- 事実を説明するため一時的に立てる考え
- ある事柄が別の事柄を生じさせる関係
- ある意見とは異なる立場からの考え
- 全体を成り立たせる部分同士の関係
毎日の国語・藤原式ドリル国語
中2 標準
100問
第101問〜第200問。複数の手がかりを比べて関係を説明するための20日分です。1日1本文・5問で、語彙から記述まで同じ手順を反復します。
中学2年生の到達目標
定義・例示・対比、暗黙の前提、複数視点、古典比較を扱う
一つの読み方に飛びつかず、条件や反対意見まで比べます。
100 QUESTIONS MAP
中学2年生・標準100問の見取り図
第21日〜第40日・第101問〜第200問を、1日5問で進めます。語彙、文構造、本文根拠、関係・推論、要約・表現を同じ題材でつなぎます。
- 到達目標
- 定義・例示・対比、暗黙の前提、複数視点、古典比較を扱う
- この段階のねらい
- 段落関係を捉えて推論する力
- よくあるつまずき
- 一文だけで決めず、段落どうしの因果・対比・具体と抽象の関係を追います。

20日分の焦点語を見る
異論、留保、妥当性、信頼性、文脈、構造、階層、統合、比較、批評、前提、仮説、検証、反証、帰納、演繹、相関、因果、偏り、代表性
ジャンル名を選ぶと、そのジャンルが最初に現れる学習日へ移動します。問題数・ジャンル数・焦点語は公開中の教材カタログから表示しています。
閉じたままの箱
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:対照(たいしょう)閉じたままの箱
紬は美術準備室で、作品展の道具を種類別にそろえることになった。ところが、中身不明の箱に古い注意書きが貼られていた。紬の胸には好奇心が広がった。
一度はラベルだけ見て処分することも考えた。しかし、蒼と短く相談し、担当教員の記録を探し、二人で安全に箱を開けた。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、現在は使わないが地域から借りた大切な道具だと分かった。やがて、返却先を確認し、箱の情報も新しく書き直した。紬の気持ちは慎重な満足へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「異論」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「対照」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と蒼が尋ねた。紬はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より好奇心に引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
蒼は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。紬は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
作業を終えた後、紬は「新旧二枚のラベル」の場面を思い返した。初めに急いでいたときとは、同じ場面の受け止め方が変わっていた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「異論」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:ある意見とは異なる立場からの考え
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「ある意見とは異なる立場からの考え」と用例「多数案に異論を唱え、少人数の利用者への影響を説明した。」。
解き方:「異論」は、ある意見とは異なる立場からの考えという意味です。読みは「いろん」です。例文:多数案に異論を唱え、少人数の利用者への影響を説明した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「ラベルだけ見て処分する」という近道を退け、「担当教員の記録を探し、二人で安全に箱を開けた」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「ラベルだけ見て処分する」と「担当教員の記録を探し、二人で安全に箱を開けた」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
紬が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「担当教員の記録を探し、二人で安全に箱を開けた」こと
本文根拠:第2段落の「担当教員の記録を探し、二人で安全に箱を開けた」。
解き方:最初は「ラベルだけ見て処分する」ことを考えましたが、実際には「担当教員の記録を探し、二人で安全に箱を開けた」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:古い情報を疑うときも由来を調べること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「現在は使わないが地域から借りた大切な道具だと分かった」という発見と「返却先を確認し、箱の情報も新しく書き直した」という結果の両方を説明できるのは、「古い情報を疑うときも由来を調べること」という考えです。
紬の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて250字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:紬は「ラベルだけ見て処分する」と考えたが、担当教員の記録を探し、二人で安全に箱を開けた。現在は使わないが地域から借りた大切な道具だと分かったため、気持ちは好奇心から慎重な満足へ変わった。
本文根拠:変化前=好奇心、行動=担当教員の記録を探し、二人で安全に箱を開けた、発見=現在は使わないが地域から借りた大切な道具だと分かった、変化後=慎重な満足。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
公園のベンチ
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:描写(びょうしゃ)公園のベンチ
公共のベンチが休憩以外にも果たす役割について考えてみよう。よくある見方は、「座る人が少ないベンチは無駄である」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、待ち合わせ・見守り・体調回復など短い利用が地域の安心を支える。たとえば、高齢者が移動の途中で休めると行動できる範囲が広がる。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「留保」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、設置数だけでなく日陰や高さや通路幅も利用しやすさへ影響する。そのため、利用者の種類と時間帯を観察して配置を見直すことが必要になる。本文では、結論を「公共設備は平均的な利用回数だけでなく必要な人への効果で評価する」とまとめる。
【7日前の復習】「描写」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「公共」「配置」「利用」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「高齢者が移動の途中で休めると行動できる範囲が広がる」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、利用者の種類と時間帯を観察して配置を見直す。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
別の班は「座る人が少ないベンチは無駄である」と反論した。そこで両班は、同じ資料のどの部分を根拠にし、どの条件を省いたかを表にした。意見の違いより先に、使った根拠の違いが見えてきた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「留保」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:すぐ断定せず条件や疑問を残すこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「すぐ断定せず条件や疑問を残すこと」と用例「調査期間が短いため、筆者は結論に留保を付けている。」。
解き方:「留保」は、すぐ断定せず条件や疑問を残すことという意味です。読みは「りゅうほ」です。例文:調査期間が短いため、筆者は結論に留保を付けている。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「待ち合わせ・見守り・体調回復など短い利用が地域の安心を支える」を、「高齢者が移動の途中で休めると行動できる範囲が広がる」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:設置数だけでなく日陰や高さや通路幅も利用しやすさへ影響する
本文根拠:第4段落の「設置数だけでなく日陰や高さや通路幅も利用しやすさへ影響する」。
解き方:「ただし」に続く「設置数だけでなく日陰や高さや通路幅も利用しやすさへ影響する」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:公共設備は平均的な利用回数だけでなく必要な人への効果で評価する
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「公共設備は平均的な利用回数だけでなく必要な人への効果で評価する」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、250字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:待ち合わせ・見守り・体調回復など短い利用が地域の安心を支える。ただし、設置数だけでなく日陰や高さや通路幅も利用しやすさへ影響するため、利用者の種類と時間帯を観察して配置を見直すことが必要である。
本文根拠:仕組み=待ち合わせ・見守り・体調回復など短い利用が地域の安心を支える、限界=設置数だけでなく日陰や高さや通路幅も利用しやすさへ影響する、方法=利用者の種類と時間帯を観察して配置を見直す、結論=公共設備は平均的な利用回数だけでなく必要な人への効果で評価する。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「待ち合わせ・見守り・体調回復など短い利用が地域の安心を支える」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「設置数だけでなく日陰や高さや通路幅も利用しやすさへ影響する」を含む
- 確認方法「利用者の種類と時間帯を観察して配置を見直す」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
一分遅れの時計
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:比喩(ひゆ)一分遅れの時計
優斗は放送室で、昼の校内放送を時刻どおり始めることになった。ところが、放送室の時計だけ一分遅れていた。優斗の胸には焦りが広がった。
一度は自分の腕時計だけを基準にすることも考えた。しかし、菜月と短く相談し、職員室の時計と時報を比べ、ずれを記録した。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、正確さには共通の基準が必要だと分かった。やがて、時計を合わせ、次から点検時刻も決めた。優斗の気持ちは確信へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「妥当性」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「比喩」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と菜月が尋ねた。優斗はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より焦りに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
