- 考えを分かりやすくするため例を示すこと
- 相反する気持ちや考えの間で迷うこと
- 出来事を見る位置や立場
- 抽象的な考えを例や事実ではっきりさせること
毎日の国語・藤原式ドリル国語
中1 基礎
100問
第1問〜第100問。本文に書かれた手がかりを正確に拾うための20日分です。1日1本文・5問で、語彙から記述まで同じ手順を反復します。
中学1年生の到達目標
抽象と具体、表現効果、論の組み立て、古文の基礎を理解する
小学校の読解を論理の言葉で捉え直し、説明できる答案へ変えます。
100 QUESTIONS MAP
中学1年生・基礎100問の見取り図
第1日〜第20日・第1問〜第100問を、1日5問で進めます。語彙、文構造、本文根拠、関係・推論、要約・表現を同じ題材でつなぎます。
- 到達目標
- 抽象と具体、表現効果、論の組み立て、古文の基礎を理解する
- この段階のねらい
- 基本語彙と直接根拠を確かめる力
- よくあるつまずき
- 印象だけで選ばず、語の意味・指示語・出来事の順序を本文の言葉で確かめます。

20日分の焦点語を見る
具体化、抽象化、因果関係、対比、定義、例示、指示、接続、省略、換言、心情、葛藤、契機、暗示、余韻、情景、語り手、視点、論題、根拠
ジャンル名を選ぶと、そのジャンルが最初に現れる学習日へ移動します。問題数・ジャンル数・焦点語は公開中の教材カタログから表示しています。
消し忘れた一文
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
消し忘れた一文
和花は文芸部室で、短編作品を推敲して部誌へ載せることになった。ところが、削ったはずの説明が別の段落に残っていた。和花の胸には惜しさが広がった。
一度は誤字だけ直して提出することも考えた。しかし、悠真と短く相談し、人物の行動と説明の重なりを読み比べた。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、説明を減らすと読者が行動から心情を考えられると分かった。やがて、一文を削り、余白のある結末に整えた。和花の気持ちは静かな満足へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「具体化」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と悠真が尋ねた。和花はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より惜しさに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
悠真は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。和花は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「具体化」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:抽象的な考えを例や事実ではっきりさせること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「抽象的な考えを例や事実ではっきりさせること」と用例「『環境に配慮する』という案を、紙の使用量を半分にする計画へ具体化した。」。
解き方:「具体化」は、抽象的な考えを例や事実ではっきりさせることという意味です。読みは「ぐたいか」です。例文:『環境に配慮する』という案を、紙の使用量を半分にする計画へ具体化した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第1〜3段落の出来事を四つの段階に分けたものとして、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:問題が起きる→「誤字だけ直して提出する」と迷う→手がかりを確かめる→「静かな満足」へ変わる
本文根拠:第1段落から第3段落までの順序。
解き方:冒頭の問題、迷った「誤字だけ直して提出する」、実際の確認、最後の「静かな満足」を順に追います。
和花が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「人物の行動と説明の重なりを読み比べた」こと
本文根拠:第2段落の「人物の行動と説明の重なりを読み比べた」。
解き方:最初は「誤字だけ直して提出する」ことを考えましたが、実際には「人物の行動と説明の重なりを読み比べた」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:書かないことで伝わる内容もあること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「説明を減らすと読者が行動から心情を考えられると分かった」という発見と「一文を削り、余白のある結末に整えた」という結果の両方を説明できるのは、「書かないことで伝わる内容もあること」という考えです。
和花の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:和花は「誤字だけ直して提出する」と考えたが、人物の行動と説明の重なりを読み比べた。説明を減らすと読者が行動から心情を考えられると分かったため、気持ちは惜しさから静かな満足へ変わった。
本文根拠:変化前=惜しさ、行動=人物の行動と説明の重なりを読み比べた、発見=説明を減らすと読者が行動から心情を考えられると分かった、変化後=静かな満足。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
写真と記憶
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
写真と記憶
写真が過去の記憶を支えながら選び直す働きについて考えてみよう。よくある見方は、「写真はその場で起きたことを完全に保存する」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、撮影者の位置と選んだ瞬間が出来事の一部を切り取る。たとえば、同じ行事でも写る人や順序によって印象が変わる。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「抽象化」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、写真にない出来事が起きなかったとは限らない。そのため、撮影時刻や語りを合わせ複数の視点を残すことが必要になる。本文では、結論を「記録を見るときは写っている事実と写し方の選択を分けて考える」とまとめる。
この仕組みを調べる班は、まず「記録」「視点」「選択」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「同じ行事でも写る人や順序によって印象が変わる」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、撮影時刻や語りを合わせ複数の視点を残す。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「抽象化」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:個別の例から共通する性質を取り出すこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「個別の例から共通する性質を取り出すこと」と用例「複数の失敗例を抽象化し、『確認不足』という共通点を見つけた。」。
解き方:「抽象化」は、個別の例から共通する性質を取り出すことという意味です。読みは「ちゅうしょうか」です。例文:複数の失敗例を抽象化し、『確認不足』という共通点を見つけた。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
「同じ行事でも写る人や順序によって印象が変わる」という例が置かれた役割を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「撮影者の位置と選んだ瞬間が出来事の一部を切り取る」という仕組みを、具体的な場面で示すため
本文根拠:第2段落の仕組みと具体例の対応。
解き方:例の直前にある一般的な仕組みと、例の中の出来事を対応させます。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:写真にない出来事が起きなかったとは限らない
本文根拠:第4段落の「写真にない出来事が起きなかったとは限らない」。
解き方:「ただし」に続く「写真にない出来事が起きなかったとは限らない」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:記録を見るときは写っている事実と写し方の選択を分けて考える
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「記録を見るときは写っている事実と写し方の選択を分けて考える」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:撮影者の位置と選んだ瞬間が出来事の一部を切り取る。ただし、写真にない出来事が起きなかったとは限らないため、撮影時刻や語りを合わせ複数の視点を残すことが必要である。
本文根拠:仕組み=撮影者の位置と選んだ瞬間が出来事の一部を切り取る、限界=写真にない出来事が起きなかったとは限らない、方法=撮影時刻や語りを合わせ複数の視点を残す、結論=記録を見るときは写っている事実と写し方の選択を分けて考える。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「撮影者の位置と選んだ瞬間が出来事の一部を切り取る」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「写真にない出来事が起きなかったとは限らない」を含む
- 確認方法「撮影時刻や語りを合わせ複数の視点を残す」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
違う速さの二人
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
違う速さの二人
澪は地域マラソンコースで、伴走の練習で二人の歩調を合わせることになった。ところが、速い方が先へ出ると声が届かなかった。澪の胸には焦燥が広がった。
一度は遅い方に無理をさせることも考えた。しかし、翔と短く相談し、呼吸と合図の間隔を話し合い、短い区間で試した。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、同じ速さではなく互いに予測できる速さが必要だと分かった。やがて、二人は安心して最後まで走り切った。澪の気持ちは信頼へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「因果関係」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と翔が尋ねた。澪はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より焦燥に引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
翔は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。澪は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「因果関係」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:原因と結果が結びつく関係
