- 次の積を文字式の書き方に直してください。
(1)x×7 (2)(−1)×a×b (3)y×y×3 - 5x−3y+8 の項と、それぞれの係数・定数項を答えてください。
- x=−4のとき、3x−2の値を求めてください。
- 4a−3+2a+7 を簡単にしてください。
- −2(3x−5)を簡単にしてください。
- 1個x円のりんごを5個買い、500円を出したときのおつりを文字式で表してください。ただし、代金は500円以下とします。
文字式は、まだ決まっていない数や変化する量を、文字を使って簡潔に表した式です。書き方の約束と「同じ種類の項だけをまとめる」という原則を理解すれば、方程式や関数の土台が整います。
文字式とは
文字式とは、数や数量を x、a などの文字を使って表した式です。たとえば、1本80円の鉛筆を x 本買うと、代金は次のように表せます。
x が3なら240円、5なら400円です。文字を使うと、鉛筆の本数がまだ決まっていなくても、すべての場合を1つの式で表せます。
文字式の書き方のルール
1. 掛け算の記号「×」を省く
文字式では、数と文字、文字と文字の間の「×」を省きます。
a×b = ab
数と文字を掛けるときは、数を文字の前に書きます。a×3 は 3a と書きます。
2. 1や−1は省いて書く
−x の係数は−1です。負の符号だけが残っていることに注意しましょう。
3. 同じ文字の積は指数を使う
a×a×b = a2b
2x は「2×x」、x2 は「x×x」です。意味が異なるので区別します。
4. 割り算は分数で表す
(a+b)÷3 = (a+b)/3
分数の横線は、分子全体を分母で割ることを表します。a+b をまとめて3で割るときは、分子全体が分かるように書きます。
5. 文字は原則としてアルファベット順に書く
b×3×a は 3ab と整理します。数を先に、文字をアルファベット順に並べると、同じ種類の項を見つけやすくなります。
| もとの式 | 文字式の表し方 | 注意 |
|---|---|---|
| x×5 | 5x | 数を前に書く |
| (−1)×a | −a | 係数−1を省く |
| x×x×y | x2y | 同じ文字の個数を指数で表す |
| 2×b×a | 2ab | 文字を順に並べる |
項・係数・定数項
加法だけの形に直した式で、加法の記号「+」によって区切られた一つひとつを項といいます。減法は負の数を足す形に直して考えます。
この式の項は 3x と −5 です。文字を含む項で、文字に掛けられている数を係数といいます。3x の係数は3です。文字を含まない項を定数項といい、この式の定数項は−5です。
文字に数を代入して式の値を求める
文字を数に置き換えることを代入するといいます。代入して計算した結果が式の値です。
例1:負の数を代入する
問題:x=−3のとき、2x+5の値を求めましょう。
- xを(−3)に置き換えます。負の数はかっこに入れると安全です。
- 乗法を先に計算します。
=2×(−3)+5
=−6+5
=−1
答え:−1
−3をかっこなしで書くと、負の符号がどこまで含まれるか見失いやすくなります。負の数や分数を代入するときは、必ずかっこを使いましょう。
同類項はまとめられる
文字の部分がまったく同じ項を同類項といいます。3x と 5x は同類項ですが、3x と 3y、3x と 3x2 は同類項ではありません。
同類項は、鉛筆3本と鉛筆5本を合わせて鉛筆8本とするのと同じように、係数だけを計算できます。
例2:加法と減法をまとめる
問題:4x−7+2x+3 を簡単にしましょう。
xの項どうし、定数項どうしをまとめます。
=6x−4
答え:6x−4
文字式に数を掛ける・文字式を数で割る
かっこの外の数は、かっこの中のすべての項に掛けます。これは分配法則です。
文字式を数で割るときは、割り算を逆数の掛け算に直すと考えやすくなります。
例3:除法を含む式
問題:(8x−12)÷4 を簡単にしましょう。
かっこの中の各項を4で割ります。
=8x÷4−12÷4
=2x−3
答え:2x−3
数量を文字式で表す
文章を文字式にするときは、先に「何を文字で表すか」と「単位」を確認します。
| 数量 | 文字式 |
|---|---|
| x円の品物を3個買った代金 | 3x円 |
| akmを2時間で進むときの速さ | a/2 km/h |
| 整数nの次の整数 | n+1 |
| 整数nを使って表した偶数 | 2n |
| 十の位がa、一の位がbの2桁の整数 | 10a+b |
例4:割合を文字式で表す
問題:x円の20%引きの代金を表しましょう。
20%引きでは、もとの代金の80%を支払います。80%=0.8です。
答え:0.8x円
別の確かめ方:x−0.2x=0.8xとなります。
よくある間違いと直し方
1. 2xを2+xと考える