菜月は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。優斗は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
作業を終えた後、優斗は「秒針が重なった瞬間」の場面を思い返した。初めに急いでいたときとは、同じ場面の受け止め方が変わっていた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「妥当性」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:結論が根拠から適切に導かれている度合い
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「結論が根拠から適切に導かれている度合い」と用例「質問文が誘導的ではないか確かめ、調査結果の妥当性を考えた。」。
解き方:「妥当性」は、結論が根拠から適切に導かれている度合いという意味です。読みは「だとうせい」です。例文:質問文が誘導的ではないか確かめ、調査結果の妥当性を考えた。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「自分の腕時計だけを基準にする」という近道を退け、「職員室の時計と時報を比べ、ずれを記録した」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「自分の腕時計だけを基準にする」と「職員室の時計と時報を比べ、ずれを記録した」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
優斗が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「職員室の時計と時報を比べ、ずれを記録した」こと
本文根拠:第2段落の「職員室の時計と時報を比べ、ずれを記録した」。
解き方:最初は「自分の腕時計だけを基準にする」ことを考えましたが、実際には「職員室の時計と時報を比べ、ずれを記録した」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:測る前に基準をそろえること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「正確さには共通の基準が必要だと分かった」という発見と「時計を合わせ、次から点検時刻も決めた」という結果の両方を説明できるのは、「測る前に基準をそろえること」という考えです。
優斗の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて250字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:優斗は「自分の腕時計だけを基準にする」と考えたが、職員室の時計と時報を比べ、ずれを記録した。正確さには共通の基準が必要だと分かったため、気持ちは焦りから確信へ変わった。
本文根拠:変化前=焦り、行動=職員室の時計と時報を比べ、ずれを記録した、発見=正確さには共通の基準が必要だと分かった、変化後=確信。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
発酵の時間
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:反復(はんぷく)発酵の時間
微生物の働きが食べ物の味や保存性を変える仕組みについて考えてみよう。よくある見方は、「長く置くほど必ずおいしく安全になる」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、種類・温度・塩分などの条件で微生物の働きが変わる。たとえば、同じ材料でも温度管理によって香りや酸味が異なる。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「信頼性」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、望ましくない微生物が増える場合もあり衛生管理が欠かせない。そのため、時間だけでなく温度と状態を記録することが必要になる。本文では、結論を「伝統的な方法も経験と条件管理の積み重ねで成り立っている」とまとめる。
【7日前の復習】「反復」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「発酵」「微生物」「条件」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「同じ材料でも温度管理によって香りや酸味が異なる」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、時間だけでなく温度と状態を記録する。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
別の班は「長く置くほど必ずおいしく安全になる」と反論した。そこで両班は、同じ資料のどの部分を根拠にし、どの条件を省いたかを表にした。意見の違いより先に、使った根拠の違いが見えてきた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「信頼性」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:情報や測定をどれだけ信用できるか
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「情報や測定をどれだけ信用できるか」と用例「出典と更新日を確認し、そのウェブ記事の信頼性を判断した。」。
解き方:「信頼性」は、情報や測定をどれだけ信用できるかという意味です。読みは「しんらいせい」です。例文:出典と更新日を確認し、そのウェブ記事の信頼性を判断した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「種類・温度・塩分などの条件で微生物の働きが変わる」を、「同じ材料でも温度管理によって香りや酸味が異なる」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:望ましくない微生物が増える場合もあり衛生管理が欠かせない
本文根拠:第4段落の「望ましくない微生物が増える場合もあり衛生管理が欠かせない」。
解き方:「ただし」に続く「望ましくない微生物が増える場合もあり衛生管理が欠かせない」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:伝統的な方法も経験と条件管理の積み重ねで成り立っている
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「伝統的な方法も経験と条件管理の積み重ねで成り立っている」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、250字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:種類・温度・塩分などの条件で微生物の働きが変わる。ただし、望ましくない微生物が増える場合もあり衛生管理が欠かせないため、時間だけでなく温度と状態を記録することが必要である。
本文根拠:仕組み=種類・温度・塩分などの条件で微生物の働きが変わる、限界=望ましくない微生物が増える場合もあり衛生管理が欠かせない、方法=時間だけでなく温度と状態を記録する、結論=伝統的な方法も経験と条件管理の積み重ねで成り立っている。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「種類・温度・塩分などの条件で微生物の働きが変わる」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「望ましくない微生物が増える場合もあり衛生管理が欠かせない」を含む
- 確認方法「時間だけでなく温度と状態を記録する」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
二色の避難旗
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:転換(てんかん)二色の避難旗
凪は防災倉庫で、避難訓練で合図を正しく使うことになった。ところが、説明書と旗の色の意味が逆に書かれていた。凪の胸には動揺が広がった。
一度は昨年の記憶だけを信じることも考えた。しかし、楓と短く相談し、管理記録と自治体の最新資料を確かめた。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、説明書の方が古い形式だと分かった。やがて、全員へ変更を説明し、古い紙には使用停止の印を付けた。凪の気持ちは責任ある安心へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「文脈」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「転換」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と楓が尋ねた。凪はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より動揺に引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
楓は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。凪は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
作業を終えた後、凪は「重ねて置かれた二色の旗」の場面を思い返した。初めに急いでいたときとは、同じ場面の受け止め方が変わっていた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「文脈」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:表現の意味を決める前後や社会的なつながり
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「表現の意味を決める前後や社会的なつながり」と用例「同じ『自由』でも、歴史的な文脈によって意味が変わる。」。
解き方:「文脈」は、表現の意味を決める前後や社会的なつながりという意味です。読みは「ぶんみゃく」です。例文:同じ『自由』でも、歴史的な文脈によって意味が変わる。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「昨年の記憶だけを信じる」という近道を退け、「管理記録と自治体の最新資料を確かめた」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「昨年の記憶だけを信じる」と「管理記録と自治体の最新資料を確かめた」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
凪が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「管理記録と自治体の最新資料を確かめた」こと
本文根拠:第2段落の「管理記録と自治体の最新資料を確かめた」。
解き方:最初は「昨年の記憶だけを信じる」ことを考えましたが、実際には「管理記録と自治体の最新資料を確かめた」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:安全情報は新しさと出所を確かめること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「説明書の方が古い形式だと分かった」という発見と「全員へ変更を説明し、古い紙には使用停止の印を付けた」という結果の両方を説明できるのは、「安全情報は新しさと出所を確かめること」という考えです。
凪の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて250字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:凪は「昨年の記憶だけを信じる」と考えたが、管理記録と自治体の最新資料を確かめた。説明書の方が古い形式だと分かったため、気持ちは動揺から責任ある安心へ変わった。
