整数の証明の解法パターン全12型|型の見抜き方と入試実例(東京都立大・九州大・神戸大・金沢大・島根大・千葉大)


整数の証明は、計算力だけでは押し切れない、ほとんど唯一の分野です。「6の倍数であることを示せ」「整数にならないことを示せ」——どれも求めるべき数値がどこにも無いので、手を動かしても終わりが見えません。それでも整数の証明が必ず解けるようになるのは、使える性質が三つしかないからです。整数はとびとびにしか存在しない。ここから「余りで分類すれば有限個で済む」「素因数の個数は動かせない」「正の整数は無限に小さくなれない」の三つが出てきて、入試の整数証明はほぼ全部このどれかで決着します。このページは整数の証明を12の型に分けた辞典です。型は当てはめるための箱ではなく、「いま自分はどの性質で勝負しにいくのか」を見失わないための道具として並べています。

このページの位置づけ——概観は第1層、深掘りはここ

整数の証明は整数の解法パターン全18型でも扱っています(型01 素因数分解を軸にする、型11 剰余による分類、型12 連続する整数の積、型16 有理数・無理数)。あちらが「整数という単元を一望する地図」なら、こちらは「証明だけを掘り下げる坑道」です。約数の数え方や不定方程式まで単元全体を先に見渡したい方は、第1層からご覧ください。「〜であることを示せ」で手が止まるという方は、このページだけで足ります。

このページの12型

  1. 倍数の証明(連続整数の積)
  2. 互いに素の証明
  3. 最大公約数・最小公倍数
  4. 素因数分解の一意性
  5. 素数であることの証明
  6. 無理数であることの証明
  7. 有理数解をもたないことの証明
  8. 数学的帰納法(整数版)
  9. 無限降下法
  10. 存在しないことの証明
  11. すべての n で成り立つことの証明
  12. 反例を挙げる

発展|東大の良問009 二項係数の最大公約数を帰納法と合同式で証明する

1. 背骨——整数の証明は「動かせない量」を探す作業である

整数の証明は、テーマがばらばらに見えるのに、答案の骨格だけはいつも似ています。理由はたった一つ、整数がとびとびにしか存在しないからです。実数なら のあいだにいくらでも数がありますが、整数にはひとつもない。この当たり前すぎる事実から証明に使える性質が三つ出てきて、入試の整数証明はその外側にほとんど出ません。

整数の証明で使える性質は、この三つしかない

① 余りで分類できる どんな整数も で割った余りは 通りしかありません。無限個の整数が、有限個のグループに落ちます。

② 素因数の個数は一意に決まる  以上の整数の素因数分解はただ一通り。「素数 がいくつ入っているか」はその数に固有の、動かしようのない量です。

③ 正の整数は無限に小さくなれない  より小さい正の整数は無いので、「もっと小さい解が作れる」と言えた瞬間に矛盾します。

①がなぜ強いのかは、「すべての自然数 は6の倍数」を考えると分かります。 は無限にあるのに、確かめるべきことは有限個しかない。 を6で割った余りで6通りに分ければ、計算するだけで終わります。あるいは と因数分解すれば、連続3整数のどれかが必ず3の倍数、どれかが必ず偶数——これも「余りが一巡する」という①の言い換えです。無限を有限に押し込める。整数の証明で最初に探すべきは、この押し込め方です。

②は、もっと決定的です。 と書けたなら の中に はちょうど2個、 はちょうど1個で、この個数は誰が計算しても変わりません。変わらない量、すなわち不変量です。 が無理数であることの証明も根っこは同じで、 の両辺で の個数を数えると左辺は偶数個・右辺は奇数個。偶数は奇数になれない、それだけの話です。

③は、答案では「最小のものをとる」という言い回しで現れます。帰納法は下から積み上げ、降下法は上から落として底にぶつける。底があるからこそ、どちらも成立します。

この三つは、見た目こそ違いますが、やっていることは同じです。「どうやっても動かせない量」を一つ作り、その量が両側で食い違うことを見せる。整数の証明とは問題ごとに「どの不変量で勝負するか」を選ぶ競技だと考えると、型の並びが一気に見通せるようになります。

日本語のままでは、証明は一行も進まない

整数の証明で手が止まる最大の原因は、条件を式に翻訳していないことです。「 の倍数」は整数 を使って 。「 で割った余りが 」は 。「 は互いに素」は「共通の素因数をもたない」。「有理数」は「既約分数 と書ける」。

ここを飛ばしたまま考えても、頭の中で日本語をこねているだけで式が生まれません。翻訳し終えた瞬間に、あとは普通の式変形になります。逆に、置いた文字の条件( は整数、 は互いに素など)を書き忘れると、その一行分が減点になります。

もう一つ、整数の証明には「〜でない」という否定形が異様に多いという特徴があります。素数でない、整数にならない、有理数でない、解が存在しない。否定形は直接示しにくいので、結論を否定して矛盾を出す(背理法)対偶に言い換えるのが定石です。そして矛盾の作り方は結局さきほどの三つ——偶奇や余りの食い違い(①)、素因数の個数の食い違い(②)、正の整数がそれ以上小さくなれないのに小さくなる(③)——に戻ってきます。「何を仮定して、どの食い違いを狙うか」を最初に決めてから書き始める——これだけで、答案の見通しはまったく変わります。

最後に、型そのものについて一言だけ。整数の問題を見た瞬間に「余りで分ける」「積の形にする」と手が動く人は、頭の回転が速いわけではありません。過去に何百回も使われてきた「型」から予想して、思考する量を減らすことで、手際よく解法を思い付いている場合もあるのです。型は考えなくて済ませるための道具ではなく、考える範囲を狭めるための道具です。狭めたあとに何を考えるかは、その問題ごとに自分で決めることになります。以下の12型も、そのつもりで読んでください。

2. 手順——証明を書き始めるまでの判断の流れ

1示すべきことを一文にして、形を見分ける。「割り切れる」のか、「存在しない・〜でない」のか、「すべての で成り立つ」のか。この三つで、その先の道はほぼ決まります。否定形なら背理法か対偶、無限個なら帰納法か余りによる分類が第一候補。

2条件をすべて式に翻訳する。倍数は 、余りは 、有理数は既約分数、素数は「 と自分以外に正の約数をもたない」。文字を置いたら、それが整数であること・範囲・互いに素であることを必ず書き添えます。翻訳が終わるまでは計算に入りません。

3どの不変量で勝負するかを決める。余りで分類する(型01・型11)/積の形にする(型01・型05)/素因数の指数を数える(型04・型06)/大小と最小性を使う(型09)。ここが型を選ぶ場面で、選び終われば残りは計算です。

4使った性質が本当に効いているか、戻って確かめる。 が素数だから」と書いた箇所は、 が合成数だと崩れるか。仮定を外すと結論が崩れる例を一つ作れれば、その証明は正しく書けています。逆に、仮定を一度も使っていない証明はどこかが間違っています。

3. 解法パターン全12型

型01 倍数の証明(連続整数の積)

01積の形にするか、余りで分けるか

顔つき 「 は6の倍数であることを示せ」。

中身 ①因数分解して連続する整数の積を作る ②余りで場合分けする ③帰納法。連続する 個の整数の積は必ず の倍数です。

なぜ効くか 連続する 個の整数は、 で割った余りをちょうど一巡します。だから必ずどれか一つが の倍数。「6の倍数」を一発で狙わず、2と3に割って攻めるのが要領です。

