心内容という意味です。読みは「ようし」です。例文:具体例を除き、原因と提案を残して文章の要旨をまとめた。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「玄関前へそのまま置く」という近道を退け、「連絡先を確認し、掲示板と電話を併用した」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「玄関前へそのまま置く」と「連絡先を確認し、掲示板と電話を併用した」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
千尋が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「連絡先を確認し、掲示板と電話を併用した」こと
本文根拠:第2段落の「連絡先を確認し、掲示板と電話を併用した」。
解き方:最初は「玄関前へそのまま置く」ことを考えましたが、実際には「連絡先を確認し、掲示板と電話を併用した」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:同じ情報でも受け取る人に合わせて届け方を変えること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「一つの方法が届かない人には別の経路が必要だと分かった」という発見と「全戸へ訓練時刻が伝わり、連絡方法も見直された」という結果の両方を説明できるのは、「同じ情報でも受け取る人に合わせて届け方を変えること」という考えです。
千尋の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:千尋は「玄関前へそのまま置く」と考えたが、連絡先を確認し、掲示板と電話を併用した。一つの方法が届かない人には別の経路が必要だと分かったため、気持ちは困惑から手応えへ変わった。
本文根拠:変化前=困惑、行動=連絡先を確認し、掲示板と電話を併用した、発見=一つの方法が届かない人には別の経路が必要だと分かった、変化後=手応え。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
失敗の記録
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:論題(ろんだい)失敗の記録
失敗を学習へ変えるため原因を具体化する方法について考えてみよう。よくある見方は、「努力不足と反省すれば次は必ず成功する」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、行動・条件・判断のどこで結果が変わったかを分けて記録する。たとえば、時間切れを読む速度と設問の迷いに分けると練習方法が変わる。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「要約」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、原因を細かくしすぎても実行できる改善につながらない。そのため、次に変える一つの行動と確かめる時期を決めることが必要になる。本文では、結論を「失敗の価値は落ち込まないことではなく再現可能な修正へ変えることにある」とまとめる。
【7日前の復習】「論題」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「失敗」「原因」「改善」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「時間切れを読む速度と設問の迷いに分けると練習方法が変わる」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、次に変える一つの行動と確かめる時期を決める。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「要約」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:必要な関係を残して短くまとめること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「必要な関係を残して短くまとめること」と用例「二つの段落の関係を保ったまま、百字で要約した。」。
解き方:「要約」は、必要な関係を残して短くまとめることという意味です。読みは「ようやく」です。例文:二つの段落の関係を保ったまま、百字で要約した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「行動・条件・判断のどこで結果が変わったかを分けて記録する」を、「時間切れを読む速度と設問の迷いに分けると練習方法が変わる」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:原因を細かくしすぎても実行できる改善につながらない
本文根拠:第4段落の「原因を細かくしすぎても実行できる改善につながらない」。
解き方:「ただし」に続く「原因を細かくしすぎても実行できる改善につながらない」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:失敗の価値は落ち込まないことではなく再現可能な修正へ変えることにある
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「失敗の価値は落ち込まないことではなく再現可能な修正へ変えることにある」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:行動・条件・判断のどこで結果が変わったかを分けて記録する。ただし、原因を細かくしすぎても実行できる改善につながらないため、次に変える一つの行動と確かめる時期を決めることが必要である。
本文根拠:仕組み=行動・条件・判断のどこで結果が変わったかを分けて記録する、限界=原因を細かくしすぎても実行できる改善につながらない、方法=次に変える一つの行動と確かめる時期を決める、結論=失敗の価値は落ち込まないことではなく再現可能な修正へ変えることにある。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「行動・条件・判断のどこで結果が変わったかを分けて記録する」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「原因を細かくしすぎても実行できる改善につながらない」を含む
- 確認方法「次に変える一つの行動と確かめる時期を決める」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
割れなかったコップ
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:根拠(こんきょ)割れなかったコップ
葉月は家庭科室で、班で使った食器を片づけることになった。ところが、一つのコップに細いひびのような線が見えた。葉月の胸にはためらいが広がった。
一度は汚れだと思って強くこすることも考えた。しかし、智也と短く相談し、光へかざし、先生と一緒に別の角度から確かめた。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、模様ではなく内側の傷だと分かった。やがて、コップは使用を止め、原因と確認方法を記録した。葉月の気持ちは安堵へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「引用」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「根拠」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と智也が尋ねた。葉月はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料よりためらいに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
智也は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。葉月は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「引用」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:根拠として他者の言葉や資料を取り上げること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「根拠として他者の言葉や資料を取り上げること」と用例「反対意見を正確に示すため、資料の一文を引用した。」。