本文根拠:変化前=動揺、行動=管理記録と自治体の最新資料を確かめた、発見=説明書の方が古い形式だと分かった、変化後=責任ある安心。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
地図の縮尺
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:論点(ろんてん)地図の縮尺
地図が現実を小さく表すときに情報を選ぶ理由について考えてみよう。よくある見方は、「細かく描くほどどんな目的にもよい地図になる」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、縮尺と目的に応じて道路・建物・地形の示し方を変える。たとえば、避難地図では店名より高低差や避難路が重要になる。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「構造」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、省かれた情報が存在しないという意味ではない。そのため、地図の目的と作成時期を先に確かめることが必要になる。本文では、結論を「地図は現実の写しではなく目的に合わせた情報のモデルである」とまとめる。
【7日前の復習】「論点」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「縮尺」「凡例」「モデル」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「避難地図では店名より高低差や避難路が重要になる」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、地図の目的と作成時期を先に確かめる。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
別の班は「細かく描くほどどんな目的にもよい地図になる」と反論した。そこで両班は、同じ資料のどの部分を根拠にし、どの条件を省いたかを表にした。意見の違いより先に、使った根拠の違いが見えてきた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「構造」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:全体を成り立たせる部分同士の関係
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「全体を成り立たせる部分同士の関係」と用例「文章の構造を図にすると、反対意見の後に再反論が置かれていた。」。
解き方:「構造」は、全体を成り立たせる部分同士の関係という意味です。読みは「こうぞう」です。例文:文章の構造を図にすると、反対意見の後に再反論が置かれていた。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「縮尺と目的に応じて道路・建物・地形の示し方を変える」を、「避難地図では店名より高低差や避難路が重要になる」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:省かれた情報が存在しないという意味ではない
本文根拠:第4段落の「省かれた情報が存在しないという意味ではない」。
解き方:「ただし」に続く「省かれた情報が存在しないという意味ではない」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:地図は現実の写しではなく目的に合わせた情報のモデルである
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「地図は現実の写しではなく目的に合わせた情報のモデルである」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、250字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:縮尺と目的に応じて道路・建物・地形の示し方を変える。ただし、省かれた情報が存在しないという意味ではないため、地図の目的と作成時期を先に確かめることが必要である。
本文根拠:仕組み=縮尺と目的に応じて道路・建物・地形の示し方を変える、限界=省かれた情報が存在しないという意味ではない、方法=地図の目的と作成時期を先に確かめる、結論=地図は現実の写しではなく目的に合わせた情報のモデルである。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「縮尺と目的に応じて道路・建物・地形の示し方を変える」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「省かれた情報が存在しないという意味ではない」を含む
- 確認方法「地図の目的と作成時期を先に確かめる」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
名前のない写真
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:論拠(ろんきょ)名前のない写真
莉央は校史資料室で、卒業アルバムの展示を準備することになった。ところが、一枚だけ人物名のない写真があった。莉央の胸にはもどかしさが広がった。
一度は顔が似た卒業生の名を書くことも考えた。しかし、隼人と短く相談し、撮影場所、年代、制服の変化から候補を絞った。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、候補は見つかったが本人だと断定できないと分かった。やがて、展示には推定理由と未確認であることを明記した。莉央の気持ちは誠実さへ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「階層」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「論拠」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と隼人が尋ねた。莉央はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料よりもどかしさに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
隼人は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。莉央は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
作業を終えた後、莉央は「写真の下の余白」の場面を思い返した。初めに急いでいたときとは、同じ場面の受け止め方が変わっていた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「階層」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:大きなまとまりの中に小さなまとまりが重なること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「大きなまとまりの中に小さなまとまりが重なること」と用例「見出しと小見出しの階層を整え、報告書を読みやすくした。」。
解き方:「階層」は、大きなまとまりの中に小さなまとまりが重なることという意味です。読みは「かいそう」です。例文:見出しと小見出しの階層を整え、報告書を読みやすくした。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「顔が似た卒業生の名を書く」という近道を退け、「撮影場所、年代、制服の変化から候補を絞った」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「顔が似た卒業生の名を書く」と「撮影場所、年代、制服の変化から候補を絞った」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
莉央が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「撮影場所、年代、制服の変化から候補を絞った」こと
本文根拠:第2段落の「撮影場所、年代、制服の変化から候補を絞った」。
解き方:最初は「顔が似た卒業生の名を書く」ことを考えましたが、実際には「撮影場所、年代、制服の変化から候補を絞った」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:有力な推測と確定した事実を区別すること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「候補は見つかったが本人だと断定できないと分かった」という発見と「展示には推定理由と未確認であることを明記した」という結果の両方を説明できるのは、「有力な推測と確定した事実を区別すること」という考えです。
莉央の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて250字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:莉央は「顔が似た卒業生の名を書く」と考えたが、撮影場所、年代、制服の変化から候補を絞った。候補は見つかったが本人だと断定できないと分かったため、気持ちはもどかしさから誠実さへ変わった。
本文根拠:変化前=もどかしさ、行動=撮影場所、年代、制服の変化から候補を絞った、発見=候補は見つかったが本人だと断定できないと分かった、変化後=誠実さ。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
眠りと記憶
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:異論(いろん)眠りと記憶
睡眠が学習した内容の整理に関わる仕組みについて考えてみよう。よくある見方は、「長く勉強すれば睡眠を削っても覚えられる」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、学習後の睡眠中に情報の結びつきが整理されると考えられている。たとえば、同じ時間学んでも休息を取った群の方が翌日の再現が安定する場合がある。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「統合」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、個人差があり一つの実験だけで最適時間は決められない。そのため、学習量・睡眠・翌日の成績を継続して記録することが必要になる。本文では、結論を「勉強時間だけを増やすのでなく思い出せる状態を作ることが重要である」とまとめる。
【7日前の復習】「異論」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「睡眠」「記憶」「再現」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「同じ時間学んでも休息を取った群の方が翌日の再現が安定する場合がある」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、学習量・睡眠・翌日の成績を継続して記録する。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
別の班は「長く勉強すれば睡眠を削っても覚えられる」と反論した。そこで両班は、同じ資料のどの部分を根拠にし、どの条件を省いたかを表にした。意見の違いより先に、使った根拠の違いが見えてきた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「統合」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:複数の情報を関係づけ一つにまとめること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「複数の情報を関係づけ一つにまとめること」と用例「文章とグラフの情報を統合し、人口変化の理由を説明した。」。