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「原因と結果が結びつく関係」と用例「睡眠不足と授業中の集中低下に因果関係があるかを調べた。」。
解き方:「因果関係」は、原因と結果が結びつく関係という意味です。読みは「いんがかんけい」です。例文:睡眠不足と授業中の集中低下に因果関係があるかを調べた。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第1〜3段落の出来事を四つの段階に分けたものとして、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:問題が起きる→「遅い方に無理をさせる」と迷う→手がかりを確かめる→「信頼」へ変わる
本文根拠:第1段落から第3段落までの順序。
解き方:冒頭の問題、迷った「遅い方に無理をさせる」、実際の確認、最後の「信頼」を順に追います。
澪が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「呼吸と合図の間隔を話し合い、短い区間で試した」こと
本文根拠:第2段落の「呼吸と合図の間隔を話し合い、短い区間で試した」。
解き方:最初は「遅い方に無理をさせる」ことを考えましたが、実際には「呼吸と合図の間隔を話し合い、短い区間で試した」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:相手に合わせることは一方的に遅くすることではないこと
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「同じ速さではなく互いに予測できる速さが必要だと分かった」という発見と「二人は安心して最後まで走り切った」という結果の両方を説明できるのは、「相手に合わせることは一方的に遅くすることではないこと」という考えです。
澪の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:澪は「遅い方に無理をさせる」と考えたが、呼吸と合図の間隔を話し合い、短い区間で試した。同じ速さではなく互いに予測できる速さが必要だと分かったため、気持ちは焦燥から信頼へ変わった。
本文根拠:変化前=焦燥、行動=呼吸と合図の間隔を話し合い、短い区間で試した、発見=同じ速さではなく互いに予測できる速さが必要だと分かった、変化後=信頼。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
おすすめの仕組み
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
おすすめの仕組み
情報の推薦が過去の行動から候補を選ぶ仕組みについて考えてみよう。よくある見方は、「表示された順番は内容の価値を客観的に表す」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、閲覧履歴や似た利用者の行動を使い関心がありそうな項目を予測する。たとえば、同じ動画を見た人へ似た話題が続けて表示される。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「対比」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、新しい関心や少数の情報が見えにくくなる場合がある。そのため、推薦以外の検索や複数の情報源も意識して使うことが必要になる。本文では、結論を「便利な選択支援ほど何が省かれたかを考える必要がある」とまとめる。
この仕組みを調べる班は、まず「推薦」「履歴」「予測」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「同じ動画を見た人へ似た話題が続けて表示される」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、推薦以外の検索や複数の情報源も意識して使う。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「対比」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:違いを明らかにするため二つを並べること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「違いを明らかにするため二つを並べること」と用例「主人公の出発前と帰宅後の言葉を対比し、心の成長を読んだ。」。
解き方:「対比」は、違いを明らかにするため二つを並べることという意味です。読みは「たいひ」です。例文:主人公の出発前と帰宅後の言葉を対比し、心の成長を読んだ。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
「同じ動画を見た人へ似た話題が続けて表示される」という例が置かれた役割を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「閲覧履歴や似た利用者の行動を使い関心がありそうな項目を予測する」という仕組みを、具体的な場面で示すため
本文根拠:第2段落の仕組みと具体例の対応。
解き方:例の直前にある一般的な仕組みと、例の中の出来事を対応させます。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:新しい関心や少数の情報が見えにくくなる場合がある
本文根拠:第4段落の「新しい関心や少数の情報が見えにくくなる場合がある」。
解き方:「ただし」に続く「新しい関心や少数の情報が見えにくくなる場合がある」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:便利な選択支援ほど何が省かれたかを考える必要がある
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「便利な選択支援ほど何が省かれたかを考える必要がある」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:閲覧履歴や似た利用者の行動を使い関心がありそうな項目を予測する。ただし、新しい関心や少数の情報が見えにくくなる場合があるため、推薦以外の検索や複数の情報源も意識して使うことが必要である。
本文根拠:仕組み=閲覧履歴や似た利用者の行動を使い関心がありそうな項目を予測する、限界=新しい関心や少数の情報が見えにくくなる場合がある、方法=推薦以外の検索や複数の情報源も意識して使う、結論=便利な選択支援ほど何が省かれたかを考える必要がある。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「閲覧履歴や似た利用者の行動を使い関心がありそうな項目を予測する」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「新しい関心や少数の情報が見えにくくなる場合がある」を含む
- 確認方法「推薦以外の検索や複数の情報源も意識して使う」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
薄いラベル
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
薄いラベル
葵は図書室で、返された本を正しい棚へ戻すことになった。ところが、一冊だけ分類ラベルが薄れて読めなかった。葵の胸にはあせりが広がった。
一度は表紙の色だけで棚を決めることも考えた。しかし、同級生の陸と短く相談し、奥付と分類表を照らし合わせ、司書にも確かめた。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、見た目の似た本でも扱うテーマが異なると分かった。やがて、本は正しい棚へ戻り、探しに来た下級生も迷わず見つけた。葵の気持ちは静かな自信へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「定義」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と同級生の陸が尋ねた。葵はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料よりあせりに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
同級生の陸は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。葵は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「定義」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:言葉や概念の意味を明確に定めること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「言葉や概念の意味を明確に定めること」と用例「発表の冒頭で、ここでいう『地域』の定義を示した。」。
解き方:「定義」は、言葉や概念の意味を明確に定めることという意味です。読みは「ていぎ」です。例文:発表の冒頭で、ここでいう『地域』の定義を示した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第1〜3段落の出来事を四つの段階に分けたものとして、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:問題が起きる→「表紙の色だけで棚を決める」と迷う→手がかりを確かめる→「静かな自信」へ変わる
本文根拠:第1段落から第3段落までの順序。
解き方:冒頭の問題、迷った「表紙の色だけで棚を決める」、実際の確認、最後の「静かな自信」を順に追います。
葵が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「奥付と分類表を照らし合わせ、司書にも確かめた」こと
本文根拠:第2段落の「奥付と分類表を照らし合わせ、司書にも確かめた」。
解き方:最初は「表紙の色だけで棚を決める」ことを考えましたが、実際には「奥付と分類表を照らし合わせ、司書にも確かめた」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:急ぐときほど複数の手がかりを確かめること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「見た目の似た本でも扱うテーマが異なると分かった」という発見と「本は正しい棚へ戻り、探しに来た下級生も迷わず見つけた」という結果の両方を説明できるのは、「急ぐときほど複数の手がかりを確かめること」という考えです。
葵の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:葵は「表紙の色だけで棚を決める」と考えたが、奥付と分類表を照らし合わせ、司書にも確かめた。見た目の似た本でも扱うテーマが異なると分かったため、気持ちはあせりから静かな自信へ変わった。
本文根拠:変化前=あせり、行動=奥付と分類表を照らし合わせ、司書にも確かめた、発見=見た目の似た本でも扱うテーマが異なると分かった、変化後=静かな自信。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
生成する機械と出典
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
生成する機械と出典