型02 互いに素の証明

02共通の素因数を仮定して、 まで追い込む

顔つき 「 は互いに素であることを示せ」。

中身 共通の素因数 があると仮定すると、 の整数係数の1次結合も割ります。うまい組合せで を作れれば となって矛盾。

なぜ効くか 「割り切る」という関係が足し算・引き算で保たれるのが急所です。 かつ なら が作れれば の約数——そんな素数はありません。

型03 最大公約数・最小公倍数

03指数の で書き直す

顔つき 「 を示せ」。

中身  とおいて は互いに素)と書くのが基本形。素因数ごとに見るなら、最大公約数は指数の 、最小公倍数は指数の です。

なぜ効くか  という当たり前の等式が、そのまま になります。公約数・公倍数の話は、素因数ごとの指数の話に翻訳できる——型04の一意性の最初の応用です。

型04 素因数分解の一意性

04約数を数えてよい根拠は、これしかない

顔つき 「約数の総和を求めよ」「 が積を割るなら」「両辺の素因数を比べる」。

中身 素因数分解の一意性から素数 を割るなら または が出ます。 の約数は の形に限られ、総和は

なぜ効くか 「約数を全部並べました」と書ける根拠は一意性しかありません。しかも約数の総和が括弧の積に化けるのは、展開したときの各項が約数と1対1に対応するから。東京都立大学の完全数はこの一点で解けます。

型05 素数であることの証明

05素数を積で書いたら、片方は

顔つき 「 は素数でないことを示せ」「素数であることを示せ」。

中身 素数でないことを示すには より大きい二つの因数の積に分解します。素数であることを示すには 以下の素数で割り切れないことを確かめます。そして素数が自然数二つの積で書けたら、片方は必ず

なぜ効くか 「素数」は否定形の定義( と自分以外に約数が無い)なので、崩すのは易しく、示すのは難しいという非対称があります。だから のような恒等式を一つ知っているだけで勝負がつく

型06 無理数であることの証明

06既約分数に置いて、両方が割れることを示す

顔つき 「 が無理数であることを証明せよ」。

中身 有理数と仮定し、互いに素な自然数で と書きます。2乗して 。ここから が3の倍数、続いて も3の倍数となり、互いに素に反します。

なぜ効くか 鍵は「 が3の倍数なら も3の倍数」の一行で、これは型04(素数が積を割るなら因数を割る)そのもの。ここを省いた答案は減点されます。既約という仮定は「無限に約分が続くのはおかしい」を一回で言い切る仕掛けで、型09の圧縮版とも見られます。

型07 有理数解をもたないことの証明

07既約分数を代入して、分母を払う

顔つき 「 は有理数解をもたないことを示せ」。

中身 解を既約分数 と置いて代入し、分母を払って整数の等式にします。すると が最高次の係数を、 が定数項を割ることが出て候補が有限個に絞られ、あとは代入して潰すだけです。

なぜ効くか 分母を払った瞬間、問題は「実数の方程式」から「整数の割り切れ関係」に変わります。 が互いに素だから、片方に押しつけられた因数はもう片方に逃げられない——ここが効き所です。

型08 数学的帰納法(整数版)

08差を作れば、示すことが一段軽くなる

顔つき 「すべての自然数 は7の倍数であることを、帰納法で示せ」。

中身  を確かめ、 で成り立つと仮定して を示します。整数版の急所は を作ること。この差が示したい数の倍数だと言えれば完了で、多項式なら二項定理が使えます。

なぜ効くか 帰納法は「正の整数は無限に小さくなれない」(背骨の③)の言い換えです。差をとると、示すべきことが 全体から差の部分だけに軽くなるのが利点。

型09 無限降下法

09解があるなら、もっと小さい解が作れてしまう

顔つき 「 の整数解は に限ることを示せ」。

中身 解があると仮定し、その中で最小のものをとります。式を余りで調べると各文字が同じ数で割り切れ、割ってできた組がまた解になる——最小性に矛盾します。

なぜ効くか 「正の整数の集合には必ず最小の要素がある」からです。いくらでも小さい解が作れるという主張は、それ自体が矛盾最小のものをとる、という一行が書けるかどうかで決まります。

型10 存在しないことの証明

10不変量を一つ作って、両側の食い違いを見せる

顔つき 「〜をみたす整数は存在しないことを示せ」。

中身 存在すると仮定し、両辺で必ず一致するはずの量を計算します。使うのは主に三つ——余り、素因数の指数、大小関係。片方が奇数で片方が偶数、といった形に持ち込めれば決着です。

なぜ効くか 「存在しない」は無限個を全部潰す主張なので、一つずつ調べる道は最初から閉じています。だから全部に共通する量を一つ作って、そこで矛盾を出すしかない。

型11 すべての n で成り立つことの証明

11無限個の主張を、有限個の確認に落とす

顔つき 「すべての自然数 について〜が成り立つことを示せ」。

中身 道は三つ。①因数分解して恒等式にする ②余りで場合分けして 通り調べる ③帰納法(型08)。問題文に「帰納法を用いて」とあれば③一択です。

なぜ効くか 「すべての 」は無限個ですが、①なら文字のまま一度で済み、②なら余りのグループが有限個なので確認も有限回。無限を有限に押し込む方法が二つあり、どちらも一行目で決まる——ここが整数証明の一番おいしいところです。

型12 反例を挙げる

12否定するときは、一つ見つければ終わり

顔つき 「必ずしも〜とは限らないことを示せ」「逆は成り立つか」。

中身 小さい数から順に試して一つだけ見つけ、それが条件をみたし結論をみたさないことをきちんと計算して示します。挙げるだけの答案は点になりません。

なぜ効くか 「すべての で成り立つ」の否定は「成り立たない が一つある」。証明の労力が無限から1へ一気に落ちます。島根大学の問題では「 が素数なら も素数」を示しますが、逆は のとき が反例。

4. 実際の入試で確かめる

全12型のうち、入試の実例がついているのは8型1マスが1つの型です。青いマスは、下にある入試の実例で確かめている型です金色のマスは、このページの追加演習が埋めている型ですこのページの型は、すべてどちらかで扱っています010203040506070809101112解法パターン12型入試の実例で確かめる8型追加演習が埋める4型8 + 4 = 12型。この図は下にある入試の実例が扱う型を数えたものです入試の実例は6問。実例の数と型の数は必ずしも一致しません

この単元の解法パターンは全12型で、下にある入試の実例6問で確かめているのは8型です。このページの追加演習が4型を埋めています。1問が複数の型にまたがることも、同じ型を複数の実例で扱うこともあるため、実例の数と型の数は必ずしも一致しません。

ここからは実際の入試問題で型を確かめます。問題文は各大学が公表した入試問題を、解説のために引用したものです。解答・解説は数強塾が独自に作成したもので、大学公表の解答ではありません。掲載した数値は当塾で独立に解いたうえで Python で検算し、別の担当者が別ルートで解き直して照合しています。6題は易しい順に並べました。

東京都立大学 2019年度 ―― 型04・型05。約数を「積の形」で数え上げる

【問題】東京都立大学 2019年度(文系 第4問)