解き方:「統合」は、複数の情報を関係づけ一つにまとめることという意味です。読みは「とうごう」です。例文:文章とグラフの情報を統合し、人口変化の理由を説明した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「学習後の睡眠中に情報の結びつきが整理されると考えられている」を、「同じ時間学んでも休息を取った群の方が翌日の再現が安定する場合がある」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:個人差があり一つの実験だけで最適時間は決められない
本文根拠:第4段落の「個人差があり一つの実験だけで最適時間は決められない」。
解き方:「ただし」に続く「個人差があり一つの実験だけで最適時間は決められない」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:勉強時間だけを増やすのでなく思い出せる状態を作ることが重要である
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「勉強時間だけを増やすのでなく思い出せる状態を作ることが重要である」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、250字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:学習後の睡眠中に情報の結びつきが整理されると考えられている。ただし、個人差があり一つの実験だけで最適時間は決められないため、学習量・睡眠・翌日の成績を継続して記録することが必要である。
本文根拠:仕組み=学習後の睡眠中に情報の結びつきが整理されると考えられている、限界=個人差があり一つの実験だけで最適時間は決められない、方法=学習量・睡眠・翌日の成績を継続して記録する、結論=勉強時間だけを増やすのでなく思い出せる状態を作ることが重要である。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「学習後の睡眠中に情報の結びつきが整理されると考えられている」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「個人差があり一つの実験だけで最適時間は決められない」を含む
- 確認方法「学習量・睡眠・翌日の成績を継続して記録する」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
静かな多数決
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:留保(りゅうほ)静かな多数決
結菜は生徒会室で、昼休みのルール変更を決めることになった。ところが、賛成が多い案ほど一部の人に大きな負担があった。結菜の胸には苛立ちが広がった。
一度は票数だけで即決することも考えた。しかし、大和と短く相談し、反対理由を聞き、負担を減らす修正案を作った。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、多数決は意見を数える方法であって理由を消す方法ではないと分かった。やがて、修正案を再投票し、少数意見も記録へ残した。結菜の気持ちは慎重な納得へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「比較」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「留保」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と大和が尋ねた。結菜はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より苛立ちに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
大和は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。結菜は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
作業を終えた後、結菜は「黒板に残した反対理由」の場面を思い返した。初めに急いでいたときとは、同じ場面の受け止め方が変わっていた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「比較」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:共通の基準で同じ点と違う点を確かめること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「共通の基準で同じ点と違う点を確かめること」と用例「二つの調査を比較するため、対象年齢と実施時期をそろえて見た。」。
解き方:「比較」は、共通の基準で同じ点と違う点を確かめることという意味です。読みは「ひかく」です。例文:二つの調査を比較するため、対象年齢と実施時期をそろえて見た。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「票数だけで即決する」という近道を退け、「反対理由を聞き、負担を減らす修正案を作った」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「票数だけで即決する」と「反対理由を聞き、負担を減らす修正案を作った」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
結菜が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「反対理由を聞き、負担を減らす修正案を作った」こと
本文根拠:第2段落の「反対理由を聞き、負担を減らす修正案を作った」。
解き方:最初は「票数だけで即決する」ことを考えましたが、実際には「反対理由を聞き、負担を減らす修正案を作った」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:決定の速さと決定の正しさは同じではないこと
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「多数決は意見を数える方法であって理由を消す方法ではないと分かった」という発見と「修正案を再投票し、少数意見も記録へ残した」という結果の両方を説明できるのは、「決定の速さと決定の正しさは同じではないこと」という考えです。
結菜の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて250字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:結菜は「票数だけで即決する」と考えたが、反対理由を聞き、負担を減らす修正案を作った。多数決は意見を数える方法であって理由を消す方法ではないと分かったため、気持ちは苛立ちから慎重な納得へ変わった。
本文根拠:変化前=苛立ち、行動=反対理由を聞き、負担を減らす修正案を作った、発見=多数決は意見を数える方法であって理由を消す方法ではないと分かった、変化後=慎重な納得。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
種を残す銀行
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:妥当性(だとうせい)種を残す銀行
種子銀行が植物の多様性を将来へ残す役割について考えてみよう。よくある見方は、「種を冷凍保存すれば自然の保全は不要になる」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、異なる地域や性質の種を条件管理して保存し研究や復元に備える。たとえば、病気に強い古い品種が将来の栽培に役立つことがある。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「批評」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、保存しにくい種もあり生育地そのものの保全が欠かせない。そのため、保管記録と発芽試験を続けることが必要になる。本文では、結論を「保存施設と自然環境の保全は代わりではなく補い合う関係にある」とまとめる。
【7日前の復習】「妥当性」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「種子」「多様性」「保存」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「病気に強い古い品種が将来の栽培に役立つことがある」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、保管記録と発芽試験を続ける。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
別の班は「種を冷凍保存すれば自然の保全は不要になる」と反論した。そこで両班は、同じ資料のどの部分を根拠にし、どの条件を省いたかを表にした。意見の違いより先に、使った根拠の違いが見えてきた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「批評」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:作品や主張の価値と課題を根拠から論じること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「作品や主張の価値と課題を根拠から論じること」と用例「結末の効果と人物描写の弱点を根拠づけて批評した。」。
解き方:「批評」は、作品や主張の価値と課題を根拠から論じることという意味です。読みは「ひひょう」です。例文:結末の効果と人物描写の弱点を根拠づけて批評した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「異なる地域や性質の種を条件管理して保存し研究や復元に備える」を、「病気に強い古い品種が将来の栽培に役立つことがある」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:保存しにくい種もあり生育地そのものの保全が欠かせない
本文根拠:第4段落の「保存しにくい種もあり生育地そのものの保全が欠かせない」。
解き方:「ただし」に続く「保存しにくい種もあり生育地そのものの保全が欠かせない」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:保存施設と自然環境の保全は代わりではなく補い合う関係にある
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「保存施設と自然環境の保全は代わりではなく補い合う関係にある」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、250字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:異なる地域や性質の種を条件管理して保存し研究や復元に備える。ただし、保存しにくい種もあり生育地そのものの保全が欠かせないため、保管記録と発芽試験を続けることが必要である。
本文根拠:仕組み=異なる地域や性質の種を条件管理して保存し研究や復元に備える、限界=保存しにくい種もあり生育地そのものの保全が欠かせない、方法=保管記録と発芽試験を続ける、結論=保存施設と自然環境の保全は代わりではなく補い合う関係にある。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「異なる地域や性質の種を条件管理して保存し研究や復元に備える」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「保存しにくい種もあり生育地そのものの保全が欠かせない」を含む
- 確認方法「保管記録と発芽試験を続ける」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
空席の意味
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:信頼性(しんらいせい)空席の意味
美咲は発表会場で、班研究の発表を全員で行うことになった。ところが、発表直前に一人が体調を崩して欠席した。美咲の胸には心細さが広がった。