解き方:「引用」は、根拠として他者の言葉や資料を取り上げることという意味です。読みは「いんよう」です。例文:反対意見を正確に示すため、資料の一文を引用した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「汚れだと思って強くこする」という近道を退け、「光へかざし、先生と一緒に別の角度から確かめた」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「汚れだと思って強くこする」と「光へかざし、先生と一緒に別の角度から確かめた」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
葉月が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「光へかざし、先生と一緒に別の角度から確かめた」こと
本文根拠:第2段落の「光へかざし、先生と一緒に別の角度から確かめた」。
解き方:最初は「汚れだと思って強くこする」ことを考えましたが、実際には「光へかざし、先生と一緒に別の角度から確かめた」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:小さな違和感を確かめることが事故を防ぐこと
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「模様ではなく内側の傷だと分かった」という発見と「コップは使用を止め、原因と確認方法を記録した」という結果の両方を説明できるのは、「小さな違和感を確かめることが事故を防ぐこと」という考えです。
葉月の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:葉月は「汚れだと思って強くこする」と考えたが、光へかざし、先生と一緒に別の角度から確かめた。模様ではなく内側の傷だと分かったため、気持ちはためらいから安堵へ変わった。
本文根拠:変化前=ためらい、行動=光へかざし、先生と一緒に別の角度から確かめた、発見=模様ではなく内側の傷だと分かった、変化後=安堵。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
速さと正確さ
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:主張(しゅちょう)速さと正確さ
作業の速さと正確さを別々に測る必要について考えてみよう。よくある見方は、「速くできる人ほど必ず技能が高い」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、確認に使った時間と誤りの種類を分けると適切な速度が分かる。たとえば、慣れた問題は速くても新しい条件では見直しが必要になる。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「推論」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、遅さが丁寧さを示すとは限らず迷いが長い場合もある。そのため、制限時間・正答率・見直し箇所を一緒に記録することが必要になる。本文では、結論を「目標は最速ではなく目的に必要な正確さを保てる速度である」とまとめる。
【7日前の復習】「主張」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「速度」「正確さ」「測定」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「慣れた問題は速くても新しい条件では見直しが必要になる」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、制限時間・正答率・見直し箇所を一緒に記録する。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「推論」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:示された情報から結論を導くこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「示された情報から結論を導くこと」と用例「足跡の向きと時刻の記録から、動物の移動経路を推論した。」。
解き方:「推論」は、示された情報から結論を導くことという意味です。読みは「すいろん」です。例文:足跡の向きと時刻の記録から、動物の移動経路を推論した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「確認に使った時間と誤りの種類を分けると適切な速度が分かる」を、「慣れた問題は速くても新しい条件では見直しが必要になる」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:遅さが丁寧さを示すとは限らず迷いが長い場合もある
本文根拠:第4段落の「遅さが丁寧さを示すとは限らず迷いが長い場合もある」。
解き方:「ただし」に続く「遅さが丁寧さを示すとは限らず迷いが長い場合もある」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:目標は最速ではなく目的に必要な正確さを保てる速度である
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「目標は最速ではなく目的に必要な正確さを保てる速度である」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:確認に使った時間と誤りの種類を分けると適切な速度が分かる。ただし、遅さが丁寧さを示すとは限らず迷いが長い場合もあるため、制限時間・正答率・見直し箇所を一緒に記録することが必要である。
本文根拠:仕組み=確認に使った時間と誤りの種類を分けると適切な速度が分かる、限界=遅さが丁寧さを示すとは限らず迷いが長い場合もある、方法=制限時間・正答率・見直し箇所を一緒に記録する、結論=目標は最速ではなく目的に必要な正確さを保てる速度である。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「確認に使った時間と誤りの種類を分けると適切な速度が分かる」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「遅さが丁寧さを示すとは限らず迷いが長い場合もある」を含む
- 確認方法「制限時間・正答率・見直し箇所を一緒に記録する」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
遅れて届いた参加申込書
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:反論(はんろん)遅れて届いた参加申込書
美月は児童館で、交流会の参加人数をまとめることになった。ところが、締切後に一枚の参加申込書が届いた。美月の胸には迷いが広がった。
一度は数が変わるから受け付けないことも考えた。しかし、蓮と短く相談し、会場の席と食事の数を担当者へ確認した。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、決まりの目的は準備を安全にすることだと分かった。やがて、調整できる範囲で参加を受け付け、次回は余裕ある締切を設けた。美月の気持ちは納得へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「解釈」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「反論」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と蓮が尋ねた。美月はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より迷いに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
蓮は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。美月は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「解釈」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:表現の意味や働きを筋道立てて説明すること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「表現の意味や働きを筋道立てて説明すること」と用例「最後の沈黙を拒絶ではなく迷いの表れだと解釈した。」。