を2以上の自然数とする。 の正の約数のうち、 以外のものをすべて並べる。それらの総和が であるとき、 を完全数という。

(1) 496 は完全数であることを示しなさい。

(2)  を2以上の自然数とする。 が素数であれば、 は完全数であることを示しなさい。

【解答】

ともに証明問題です。急所は 以外の約数の総和が 」=「正の約数の総和が という言い換えで、(1) は から総和 、(2) は総和が になることを示せば終わります。

(1) まず です。31 は なので 2, 3, 5 で割り切れるかだけ調べれば足り、いずれでも割り切れないので素数。よって 496 の素因数分解は で、これ以外の書き方はありません(素因数分解の一意性)。したがって 496 の正の約数は

の形に限られ、書き下すと の10個。その総和 は、次の積を展開するとこの10個が過不足なく現れることから

よって 496 以外の約数の総和は となり、496 に等しい。ゆえに 496 は完全数です。(証明終)

(2)  とおきます。 より であり、 は奇数。仮定より は素数なので、 は 2 とは異なる素数です(この一行が後で効きます)。 とおくと、これがそのまま の素因数分解であり、 なので は2以上の自然数です。

このとき の正の約数は

個に限られます。実際 は奇素数なので はどれも で割り切れず、 はどれも割り切れるので、この 個は相異なります。よって総和

ここで等比数列の和より 、また ですから

したがって 以外の約数の総和は となり、 は完全数です。(証明終)

二つの小問の関係。じつは (1) は (2) の の場合そのものです( は素数、)。同様に を与えます。そして「 が素数」という仮定は外せません。 のとき は合成数で、 以外の約数の総和は 240——120 とは一致しません。

この問題で使った型

型04 「約数はこれで全部です」と書ける根拠は素因数分解の一意性しかありません。しかも総和が2つの括弧の積に化ける。積の形にすると展開の各項が約数と1対1に対応する——ここがこの型の顔つきです。

型05 仮定「 が素数」が効くのは、 の素因数が 2 と の2種類しかないと確定させるところです。しかも より は3以上の奇数なので ——この但し書きまで自分で用意する必要があります。

検算のしかた

総当たりで 1 から 496 まで割り切れるかを全部調べて約数を列挙すると の10個で、答案の一覧と完全一致。約数の総和も 992 で、 と一致しました。

範囲を広げて 2 以上 10000 以下で「自分以外の約数の総和=自分自身」を判定すると、完全数は の4個だけ( に対応)。

一般形で  から まで調べ、 が素数になる のすべてで約数の総和が 、約数の個数が であることを確認(例外0件)。

九州大学 2017年度 ―― 型06・型10。同じ面積を2通りに書くと、有理と無理がぶつかる

【問題】九州大学 2017年度(文系 [2])

座標平面上に原点 O、点 、点 がある。以下の問いに答えよ。

(1)  のとき、 が正三角形となるような をすべて求めよ。

(2)  は無理数であることを証明せよ。

(3)  が正三角形であり、 が有理数であるとき、 のうち少なくとも1つは無理数であることを示せ。

【解答】

(1)  (2)(3) は証明。(3) は面積を2通りに書いて を作り、背理法。

(1)  より 。正三角形になる条件は かつ 、すなわち

②を展開すると 。①を代入して 、すなわち を①に入れると なので

(2) 背理法で示します。 が有理数だと仮定すると、互いに素な自然数 を用いて と書けます。両辺を2乗して分母を払うと

よって は3の倍数。ここで が3の倍数でなければ も3の倍数でない」ことを示します。実際 が3の倍数でなければ と書け、 となって3で割った余りは1です。したがって は3の倍数で、 は自然数)とおけます。代入すると 、すなわち 。同じ議論から も3の倍数。ゆえに はともに3の倍数となり、互いに素であることに矛盾します。よって は無理数です。(証明終)

(3)  は正三角形なので、1辺の長さを とすると であり、面積は

一方、 の面積公式から

2つを等しいとおいて

ここで結論を否定し、 がともに有理数であると仮定します。 は有理数なので、③の左辺 は有理数です。他方 とおくと は有理数で、 は実数だから 、すなわち 。③は と書けるので

右辺は(有理数)÷(0でない有理数)なので有理数。これは (2) で示した「 は無理数」に矛盾します。よって がともに有理数であることはあり得ず、 のうち少なくとも1つは無理数です。(証明終)

この問題で使った型

型06 (2) は無理数証明の骨格そのものです。互いに素に置く → 2乗する → 素数の性質で両方が割れることを出す → 互いに素に反する。 が3の倍数なら も3の倍数」を余りで示す一行を省かないことが、そのまま得点になります。

型10 (3) は「少なくとも一方は無理数」という否定形の主張なので、両方が有理数だと仮定して潰します。正三角形の面積が を連れてくる一方、座標での面積は有理数——同じ面積を2通りに書くところが仕掛けの全部です。

検算のしかた

(1) 連立を厳密に解くと解はちょうど2組で答案と一致(余分な解も見落としもなし)。各解で3辺を簡約するといずれも になりました。

③が恒等式であること  を文字のまま残し、 回転で作った について面積 を簡約すると と完全に一致しました。

神戸大学 2014年度 ―― 型05・型01・型11。素数が積で書けたら、片方は

【問題】神戸大学 2014年度(文科系 第2問=理科系 第2問)

を自然数とし、

とおく。三辺の長さが である三角形の内接円の半径を とし、その三角形の面積を とする。このとき、以下の問に答えよ。

(1)  を示せ。

(2)  を用いて表せ。

(3)  が素数のときに、 を用いて表せ。

(4)  が素数のときに、 が6で割り切れることを示せ。

【解答】

(2)  (3) または  (1)(4) は証明。

(1) そのまま展開します。

(証明終) なお より なので3辺は正で、 を斜辺とする直角三角形です。

(2) (1) より直角三角形なので、面積は直角をはさむ2辺から

一方、内接円の半径と3辺には の関係があり

よって

(3) ここからが整数の話です。 はともに自然数で、その積 が素数。素数は「1と自分自身の積」としてしか自然数2つの積に分解できませんから

または

の2通りに限られます。

(i) のとき

(ii) のとき

いずれも より をみたすので、両方とも実際に起こり得ます。よって または 。(例: なら (i) は3辺 8, 6, 10 で 、(ii) は3辺 5, 12, 13 で 。)

(4) (3) の2つの場合それぞれで示します。

(i) のとき。これは連続する3整数の積です。連続2整数を含むので2の倍数、連続3整数の中には必ず3の倍数が1つあるので3の倍数。2と3は互いに素だから は6の倍数。

(ii) のとき。2で割り切れることは、 が連続2整数なのでどちらかが偶数、より従います。3で割り切れることは を3で割った余りで分けます。

いずれの場合も3つの因数のどれかが3の倍数です。2と3は互いに素なので は6の倍数。

よって が素数のとき、いずれの場合も は6で割り切れます。(証明終) なお (ii) は が整数であることからも分かります。

この問題で使った型

型05 図形の衣をかぶっていますが、(2) で という「自然数2つの積」に化けた瞬間から純粋な整数の問題です。素数の定義そのものが効いて が2通りに絞られ、答えが1つに決まらないことを書き切れるかが (3) の勝負どころ。

型01・型11 (4) には6の倍数証明の代表的な2つの形が同時に出ます。連続3整数の積(型01)、余りで3通りに分ける(型11)。どちらも「2と3に分けて示す」で処理できます。