一度は欠席者の担当部分を削ることも考えた。しかし、颯と短く相談し、共有ノートから担当者の意図を読み取り、分担し直した。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、準備の過程を共有していたので内容を守れると分かった。やがて、欠席者の名前も示して発表を終え、後日録画を届けた。美咲の気持ちは感謝へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「前提」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「信頼性」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と颯が尋ねた。美咲はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より心細さに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
颯は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。美咲は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
作業を終えた後、美咲は「発表台の横の空席」の場面を思い返した。初めに急いでいたときとは、同じ場面の受け止め方が変わっていた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「前提」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:議論の出発点として受け入れられている考え
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「議論の出発点として受け入れられている考え」と用例「全員が端末を持つという前提が崩れると、その授業案は実施できない。」。
解き方:「前提」は、議論の出発点として受け入れられている考えという意味です。読みは「ぜんてい」です。例文:全員が端末を持つという前提が崩れると、その授業案は実施できない。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「欠席者の担当部分を削る」という近道を退け、「共有ノートから担当者の意図を読み取り、分担し直した」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「欠席者の担当部分を削る」と「共有ノートから担当者の意図を読み取り、分担し直した」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
美咲が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「共有ノートから担当者の意図を読み取り、分担し直した」こと
本文根拠:第2段落の「共有ノートから担当者の意図を読み取り、分担し直した」。
解き方:最初は「欠席者の担当部分を削る」ことを考えましたが、実際には「共有ノートから担当者の意図を読み取り、分担し直した」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:成果だけでなく考えた過程を共有すること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「準備の過程を共有していたので内容を守れると分かった」という発見と「欠席者の名前も示して発表を終え、後日録画を届けた」という結果の両方を説明できるのは、「成果だけでなく考えた過程を共有すること」という考えです。
美咲の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて250字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:美咲は「欠席者の担当部分を削る」と考えたが、共有ノートから担当者の意図を読み取り、分担し直した。準備の過程を共有していたので内容を守れると分かったため、気持ちは心細さから感謝へ変わった。
本文根拠:変化前=心細さ、行動=共有ノートから担当者の意図を読み取り、分担し直した、発見=準備の過程を共有していたので内容を守れると分かった、変化後=感謝。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
手で話す言葉
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:文脈(ぶんみゃく)手で話す言葉
手話が独自の文法を持つ言語であることについて考えてみよう。よくある見方は、「手話は日本語を手の動きに置き換えただけである」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、手の形・位置・動き・表情が組み合わさり独自の語順や文法を作る。たとえば、同じ手の形でも動きや表情で意味が変わることがある。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「仮説」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、地域や世代による違いもあり一種類に固定できない。そのため、実際の使用者から学び映像と文脈で確かめることが必要になる。本文では、結論を「言語は音声だけでなく人が意味を共有する多様な仕組みである」とまとめる。
【7日前の復習】「文脈」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「手話」「文法」「表情」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「同じ手の形でも動きや表情で意味が変わることがある」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、実際の使用者から学び映像と文脈で確かめる。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
別の班は「手話は日本語を手の動きに置き換えただけである」と反論した。そこで両班は、同じ資料のどの部分を根拠にし、どの条件を省いたかを表にした。意見の違いより先に、使った根拠の違いが見えてきた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「仮説」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:事実を説明するため一時的に立てる考え
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「事実を説明するため一時的に立てる考え」と用例「水温が高いほど早く溶けるという仮説を立てた。」。
解き方:「仮説」は、事実を説明するため一時的に立てる考えという意味です。読みは「かせつ」です。例文:水温が高いほど早く溶けるという仮説を立てた。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「手の形・位置・動き・表情が組み合わさり独自の語順や文法を作る」を、「同じ手の形でも動きや表情で意味が変わることがある」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:地域や世代による違いもあり一種類に固定できない
本文根拠:第4段落の「地域や世代による違いもあり一種類に固定できない」。
解き方:「ただし」に続く「地域や世代による違いもあり一種類に固定できない」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:言語は音声だけでなく人が意味を共有する多様な仕組みである
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「言語は音声だけでなく人が意味を共有する多様な仕組みである」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、250字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:手の形・位置・動き・表情が組み合わさり独自の語順や文法を作る。ただし、地域や世代による違いもあり一種類に固定できないため、実際の使用者から学び映像と文脈で確かめることが必要である。
本文根拠:仕組み=手の形・位置・動き・表情が組み合わさり独自の語順や文法を作る、限界=地域や世代による違いもあり一種類に固定できない、方法=実際の使用者から学び映像と文脈で確かめる、結論=言語は音声だけでなく人が意味を共有する多様な仕組みである。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「手の形・位置・動き・表情が組み合わさり独自の語順や文法を作る」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「地域や世代による違いもあり一種類に固定できない」を含む
- 確認方法「実際の使用者から学び映像と文脈で確かめる」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
図書館の小さな音
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:構造(こうぞう)図書館の小さな音
遥は市立図書館で、読み聞かせ会を静かに進めることになった。ところが、補聴器を使う参加者には声が届きにくかった。遥の胸には戸惑いが広がった。
一度は全員へ同じ音量で読み続けることも考えた。しかし、圭と短く相談し、席の配置とスピーカーを調整し、聞こえ方を確かめた。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、同じ扱いが必ずしも同じ参加しやすさを生まないと分かった。やがて、だれも無理なく物語を楽しめる会になった。遥の気持ちは喜びへ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「検証」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「構造」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と圭が尋ねた。遥はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より戸惑いに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
圭は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。遥は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
作業を終えた後、遥は「静かに置かれた小型スピーカー」の場面を思い返した。初めに急いでいたときとは、同じ場面の受け止め方が変わっていた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「検証」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:仮説が正しいか資料や実験で確かめること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「仮説が正しいか資料や実験で確かめること」と用例「水温だけを変えた実験を三回行い、仮説を検証した。」。
解き方:「検証」は、仮説が正しいか資料や実験で確かめることという意味です。読みは「けんしょう」です。例文:水温だけを変えた実験を三回行い、仮説を検証した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「全員へ同じ音量で読み続ける」という近道を退け、「席の配置とスピーカーを調整し、聞こえ方を確かめた」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「全員へ同じ音量で読み続ける」と「席の配置とスピーカーを調整し、聞こえ方を確かめた」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
遥が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「席の配置とスピーカーを調整し、聞こえ方を確かめた」こと