解き方:「解釈」は、表現の意味や働きを筋道立てて説明することという意味です。読みは「かいしゃく」です。例文:最後の沈黙を拒絶ではなく迷いの表れだと解釈した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「数が変わるから受け付けない」という近道を退け、「会場の席と食事の数を担当者へ確認した」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「数が変わるから受け付けない」と「会場の席と食事の数を担当者へ確認した」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
美月が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「会場の席と食事の数を担当者へ確認した」こと
本文根拠:第2段落の「会場の席と食事の数を担当者へ確認した」。
解き方:最初は「数が変わるから受け付けない」ことを考えましたが、実際には「会場の席と食事の数を担当者へ確認した」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:決まりを守る理由まで考えると柔軟な判断ができること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「決まりの目的は準備を安全にすることだと分かった」という発見と「調整できる範囲で参加を受け付け、次回は余裕ある締切を設けた」という結果の両方を説明できるのは、「決まりを守る理由まで考えると柔軟な判断ができること」という考えです。
美月の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:美月は「数が変わるから受け付けない」と考えたが、会場の席と食事の数を担当者へ確認した。決まりの目的は準備を安全にすることだと分かったため、気持ちは迷いから納得へ変わった。
本文根拠:変化前=迷い、行動=会場の席と食事の数を担当者へ確認した、発見=決まりの目的は準備を安全にすることだと分かった、変化後=納得。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
みんなの空気
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:譲歩(じょうほ)みんなの空気
公共財が一人だけでは守りにくい理由について考えてみよう。よくある見方は、「料金を払わない人を全員除けば公共の問題は解決する」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、多くの人が同時に利用し一人を排除しにくい資源がある。たとえば、きれいな空気や街灯の安全は利用者を一人ずつ分けにくい。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「検討」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、公共性の程度や管理方法は資源ごとに異なる。そのため、費用と利益が誰に及ぶかを地図やデータで示すことが必要になる。本文では、結論を「共同の資源は個人の善意だけでなく持続する制度で支える必要がある」とまとめる。
【7日前の復習】「譲歩」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「公共財」「制度」「負担」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「きれいな空気や街灯の安全は利用者を一人ずつ分けにくい」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、費用と利益が誰に及ぶかを地図やデータで示す。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「検討」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:複数の可能性を比べながら考えること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「複数の可能性を比べながら考えること」と用例「一つのデータだけで結論を出せるか、別の可能性も含めて検討した。」。
解き方:「検討」は、複数の可能性を比べながら考えることという意味です。読みは「けんとう」です。例文:一つのデータだけで結論を出せるか、別の可能性も含めて検討した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「多くの人が同時に利用し一人を排除しにくい資源がある」を、「きれいな空気や街灯の安全は利用者を一人ずつ分けにくい」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:公共性の程度や管理方法は資源ごとに異なる
本文根拠:第4段落の「公共性の程度や管理方法は資源ごとに異なる」。
解き方:「ただし」に続く「公共性の程度や管理方法は資源ごとに異なる」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:共同の資源は個人の善意だけでなく持続する制度で支える必要がある
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「共同の資源は個人の善意だけでなく持続する制度で支える必要がある」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:多くの人が同時に利用し一人を排除しにくい資源がある。ただし、公共性の程度や管理方法は資源ごとに異なるため、費用と利益が誰に及ぶかを地図やデータで示すことが必要である。
本文根拠:仕組み=多くの人が同時に利用し一人を排除しにくい資源がある、限界=公共性の程度や管理方法は資源ごとに異なる、方法=費用と利益が誰に及ぶかを地図やデータで示す、結論=共同の資源は個人の善意だけでなく持続する制度で支える必要がある。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「多くの人が同時に利用し一人を排除しにくい資源がある」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「公共性の程度や管理方法は資源ごとに異なる」を含む
- 確認方法「費用と利益が誰に及ぶかを地図やデータで示す」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
声のない提案
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:限定(げんてい)声のない提案
杏は学級会で、遠足の行き先を話し合うことになった。ところが、発言の少ない人の案が記録に残っていなかった。杏の胸には気まずさが広がった。
一度は多数の声だけで決めることも考えた。しかし、春樹と短く相談し、付せんで全員の希望と理由を集めた。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、声の大きさと考えの価値は同じではないと分かった。やがて、案を比較して全員が納得できる行程を選んだ。杏の気持ちは信頼へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「具体化」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「限定」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と春樹が尋ねた。杏はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より気まずさに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
春樹は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。杏は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「具体化」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:抽象的な考えを例や事実ではっきりさせること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「抽象的な考えを例や事実ではっきりさせること」と用例「『環境に配慮する』という案を、紙の使用量を半分にする計画へ具体化した。」。