検算のしかた

文字のまま  が恒等的に0、、その商と がともに になることを確認しました。

総当たりで  から から までの23681組で、 が常に に一致することを確認(例外0件)。

が素数の組だけ  のどちらかに必ず一致し、かつ6で割り切れることを確認(例外0件)。実際に現れた 2通りとも本当に起こることが数値でも裏づけられました。

金沢大学 2017年度 ―― 型04・型08。「分子に があるから」では減点される

【問題】金沢大学 人間社会学域 2017年度(人間社会学域 第2問)

次の問いに答えよ。ただし、 個から 個取る組合せの総数を表す。

(1)  に対して、 は 7 の倍数であることを示せ。

(2)  は素数とし、 を満たす自然数とする。 の倍数であることを示せ。

(3) すべての自然数 に対して、 は 7 の倍数であることを数学的帰納法を用いて示せ。

【解答】

すべて証明問題です。骨格は「(1) 6個を書き出す → (2) 素数 へ一般化する → (3) その結果を帰納法の道具に使う」という三段構え。(1) で出る が、そのまま (3) の差の係数になります。

(1) 実際に計算します。

順に なので、6個すべて7の倍数です。(証明終) 有限個なら全部書き出す——これも立派な証明で、遠慮する必要はありません。

(2) 定義から 、すなわち

という整数の等式が成り立ちます。右辺は の倍数です。一方 のとき より小さい自然数だけの積なので、素数 はそのどの因数も割らず、素数の性質(型04)より積も割りません。すなわち

したがって左辺が の倍数であるためには の倍数でなければなりません。(証明終)

「分子に があるから」で終わらせない

を見て「分子に があるから の倍数」と書きたくなりますが、これは証明になっていません。分母が を打ち消す可能性を排除していないからです。実際 が素数でなければ主張は崩れ、最小の反例は (4の倍数ではない)。 も同じ形の反例です。「素数だから分母に現れない」まで書いて、初めて答案です。

(3)  のとき で7の倍数です。 のとき成り立つ、すなわち整数 を用いて と書けると仮定します。二項定理より

ですから

第2項の係数 は (1) よりすべて7の倍数なので、右辺全体が7の倍数——すなわち

よって でも成り立ち、すべての自然数 は7の倍数です。(証明終)

この問題で使った型

型04 (2) の核心は「素数 が積を割るなら、どれかの因数を割る」という素因数分解の一意性の言い換えです。分数のまま眺めても進まないので、まず両辺に分母を掛けて整数の等式に直す——ここが第一歩です。

型08 (3) は帰納法の教科書的な形ですが、差 を作ると、係数がちょうど (1) で調べた二項係数の並びになります。前の小問が次の小問の道具になるという誘導の見本で、 の倍数という一般形への橋渡しにもなっています。

検算のしかた

(2) 300未満のすべての素数 の全8213組で で割り切れることを確認(反例0件)。恒等式 も同じ全組で確認しました。

(3)  を確認したうえで、 から まで7で割り切れることを全数チェック(余りが0でない個数は0)。帰納法の差は で、係数が (1) の値と一致しました。

島根大学 2011年度 ―― 型05・型12。数え上げて式にし、対偶で潰す

【問題】島根大学 2011年度(医学部〔1〕)

を自然数とする。 で割り切れる自然数 の最大値を とおくとき、次の問いに答えよ。

(1)  を求めよ。

(2)  の式で表せ。

(3)  が素数ならば、 も素数であることを証明せよ。

【解答】

(1)  (2)  (3) は証明。先に一般形 (2) を求めてしまうのが早道です。

(2)  に含まれる素因数2の個数です。 のうち偶数は 個あり、 と書けます。奇数は素因数2をもたないので、奇数だけの積を とおくと

両辺の素因数2の個数を比べて、 のとき 。また より 。この漸化式を繰り返すと

(1) (2) に を代入して 。直接確かめるなら、 に含まれる2の個数は

(3) (2) より示すべきことは「 が素数ならば は素数」。対偶 が素数でなければ は素数でない」を示します。 が素数でないのは次の2つの場合です。

(i) のとき。 で、1は素数ではありません。

(ii) が合成数のとき。 は2以上の整数)と書けます。恒等式 を代入して

第1因子は より 。第2因子は より項が2個以上あって 。よって は1より大きい2つの整数の積なので素数ではありません。

(i)(ii) より対偶が示されたので、 が素数ならば も素数です。(証明終)

逆は成り立ちません。 は素数ですが は素数ではありません。反例が一つあれば逆は崩れる——これが型12です。

この問題で使った型

型05 「素数でないことを示す」には1より大きい2つの因数に分ければよい。恒等式 を知っているかだけで (3) は決まります。両方の因数が1より大きいことを明示するのを忘れると穴が残ります。

型12 最後の は、逆が偽であることの反例です。「示せ」と言われていなくても、逆を自分で確かめる習慣があると、命題の向きを取り違えなくなります。

検算のしかた

(1)(2)  から まで に含まれる2の個数を直接計算すると で、 と全一致。 の別計算でも一致しました。

(3)  から の範囲で「 が素数かつ が合成数」となる反例を探して0件。 が素数になる で、すべて素数でした。逆が偽である例 も確認しています。

千葉大学 2014年度 ―― 型10・型04。ただ1つだけ性質の違う項が、勝負を決める

【問題】千葉大学 2014年度(前期日程・全13題のうちの【13】)

自然数 に対して、和 を考える。

(1) 各自然数 に対して をみたす最大の整数 で表すとき、2つの奇数 が存在して と表されることを示せ。

(2)  のとき は整数にならないことを示せ。

(3) さらに、自然数 に対して、和 を考える。 はどんな に対しても整数にならないことを示せ。

【解答】

すべて証明問題です。3問とも「和の中に、2で割れる回数が最大の項がただ1つだけある」という一点で決着します。整数 が2でちょうど何回割り切れるかを と書きます( は奇数)。

(1)  とおくと です。

ステップ1(ただ1つ)。 となるのは だけです。実際 なら は奇数)と書け、 だと となって不適だから 。また なら で不適。よって である はすべて です。

ステップ2(通分)。 のときは 。以下 (このとき )とします。 なる各 は奇数、)と書き、 とおくと、奇数の最小公倍数だから は奇数で、各 の約数です。よってある整数 を用いて

と書けます。したがって

は奇数、 は偶数なので は奇数。そこで とおけば、ともに奇数で 。(証明終) 例:

(2)  なら が整数 に等しいと仮定すると (1) より となり、右辺は より偶数、左辺 は奇数。奇数が偶数に等しくなることはあり得ません。よって は整数になりません。(証明終)

(3)  とおきます。

ステップ1。 だから がともに区間に入り、その一方は偶数。よって

ステップ2(ここを自分で証明し直すのが本問の核心)。 となる は区間内にちょうど1つです。もし の2つがあったとし、 は奇数、)と書くと、奇数どうしで だから 、よって となり も区間に属します。ところが は偶数なので となり、 が最大であることに矛盾。よってちょうど1つで、それを は奇数)とします。

ステップ3(通分)。 なる区間内の なので、(1) と同じく (奇数)をとると、ある整数 。さらに とおくと は奇数で、 はどちらも奇数どうしの商だから奇数(とくに整数)です。よって