本文根拠:第2段落の「席の配置とスピーカーを調整し、聞こえ方を確かめた」。
解き方:最初は「全員へ同じ音量で読み続ける」ことを考えましたが、実際には「席の配置とスピーカーを調整し、聞こえ方を確かめた」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:公平とは必要に応じて条件を整えること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「同じ扱いが必ずしも同じ参加しやすさを生まないと分かった」という発見と「だれも無理なく物語を楽しめる会になった」という結果の両方を説明できるのは、「公平とは必要に応じて条件を整えること」という考えです。
遥の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて250字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:遥は「全員へ同じ音量で読み続ける」と考えたが、席の配置とスピーカーを調整し、聞こえ方を確かめた。同じ扱いが必ずしも同じ参加しやすさを生まないと分かったため、気持ちは戸惑いから喜びへ変わった。
本文根拠:変化前=戸惑い、行動=席の配置とスピーカーを調整し、聞こえ方を確かめた、発見=同じ扱いが必ずしも同じ参加しやすさを生まないと分かった、変化後=喜び。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
方言の地図
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:階層(かいそう)方言の地図
地域の言葉が移動や交流の歴史を映すことについて考えてみよう。よくある見方は、「方言は標準語より古く間違った言葉である」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、地域ごとの生活・地形・交流が語彙や発音の違いを生む。たとえば、同じ道具に別の名前が残ると交易の経路を考える手がかりになる。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「反証」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、年代や場面によって使い分けがあり地域だけで単純に分けられない。そのため、話者の年齢と使用場面を含めて記録することが必要になる。本文では、結論を「言葉の違いは優劣ではなく暮らしと歴史の記録として読める」とまとめる。
【7日前の復習】「階層」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「方言」「語彙」「交流」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「同じ道具に別の名前が残ると交易の経路を考える手がかりになる」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、話者の年齢と使用場面を含めて記録する。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
別の班は「方言は標準語より古く間違った言葉である」と反論した。そこで両班は、同じ資料のどの部分を根拠にし、どの条件を省いたかを表にした。意見の違いより先に、使った根拠の違いが見えてきた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「反証」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:主張に反する事実や例を示すこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「主張に反する事実や例を示すこと」と用例「『朝は必ず道路が空く』という主張への反証となる渋滞記録が見つかった。」。
解き方:「反証」は、主張に反する事実や例を示すことという意味です。読みは「はんしょう」です。例文:『朝は必ず道路が空く』という主張への反証となる渋滞記録が見つかった。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「地域ごとの生活・地形・交流が語彙や発音の違いを生む」を、「同じ道具に別の名前が残ると交易の経路を考える手がかりになる」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:年代や場面によって使い分けがあり地域だけで単純に分けられない
本文根拠:第4段落の「年代や場面によって使い分けがあり地域だけで単純に分けられない」。
解き方:「ただし」に続く「年代や場面によって使い分けがあり地域だけで単純に分けられない」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:言葉の違いは優劣ではなく暮らしと歴史の記録として読める
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「言葉の違いは優劣ではなく暮らしと歴史の記録として読める」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、250字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:地域ごとの生活・地形・交流が語彙や発音の違いを生む。ただし、年代や場面によって使い分けがあり地域だけで単純に分けられないため、話者の年齢と使用場面を含めて記録することが必要である。
本文根拠:仕組み=地域ごとの生活・地形・交流が語彙や発音の違いを生む、限界=年代や場面によって使い分けがあり地域だけで単純に分けられない、方法=話者の年齢と使用場面を含めて記録する、結論=言葉の違いは優劣ではなく暮らしと歴史の記録として読める。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「地域ごとの生活・地形・交流が語彙や発音の違いを生む」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「年代や場面によって使い分けがあり地域だけで単純に分けられない」を含む
- 確認方法「話者の年齢と使用場面を含めて記録する」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
途中で変わった題名
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:統合(とうごう)途中で変わった題名
琴音は新聞委員会室で、学校新聞の記事を完成させることになった。ところが、取材後に記事の中心が当初の予想と変わった。琴音の胸には迷いが広がった。
一度は最初に決めた題名を守ることも考えた。しかし、瑛太と短く相談し、取材メモを読み直し、最も多く語られた内容を探した。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、題名は計画ではなく本文の中心を表すべきだと分かった。やがて、本文に合う題名へ直し、変更理由も編集記録へ残した。琴音の気持ちは納得へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「帰納」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「統合」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と瑛太が尋ねた。琴音はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より迷いに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
瑛太は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。琴音は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
作業を終えた後、琴音は「二重線の下に書いた新しい題名」の場面を思い返した。初めに急いでいたときとは、同じ場面の受け止め方が変わっていた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「帰納」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:複数の具体例から一般的な考えを導くこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「複数の具体例から一般的な考えを導くこと」と用例「五つの地域の事例から、共通する課題を帰納的に導いた。」。
解き方:「帰納」は、複数の具体例から一般的な考えを導くことという意味です。読みは「きのう」です。例文:五つの地域の事例から、共通する課題を帰納的に導いた。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「最初に決めた題名を守る」という近道を退け、「取材メモを読み直し、最も多く語られた内容を探した」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「最初に決めた題名を守る」と「取材メモを読み直し、最も多く語られた内容を探した」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
琴音が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「取材メモを読み直し、最も多く語られた内容を探した」こと
本文根拠:第2段落の「取材メモを読み直し、最も多く語られた内容を探した」。
解き方:最初は「最初に決めた題名を守る」ことを考えましたが、実際には「取材メモを読み直し、最も多く語られた内容を探した」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:調べた結果に応じて問いや題名を更新すること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「題名は計画ではなく本文の中心を表すべきだと分かった」という発見と「本文に合う題名へ直し、変更理由も編集記録へ残した」という結果の両方を説明できるのは、「調べた結果に応じて問いや題名を更新すること」という考えです。
琴音の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて250字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:琴音は「最初に決めた題名を守る」と考えたが、取材メモを読み直し、最も多く語られた内容を探した。題名は計画ではなく本文の中心を表すべきだと分かったため、気持ちは迷いから納得へ変わった。
本文根拠:変化前=迷い、行動=取材メモを読み直し、最も多く語られた内容を探した、発見=題名は計画ではなく本文の中心を表すべきだと分かった、変化後=納得。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
小さな識別マーク
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:比較(ひかく)小さな識別マーク
製品のマークが分別方法を伝える仕組みについて考えてみよう。よくある見方は、「同じ形の容器は同じ方法で捨てられる」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、素材や回収制度を記号で示し地域の分別へつなげる。たとえば、ふたと本体で素材が違えば別々の表示が必要になる。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「演繹」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、マークがあっても自治体の設備により出し方は異なる。そのため、製品表示と地域の案内を合わせて確かめることが必要になる。本文では、結論を「記号は行動を自動で決める答えではなく確認先を示す手がかりである」とまとめる。