解き方:「具体化」は、抽象的な考えを例や事実ではっきりさせることという意味です。読みは「ぐたいか」です。例文:『環境に配慮する』という案を、紙の使用量を半分にする計画へ具体化した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「多数の声だけで決める」という近道を退け、「付せんで全員の希望と理由を集めた」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「多数の声だけで決める」と「付せんで全員の希望と理由を集めた」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
杏が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「付せんで全員の希望と理由を集めた」こと
本文根拠:第2段落の「付せんで全員の希望と理由を集めた」。
解き方:最初は「多数の声だけで決める」ことを考えましたが、実際には「付せんで全員の希望と理由を集めた」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:参加の方法を増やすと話し合いが公平になること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「声の大きさと考えの価値は同じではないと分かった」という発見と「案を比較して全員が納得できる行程を選んだ」という結果の両方を説明できるのは、「参加の方法を増やすと話し合いが公平になること」という考えです。
杏の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:杏は「多数の声だけで決める」と考えたが、付せんで全員の希望と理由を集めた。声の大きさと考えの価値は同じではないと分かったため、気持ちは気まずさから信頼へ変わった。
本文根拠:変化前=気まずさ、行動=付せんで全員の希望と理由を集めた、発見=声の大きさと考えの価値は同じではないと分かった、変化後=信頼。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
決めきれないときの決定
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:要旨(ようし)決めきれないときの決定
不確実な状況でも行動を選ぶための考え方について考えてみよう。よくある見方は、「情報が完全に集まるまで何も決めてはいけない」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、起こる可能性と起きた場合の影響と後から直せるかを比べる。たとえば、大雨予報では確率が低くても避難の遅れが大きな損失になる。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「抽象化」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、不安を大きく感じるだけで可能性を判断すると偏る。そのため、複数のシナリオと見直し時点を決めることが必要になる。本文では、結論を「よい決定は未来を当てることではなく誤りを修正できる形を選ぶことである」とまとめる。
【7日前の復習】「要旨」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「不確実性」「リスク」「可逆性」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「大雨予報では確率が低くても避難の遅れが大きな損失になる」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、複数のシナリオと見直し時点を決める。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「抽象化」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:個別の例から共通する性質を取り出すこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「個別の例から共通する性質を取り出すこと」と用例「複数の失敗例を抽象化し、『確認不足』という共通点を見つけた。」。
解き方:「抽象化」は、個別の例から共通する性質を取り出すことという意味です。読みは「ちゅうしょうか」です。例文:複数の失敗例を抽象化し、『確認不足』という共通点を見つけた。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「起こる可能性と起きた場合の影響と後から直せるかを比べる」を、「大雨予報では確率が低くても避難の遅れが大きな損失になる」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:不安を大きく感じるだけで可能性を判断すると偏る
本文根拠:第4段落の「不安を大きく感じるだけで可能性を判断すると偏る」。
解き方:「ただし」に続く「不安を大きく感じるだけで可能性を判断すると偏る」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:よい決定は未来を当てることではなく誤りを修正できる形を選ぶことである
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「よい決定は未来を当てることではなく誤りを修正できる形を選ぶことである」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:起こる可能性と起きた場合の影響と後から直せるかを比べる。ただし、不安を大きく感じるだけで可能性を判断すると偏るため、複数のシナリオと見直し時点を決めることが必要である。
本文根拠:仕組み=起こる可能性と起きた場合の影響と後から直せるかを比べる、限界=不安を大きく感じるだけで可能性を判断すると偏る、方法=複数のシナリオと見直し時点を決める、結論=よい決定は未来を当てることではなく誤りを修正できる形を選ぶことである。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「起こる可能性と起きた場合の影響と後から直せるかを比べる」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「不安を大きく感じるだけで可能性を判断すると偏る」を含む
- 確認方法「複数のシナリオと見直し時点を決める」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
霧の中の道標
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:要約(ようやく)霧の中の道標
湊は林間学校の山道で、班を安全に宿舎へ戻すことになった。ところが、霧で遠くの道標が見えなくなった。湊の胸には恐れが広がった。
一度は前の班を急いで追いかけることも考えた。しかし、香澄と短く相談し、現在地を地図と方位磁針で確かめ、全員で待機した。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、動き続けるより位置を確定する方が安全な場合があると分かった。やがて、先生と連絡がつき正しい道へ戻れた。湊の気持ちは落ち着きへ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「因果関係」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「要約」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と香澄が尋ねた。湊はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より恐れに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
香澄は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。湊は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「因果関係」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:原因と結果が結びつく関係
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「原因と結果が結びつく関係」と用例「睡眠不足と授業中の集中低下に因果関係があるかを調べた。」。