分子は「奇数 偶数」なので奇数。これを とおけば は奇数、)。

ステップ4。 が整数 に等しいとすると となり、左辺は奇数・右辺は偶数で矛盾。よってどんな に対しても は整数になりません。(証明終) 例:

この問題で使った型

型10 「整数にならない」は無限個をまとめて潰す主張です。狙う不変量は分子と分母の偶奇で、整数なら「奇数=偶数」になってしまうという一行で決着します。手がかりはただ1つだけ性質が違う項。それが分子に奇数を1個だけ持ち込み、残りは全部偶数になる——この構造を (1) で作らせ、(2) で使わせる設問の分業が明快です。

型04 、つまり2の指数が一意に決まることが土台です。(3) では「最大の2の冪をもつ項がただ1つ」が自明でなくなるので、その一意性自体を証明し直す必要が出てきます。「使った性質は本当に成り立つのか」を戻って確かめるという、証明でいちばん大事な作法がそのまま問われています。

検算のしかた

(1)  から のすべてで、 を既約分数にすると分子が奇数・分母の2の部分がちょうど であることを確認(全件成立)。答案どおりに を構成する手順も から で再現し、全件一致しました。

(3)  の33411組すべてで分母が1になる組は0件。急所である「区間内で が最大の項はちょうど1個」は、別実装で の約17.9万区間を総当たりし、2個以上になる区間が0であることを確認しました。

5. よくある質問

Q1. 「〜の倍数であることを示せ」は、何から手をつければよいですか。

A. 道は三つしかありません。因数分解して連続する整数の積を作る、割る数で場合分けして余りごとに確かめる、数学的帰納法で示す、の三つです。まず因数分解を試し、うまくいかないときに余りで分けるという順で考えると迷いません。6の倍数のように合成数のときは、互いに素な数に分けて別々に示すほうが簡単です。

Q2. 背理法と対偶は、どちらを使えばよいのですか。

A. 仮定を否定したときに使える材料が増えるなら背理法、結論の否定のほうが式にしやすいなら対偶です。整数では、素数でない、整数にならない、といった否定形の結論が多いので、結論を否定して具体的な式を手に入れる背理法が主役になります。否定形のほうが書き下しやすい場合は対偶が近道です。

Q3. 無理数であることの証明で、なぜ互いに素と置く必要があるのですか。

A. 矛盾を作る場所がそこだからです。分子と分母がともに割り切れることを示したとき、互いに素と決めておかなければ、単に約分できるというだけで矛盾になりません。互いに素という条件は、これ以上約分できないという一線を先に引いておく仕掛けです。

Q4. 存在しないことは、どうやって示すのですか。

A. ひとつずつ調べる道は最初から閉じているので、存在すると仮定して、両側で必ず一致するはずの量を計算します。使う量は主に三つで、余り、素因数の個数、大小関係です。片方が奇数で片方が偶数、というところまで持ち込めれば決着します。何で矛盾を出すのかを先に決めてください。

Q5. 型を覚えれば、初見の整数の証明も解けますか。

A. 型は考えなくて済ませる道具ではなく、考える範囲を狭めるための道具です。過去に何百回も使われてきた型から予想して、思考する量を減らすことで、手際よく解法を思い付いている場合もあるのです。狭めたあとに何を考えるかは、その問題ごとに自分で決めることになります。ただ、白紙のまま全部を考えずに済むという差は、答案の上で大きく出ます。

東大の良問 009

二項係数の最大公約数を帰納法へつなぐ|東大2009年理科第1問

最大公約数を直接計算する問題ではありません。二項係数をすべて割る数は、それらから作った整数係数の和も割るという性質を使います。二項展開の両端を消して帰納法を動かし、最後は偶数乗で現れる「2」まで最大公約数を絞り込みます。

  • 東京大学
  • 2009年度 前期日程
  • 数学(理科)第1問
  • 文科第2問と(1)(2)共通
  • 数学A 整数の性質
  • 二項定理・帰納法
  • 発展

問題

自然数 に対し、 個の二項係数

を考え、これらすべての最大公約数を とする。すなわち はこれらすべてを割り切る最大の自然数である。

  1. が素数ならば、 であることを示せ。
  2. すべての自然数 に対し、 で割り切れることを、 に関する数学的帰納法によって示せ。
  3. が偶数のとき、 または であることを示せ。

出典:東京大学2009年度第2次学力試験(前期日程)数学(理科)第1問。問題文の表記はウェブ表示用に一部調整しています。

段階別ヒント

ヒント1|最大公約数を確定するには2方向が必要

(1)では、 がすべての二項係数を割ることと、 を割ることの両方を示します。

ヒント2|素数と二項係数をつなぐ恒等式

に対して を使います。 が素数なら は互いに素です。

ヒント3|帰納法では隣り合う差を見る

と置き、 を二項定理で展開してください。

ヒント4|二項展開の両端が消える

には、 から までの内部係数だけが残ります。

ヒント5|(3)ではまず を分ける

自然数を正整数とする流儀に備えます。 なら は自然数です。

ヒント6|法 を作る

です。 が偶数なら になります。

ヒント7|別解は

を二項展開し、両端の2項を右辺へ移すと、内部二項係数の整数係数和が になります。

定義dₘ は内部の二項係数を全て割る 二項展開F(k+1)-F(k)は dₘ の倍数帰納法が動く m が偶数k=dₘ-1dₘ ∣ 2dₘ=1 または 2
証明の流れを整理した数強塾の独自図です。

解答・解説

(1) が素数なら

を素数とする。 に対して、

したがって である。 だから 。ユークリッドの補題より、

よって はすべての内部二項係数の公約数である。一方、最大公約数 は最初の係数も割るので、

(2)から 、(3)から である。

(1)の結論:

(2) に関する数学的帰納法

命題 を「」とする。

初項: では だから、 は成立する。

帰納法の仮定:ある自然数 について と仮定する。

二項定理により、

したがって、

右辺第1項は帰納法の仮定により の倍数である。また定義から なので、和の各項も の倍数である。よって が成立する。

(2)の結論:数学的帰納法により、すべての自然数 に対して

が成立する。自然数に0を含める流儀でも、 なので同じ結論になる。

(3) が偶数なら は1または2

と置く。 なら結論は成立している。以下、 とする。このとき は自然数なので、(2)から

では であり、 は偶数だから、

(6)(7)から 。いま なので である。先に分けた と合わせる。

(3)の結論:

別解1|(2)を有限差の望遠和として見る

二項定理と の定義から、任意の非負整数 について

について足すと、左辺は望遠和になり、

各項が の倍数なので、 を得る。これは帰納法で1段ずつ運んだ内容を、和として一度に書いたものである。

別解2|(3)を から直接示す

が偶数のとき、二項定理より

なので、

は左辺の各二項係数を割るから、その整数係数線形結合である も割る。よって であり、 または である。この別解では(2)を使わずに(3)が示せる。

解法を思いつくための再現手順

  1. 最大公約数の定義を割り算へ直す。 について と書き、整数係数線形結合も割れると確認する。
  2. 素数が出たら互いに素を作る。 を組み合わせる。
  3. 帰納法では差を作る。 目標 に対し、 を展開する。
  4. 二項展開の端を確認する。 定義に含まれない の項が、ちょうど差の中で消えていることを見る。
  5. 全称命題から都合のよい数を選ぶ。 になる を代入する。
  6. 最後に約数を列挙する。 から、正の最大公約数 は1か2だけだと結ぶ。