【7日前の復習】「比較」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「識別」「素材」「分別」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「ふたと本体で素材が違えば別々の表示が必要になる」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、製品表示と地域の案内を合わせて確かめる。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
別の班は「同じ形の容器は同じ方法で捨てられる」と反論した。そこで両班は、同じ資料のどの部分を根拠にし、どの条件を省いたかを表にした。意見の違いより先に、使った根拠の違いが見えてきた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「演繹」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:一般的な原理から個別の結論を導くこと
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「一般的な原理から個別の結論を導くこと」と用例「偶数は二で割り切れるという原則から、百二も割り切れると演繹した。」。
解き方:「演繹」は、一般的な原理から個別の結論を導くことという意味です。読みは「えんえき」です。例文:偶数は二で割り切れるという原則から、百二も割り切れると演繹した。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「素材や回収制度を記号で示し地域の分別へつなげる」を、「ふたと本体で素材が違えば別々の表示が必要になる」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:マークがあっても自治体の設備により出し方は異なる
本文根拠:第4段落の「マークがあっても自治体の設備により出し方は異なる」。
解き方:「ただし」に続く「マークがあっても自治体の設備により出し方は異なる」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:記号は行動を自動で決める答えではなく確認先を示す手がかりである
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「記号は行動を自動で決める答えではなく確認先を示す手がかりである」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、250字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:素材や回収制度を記号で示し地域の分別へつなげる。ただし、マークがあっても自治体の設備により出し方は異なるため、製品表示と地域の案内を合わせて確かめることが必要である。
本文根拠:仕組み=素材や回収制度を記号で示し地域の分別へつなげる、限界=マークがあっても自治体の設備により出し方は異なる、方法=製品表示と地域の案内を合わせて確かめる、結論=記号は行動を自動で決める答えではなく確認先を示す手がかりである。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「素材や回収制度を記号で示し地域の分別へつなげる」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「マークがあっても自治体の設備により出し方は異なる」を含む
- 確認方法「製品表示と地域の案内を合わせて確かめる」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
三つ目の案内板
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:批評(ひひょう)三つ目の案内板
陽菜は公園で、外国から来た人にも道を案内することになった。ところが、日本語だけの案内板では目的地が伝わらなかった。陽菜の胸には歯がゆさが広がった。
一度は文字を大きくするだけで解決することも考えた。しかし、陸斗と短く相談し、絵記号、やさしい日本語、地図を組み合わせた。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、伝わりにくさの原因は文字の小ささだけではないと分かった。やがて、三種類の手がかりで多くの人が迷わなくなった。陽菜の気持ちは達成感へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「相関」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「批評」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と陸斗が尋ねた。陽菜はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より歯がゆさに引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
陸斗は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。陽菜は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
作業を終えた後、陽菜は「矢印の横に加えた絵記号」の場面を思い返した。初めに急いでいたときとは、同じ場面の受け止め方が変わっていた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「相関」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:二つの量や変化に結びつきが見られること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「二つの量や変化に結びつきが見られること」と用例「気温と電力使用量に相関があっても、気温だけが原因とは限らない。」。
解き方:「相関」は、二つの量や変化に結びつきが見られることという意味です。読みは「そうかん」です。例文:気温と電力使用量に相関があっても、気温だけが原因とは限らない。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「文字を大きくするだけで解決する」という近道を退け、「絵記号、やさしい日本語、地図を組み合わせた」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「文字を大きくするだけで解決する」と「絵記号、やさしい日本語、地図を組み合わせた」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
陽菜が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「絵記号、やさしい日本語、地図を組み合わせた」こと
本文根拠:第2段落の「絵記号、やさしい日本語、地図を組み合わせた」。
解き方:最初は「文字を大きくするだけで解決する」ことを考えましたが、実際には「絵記号、やさしい日本語、地図を組み合わせた」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:伝える相手の知識を想像して表現を選ぶこと
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「伝わりにくさの原因は文字の小ささだけではないと分かった」という発見と「三種類の手がかりで多くの人が迷わなくなった」という結果の両方を説明できるのは、「伝える相手の知識を想像して表現を選ぶこと」という考えです。
陽菜の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて250字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:陽菜は「文字を大きくするだけで解決する」と考えたが、絵記号、やさしい日本語、地図を組み合わせた。伝わりにくさの原因は文字の小ささだけではないと分かったため、気持ちは歯がゆさから達成感へ変わった。
本文根拠:変化前=歯がゆさ、行動=絵記号、やさしい日本語、地図を組み合わせた、発見=伝わりにくさの原因は文字の小ささだけではないと分かった、変化後=達成感。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
繰り返す避難訓練
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:前提(ぜんてい)繰り返す避難訓練
防災訓練を状況に合わせて更新する必要について考えてみよう。よくある見方は、「毎年同じ手順を繰り返せば備えは十分である」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、建物・人数・災害想定の変化に応じて経路と役割を見直す。たとえば、工事で通路が狭くなれば避難時間や誘導方法が変わる。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「因果」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、訓練の速さだけでは安全性を評価できない。そのため、迷った場所と情報が届かなかった相手を記録することが必要になる。本文では、結論を「訓練は正解を演じる行事ではなく弱点を見つける検証である」とまとめる。
【7日前の復習】「前提」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「避難」「想定」「検証」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「工事で通路が狭くなれば避難時間や誘導方法が変わる」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、迷った場所と情報が届かなかった相手を記録する。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
別の班は「毎年同じ手順を繰り返せば備えは十分である」と反論した。そこで両班は、同じ資料のどの部分を根拠にし、どの条件を省いたかを表にした。意見の違いより先に、使った根拠の違いが見えてきた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「因果」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:ある事柄が別の事柄を生じさせる関係
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「ある事柄が別の事柄を生じさせる関係」と用例「売上の増加と広告の開始に因果があるか、他の要因も調べた。」。
解き方:「因果」は、ある事柄が別の事柄を生じさせる関係という意味です。読みは「いんが」です。例文:売上の増加と広告の開始に因果があるか、他の要因も調べた。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「建物・人数・災害想定の変化に応じて経路と役割を見直す」を、「工事で通路が狭くなれば避難時間や誘導方法が変わる」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:訓練の速さだけでは安全性を評価できない
本文根拠:第4段落の「訓練の速さだけでは安全性を評価できない」。
解き方:「ただし」に続く「訓練の速さだけでは安全性を評価できない」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:訓練は正解を演じる行事ではなく弱点を見つける検証である
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「訓練は正解を演じる行事ではなく弱点を見つける検証である」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、250字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:建物・人数・災害想定の変化に応じて経路と役割を見直す。ただし、訓練の速さだけでは安全性を評価できないため、迷った場所と情報が届かなかった相手を記録することが必要である。