生成AIの回答を資料として使うときの確認方法について考えてみよう。よくある見方は、「自然な文章なら内容も正確である」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、大量の言語パターンからもっともらしい続きが作られ事実確認とは別である。たとえば、存在しない本や数字を本物らしく示す場合がある。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「例示」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、誤りの頻度は質問や分野で変わり一つの割合では表せない。そのため、一次資料へ戻り出典・日付・条件を確かめることが必要になる。本文では、結論を「文章の流暢さと情報の信頼性を分けて評価することが必要である」とまとめる。
この仕組みを調べる班は、まず「生成AI」「出典」「信頼性」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「存在しない本や数字を本物らしく示す場合がある」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、一次資料へ戻り出典・日付・条件を確かめる。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「例示」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:考えを分かりやすくするため例を示すこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「考えを分かりやすくするため例を示すこと」と用例「節水の方法を例示するため、歯みがき中に水を止める場面を挙げた。」。
解き方:「例示」は、考えを分かりやすくするため例を示すことという意味です。読みは「れいじ」です。例文:節水の方法を例示するため、歯みがき中に水を止める場面を挙げた。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
「存在しない本や数字を本物らしく示す場合がある」という例が置かれた役割を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「大量の言語パターンからもっともらしい続きが作られ事実確認とは別である」という仕組みを、具体的な場面で示すため
本文根拠:第2段落の仕組みと具体例の対応。
解き方:例の直前にある一般的な仕組みと、例の中の出来事を対応させます。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:誤りの頻度は質問や分野で変わり一つの割合では表せない
本文根拠:第4段落の「誤りの頻度は質問や分野で変わり一つの割合では表せない」。
解き方:「ただし」に続く「誤りの頻度は質問や分野で変わり一つの割合では表せない」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:文章の流暢さと情報の信頼性を分けて評価することが必要である
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「文章の流暢さと情報の信頼性を分けて評価することが必要である」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:大量の言語パターンからもっともらしい続きが作られ事実確認とは別である。ただし、誤りの頻度は質問や分野で変わり一つの割合では表せないため、一次資料へ戻り出典・日付・条件を確かめることが必要である。
本文根拠:仕組み=大量の言語パターンからもっともらしい続きが作られ事実確認とは別である、限界=誤りの頻度は質問や分野で変わり一つの割合では表せない、方法=一次資料へ戻り出典・日付・条件を確かめる、結論=文章の流暢さと情報の信頼性を分けて評価することが必要である。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「大量の言語パターンからもっともらしい続きが作られ事実確認とは別である」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「誤りの頻度は質問や分野で変わり一つの割合では表せない」を含む
- 確認方法「一次資料へ戻り出典・日付・条件を確かめる」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
風で飛んだ設計図
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
風で飛んだ設計図
直樹は体育館で、文化祭の舞台背景を仲間と完成させることになった。ところが、窓から入った風で設計図の一部が飛ばされた。直樹の胸には不安が広がった。
一度は記憶だけを頼りに線を引くことも考えた。しかし、美緒と短く相談し、残った寸法と写真を並べ、担当ごとの記録を集めた。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、別々の記録を重ねると欠けた形を復元できると分かった。やがて、背景は予定時刻までに完成し、全員が自分の担当を説明できた。直樹の気持ちは連帯感へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「指示」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と美緒が尋ねた。直樹はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より不安に引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
美緒は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。直樹は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「指示」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:言葉がどの内容を指すか示すこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「言葉がどの内容を指すか示すこと」と用例「傍線部の『それ』の指示する内容を、直前の文から探した。」。
解き方:「指示」は、言葉がどの内容を指すか示すことという意味です。読みは「しじ」です。例文:傍線部の『それ』の指示する内容を、直前の文から探した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第1〜3段落の出来事を四つの段階に分けたものとして、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:問題が起きる→「記憶だけを頼りに線を引く」と迷う→手がかりを確かめる→「連帯感」へ変わる
本文根拠:第1段落から第3段落までの順序。
解き方:冒頭の問題、迷った「記憶だけを頼りに線を引く」、実際の確認、最後の「連帯感」を順に追います。
直樹が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「残った寸法と写真を並べ、担当ごとの記録を集めた」こと
本文根拠:第2段落の「残った寸法と写真を並べ、担当ごとの記録を集めた」。
解き方:最初は「記憶だけを頼りに線を引く」ことを考えましたが、実際には「残った寸法と写真を並べ、担当ごとの記録を集めた」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:一人の記憶より共有した記録が強いこと
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「別々の記録を重ねると欠けた形を復元できると分かった」という発見と「背景は予定時刻までに完成し、全員が自分の担当を説明できた」という結果の両方を説明できるのは、「一人の記憶より共有した記録が強いこと」という考えです。
直樹の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:直樹は「記憶だけを頼りに線を引く」と考えたが、残った寸法と写真を並べ、担当ごとの記録を集めた。別々の記録を重ねると欠けた形を復元できると分かったため、気持ちは不安から連帯感へ変わった。
本文根拠:変化前=不安、行動=残った寸法と写真を並べ、担当ごとの記録を集めた、発見=別々の記録を重ねると欠けた形を復元できると分かった、変化後=連帯感。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
森の種類の多さ
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:具体化(ぐたいか)森の種類の多さ
生物多様性が数だけでなく関係を含む考えについて考えてみよう。よくある見方は、「種類が多い場所ならいつでも安定している」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、遺伝子・種・生態系の違いと相互作用が環境の変化への応答を支える。たとえば、異なる花期の植物があると季節ごとに昆虫へ資源を提供できる。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「接続」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、外来種を単純に数へ加えるだけでは地域の健全さを示せない。そのため、種類と役割と時間変化を合わせて観察することが必要になる。本文では、結論を「多様性は一覧の長さではなく違いが結ぶ働きとして捉える必要がある」とまとめる。
【7日前の復習】「具体化」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「多様性」「相互作用」「生態系」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「異なる花期の植物があると季節ごとに昆虫へ資源を提供できる」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、種類と役割と時間変化を合わせて観察する。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「接続」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:文や段落の関係をつなぐこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「文や段落の関係をつなぐこと」と用例「二つの段落を『一方で』と接続し、考えの違いを明確にした。」。
解き方:「接続」は、文や段落の関係をつなぐことという意味です。読みは「せつぞく」です。例文:二つの段落を『一方で』と接続し、考えの違いを明確にした。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
「異なる花期の植物があると季節ごとに昆虫へ資源を提供できる」という例が置かれた役割を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「遺伝子・種・生態系の違いと相互作用が環境の変化への応答を支える」という仕組みを、具体的な場面で示すため
本文根拠:第2段落の仕組みと具体例の対応。