よくある誤り

  • 分子に素数 があるだけで割り切れるとする: 分母との約分を無視できません。(1)では恒等式とユークリッドの補題で処理します。
  • すべての係数が の倍数と示して終える: 最大公約数が より大きくないことを、 で示す必要があります。
  • 帰納法の初項を書かない: では と明記します。
  • だけを見る: 目標では同時に が引かれ、その1が二項展開の端と消えます。
  • 和の範囲を から のままにする: の定義に含まれるのは内部係数だけです。
  • (3)で説明なく を代入する: (2)は自然数についての命題です。 を使います。
  • の場合を分けない: 正整数を自然数とする流儀では をそのまま代入できません。
  • 偶数なら必ず とする: では です。結論は1または2です。

具体例と境界確認

内部二項係数 確認できること
2 2 2 偶数の場合の2が実現
3 3, 3 3 偶数条件が必要
4 4, 6, 4 2 偶数の場合の2
5 5, 10, 10, 5 5 素数なら
6 6, 15, 20, 15, 6 1 偶数の場合の1が実現

この問題で押さえること:「すべての項を割る数」は、それらに整数係数を掛けて足した数も割る。二項展開の両端を消して帰納法へつなぐ、整数論の定石を押さえよう。

前提単元と次に解く問題

教材について:解答・解説・ヒント・図は数強塾が独自に作成した非公式教材で、東京大学が公表した公式解答・公式見解ではありません。問題の著作権は東京大学に帰属し、出典を明示して掲載しています。

6. 次に読むページ

整数の証明で手が止まってしまう人へ

証明が苦手な生徒の答案を見ていると、計算力ではなく「示すべきことを、まだ日本語のまま抱えている」ことがほとんどです。数強塾では、書き始める前に「倍数を式に直す」「否定形なら何を仮定するかを口に出す」「どの食い違いで矛盾を出すかを決める」の三つを必ずやらせます。これだけで、白紙で終わる答案が消えます。オンラインの完全1対1で、プロ講師のみが担当します。

型が入ったか確かめる|数強塾オリジナル演習8題

整数の証明でつまずく人の多くは、方針ではなく書き出しで止まっています。「n を 3 で割った余りで分類する」「n = 2k または 2k+1 とおく」「結論を否定して……と仮定する」の3つの書き出しが手に馴染めば、大半の問題は動き出します。この8題は、その書き出しを繰り返し使うように並べました。すべて自作問題です。

この8題の位置づけ 第1問〜第3問が連続整数と倍数、第4問〜第6問が余りで分類する型、第7問〜第8問が背理法です。

目安 40分/8題。証明問題は答えが合っているかではなく、答案が通るかで採点されます。解答を読む前に、必ず自分の言葉で最後まで書いてから見比べてください。

連続する整数を作る(第1問〜第3問)

因数分解して連続整数の積を作れば、そこで勝負がつきます。連続する k 個の整数の積は必ず k! の倍数です。

第1問

連続する5つの整数の積は、必ず 120 の倍数であることを示せ。

使う道具連続する k 個の整数の積は k! の倍数。120 = 5! なので、これがそのまま使える。

連続する5つの整数を n, n+1, n+2, n+3, n+4 とする。

120 = 23 × 3 × 5 なので、8、3、5 の倍数であることを示せばよい。

5 の倍数。連続する5つの整数を 5 で割った余りは0, 1, 2, 3, 4 が1回ずつ現れる。よってちょうど1つが 5 の倍数。

3 の倍数。連続する5つのうち、3 で割った余りが 0 になるものが少なくとも1つある(連続する3つの整数を含むため)。

8 の倍数。連続する5つの整数には偶数が少なくとも2つ含まれ、その2つは連続する偶数なので一方は 4 の倍数。よって積は 2 × 4 = 8 の倍数。

8、3、5 は互いに素なので、積は 8 × 3 × 5 = 120 の倍数。

答え 120 の倍数

第2問

n が奇数のとき、n2 − 1 は 8 の倍数であることを示せ。

使う道具因数分解して連続する偶数を作る。

n2 − 1 = (n − 1)(n + 1)。

n は奇数なので n − 1 と n + 1 はどちらも偶数で、しかも連続する2つの偶数である。

連続する2つの偶数のうち、一方は必ず 4 の倍数。もう一方は 2 の倍数。

よって積は 4 × 2 = 8 の倍数。

(n = 2k + 1 とおいて n2 − 1 = 4k(k+1) とし、k(k+1) が連続2整数の積で偶数だから 8 の倍数、と書いてもよい。)

答え 8 の倍数

第3問

任意の整数 n について、n3 + 5n が 6 の倍数であることを示せ。

使う道具連続整数の積が出るように、項を足し引きする。

n3 + 5n = n3 − n + 6n と変形する。

n3 − n = n(n2 − 1) = (n − 1)n(n + 1) で、これは連続する3つの整数の積

連続する3整数には 2 の倍数が少なくとも1つ、3 の倍数がちょうど1つ含まれる。2 と 3 は互いに素なので、積は 6 の倍数。

6n も明らかに 6 の倍数。

よって n3 + 5n = (n3 − n) + 6n は 6 の倍数。

よくある誤答いきなり n = 6k, 6k+1, …, 6k+5 の6通りで場合分けする答案。間違いではありませんが、3乗の展開を6回書くことになります。「連続整数の積を作る」ほうが3行で終わります。

答え 6 の倍数

余りで分類する(第4問〜第6問)

法をいくつに取るかは式が教えてくれます。平方が入っていれば 3, 4, 8。倍数を示したい数の素因数も有力な候補です。

第4問

整数 a, b について、a2 + b2 が 3 の倍数ならば、a も b も 3 の倍数であることを示せ。

使う道具平方数を 3 で割った余りは 0 か 1 しかない。

a を 3 で割った余りが 0, 1, 2 のとき、a2 を 3 で割った余りはそれぞれ 0, 1, 1。よって a2 ≡ 0 または 1 (mod 3)。b も同じ。

a2 + b2 ≡ 0 (mod 3) となる組み合わせを調べると、0 + 0 = 0、0 + 1 = 1、1 + 0 = 1、1 + 1 = 2 なので、0 + 0 の場合しかない

すなわち a2 ≡ 0 かつ b2 ≡ 0 (mod 3)。

3 は素数なので、3 | a2 ならば 3 | a。b も同様。

答え a も b も 3 の倍数

第5問

p が 5 以上の素数のとき、p2 − 1 は 24 の倍数であることを示せ。

使う道具24 = 8 × 3 に分ける。p が 5 以上の素数 ⇒ p は 2 でも 3 でも割り切れない。

p は 5 以上の素数なので奇数であり、かつ 3 の倍数でもない。

p2 − 1 = (p − 1)(p + 1)。

8 の倍数。p が奇数なので p − 1 と p + 1 は連続する2つの偶数。一方は 4 の倍数なので、積は 8 の倍数(第2問と同じ)。

3 の倍数。p − 1, p, p + 1 は連続する3整数なのでどれか1つは 3 の倍数。p は 3 の倍数でないので、p − 1 か p + 1 のどちらかが 3 の倍数。

8 と 3 は互いに素なので、p2 − 1 は 24 の倍数。

よくある誤答「素数だから」を使わずに書き始める答案。ここで使うのは「2 でも 3 でも割り切れない」という事実だけで、素数であること自体は使いません。それが分かっていると条件の読み方が変わります。