解き方:「因果関係」は、原因と結果が結びつく関係という意味です。読みは「いんがかんけい」です。例文:睡眠不足と授業中の集中低下に因果関係があるかを調べた。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「前の班を急いで追いかける」という近道を退け、「現在地を地図と方位磁針で確かめ、全員で待機した」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「前の班を急いで追いかける」と「現在地を地図と方位磁針で確かめ、全員で待機した」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
湊が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「現在地を地図と方位磁針で確かめ、全員で待機した」こと
本文根拠:第2段落の「現在地を地図と方位磁針で確かめ、全員で待機した」。
解き方:最初は「前の班を急いで追いかける」ことを考えましたが、実際には「現在地を地図と方位磁針で確かめ、全員で待機した」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:不確かなときは速さより確認を優先すること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「動き続けるより位置を確定する方が安全な場合があると分かった」という発見と「先生と連絡がつき正しい道へ戻れた」という結果の両方を説明できるのは、「不確かなときは速さより確認を優先すること」という考えです。
湊の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:湊は「前の班を急いで追いかける」と考えたが、現在地を地図と方位磁針で確かめ、全員で待機した。動き続けるより位置を確定する方が安全な場合があると分かったため、気持ちは恐れから落ち着きへ変わった。
本文根拠:変化前=恐れ、行動=現在地を地図と方位磁針で確かめ、全員で待機した、発見=動き続けるより位置を確定する方が安全な場合があると分かった、変化後=落ち着き。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
木陰の温度
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:引用(いんよう)木陰の温度
街路樹の木陰が夏の歩道を冷やす仕組みについて考えてみよう。よくある見方は、「木陰は日光を遮るだけなので木の種類は関係ない」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、葉が光を遮り水分を蒸発させる二つの働きが温度へ影響する。たとえば、同じ時刻に舗装面と木陰を測ると表面温度に差が出る。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「対比」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、風や湿度や測る高さが違えば単純比較はできない。そのため、条件をそろえて複数日に測ることが必要になる。本文では、結論を「都市の暑さ対策は木の本数だけでなく配置や管理まで考える必要がある」とまとめる。
【7日前の復習】「引用」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「遮光」「蒸散」「測定」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「同じ時刻に舗装面と木陰を測ると表面温度に差が出る」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、条件をそろえて複数日に測る。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「対比」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:違いを明らかにするため二つを並べること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「違いを明らかにするため二つを並べること」と用例「主人公の出発前と帰宅後の言葉を対比し、心の成長を読んだ。」。
解き方:「対比」は、違いを明らかにするため二つを並べることという意味です。読みは「たいひ」です。例文:主人公の出発前と帰宅後の言葉を対比し、心の成長を読んだ。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「葉が光を遮り水分を蒸発させる二つの働きが温度へ影響する」を、「同じ時刻に舗装面と木陰を測ると表面温度に差が出る」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:風や湿度や測る高さが違えば単純比較はできない
本文根拠:第4段落の「風や湿度や測る高さが違えば単純比較はできない」。
解き方:「ただし」に続く「風や湿度や測る高さが違えば単純比較はできない」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:都市の暑さ対策は木の本数だけでなく配置や管理まで考える必要がある
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「都市の暑さ対策は木の本数だけでなく配置や管理まで考える必要がある」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:葉が光を遮り水分を蒸発させる二つの働きが温度へ影響する。ただし、風や湿度や測る高さが違えば単純比較はできないため、条件をそろえて複数日に測ることが必要である。
本文根拠:仕組み=葉が光を遮り水分を蒸発させる二つの働きが温度へ影響する、限界=風や湿度や測る高さが違えば単純比較はできない、方法=条件をそろえて複数日に測る、結論=都市の暑さ対策は木の本数だけでなく配置や管理まで考える必要がある。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「葉が光を遮り水分を蒸発させる二つの働きが温度へ影響する」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「風や湿度や測る高さが違えば単純比較はできない」を含む
- 確認方法「条件をそろえて複数日に測る」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
閉じたままの箱
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:推論(すいろん)閉じたままの箱
紬は美術準備室で、作品展の道具を種類別にそろえることになった。ところが、中身不明の箱に古い注意書きが貼られていた。紬の胸には好奇心が広がった。
一度はラベルだけ見て処分することも考えた。しかし、蒼と短く相談し、担当教員の記録を探し、二人で安全に箱を開けた。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、現在は使わないが地域から借りた大切な道具だと分かった。やがて、返却先を確認し、箱の情報も新しく書き直した。紬の気持ちは慎重な満足へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「定義」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「推論」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と蒼が尋ねた。紬はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より好奇心に引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
蒼は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。紬は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「定義」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:言葉や概念の意味を明確に定めること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「言葉や概念の意味を明確に定めること」と用例「発表の冒頭で、ここでいう『地域』の定義を示した。」。