解き方:例の直前にある一般的な仕組みと、例の中の出来事を対応させます。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:外来種を単純に数へ加えるだけでは地域の健全さを示せない
本文根拠:第4段落の「外来種を単純に数へ加えるだけでは地域の健全さを示せない」。
解き方:「ただし」に続く「外来種を単純に数へ加えるだけでは地域の健全さを示せない」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:多様性は一覧の長さではなく違いが結ぶ働きとして捉える必要がある
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「多様性は一覧の長さではなく違いが結ぶ働きとして捉える必要がある」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:遺伝子・種・生態系の違いと相互作用が環境の変化への応答を支える。ただし、外来種を単純に数へ加えるだけでは地域の健全さを示せないため、種類と役割と時間変化を合わせて観察することが必要である。
本文根拠:仕組み=遺伝子・種・生態系の違いと相互作用が環境の変化への応答を支える、限界=外来種を単純に数へ加えるだけでは地域の健全さを示せない、方法=種類と役割と時間変化を合わせて観察する、結論=多様性は一覧の長さではなく違いが結ぶ働きとして捉える必要がある。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「遺伝子・種・生態系の違いと相互作用が環境の変化への応答を支える」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「外来種を単純に数へ加えるだけでは地域の健全さを示せない」を含む
- 確認方法「種類と役割と時間変化を合わせて観察する」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
雨上がりの白線
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:抽象化(ちゅうしょうか)雨上がりの白線
陽太は校庭で、運動会のリレー練習で走順を整えることになった。ところが、雨で白線が消え、交代位置が分からなくなった。陽太の胸にはくやしさが広がった。
一度は速い人だけで順番を決めることも考えた。しかし、凛と短く相談し、全員の走る距離と得意な動きを測り直した。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、速さだけでなく受け渡しの安定も記録すべきだと分かった。やがて、四人は失敗の少ない走順を選び、本番でも最後までバトンをつないだ。陽太の気持ちは納得へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「省略」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「抽象化」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と凛が尋ねた。陽太はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料よりくやしさに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
凛は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。陽太は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「省略」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:文脈から分かる部分をあえて書かないこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「文脈から分かる部分をあえて書かないこと」と用例「会話文では主語が省略されているため、話者を前後から判断した。」。
解き方:「省略」は、文脈から分かる部分をあえて書かないことという意味です。読みは「しょうりゃく」です。例文:会話文では主語が省略されているため、話者を前後から判断した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第1〜3段落の出来事を四つの段階に分けたものとして、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:問題が起きる→「速い人だけで順番を決める」と迷う→手がかりを確かめる→「納得」へ変わる
本文根拠:第1段落から第3段落までの順序。
解き方:冒頭の問題、迷った「速い人だけで順番を決める」、実際の確認、最後の「納得」を順に追います。
陽太が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「全員の走る距離と得意な動きを測り直した」こと
本文根拠:第2段落の「全員の走る距離と得意な動きを測り直した」。
解き方:最初は「速い人だけで順番を決める」ことを考えましたが、実際には「全員の走る距離と得意な動きを測り直した」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:個人の力をつなぐ方法まで考えてこそチームになること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「速さだけでなく受け渡しの安定も記録すべきだと分かった」という発見と「四人は失敗の少ない走順を選び、本番でも最後までバトンをつないだ」という結果の両方を説明できるのは、「個人の力をつなぐ方法まで考えてこそチームになること」という考えです。
陽太の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:陽太は「速い人だけで順番を決める」と考えたが、全員の走る距離と得意な動きを測り直した。速さだけでなく受け渡しの安定も記録すべきだと分かったため、気持ちはくやしさから納得へ変わった。
本文根拠:変化前=くやしさ、行動=全員の走る距離と得意な動きを測り直した、発見=速さだけでなく受け渡しの安定も記録すべきだと分かった、変化後=納得。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
世界の時計
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:因果関係(いんがかんけい)世界の時計
時差が地球の回転と社会の区切りから生まれることについて考えてみよう。よくある見方は、「経度が同じなら世界中で必ず同じ時刻を使う」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、太陽の位置を基準にしつつ国や地域が生活に合う時間帯を定める。たとえば、国境や島の関係で経度とは異なる時間帯を選ぶ地域がある。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「換言」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、夏時間の有無や変更時期も一定ではない。そのため、日付と地域名を含めて時刻を変換することが必要になる。本文では、結論を「時刻は自然現象だけでなく社会の約束でも成り立っている」とまとめる。
【7日前の復習】「因果関係」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「時差」「経度」「標準時」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「国境や島の関係で経度とは異なる時間帯を選ぶ地域がある」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、日付と地域名を含めて時刻を変換する。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「換言」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:同じ内容を別の言葉で言い直すこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「同じ内容を別の言葉で言い直すこと」と用例「『計画を白紙に戻す』を『初めから考え直す』と換言した。」。
解き方:「換言」は、同じ内容を別の言葉で言い直すことという意味です。読みは「かんげん」です。例文:『計画を白紙に戻す』を『初めから考え直す』と換言した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
「国境や島の関係で経度とは異なる時間帯を選ぶ地域がある」という例が置かれた役割を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「太陽の位置を基準にしつつ国や地域が生活に合う時間帯を定める」という仕組みを、具体的な場面で示すため
本文根拠:第2段落の仕組みと具体例の対応。
解き方:例の直前にある一般的な仕組みと、例の中の出来事を対応させます。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:夏時間の有無や変更時期も一定ではない
本文根拠:第4段落の「夏時間の有無や変更時期も一定ではない」。
解き方:「ただし」に続く「夏時間の有無や変更時期も一定ではない」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:時刻は自然現象だけでなく社会の約束でも成り立っている
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「時刻は自然現象だけでなく社会の約束でも成り立っている」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:太陽の位置を基準にしつつ国や地域が生活に合う時間帯を定める。ただし、夏時間の有無や変更時期も一定ではないため、日付と地域名を含めて時刻を変換することが必要である。
本文根拠:仕組み=太陽の位置を基準にしつつ国や地域が生活に合う時間帯を定める、限界=夏時間の有無や変更時期も一定ではない、方法=日付と地域名を含めて時刻を変換する、結論=時刻は自然現象だけでなく社会の約束でも成り立っている。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「太陽の位置を基準にしつつ国や地域が生活に合う時間帯を定める」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「夏時間の有無や変更時期も一定ではない」を含む
- 確認方法「日付と地域名を含めて時刻を変換する」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
駅前の青い手袋
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:対比(たいひ)駅前の青い手袋
結衣は駅前広場で、地域案内のボランティアを無事に終えることになった。ところが、落とし物の青い手袋を持つ子が困っていた。結衣の胸には迷いが広がった。