本文根拠:仕組み=建物・人数・災害想定の変化に応じて経路と役割を見直す、限界=訓練の速さだけでは安全性を評価できない、方法=迷った場所と情報が届かなかった相手を記録する、結論=訓練は正解を演じる行事ではなく弱点を見つける検証である。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「建物・人数・災害想定の変化に応じて経路と役割を見直す」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「訓練の速さだけでは安全性を評価できない」を含む
- 確認方法「迷った場所と情報が届かなかった相手を記録する」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
温度計の影
物語・随筆・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:仮説(かせつ)温度計の影
柚希は理科室で、日なたと日陰の温度を比べることになった。ところが、一方の温度計だけ直射日光を受けていた。柚希の胸には落胆が広がった。
一度は表示された数値をそのまま比べることも考えた。しかし、颯真と短く相談し、置き方と時刻をそろえて測り直した。すぐに答えを決めるのではなく、確かめられる材料を一つずつ増やした。
その途中で、条件が違う数値は単純に比較できないと分かった。やがて、正しい条件で差を確かめ、最初の測定も失敗例として残した。柚希の気持ちは理解へ変わった。
【語彙の視点】今日の焦点語は「偏り」。意味を予想してから、本文のどの場面に使えるか、また使いにくい場面はどこかを、行動を根拠に考える。
【7日前の復習】「仮説」とも比べてみよう。二つは同じ意味ではない。本文を説明するのに使えるなら根拠となる場面を示し、使いにくいなら、その違いを言葉にする。
「どうして、その方法でよいと思ったの」と颯真が尋ねた。柚希はすぐには答えられず、初めの考えが確かな材料より落胆に引かれていたことに気づいた。
その確認で最初の手がかりは得られた。ただ一つだけでは決めず、種類の違う手がかりとも合わせたところ、同じ方向を示す材料と、そうでない材料が分かれた。
颯真は結論を言わず、『反対の結果になりそうな手がかりはないかな』とだけ聞いた。柚希は、自分の案を支える材料だけを集めていなかったか、もう一度順に見直した。
作業を終えた後、柚希は「机に伸びた温度計の影」の場面を思い返した。初めに急いでいたときとは、同じ場面の受け止め方が変わっていた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「偏り」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:資料や見方が一方へ寄っていること
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「資料や見方が一方へ寄っていること」と用例「昼休みにだけ聞いた調査には、回答者の偏りがある。」。
解き方:「偏り」は、資料や見方が一方へ寄っていることという意味です。読みは「かたより」です。例文:昼休みにだけ聞いた調査には、回答者の偏りがある。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落は、物語全体の中でどのような働きをしていますか。最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「表示された数値をそのまま比べる」という近道を退け、「置き方と時刻をそろえて測り直した」という確認へ判断を転換する
本文根拠:第2段落の「表示された数値をそのまま比べる」と「置き方と時刻をそろえて測り直した」の対比。
解き方:第2段落では、考えただけの近道と、実際に選んだ確認行動が『しかし』で対比されています。
柚希が最初の考えを変えたことが分かる行動を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:実際に「置き方と時刻をそろえて測り直した」こと
本文根拠:第2段落の「置き方と時刻をそろえて測り直した」。
解き方:最初は「表示された数値をそのまま比べる」ことを考えましたが、実際には「置き方と時刻をそろえて測り直した」。考えの変化は、心情語だけでなく行動の違いから確かめられます。
この物語から読み取れる中心的な考えとして最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:結果だけでなく測り方を確かめること
本文根拠:主人公の確認行動・発見・結果の三点。
解き方:「条件が違う数値は単純に比較できないと分かった」という発見と「正しい条件で差を確かめ、最初の測定も失敗例として残した」という結果の両方を説明できるのは、「結果だけでなく測り方を確かめること」という考えです。
柚希の気持ちと判断がどう変わったか、きっかけを含めて250字以内で説明しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:柚希は「表示された数値をそのまま比べる」と考えたが、置き方と時刻をそろえて測り直した。条件が違う数値は単純に比較できないと分かったため、気持ちは落胆から理解へ変わった。
本文根拠:変化前=落胆、行動=置き方と時刻をそろえて測り直した、発見=条件が違う数値は単純に比較できないと分かった、変化後=理解。
解き方:変化前・きっかけとなる行動・分かったこと・変化後を一つの因果関係にします。模範解答と語句が同じでなくても、四つの要素が本文に即していればよい答案です。
採点観点
- 変化前の気持ちが本文に沿っている
- 相談・確認が変化のきっかけとして書かれている
- 新しい事実への気づき、または思い込みの修正が書かれている
- 変化後の気持ちが本文に沿っている
写真と記憶
説明文・評論・5問セット
意味を予想してからSTEP 1へ。正しい意味と使い方は解説で確認します。
復習語:検証(けんしょう)写真と記憶
写真が過去の記憶を支えながら選び直す働きについて考えてみよう。よくある見方は、「写真はその場で起きたことを完全に保存する」というものだ。しかし、実際の仕組みはそれほど単純ではない。
中心となる仕組みは、撮影者の位置と選んだ瞬間が出来事の一部を切り取る。たとえば、同じ行事でも写る人や順序によって印象が変わる。この例は、目に見えにくい関係を具体的に示している。
【語彙の視点】今日の焦点語は「代表性」。意味を予想してから、本文中の仕組み・例・限界のどこを説明できるかを考え、語の使える範囲まで確かめる。
ただし、写真にない出来事が起きなかったとは限らない。そのため、撮影時刻や語りを合わせ複数の視点を残すことが必要になる。本文では、結論を「記録を見るときは写っている事実と写し方の選択を分けて考える」とまとめる。
【7日前の復習】「検証」とも比べてみよう。焦点語と復習語は同じ意味ではない。本文のどの部分にそれぞれを使えるか、使えないかを分けると、語の違いがはっきりする。
この仕組みを調べる班は、まず「記録」「視点」「選択」を同じものとして数えないよう、記録欄を分けた。名前が似ていても、測っている対象が違えば数字の意味も変わる。
本文の例は「同じ行事でも写る人や順序によって印象が変わる」という一つの場面を示す。班は、この例と異なる結果になりうる条件も探し、例だけで全体を決めないようにした。
確かめるために、撮影時刻や語りを合わせ複数の視点を残す。結果と一緒に、確認できなかった範囲と判断を保留した点も残した。欠けた情報を、起きなかった事実として扱わないためである。
別の班は「写真はその場で起きたことを完全に保存する」と反論した。そこで両班は、同じ資料のどの部分を根拠にし、どの条件を省いたかを表にした。意見の違いより先に、使った根拠の違いが見えてきた。
本文・設問・選択肢・解説は「まいこく」のオリジナルです。市販教材の文章は転載していません。
今日の焦点語「代表性」の意味として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:一部の資料が全体の特徴を表せる度合い
本文根拠:まいこく語彙台帳の定義「一部の資料が全体の特徴を表せる度合い」と用例「一クラスの意見に学校全体の代表性があるとは断定できない。」。
解き方:「代表性」は、一部の資料が全体の特徴を表せる度合いという意味です。読みは「だいひょうせい」です。例文:一クラスの意見に学校全体の代表性があるとは断定できない。 例文を音読し、自分の場面に置き換えて一文を作ると定着します。
第2段落の『中心となる仕組み』と『たとえば』以降の関係として最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:「撮影者の位置と選んだ瞬間が出来事の一部を切り取る」を、「同じ行事でも写る人や順序によって印象が変わる」という個別の事例で具体化している
本文根拠:第2段落の抽象的説明と具体例。
解き方:一般的な説明を先に置き、その後に同じ関係が見える個別例を置く構造です。
筆者が結論をそのまま全ての場合へ広げてはいけないと考える根拠を選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:写真にない出来事が起きなかったとは限らない
本文根拠:第4段落の「写真にない出来事が起きなかったとは限らない」。
解き方:「ただし」に続く「写真にない出来事が起きなかったとは限らない」が、主張の当てはまる範囲を示す留保です。
第1〜4段落で示された題材についての結論として、最も適切なものを選びなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:記録を見るときは写っている事実と写し方の選択を分けて考える
本文根拠:第4段落の結論と、それを支える仕組み・限界。
解き方:本文は一般的な見方を問い直し、仕組み・例・限界・確認方法を示した後、「記録を見るときは写っている事実と写し方の選択を分けて考える」とまとめています。
本文の仕組み・条件・確認方法を、250字以内で要約しなさい。
解答・根拠・解説
正答・解答例:撮影者の位置と選んだ瞬間が出来事の一部を切り取る。ただし、写真にない出来事が起きなかったとは限らないため、撮影時刻や語りを合わせ複数の視点を残すことが必要である。
本文根拠:仕組み=撮影者の位置と選んだ瞬間が出来事の一部を切り取る、限界=写真にない出来事が起きなかったとは限らない、方法=撮影時刻や語りを合わせ複数の視点を残す、結論=記録を見るときは写っている事実と写し方の選択を分けて考える。
解き方:要約では具体例を全て写さず、仕組み、限界、確認方法または結論の関係を残します。短くするために条件を落とすと、筆者の主張より強い断定になるので注意します。
採点観点
- 仕組み「撮影者の位置と選んだ瞬間が出来事の一部を切り取る」を自分の言葉で示している
- 限界または条件「写真にない出来事が起きなかったとは限らない」を含む
- 確認方法「撮影時刻や語りを合わせ複数の視点を残す」を含む
- 仕組み・限界・方法を因果で結んでいる
ALL DRILLS小3〜高3・全30セットから選ぶ
まいこくは1学年につき「基礎・標準・発展」の3段階、各100問で構成されています。学年どおりに進める必要はありません。読み取りで手が止まるなら1学年下の標準へ、設問が軽く感じるなら同学年の発展へ、と横にも縦にも移動できます。
中学2年生・標準の進め方
100問はどのように進めますか?
1日5問を一つのまとまりとして、先に自分の根拠を決めてから答え合わせをします。正答だけでなく、本文根拠・解き方・誤答のずれまで確認してください。
次の段階へ進む目安は何ですか?
正解数だけで判断せず、選んだ根拠を本文から説明でき、記述問題を採点観点に沿って一度書き直せるようになったら次へ進みます。
難しい場合はどう戻ればよいですか?
同じ日の解説を読み直し、焦点語と本文根拠を一つずつ確認します。それでも難しい場合は、同学年の基礎100問へ戻り、本文の直接根拠を説明できるか確認してください。
高校入試の読解へどうつながりますか?
正答だけで終えず、本文根拠と誤答のずれを説明します。中3では詩歌・古典・作文も含め、高校入試国語の基礎へ接続します。
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- 藤本康太
山下翔平先生は教材・指導に関する外部協力者であり、現在の数強塾講師一覧上の在籍講師ではありません。役割を混同せず表記しています。
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