解き方:「定義」は、言葉や概念の意味を明確に定めることという意味です。読みは「ていぎ」です。例文:発表の冒頭で、ここでいう『地域』の定義を示した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「ラベルだけ見て処分する」という近道を退け、「担当教員の記録を探し、二人で安全に箱を開けた」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「ラベルだけ見て処分する」と「担当教員の記録を探し、二人で安全に箱を開けた」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
紬が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「担当教員の記録を探し、二人で安全に箱を開けた」こと
本文根拠:第2段落の「担当教員の記録を探し、二人で安全に箱を開けた」。
解き方:最初は「ラベルだけ見て処分する」ことを考えましたが、実際には「担当教員の記録を探し、二人で安全に箱を開けた」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:古い情報を疑うときも由来を調べること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「現在は使わないが地域から借りた大切な道具だと分かった」という発見と「返却先を確認し、箱の情報も新しく書き直した」という結果の両方を説明できるのは、「古い情報を疑うときも由来を調べること」という考えです。
紬の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:紬は「ラベルだけ見て処分する」と考えたが、担当教員の記録を探し、二人で安全に箱を開けた。現在は使わないが地域から借りた大切な道具だと分かったため、気持ちは好奇心から慎重な満足へ変わった。
本文根拠:変化前=好奇心、行動=担当教員の記録を探し、二人で安全に箱を開けた、発見=現在は使わないが地域から借りた大切な道具だと分かった、変化後=慎重な満足。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
返す容器
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:解釈(かいしゃく)返す容器
再使用できる容器がごみを減らす条件について考えてみよう。よくある見方は、「繰り返し使える物なら必ず環境への負担が小さい」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、製造・回収・洗浄・輸送まで含めて比べる必要がある。たとえば、近い地域で高い回収率を保つ仕組みは使い捨て量を減らしやすい。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「例示」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、遠距離輸送や大量の洗浄水が必要なら利点は小さくなる。そのため、一回だけでなく決めた回数まで実際に戻るか記録することが必要になる。本文では、結論を「物の素材だけで善悪を決めず利用の仕組み全体を見ることが重要である」とまとめる。
【7日前の復習】「解釈」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「再使用」「回収率」「循環」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「近い地域で高い回収率を保つ仕組みは使い捨て量を減らしやすい」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、一回だけでなく決めた回数まで実際に戻るか記録する。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「例示」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:考えを分かりやすくするため例を示すこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「考えを分かりやすくするため例を示すこと」と用例「節水の方法を例示するため、歯みがき中に水を止める場面を挙げた。」。
解き方:「例示」は、考えを分かりやすくするため例を示すことという意味です。読みは「れいじ」です。例文:節水の方法を例示するため、歯みがき中に水を止める場面を挙げた。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「製造・回収・洗浄・輸送まで含めて比べる必要がある」を、「近い地域で高い回収率を保つ仕組みは使い捨て量を減らしやすい」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:遠距離輸送や大量の洗浄水が必要なら利点は小さくなる
本文根拠:第4段落の「遠距離輸送や大量の洗浄水が必要なら利点は小さくなる」。
解き方:「ただし」に続く「遠距離輸送や大量の洗浄水が必要なら利点は小さくなる」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:物の素材だけで善悪を決めず利用の仕組み全体を見ることが重要である
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「物の素材だけで善悪を決めず利用の仕組み全体を見ることが重要である」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:製造・回収・洗浄・輸送まで含めて比べる必要がある。ただし、遠距離輸送や大量の洗浄水が必要なら利点は小さくなるため、一回だけでなく決めた回数まで実際に戻るか記録することが必要である。
本文根拠:仕組み=製造・回収・洗浄・輸送まで含めて比べる必要がある、限界=遠距離輸送や大量の洗浄水が必要なら利点は小さくなる、方法=一回だけでなく決めた回数まで実際に戻るか記録する、結論=物の素材だけで善悪を決めず利用の仕組み全体を見ることが重要である。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「製造・回収・洗浄・輸送まで含めて比べる必要がある」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「遠距離輸送や大量の洗浄水が必要なら利点は小さくなる」を含む
- 確認方法「一回だけでなく決めた回数まで実際に戻るか記録する」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
一分遅れの時計
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:検討(けんとう)一分遅れの時計
優斗は放送室で、昼の校内放送を時刻どおり始めることになった。ところが、放送室の時計だけ一分遅れていた。優斗の胸には焦りが広がった。
一度は自分の腕時計だけを基準にすることも考えた。しかし、菜月と短く相談し、職員室の時計と時報を比べ、ずれを記録した。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、正確さには共通の基準が必要だと分かった。やがて、時計を合わせ、次から点検時刻も決めた。優斗の気持ちは確信へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「指示」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「検討」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と菜月が尋ねた。優斗はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より焦りに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
菜月は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。優斗は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「指示」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:言葉がどの内容を指すか示すこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「言葉がどの内容を指すか示すこと」と用例「傍線部の『それ』の指示する内容を、直前の文から探した。」。