一度は案内予定を優先してその場を離れることも考えた。しかし、奏と短く相談し、持ち主の手がかりを聞き、交番と放送係へ同時に連絡した。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、予定外の出来事でも役割を分ければ案内を続けられると分かった。やがて、手袋は持ち主へ戻り、案内所も予定どおり開いた。結衣の気持ちは安堵へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「心情」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「対比」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と奏が尋ねた。結衣はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より迷いに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
奏は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。結衣は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「心情」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:人物の内面に生じている感情や考え
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「人物の内面に生じている感情や考え」と用例「返せなかった手紙を握る描写から、主人公の心情を考えた。」。
解き方:「心情」は、人物の内面に生じている感情や考えという意味です。読みは「しんじょう」です。例文:返せなかった手紙を握る描写から、主人公の心情を考えた。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第1〜3段落の出来事を四つの段階に分けたものとして、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:問題が起きる→「案内予定を優先してその場を離れる」と迷う→手がかりを確かめる→「安堵」へ変わる
本文根拠:第1段落から第3段落までの順序。
解き方:冒頭の問題、迷った「案内予定を優先してその場を離れる」、実際の確認、最後の「安堵」を順に追います。
結衣が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「持ち主の手がかりを聞き、交番と放送係へ同時に連絡した」こと
本文根拠:第2段落の「持ち主の手がかりを聞き、交番と放送係へ同時に連絡した」。
解き方:最初は「案内予定を優先してその場を離れる」ことを考えましたが、実際には「持ち主の手がかりを聞き、交番と放送係へ同時に連絡した」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:計画を守ることと困った人を助けることは両立できること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「予定外の出来事でも役割を分ければ案内を続けられると分かった」という発見と「手袋は持ち主へ戻り、案内所も予定どおり開いた」という結果の両方を説明できるのは、「計画を守ることと困った人を助けることは両立できること」という考えです。
結衣の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:結衣は「案内予定を優先してその場を離れる」と考えたが、持ち主の手がかりを聞き、交番と放送係へ同時に連絡した。予定外の出来事でも役割を分ければ案内を続けられると分かったため、気持ちは迷いから安堵へ変わった。
本文根拠:変化前=迷い、行動=持ち主の手がかりを聞き、交番と放送係へ同時に連絡した、発見=予定外の出来事でも役割を分ければ案内を続けられると分かった、変化後=安堵。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
みんなで集める観察
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:定義(ていぎ)みんなで集める観察
市民科学が多くの人の観察を研究へ生かす方法について考えてみよう。よくある見方は、「観察者が多ければ自動的に正確な結果になる」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、共通の手順で広い場所と長い期間の記録を集める。たとえば、各地の開花日を同じ基準で報告すると季節変化を追える。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「葛藤」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、見つけやすい種へ報告が偏るなどの課題がある。そのため、写真確認・研修・欠測記録で質を高めることが必要になる。本文では、結論を「参加の広さとデータの質を両方設計して初めて知見になる」とまとめる。
【7日前の復習】「定義」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「市民科学」「観察」「偏り」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「各地の開花日を同じ基準で報告すると季節変化を追える」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、写真確認・研修・欠測記録で質を高める。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「葛藤」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:相反する気持ちや考えの間で迷うこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「相反する気持ちや考えの間で迷うこと」と用例「試合に出たい思いと、けがを治したい思いの間で葛藤した。」。
解き方:「葛藤」は、相反する気持ちや考えの間で迷うことという意味です。読みは「かっとう」です。例文:試合に出たい思いと、けがを治したい思いの間で葛藤した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
「各地の開花日を同じ基準で報告すると季節変化を追える」という例が置かれた役割を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「共通の手順で広い場所と長い期間の記録を集める」という仕組みを、具体的な場面で示すため
本文根拠:第2段落の仕組みと具体例の対応。
解き方:例の直前にある一般的な仕組みと、例の中の出来事を対応させます。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:見つけやすい種へ報告が偏るなどの課題がある
本文根拠:第4段落の「見つけやすい種へ報告が偏るなどの課題がある」。
解き方:「ただし」に続く「見つけやすい種へ報告が偏るなどの課題がある」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:参加の広さとデータの質を両方設計して初めて知見になる
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「参加の広さとデータの質を両方設計して初めて知見になる」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:共通の手順で広い場所と長い期間の記録を集める。ただし、見つけやすい種へ報告が偏るなどの課題があるため、写真確認・研修・欠測記録で質を高めることが必要である。
本文根拠:仕組み=共通の手順で広い場所と長い期間の記録を集める、限界=見つけやすい種へ報告が偏るなどの課題がある、方法=写真確認・研修・欠測記録で質を高める、結論=参加の広さとデータの質を両方設計して初めて知見になる。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「共通の手順で広い場所と長い期間の記録を集める」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「見つけやすい種へ報告が偏るなどの課題がある」を含む
- 確認方法「写真確認・研修・欠測記録で質を高める」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
古い地図の空白
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:例示(れいじ)古い地図の空白
海斗は郷土資料館で、昔の商店街の地図を調べて発表することになった。ところが、地図の一角だけ店名が空白になっていた。海斗の胸にはもどかしさが広がった。
一度は近くの店名を想像で書き足すことも考えた。しかし、沙羅と短く相談し、年代の違う写真、電話帳、聞き取り記録を比べた。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、空白は店がなかったのではなく資料が失われた印だと分かった。やがて、発表では分かった事実と不明な点を分けて示した。海斗の気持ちは誠実な落ち着きへ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「契機」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「例示」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と沙羅が尋ねた。海斗はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料よりもどかしさに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
沙羅は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。海斗は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「契機」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:変化が始まるきっかけ
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「変化が始まるきっかけ」と用例「一冊の伝記との出会いが、宇宙を学び始める契機になった。」。
解き方:「契機」は、変化が始まるきっかけという意味です。読みは「けいき」です。例文:一冊の伝記との出会いが、宇宙を学び始める契機になった。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第1〜3段落の出来事を四つの段階に分けたものとして、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:問題が起きる→「近くの店名を想像で書き足す」と迷う→手がかりを確かめる→「誠実な落ち着き」へ変わる
本文根拠:第1段落から第3段落までの順序。
解き方:冒頭の問題、迷った「近くの店名を想像で書き足す」、実際の確認、最後の「誠実な落ち着き」を順に追います。
海斗が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「年代の違う写真、電話帳、聞き取り記録を比べた」こと
本文根拠:第2段落の「年代の違う写真、電話帳、聞き取り記録を比べた」。