答え 24 の倍数

第6問

a + b + c = 0 をみたす整数 a, b, c について、a3 + b3 + c3 が 3abc に等しいことを示せ。また、このとき a3 + b3 + c3 が3 の倍数であることを示せ。

使う道具c = −a − b を代入して展開する。恒等式を思い出せなくても出せる。

c = −(a + b) を代入すると

a3 + b3 + c3 = a3 + b3 − (a + b)3

(a + b)3 = a3 + 3a2b + 3ab2 + b3 なので、上の式は −3a2b − 3ab2 = −3ab(a + b)。

ここで a + b = −c なので −3ab(a + b) = −3ab(−c) = 3abc。

よって a3 + b3 + c3 = 3abc。

a, b, c は整数なので 3abc は 3 の倍数。したがって a3 + b3 + c3 も 3 の倍数。

答え a3 + b3 + c3 = 3abc で、3 の倍数

背理法(第7問〜第8問)

「存在しない」「無理数である」は、原則として背理法です。

第7問

√6 が無理数であることを示せ。ただし、「整数 n について n2 が 2 の倍数ならば n は 2 の倍数」は用いてよい。

使う道具結論を否定して、既約分数で表せると仮定する。矛盾は「既約なのに約分できてしまう」ところで作る。

√6 が有理数であると仮定する。このとき、互いに素な自然数 m, n を用いて √6 = mn と表せる。

両辺を2乗して分母を払うと m2 = 6n2

右辺は偶数なので m2 は偶数、よって m も偶数。m = 2k とおくと 4k2 = 6n2、すなわち 2k2 = 3n2

左辺は偶数なので 3n2 も偶数。3 は奇数なので n2 が偶数、よって n も偶数。

m も n も偶数となり、互いに素であることに矛盾する。

したがって √6 は無理数である。

よくある誤答「√6 = 2.449… で割り切れないから無理数」という答案。小数がどこまで続くかを見ても証明にはなりません。無理数であることの証明は、原則として背理法です。

答え √6 は無理数

第8問

整数係数の多項式 f(x) について、f(0) と f(1) がともに奇数ならば、f(x) = 0 は整数解をもたないことを示せ。

使う道具整数解 k があると仮定し、k の偶奇で場合分けする。f(0) と f(1) との関係は「a − b | f(a) − f(b)」で作れる。

f(x) = 0 が整数解 k をもつと仮定する。すなわち f(k) = 0。

整数係数の多項式では、相異なる整数 a, b についてa − b が f(a) − f(b) を割り切る。

k が偶数のとき。k − 0 = k は偶数で、k | f(k) − f(0) より 2 | f(k) − f(0) = −f(0)。よって f(0) は偶数となり、f(0) が奇数であることに矛盾。

k が奇数のとき。k − 1 は偶数で、(k − 1) | f(k) − f(1) より 2 | f(k) − f(1) = −f(1)。よって f(1) は偶数となり、f(1) が奇数であることに矛盾。

どちらの場合も矛盾するので、f(x) = 0 は整数解をもたない。

答え 整数解をもたない

この8題で確認したこと

  • 連続整数の積を作れたら勝ち(第1〜3問)——連続する k 個の整数の積は必ず k! の倍数。足りない項は「足して引く」で作れます。
  • 倍数を示すときは素因数に分ける(第1・5問)——24 なら 8 と 3、120 なら 8 と 3 と 5。互いに素なら最後に掛け合わせて戻せます。
  • 平方数の余りは 0 と 1 だけ(第4問)——mod 3 と mod 4 のこの事実は、反射で出るようにしておいてください。
  • 条件のうち本当に使うものを見抜く(第5問)——「素数」と書いてあっても、実際に使うのは「2 でも 3 でも割れない」だけのことがあります。
  • 「存在しない」「無理数」は背理法(第7・8問)——書き出しの一行「……と仮定する」を、迷わず書けるようにしておくこと。
  • a − b | f(a) − f(b)(第8問)——整数係数多項式の問題は、この1本でほとんど片づきます。

証明問題は、解答を見て「分かった」と思った時点が最も危ないところです。必ず、何も見ずに最初から最後まで書き直してください。そこで詰まった行が、本当に身についていない箇所です。

この単元の続き

数強塾オリジナル演習 追加5題|型02・03・07・09を埋める

上の入試実例では型01・04〜06・08・10〜12 を扱い、先ほどの8題では連続整数・余りの分類・背理法を確認しました。ここでは残る型02(互いに素)・型03(最大公約数と最小公倍数)・型07(有理数解をもたない)・型09(無限降下法)を5問で埋めます。すべて自作問題で、答えは全数探索や具体値で検算してあります。

型02 互いに素の証明
を自然数とするとき、 は互いに素であることを証明せよ。

解答・解説を見る

互いに素の証明は、「共通の約数を と置く」から始めます。型が決まっているので、迷う余地がありません。
【証明】 の正の公約数を とする。
を割り切るので、 も割り切る
も割り切るので、その差

で割り切れる。
を割り切る正の整数は だけなので
よって は互いに素。(証明終)
(検算:。どれも最大公約数は ✓—— のように両方が合成数でも互いに素
【この型の急所は「差を作る」】公約数 は、2つの数の整数倍の和や差もすべて割り切ります。だからうまく組み合わせて を作れば終わり
なら差が なら を作れるか」だけを考えてください。
【作れないときは互いに素とは限らない】 では、差が にしかなりません。実際 が偶数なら公約数 をもちます。 が作れないときは、反例を探すほうへ切り替えるのが正解です。

型03 最大公約数と最小公倍数
正の整数 、最大公約数 、最小公倍数 を満たすとき、組 をすべて求めよ。

解答・解説を見る

最大公約数でくくるのが定石です。
なので
互いに素
と置けます。「互いに素」と書くのを忘れないでください。ここが効きます。
このとき最小公倍数は なので

かつ かつ互いに素な組を書き出します。

✓、一方 に反する。 の組で除外されるのは共通因数をもつもの—— 型は全部互いに素になっています)
倍して
【答】
(検算: ✓。また ✓)
を使う】 はすぐわかるので、検算に使えます。4組すべて積が です。
【なぜ「互いに素」が要るのか】 に共通因数があると、その分だけ最大公約数が より大きくなってしまいます。 が「ちょうど」最大公約数である条件が、 が互いに素、ということ。この一言を落とすと、 以外に不適な組を拾ってしまいます。

型07 有理数解をもたないことの証明
3次方程式 は有理数の解をもたないことを証明せよ。

解答・解説を見る

有理数解の候補は、あらかじめ絞り込めます。
【証明】有理数解 は互いに素な整数、)があると仮定する。
代入して分母を払うと

について整理すると

左辺は の倍数なので、 を割り切る。ところが は互いに素なので
について整理すると

同様に を割り切るので
よって候補は のみ。実際に代入すると


いずれも解ではない。したがって有理数解は存在しない。(証明終)
(検算:数値的に解くと。3つとも無理数 ✓)
【一般の形】整数係数の方程式 が有理数解 をもつなら
は定数項 の約数、 は最高次の係数 の約数
この問題では なので候補が だけに絞れました。
【入試での使い方】「因数分解できそうにない3次式」を見たら、まず候補を代入して1つ解を探す。見つかれば因数定理、見つからなければ有理数解なしと結論できます。どちらに転んでも前に進めます。