解き方:「指示」は、言葉がどの内容を指すか示すことという意味です。読みは「しじ」です。例文:傍線部の『それ』の指示する内容を、直前の文から探した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「自分の腕時計だけを基準にする」という近道を退け、「職員室の時計と時報を比べ、ずれを記録した」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「自分の腕時計だけを基準にする」と「職員室の時計と時報を比べ、ずれを記録した」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
優斗が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「職員室の時計と時報を比べ、ずれを記録した」こと
本文根拠:第2段落の「職員室の時計と時報を比べ、ずれを記録した」。
解き方:最初は「自分の腕時計だけを基準にする」ことを考えましたが、実際には「職員室の時計と時報を比べ、ずれを記録した」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:測る前に基準をそろえること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「正確さには共通の基準が必要だと分かった」という発見と「時計を合わせ、次から点検時刻も決めた」という結果の両方を説明できるのは、「測る前に基準をそろえること」という考えです。
優斗の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:優斗は「自分の腕時計だけを基準にする」と考えたが、職員室の時計と時報を比べ、ずれを記録した。正確さには共通の基準が必要だと分かったため、気持ちは焦りから確信へ変わった。
本文根拠:変化前=焦り、行動=職員室の時計と時報を比べ、ずれを記録した、発見=正確さには共通の基準が必要だと分かった、変化後=確信。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
本の住所
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:具体化(ぐたいか)本の住所
図書館の分類番号が本を探す手がかりになる仕組みについて考えてみよう。よくある見方は、「同じ題名の本はいつも同じ棚に置けばよい」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、題材と分野を段階的な番号で表し似た内容を近くへ集める。たとえば、料理の歴史と料理の作り方は題名が似ても別の分野に置かれる。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「接続」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、複数分野にまたがる本では主な目的を判断する必要がある。そのため、番号だけでなく件名や目次も合わせて検索することが必要になる。本文では、結論を「分類は世界を一つに決める真理ではなく探しやすくするための約束である」とまとめる。
【7日前の復習】「具体化」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「分類」「件名」「検索」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「料理の歴史と料理の作り方は題名が似ても別の分野に置かれる」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、番号だけでなく件名や目次も合わせて検索する。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「接続」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:文や段落の関係をつなぐこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「文や段落の関係をつなぐこと」と用例「二つの段落を『一方で』と接続し、考えの違いを明確にした。」。
解き方:「接続」は、文や段落の関係をつなぐことという意味です。読みは「せつぞく」です。例文:二つの段落を『一方で』と接続し、考えの違いを明確にした。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「題材と分野を段階的な番号で表し似た内容を近くへ集める」を、「料理の歴史と料理の作り方は題名が似ても別の分野に置かれる」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:複数分野にまたがる本では主な目的を判断する必要がある
本文根拠:第4段落の「複数分野にまたがる本では主な目的を判断する必要がある」。
解き方:「ただし」に続く「複数分野にまたがる本では主な目的を判断する必要がある」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:分類は世界を一つに決める真理ではなく探しやすくするための約束である
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「分類は世界を一つに決める真理ではなく探しやすくするための約束である」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:題材と分野を段階的な番号で表し似た内容を近くへ集める。ただし、複数分野にまたがる本では主な目的を判断する必要があるため、番号だけでなく件名や目次も合わせて検索することが必要である。
本文根拠:仕組み=題材と分野を段階的な番号で表し似た内容を近くへ集める、限界=複数分野にまたがる本では主な目的を判断する必要がある、方法=番号だけでなく件名や目次も合わせて検索する、結論=分類は世界を一つに決める真理ではなく探しやすくするための約束である。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「題材と分野を段階的な番号で表し似た内容を近くへ集める」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「複数分野にまたがる本では主な目的を判断する必要がある」を含む
- 確認方法「番号だけでなく件名や目次も合わせて検索する」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
二色の避難旗
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:抽象化(ちゅうしょうか)二色の避難旗
凪は防災倉庫で、避難訓練で合図を正しく使うことになった。ところが、説明書と旗の色の意味が逆に書かれていた。凪の胸には動揺が広がった。
一度は昨年の記憶だけを信じることも考えた。しかし、楓と短く相談し、管理記録と自治体の最新資料を確かめた。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、説明書の方が古い形式だと分かった。やがて、全員へ変更を説明し、古い紙には使用停止の印を付けた。凪の気持ちは責任ある安心へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「省略」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「抽象化」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と楓が尋ねた。凪はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より動揺に引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
楓は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。凪は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「省略」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:文脈から分かる部分をあえて書かないこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「文脈から分かる部分をあえて書かないこと」と用例「会話文では主語が省略されているため、話者を前後から判断した。」。