解き方:最初は「近くの店名を想像で書き足す」ことを考えましたが、実際には「年代の違う写真、電話帳、聞き取り記録を比べた」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:分からないことを分からないまま示すのも調査であること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「空白は店がなかったのではなく資料が失われた印だと分かった」という発見と「発表では分かった事実と不明な点を分けて示した」という結果の両方を説明できるのは、「分からないことを分からないまま示すのも調査であること」という考えです。
海斗の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:海斗は「近くの店名を想像で書き足す」と考えたが、年代の違う写真、電話帳、聞き取り記録を比べた。空白は店がなかったのではなく資料が失われた印だと分かったため、気持ちはもどかしさから誠実な落ち着きへ変わった。
本文根拠:変化前=もどかしさ、行動=年代の違う写真、電話帳、聞き取り記録を比べた、発見=空白は店がなかったのではなく資料が失われた印だと分かった、変化後=誠実な落ち着き。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
短い展示ラベル
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:指示(しじ)短い展示ラベル
博物館の説明文が物と観客をつなぐ役割について考えてみよう。よくある見方は、「情報を多く書くほど展示は分かりやすい」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、観客の知識と見る時間を考え重要な問いと背景を選ぶ。たとえば、道具の年代だけでなく使った人の行動を示すと見方が広がる。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「暗示」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、短くしすぎると不確実さや異なる解釈を隠す場合がある。そのため、要点と詳しい資料への導線を分けることが必要になる。本文では、結論を「説明は知識の量を減らす作業ではなく理解の入口を設計する作業である」とまとめる。
【7日前の復習】「指示」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「展示」「背景」「導線」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「道具の年代だけでなく使った人の行動を示すと見方が広がる」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、要点と詳しい資料への導線を分ける。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「暗示」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:直接言わずにそれとなく示すこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「直接言わずにそれとなく示すこと」と用例「遠くの雷鳴は、これから起こる争いを暗示している。」。
解き方:「暗示」は、直接言わずにそれとなく示すことという意味です。読みは「あんじ」です。例文:遠くの雷鳴は、これから起こる争いを暗示している。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
「道具の年代だけでなく使った人の行動を示すと見方が広がる」という例が置かれた役割を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「観客の知識と見る時間を考え重要な問いと背景を選ぶ」という仕組みを、具体的な場面で示すため
本文根拠:第2段落の仕組みと具体例の対応。
解き方:例の直前にある一般的な仕組みと、例の中の出来事を対応させます。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:短くしすぎると不確実さや異なる解釈を隠す場合がある
本文根拠:第4段落の「短くしすぎると不確実さや異なる解釈を隠す場合がある」。
解き方:「ただし」に続く「短くしすぎると不確実さや異なる解釈を隠す場合がある」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:説明は知識の量を減らす作業ではなく理解の入口を設計する作業である
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「説明は知識の量を減らす作業ではなく理解の入口を設計する作業である」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:観客の知識と見る時間を考え重要な問いと背景を選ぶ。ただし、短くしすぎると不確実さや異なる解釈を隠す場合があるため、要点と詳しい資料への導線を分けることが必要である。
本文根拠:仕組み=観客の知識と見る時間を考え重要な問いと背景を選ぶ、限界=短くしすぎると不確実さや異なる解釈を隠す場合がある、方法=要点と詳しい資料への導線を分ける、結論=説明は知識の量を減らす作業ではなく理解の入口を設計する作業である。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「観客の知識と見る時間を考え重要な問いと背景を選ぶ」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「短くしすぎると不確実さや異なる解釈を隠す場合がある」を含む
- 確認方法「要点と詳しい資料への導線を分ける」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
消えた星印
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:接続(せつぞく)消えた星印
真琴は天文部室で、流星観察の記録をまとめることになった。ところが、観察表から一つの星印だけ消えていた。真琴の胸には焦燥が広がった。
一度は最も多かった時刻へ数を足すことも考えた。しかし、拓海と短く相談し、各自のノートと撮影時刻を照合した。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、雲で見えなかった時間と観察していない時間は違うと分かった。やがて、欠測を明記した正確なグラフが完成した。真琴の気持ちは確かさへ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「余韻」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「接続」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と拓海が尋ねた。真琴はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より焦燥に引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
拓海は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。真琴は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「余韻」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:表現が終わった後にも残る感じ
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「表現が終わった後にも残る感じ」と用例「名前を呼ぶ声だけで物語が終わり、再会を想像させる余韻が残る。」。
解き方:「余韻」は、表現が終わった後にも残る感じという意味です。読みは「よいん」です。例文:名前を呼ぶ声だけで物語が終わり、再会を想像させる余韻が残る。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第1〜3段落の出来事を四つの段階に分けたものとして、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:問題が起きる→「最も多かった時刻へ数を足す」と迷う→手がかりを確かめる→「確かさ」へ変わる
本文根拠:第1段落から第3段落までの順序。
解き方:冒頭の問題、迷った「最も多かった時刻へ数を足す」、実際の確認、最後の「確かさ」を順に追います。
真琴が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「各自のノートと撮影時刻を照合した」こと
本文根拠:第2段落の「各自のノートと撮影時刻を照合した」。
解き方:最初は「最も多かった時刻へ数を足す」ことを考えましたが、実際には「各自のノートと撮影時刻を照合した」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:記録の穴を想像で埋めず条件を説明すること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「雲で見えなかった時間と観察していない時間は違うと分かった」という発見と「欠測を明記した正確なグラフが完成した」という結果の両方を説明できるのは、「記録の穴を想像で埋めず条件を説明すること」という考えです。
真琴の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:真琴は「最も多かった時刻へ数を足す」と考えたが、各自のノートと撮影時刻を照合した。雲で見えなかった時間と観察していない時間は違うと分かったため、気持ちは焦燥から確かさへ変わった。
本文根拠:変化前=焦燥、行動=各自のノートと撮影時刻を照合した、発見=雲で見えなかった時間と観察していない時間は違うと分かった、変化後=確かさ。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
翻訳の選択
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:省略(しょうりゃく)翻訳の選択
異なる言語の間で意味を移すときに選択が必要な理由について考えてみよう。よくある見方は、「単語を一つずつ置き換えれば同じ意味になる」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、文脈・文化・語調を考え全体の働きが近くなる表現を選ぶ。たとえば、丁寧さを表す語が別言語では語尾でなく語順に現れることがある。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「情景」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、完全に同じ範囲の語がない場合もある。そのため、直訳と意訳を目的に応じて比べ選択理由を示すことが必要になる。本文では、結論を「翻訳は意味を運ぶだけでなく違いを可視化する解釈である」とまとめる。
【7日前の復習】「省略」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「翻訳」「直訳」「文脈」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「丁寧さを表す語が別言語では語尾でなく語順に現れることがある」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、直訳と意訳を目的に応じて比べ選択理由を示す。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「情景」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:人物を取り巻く場面や景色
