こんにちは。数学に強くなる塾「数強塾」代表の藤原進之介です。
岡山理科大学 獣医学部は、2018年に西日本で初めて開設された私立獣医学部です。それまで私立獣医は東日本・北日本に集中しており、西日本の獣医志望者にとって岡山理科大の存在は受験地図を塗り替えるものでした。今では関西・中四国・九州の受験生を中心に、全国から志願者が集まります。
岡山理科大の数学の特徴を一言で言えば——基本問題を確実に取り切る試験。2025年度前期A日程の講評でも「全て基本問題」と評されるなど、基礎の完成度がそのまま得点になる出題です。だからこそ、この記事では数強塾の理念の中核である「教科書精読」の話をします。
※入試制度・出題範囲・配点は年度により変更されます。出願にあたっては、必ず岡山理科大学発表の最新の学生募集要項をご確認ください。
岡山理科大 獣医学科・数学の骨格
一般選抜(前期A日程・B日程)は3教科・配点合計300点。数学の範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C——数Aは場合の数と確率・数学と人間の活動・図形の性質、数Bは統計的な推測・数列・数学と社会生活、数Cはベクトル。数Ⅲは不要です。共通テスト利用(Ⅰ期3教科・5教科、Ⅱ期、Ⅲ期)もあり、日程を組み合わせた複数回受験が可能です。
なぜ「教科書精読」が岡山理科大対策の核心なのか
基本問題中心の試験と聞いて、「じゃあ問題集を回せばいい」と考えるのは早計です。基本問題勝負の試験で本当に差がつくのは、教科書レベルの理解の「精度」だからです。
数強塾グループのバリュー「教科書を精読する」は、綺麗事ではありません。教科書は、定義→定理→証明→例題という数学の正しい順序で書かれた、実は最も洗練された教材です。ところが多くの受験生は教科書を「飛ばして」問題集に行き、次のような穴を抱えたまま本番を迎えます。
- 「必要条件・十分条件」を、言葉の意味から説明できない
- 正弦定理・余弦定理を使えるが、なぜ成り立つかは言えない
- データの分析・統計的な推測の用語(分散、偏差、信頼区間)の定義が曖昧
基本問題は、まさにこうした定義の理解をそのまま問うてきます。教科書を精読した受験生にとってはサービス問題、飛ばした受験生にとっては「なんとなく見たことがあるのに詰まる」問題になる。満点勝負の試験で、この差は決定的です。
精読の具体的な方法
数強塾で指導している教科書精読は、次の3ステップです。
- 定義を音読し、自分の言葉で言い換える(「つまりどういうことか」を隣の人に説明できるか)
- 定理の証明を一度は自分の手で再現する(証明の中に、入試の解法の型が埋まっています)
- 例題を「なぜこの解き方なのか」まで言語化する(別の道は? どこで詰まる?)
遠回りに見えるでしょう。しかし基本問題型の試験に対しては、これが最短です。
学習プランと併願設計
- 〜夏:教科書精読+傍用問題集で数ⅠⅡABC を一巡。「統計的な推測」も教科書ベースで確実に
- 夏〜秋:過去問を「確認教材」として使い、時間内に全問処理する練習へ移行
- 秋以降:前期A・B、共テ利用の複数日程を組み合わせた受験計画を確定。共テ形式の演習も並行
西日本の受験生でも、北里・酪農・日獣など東日本の私立獣医との併願は一般的です。特に酪農学園とは「統計的な推測」が範囲に入る点が共通しており、対策を共有できます。
▶ 併願対策:酪農学園大学 獣医学類の数学対策
現場の講師から
「『教科書なんて簡単』と言う生徒ほど、定義を聞くと止まります。1対1の授業で教科書を一緒に読み直すと、『こんなこと書いてあったんですね』と驚く。その瞬間から、基本問題の正答率が目に見えて変わります」(数強塾 プロ講師)
数強塾は完全オンライン。岡山・広島・四国・九州など、近くに獣医受験対応の塾がない地域の生徒にも、都市部と同じ一流プロ講師の1対1指導を届けています。
まとめ
- 岡山理科大獣医は西日本唯一の私立獣医。基本問題を取り切る勝負
- 差がつくのは応用力ではなく教科書レベルの理解の精度
- 定義の音読・証明の再現・例題の言語化——教科書精読が最短ルート
- 複数日程+共テ利用で受験回数を設計。酪農学園などと対策を共有できる
数強塾オンラインの「獣医学部専門 数学対策コース」(生物選択者限定)は、教科書精読から本番の得点まで、担任のプロ講師が完全1対1で伴走します。