型09 無限降下法
を満たす整数 に限ることを証明せよ。

解答・解説を見る

無限降下法は「最小の解を仮定して、もっと小さい解を作る」という論法です。
【準備——平方数を で割った余り】
なら
なら
つまり平方数を で割った余りは だけ
【証明】 以外の解があると仮定し、そのうち が最小のものをとる。
より
余りが しかないので、和が の倍数になるのは両方とも のときだけ。よって はともに の倍数。
と置くと

左辺は の倍数なので も。したがって の倍数 と置くと

まったく同じ形の式が出ました。しかも はもとの
これは「最小」という仮定に反する。よって 以外の解は存在しない。(証明終)
(検算: の範囲をすべて調べたところ、解は のみ ✓)
【背理法とどう違うのか】無限降下法は背理法の一種ですが、矛盾の作り方が特徴的です。
「解があるなら、もっと小さい解もある」を示す。自然数には最小のものがあるので、無限に小さくはできない——そこが矛盾です。
が無理数である証明も、じつはこの形(既約分数の仮定が「最小」の役をしている)。同じ論法の別の顔です。

型02・型03 ユークリッドの互除法と1次不定方程式
(1) の最大公約数をユークリッドの互除法で求めよ。
(2) を満たす整数 の組を1つ求めよ。

解答・解説を見る

【(1) 互除法】割って、余りで置きかえていくだけです。



余りが になったときの割る数が答え。
【答】
【(2) 逆にたどる】互除法の式を下から順に余りについて解いて代入します。
2本目から

1本目から なので、これを代入



【答】
(検算: ✓)
【なぜ互除法で最大公約数が出るのか】 のとき、 の公約数の集合と、 の公約数の集合は完全に一致します。( なので、 を割る数は も割る。逆も同様)
公約数の顔ぶれが変わらないまま数が小さくなっていく——だから最後まで進めれば答えが出ます。
【解は無数にある】 は解の1つにすぎません。一般解は

係数を最大公約数で割った数が刻み幅になります。「1つ求めよ」なのか「すべて求めよ」なのかを問題文で必ず確認してください。

12の型は「動かせない量」の見つけ方で分かれる

本文の背骨のとおり、整数の証明は変わらない量を探す作業です。何を不変量にするかで型を並べ直すと、こうなります。

不変量 使う道具 該当する型
余り で分類する 型01・11・型09
素因数 分解の一意性 型04・05・型02・03
大きさ これ以上小さくできない 型09・型10
有理か無理か 既約分数で表せるか 型06・型07

互いに素の証明は、型が1つだけ(型02)

手順が完全に決まっています。迷う必要はありません。

  1. 公約数を と置く
  2. が両方を割ることから、整数倍の差を作る
  3. が作れたら ——証明終わり
2数 作る式 結果
作れない 互いに素とは限らない

が作れないときは、反例を探す。証明できない問題に時間を使わないための見切りにもなります。

最大公約数の問題は、まずくくる(型03)

なら互いに素

「互いに素」の一言が命です。これがないと が「ちょうど最大公約数」である保証がなくなります。

あわせて次の関係も使えます。

が互いに素のとき)

無限降下法の型(型09)

  1. 以外の解があると仮定し、「最小のもの」をとる
  2. その解から、より小さい解を作る
  3. 最小という仮定に矛盾

2番目をどう作るかが山場ですが、整数問題では「全部が の倍数だとわかって、 で割る」という形がほとんどです。

そのために余りで分類する準備が要ります。演習4では「平方数を で割った余りは」が決め手でした。よく使う余りの表を覚えておくと速い。

割る数 ありうる余り
3 0, 1
4 0, 1
8 0, 1, 4
9 0, 1, 8

検算の型

  1. 小さい値で実際に試す ── 演習1は から まで確認
  2. 全数探索する ── 演習2・4は範囲を区切ってすべて調べました
  3. 逆向きに代入する ── 演習5は をもとの式へ

整数問題は答えが具体的な数なので、検算がしやすい分野です。証明が書けたら、必ず小さい例で成り立つか確かめてください。

「なぜそうなるのか」へ

整数の証明は、約数と余りの土台を押さえると型が減ります。

関連ページ

📝 この型が実際に出た入試問題(12問)

「整数の証明」の型が実際の入試でどう出たかを、数強塾が全問解説を公開している年度から拾いました。各行の「解説を読む」から、その問題の解説へ直接移動できます。型を読んだあとに実出題で当てると、どこまで通用する判断なのかがはっきりします。

大学・年度 出題テーマ 難易度 解説
名古屋大学 2016年度 解が係数になる2次方程式の循環 解説を読む
大阪大学 2015年度 理系第3問 無理数であることの証明 やや難 解説を読む
大阪大学 2013年度 個の整数がすべて素数にならないことの証明 やや難 解説を読む
京都大学 2009年度 a+b√2 の累乗の係数が互いに素であること 解説を読む
京都大学 2000年度 二項定理と素数の性質で実数でないことを示す 解説を読む
日本大学(数学) 2023年度 第1問(式と証明・整数) 解説を読む
東京慈恵会医科大学(数学) 2023年度 第3問(整数・無理数の証明) 解説を読む
岡山大学 2016年度 1の3乗根と整数であることの証明 解説を読む
東邦大学(数学) 2016年度 第10問(式と証明・整数係数の因数分解) 解説を読む
昭和大学(数学) 2011年度 大問2 整数と対称式の証明(本問のハイライト) 解説を読む
東京慈恵会医科大学(数学) 2011年度 第1問(小問集合と整数の証明) 解説を読む
千葉大学 2008年度 有理数と整数( 型の証明3題) 解説を読む

難易度は数強塾の見立てです(「—」は難易度を掲載していない年度)。大学別の年度一覧と出題傾向は過去問解説の総索引から、この型の全体像は解法パターン事典のハブから確認できます。

オンライン数学専門塾 数強塾|プロ講師のみ・完全1対1指導・中高一貫校対応

数強塾オンラインのご案内

体験授業に申し込む入塾受け入れ状況(残席)数学つまずき診断(無料)体験授業の事前案内保護者の方へ高1・高2の方へ医学部志望の方へ保護者様からの声料金・指導システム指導事例・合格実績大学受験 合格実績(集計ルール開示)数強塾グループの理念学校別の数学対策数学の勉強法(記事一覧)数強塾プレミアム(映像授業)獣医学部専門コース鉄緑会・SAPIX等との併用サポート過去問解説・数学問題集毎日の数学(1日1枚 無料プリント)毎日の数学EX(難関大の名問を1日1問)共通テスト・センター数学の全問解説共通テスト「情報Ⅰ」の全問解説情報Ⅰ・情報Ⅱ専門「情報ラボ」情報の過去問アーカイブ(無料PDF)解法テクニック事典(公式・裏ワザ)入試数学の定石(解き方の型・全27章)数学の要点辞典まとめ(中1〜数学III)中1数学の要点辞典(全7単元)中2数学の要点辞典(全6単元)中3数学の要点辞典(全8単元)数学I・Aの要点辞典(全9単元)数学II・B・Cの要点辞典(全12単元)数学IIIの要点辞典(全7単元)論理と証明の要点辞典(全8章)2026年 夏期講習会2026年 冬期講習会代表・藤原進之介について
お問い合わせはこちら 学習相談は無料です