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「人物を取り巻く場面や景色」と用例「夕日で長く伸びた影の情景が、二人の別れを静かに包む。」。
解き方:「情景」は、人物を取り巻く場面や景色という意味です。読みは「じょうけい」です。例文:夕日で長く伸びた影の情景が、二人の別れを静かに包む。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
「丁寧さを表す語が別言語では語尾でなく語順に現れることがある」という例が置かれた役割を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「文脈・文化・語調を考え全体の働きが近くなる表現を選ぶ」という仕組みを、具体的な場面で示すため
本文根拠:第2段落の仕組みと具体例の対応。
解き方:例の直前にある一般的な仕組みと、例の中の出来事を対応させます。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:完全に同じ範囲の語がない場合もある
本文根拠:第4段落の「完全に同じ範囲の語がない場合もある」。
解き方:「ただし」に続く「完全に同じ範囲の語がない場合もある」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:翻訳は意味を運ぶだけでなく違いを可視化する解釈である
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「翻訳は意味を運ぶだけでなく違いを可視化する解釈である」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:文脈・文化・語調を考え全体の働きが近くなる表現を選ぶ。ただし、完全に同じ範囲の語がない場合もあるため、直訳と意訳を目的に応じて比べ選択理由を示すことが必要である。
本文根拠:仕組み=文脈・文化・語調を考え全体の働きが近くなる表現を選ぶ、限界=完全に同じ範囲の語がない場合もある、方法=直訳と意訳を目的に応じて比べ選択理由を示す、結論=翻訳は意味を運ぶだけでなく違いを可視化する解釈である。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「文脈・文化・語調を考え全体の働きが近くなる表現を選ぶ」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「完全に同じ範囲の語がない場合もある」を含む
- 確認方法「直訳と意訳を目的に応じて比べ選択理由を示す」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
二つの水やり表
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:換言(かんげん)二つの水やり表
咲は学級園で、夏休みの水やり当番を決めることになった。ところが、二種類の当番表で曜日が食い違っていた。咲の胸にはいらだちが広がった。
一度は新しい紙だけを正しいと決めることも考えた。しかし、樹と短く相談し、作成日と配布先を確かめ、全員へ変更理由を伝えた。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、新しい情報も伝わらなければ役に立たないと分かった。やがて、全員が同じ表を持ち、苗は夏を越した。咲の気持ちは安心へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「語り手」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「換言」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と樹が尋ねた。咲はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料よりいらだちに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
樹は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。咲は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「語り手」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:物語を読者へ語っている存在
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「物語を読者へ語っている存在」と用例「語り手が子どもなので、大人の事情は読者にもすぐには分からない。」。
解き方:「語り手」は、物語を読者へ語っている存在という意味です。読みは「かたりて」です。例文:語り手が子どもなので、大人の事情は読者にもすぐには分からない。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第1〜3段落の出来事を四つの段階に分けたものとして、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:問題が起きる→「新しい紙だけを正しいと決める」と迷う→手がかりを確かめる→「安心」へ変わる
本文根拠:第1段落から第3段落までの順序。
解き方:冒頭の問題、迷った「新しい紙だけを正しいと決める」、実際の確認、最後の「安心」を順に追います。
咲が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「作成日と配布先を確かめ、全員へ変更理由を伝えた」こと
本文根拠:第2段落の「作成日と配布先を確かめ、全員へ変更理由を伝えた」。
解き方:最初は「新しい紙だけを正しいと決める」ことを考えましたが、実際には「作成日と配布先を確かめ、全員へ変更理由を伝えた」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:情報は正しさだけでなく共有のされ方も大切なこと
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「新しい情報も伝わらなければ役に立たないと分かった」という発見と「全員が同じ表を持ち、苗は夏を越した」という結果の両方を説明できるのは、「情報は正しさだけでなく共有のされ方も大切なこと」という考えです。
咲の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:咲は「新しい紙だけを正しいと決める」と考えたが、作成日と配布先を確かめ、全員へ変更理由を伝えた。新しい情報も伝わらなければ役に立たないと分かったため、気持ちはいらだちから安心へ変わった。
本文根拠:変化前=いらだち、行動=作成日と配布先を確かめ、全員へ変更理由を伝えた、発見=新しい情報も伝わらなければ役に立たないと分かった、変化後=安心。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
合意までの道
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:心情(しんじょう)合意までの道
話し合いで全員一致だけを目標にしない理由について考えてみよう。よくある見方は、「反対意見が残れば話し合いは失敗である」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、理由を交換し共通点と解けない違いを明らかにする。たとえば、期限つきの試行案なら異なる立場が検証に参加できる。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「視点」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、力関係や発言機会の差があると形式的な賛成になりうる。そのため、反対理由と見直し条件を決定記録へ残すことが必要になる。本文では、結論を「合意は違いを消すことではなく次に検証できる形を作ることである」とまとめる。
【7日前の復習】「心情」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「合意」「熟議」「留保」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「期限つきの試行案なら異なる立場が検証に参加できる」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、反対理由と見直し条件を決定記録へ残す。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「視点」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:出来事を見る位置や立場
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「出来事を見る位置や立場」と用例「途中で母親の視点に移り、息子を待つ不安が描かれる。」。
解き方:「視点」は、出来事を見る位置や立場という意味です。読みは「してん」です。例文:途中で母親の視点に移り、息子を待つ不安が描かれる。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
「期限つきの試行案なら異なる立場が検証に参加できる」という例が置かれた役割を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「理由を交換し共通点と解けない違いを明らかにする」という仕組みを、具体的な場面で示すため
本文根拠:第2段落の仕組みと具体例の対応。
解き方:例の直前にある一般的な仕組みと、例の中の出来事を対応させます。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:力関係や発言機会の差があると形式的な賛成になりうる
本文根拠:第4段落の「力関係や発言機会の差があると形式的な賛成になりうる」。
解き方:「ただし」に続く「力関係や発言機会の差があると形式的な賛成になりうる」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:合意は違いを消すことではなく次に検証できる形を作ることである
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「合意は違いを消すことではなく次に検証できる形を作ることである」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:理由を交換し共通点と解けない違いを明らかにする。ただし、力関係や発言機会の差があると形式的な賛成になりうるため、反対理由と見直し条件を決定記録へ残すことが必要である。
本文根拠:仕組み=理由を交換し共通点と解けない違いを明らかにする、限界=力関係や発言機会の差があると形式的な賛成になりうる、方法=反対理由と見直し条件を決定記録へ残す、結論=合意は違いを消すことではなく次に検証できる形を作ることである。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「理由を交換し共通点と解けない違いを明らかにする」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「力関係や発言機会の差があると形式的な賛成になりうる」を含む