解き方:「省略」は、文脈から分かる部分をあえて書かないことという意味です。読みは「しょうりゃく」です。例文:会話文では主語が省略されているため、話者を前後から判断した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「昨年の記憶だけを信じる」という近道を退け、「管理記録と自治体の最新資料を確かめた」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「昨年の記憶だけを信じる」と「管理記録と自治体の最新資料を確かめた」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
凪が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「管理記録と自治体の最新資料を確かめた」こと
本文根拠:第2段落の「管理記録と自治体の最新資料を確かめた」。
解き方:最初は「昨年の記憶だけを信じる」ことを考えましたが、実際には「管理記録と自治体の最新資料を確かめた」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:安全情報は新しさと出所を確かめること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「説明書の方が古い形式だと分かった」という発見と「全員へ変更を説明し、古い紙には使用停止の印を付けた」という結果の両方を説明できるのは、「安全情報は新しさと出所を確かめること」という考えです。
凪の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:凪は「昨年の記憶だけを信じる」と考えたが、管理記録と自治体の最新資料を確かめた。説明書の方が古い形式だと分かったため、気持ちは動揺から責任ある安心へ変わった。
本文根拠:変化前=動揺、行動=管理記録と自治体の最新資料を確かめた、発見=説明書の方が古い形式だと分かった、変化後=責任ある安心。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
予報の幅
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:因果関係(いんがかんけい)予報の幅
天気予報が一つの未来ではなく可能性の幅を示す理由について考えてみよう。よくある見方は、「降水確率が低ければ絶対に雨は降らない」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、観測値と複数の計算結果から一定地域・時間の可能性を表す。たとえば、同じ三十パーセントでも短時間の強い雨と弱い雨では備えが違う。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「換言」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、予報の対象範囲や更新時刻を無視すると意味を取り違える。そのため、確率と影響の大きさを合わせて行動を決めることが必要になる。本文では、結論を「不確実な情報は役に立たないのではなく判断の幅を示す道具である」とまとめる。
【7日前の復習】「因果関係」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「確率」「更新」「不確実性」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「同じ三十パーセントでも短時間の強い雨と弱い雨では備えが違う」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、確率と影響の大きさを合わせて行動を決める。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「換言」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:同じ内容を別の言葉で言い直すこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「同じ内容を別の言葉で言い直すこと」と用例「『計画を白紙に戻す』を『初めから考え直す』と換言した。」。
解き方:「換言」は、同じ内容を別の言葉で言い直すことという意味です。読みは「かんげん」です。例文:『計画を白紙に戻す』を『初めから考え直す』と換言した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「観測値と複数の計算結果から一定地域・時間の可能性を表す」を、「同じ三十パーセントでも短時間の強い雨と弱い雨では備えが違う」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:予報の対象範囲や更新時刻を無視すると意味を取り違える
本文根拠:第4段落の「予報の対象範囲や更新時刻を無視すると意味を取り違える」。
解き方:「ただし」に続く「予報の対象範囲や更新時刻を無視すると意味を取り違える」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:不確実な情報は役に立たないのではなく判断の幅を示す道具である
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「不確実な情報は役に立たないのではなく判断の幅を示す道具である」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:観測値と複数の計算結果から一定地域・時間の可能性を表す。ただし、予報の対象範囲や更新時刻を無視すると意味を取り違えるため、確率と影響の大きさを合わせて行動を決めることが必要である。
本文根拠:仕組み=観測値と複数の計算結果から一定地域・時間の可能性を表す、限界=予報の対象範囲や更新時刻を無視すると意味を取り違える、方法=確率と影響の大きさを合わせて行動を決める、結論=不確実な情報は役に立たないのではなく判断の幅を示す道具である。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「観測値と複数の計算結果から一定地域・時間の可能性を表す」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「予報の対象範囲や更新時刻を無視すると意味を取り違える」を含む
- 確認方法「確率と影響の大きさを合わせて行動を決める」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
ALL DRILLS小3〜高3・全30セットから選ぶ
まいこくは1学年につき「基礎・標準・発展」の3段階、各100問で構成されています。学年どおりに進める必要はありません。読み取りで手が止まるなら1学年下の標準へ、設問が軽く感じるなら同学年の発展へ、と横にも縦にも移動できます。
中学1年生・標準の進め方
100問はどのように進めますか?
1日5問を一つのまとまりとして、先に自分の根拠を決めてから答え合わせをします。正答だけでなく、本文根拠・解き方・誤答のずれまで確認してください。
次の段階へ進む目安は何ですか?
正解数だけで判断せず、選んだ根拠を本文から説明でき、記述問題を採点観点に沿って一度書き直せるようになったら次へ進みます。
難しい場合はどう戻ればよいですか?
同じ日の解説を読み直し、焦点語と本文根拠を一つずつ確認します。それでも難しい場合は、同学年の基礎100問へ戻り、本文の直接根拠を説明できるか確認してください。
高校入試の読解へどうつながりますか?
正答だけで終えず、本文根拠と誤答のずれを説明します。中3では詩歌・古典・作文も含め、高校入試国語の基礎へ接続します。
EDITORIAL & INSTRUCTORS
専門講師・教材協力者による制作
「まいこく」は、藤原進之介が率いる数強塾グループの国語部門「国強塾」が制作・運営するオリジナル学習コンテンツです。本文・設問・選択肢・解答・解説を独自に制作し、出典のない転載問題は掲載していません。
- 制作責任・教材設計・レビュー
- 藤原進之介(数強塾グループ代表)
- 「毎日の国語」設問設計
- 菊池秀策(国語・小論文)
- 現代文・古文教材設計協力
- 山下翔平(スタディサプリ中学講座・国語担当実績/外部協力)
- 古文・漢文専任
- 朝倉吏
- 国語・小論文講師
- 藤本康太
山下翔平先生は教材・指導に関する外部協力者であり、現在の数強塾講師一覧上の在籍講師ではありません。役割を混同せず表記しています。
教材本文版:1.0.0 学習案内・SEO版:1.3.3 初版公開: 学習案内更新: 制作・運営:株式会社数強塾/国強塾