- 確認方法「反対理由と見直し条件を決定記録へ残す」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
半分だけの合唱
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:葛藤(かっとう)半分だけの合唱
玲奈は音楽室で、合唱発表の声を一つにまとめることになった。ところが、高い声ばかりが響き低い声が聞こえなかった。玲奈の胸には戸惑いが広がった。
一度は全員にもっと大きな声を出させることも考えた。しかし、悠人と短く相談し、録音を聞き、立ち位置と息を入れる場所を変えた。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、音量ではなく声の重なり方が問題だと分かった。やがて、小さな声も届く響きになり、発表後に互いの声をたたえた。玲奈の気持ちは調和へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「論題」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「葛藤」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と悠人が尋ねた。玲奈はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より戸惑いに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
悠人は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。玲奈は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「論題」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:文章や議論で取り上げる中心課題
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「文章や議論で取り上げる中心課題」と用例「『制服は必要か』を論題にして、賛否の資料を集めた。」。
解き方:「論題」は、文章や議論で取り上げる中心課題という意味です。読みは「ろんだい」です。例文:『制服は必要か』を論題にして、賛否の資料を集めた。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第1〜3段落の出来事を四つの段階に分けたものとして、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:問題が起きる→「全員にもっと大きな声を出させる」と迷う→手がかりを確かめる→「調和」へ変わる
本文根拠:第1段落から第3段落までの順序。
解き方:冒頭の問題、迷った「全員にもっと大きな声を出させる」、実際の確認、最後の「調和」を順に追います。
玲奈が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「録音を聞き、立ち位置と息を入れる場所を変えた」こと
本文根拠:第2段落の「録音を聞き、立ち位置と息を入れる場所を変えた」。
解き方:最初は「全員にもっと大きな声を出させる」ことを考えましたが、実際には「録音を聞き、立ち位置と息を入れる場所を変えた」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:目立たない部分を生かすと全体が豊かになること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「音量ではなく声の重なり方が問題だと分かった」という発見と「小さな声も届く響きになり、発表後に互いの声をたたえた」という結果の両方を説明できるのは、「目立たない部分を生かすと全体が豊かになること」という考えです。
玲奈の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて210字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:玲奈は「全員にもっと大きな声を出させる」と考えたが、録音を聞き、立ち位置と息を入れる場所を変えた。音量ではなく声の重なり方が問題だと分かったため、気持ちは戸惑いから調和へ変わった。
本文根拠:変化前=戸惑い、行動=録音を聞き、立ち位置と息を入れる場所を変えた、発見=音量ではなく声の重なり方が問題だと分かった、変化後=調和。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
百人のうちの十人
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:契機(けいき)百人のうちの十人
一部の調査から全体を考えるときの注意について考えてみよう。よくある見方は、「十人を調べればどの選び方でも百人を代表できる」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、選び方が全体の特徴をどれだけ含むかが推定へ影響する。たとえば、特定の時間にいる人だけを調べると利用者層が偏る。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「根拠」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、人数を増やしても同じ偏りが続けば解決しない。そのため、対象・抽出方法・回答しなかった人を記録することが必要になる。本文では、結論を「数字の大きさだけでなく数字が集まった過程を読む必要がある」とまとめる。
【7日前の復習】「契機」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「標本」「母集団」「代表性」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「特定の時間にいる人だけを調べると利用者層が偏る」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、対象・抽出方法・回答しなかった人を記録する。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「根拠」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:主張を支える事実や理由
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「主張を支える事実や理由」と用例「筆者の主張を支える根拠として、十年間の調査結果が示された。」。
解き方:「根拠」は、主張を支える事実や理由という意味です。読みは「こんきょ」です。例文:筆者の主張を支える根拠として、十年間の調査結果が示された。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
「特定の時間にいる人だけを調べると利用者層が偏る」という例が置かれた役割を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「選び方が全体の特徴をどれだけ含むかが推定へ影響する」という仕組みを、具体的な場面で示すため
本文根拠:第2段落の仕組みと具体例の対応。
解き方:例の直前にある一般的な仕組みと、例の中の出来事を対応させます。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:人数を増やしても同じ偏りが続けば解決しない
本文根拠:第4段落の「人数を増やしても同じ偏りが続けば解決しない」。
解き方:「ただし」に続く「人数を増やしても同じ偏りが続けば解決しない」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:数字の大きさだけでなく数字が集まった過程を読む必要がある
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「数字の大きさだけでなく数字が集まった過程を読む必要がある」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、210字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:選び方が全体の特徴をどれだけ含むかが推定へ影響する。ただし、人数を増やしても同じ偏りが続けば解決しないため、対象・抽出方法・回答しなかった人を記録することが必要である。
本文根拠:仕組み=選び方が全体の特徴をどれだけ含むかが推定へ影響する、限界=人数を増やしても同じ偏りが続けば解決しない、方法=対象・抽出方法・回答しなかった人を記録する、結論=数字の大きさだけでなく数字が集まった過程を読む必要がある。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「選び方が全体の特徴をどれだけ含むかが推定へ影響する」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「人数を増やしても同じ偏りが続けば解決しない」を含む
- 確認方法「対象・抽出方法・回答しなかった人を記録する」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
ALL DRILLS小3〜高3・全30セットから選ぶ
まいこくは1学年につき「基礎・標準・発展」の3段階、各100問で構成されています。学年どおりに進める必要はありません。読み取りで手が止まるなら1学年下の標準へ、設問が軽く感じるなら同学年の発展へ、と横にも縦にも移動できます。
中学1年生・基礎の進め方
100問はどのように進めますか?
1日5問を一つのまとまりとして、先に自分の根拠を決めてから答え合わせをします。正答だけでなく、本文根拠・解き方・誤答のずれまで確認してください。
次の段階へ進む目安は何ですか?
正解数だけで判断せず、選んだ根拠を本文から説明でき、記述問題を採点観点に沿って一度書き直せるようになったら次へ進みます。
難しい場合はどう戻ればよいですか?
同じ日の解説を読み直し、焦点語と本文根拠を一つずつ確認します。それでも難しい場合は、一学年前(小6)の基礎100問へ戻り、語彙と直接根拠を確認してください。
高校入試の読解へどうつながりますか?
正答だけで終えず、本文根拠と誤答のずれを説明します。中3では詩歌・古典・作文も含め、高校入試国語の基礎へ接続します。
EDITORIAL & INSTRUCTORS
専門講師・教材協力者による制作
「まいこく」は、藤原進之介が率いる数強塾グループの国語部門「国強塾」が制作・運営するオリジナル学習コンテンツです。本文・設問・選択肢・解答・解説を独自に制作し、出典のない転載問題は掲載していません。
- 制作責任・教材設計・レビュー
- 藤原進之介(数強塾グループ代表)
- 「毎日の国語」設問設計
- 菊池秀策(国語・小論文)
- 現代文・古文教材設計協力
- 山下翔平(スタディサプリ中学講座・国語担当実績/外部協力)
- 古文・漢文専任
- 朝倉吏
- 国語・小論文講師
- 藤本康太
山下翔平先生は教材・指導に関する外部協力者であり、現在の数強塾講師一覧上の在籍講師ではありません。役割を混同せず表記しています。
教材本文版:1.0.0 学習案内・SEO版:1.3.3 初版公開: 学習案内更新: 制作・運営:株式会社数強塾/国強塾