数と文字が隣り合うときは掛け算です。2x=2×xであり、2+xとは異なります。
2. 3x+4を7xにする
3xと4は同類項ではありません。文字を含む項と定数項は、そのまま3x+4とします。
3. −(2x−3)で一部の符号だけを変える
−1をかっこの中のすべての項に掛けます。−(2x−3)=−2x+3です。
4. x=−2を代入するとき、かっこを付けない
特に累乗では、−22と(−2)2は異なります。負の数は(−2)のようにかっこに入れて代入します。
確認問題
- 次の積を文字式の書き方に直してください。
(1)x×7 (2)(−1)×a×b (3)y×y×3 - 5x−3y+8 の項と、それぞれの係数・定数項を答えてください。
- x=−4のとき、3x−2の値を求めてください。
- 4a−3+2a+7 を簡単にしてください。
- −2(3x−5)を簡単にしてください。
- 1個x円のりんごを5個買い、500円を出したときのおつりを文字式で表してください。ただし、代金は500円以下とします。
解答と解説を開く
- (1)7x (2)−ab (3)3y2。数を前、文字を順に書きます。
- 項は5x、−3y、8。5xの係数は5、−3yの係数は−3、定数項は8です。
- −14。3×(−4)−2=−12−2=−14です。
- 6a+4。同類項と定数項をそれぞれまとめます。
- −6x+10。−2を両方の項に掛けます。
- (500−5x)円。りんごの代金は5x円です。
まとめ
- 文字式は、決まっていない数や変化する量を1つの式で表せる。
- 掛け算の「×」を省き、数を前、文字を順に書く。
- 項を見るときは符号も含め、文字に掛けられた数を係数という。
- 文字の部分が同じ同類項だけを、係数の計算でまとめられる。
- 負の数を代入するときはかっこを付け、分配法則はすべての項に使う。
学習範囲の根拠
この記事は、文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 数学編」の第1学年「数と式」に示された内容を基準に構成しています。学年配当や用語の根拠は、文部科学省の解説PDFで確認できます。
前後の単元
タイルでつかむ 20問ドリル(問題→答え→解説)
ここから下は、上の解説を手を動かして定着させるためのドリルです。やさしい順に4つのステップへ並べた20問を、問題のすぐ下に答えと解説をつけて置いています。この単元でいちばん多い誤りはまとめられないものをまとめてしまうこと(x + x²、3x + 7 など)なので、タイルの形で見分けられるようにしました。答えはすべて、整数を代入した恒等式としてコードで確かめています。上から順に、1問ずつ自分で解いてから答えを見てください。
| こんな間違いをした | 本当の原因 | 戻る場所 |
|---|---|---|
| 3x に 4 を代入して 34 とした | 3x が 3×x だと意識していない | STEP4・問16 |
| x + x² を x³ とした | 足し算で指数は増えないと知らない | STEP2・問7 |
| 3x + 7 を 10x とした | 文字と数はまとめられないと知らない | STEP2・問8 |
| 7a − 3a を 4 とした | 文字が消えると思っている | STEP2・問9 |
| 3(x+2) を 3x+2 とした | かっこの中の全部にかけていない | STEP3・問11 |
| −(2x−3) の 3 の符号を変え忘れる | すべての項の符号が変わると知らない | STEP3・問13 |
| (6x+9)÷3 を 2x+9 とした | 全部の項を割っていない | STEP3・問15 |
| (−3)² を −9 とした | 代入のかっこをつけていない | STEP4・問17 |
STEP1 文字式の書き方
文字式には書き方のルールがあります。自己流で書くと、答えが合っていても減点されます。
このステップのゴール:ルールどおりに文字式を書ける
3x とは、どういう意味ですか。
答え3 × x のこと。x が3個ぶん
解説
かけ算の記号 × は省くのがルールです。
3 × x → 3x
図で見ると、x のタイルが3個ならんでいる形です。
だから 3x は「x を3回足したもの」でもあります。
3x = x + x + x
この見方が、同類項をまとめるときに効いてきます。
文字式の書き方のルールを4つ挙げなさい。
答え① × は省く ② 数を文字の前に書く ③ 1は省く ④ 割り算は分数で書く
解説
文字が複数あるときはアルファベット順に書きます。
y × x × 2 → 2xy
同じ文字のかけ算は指数で書きます。
a × a → a² a × a × a → a³
a² と 2a はまったく別物です。a² は a×a、2a は a+a です。
5x − 3y + 7 の項・係数・定数項をそれぞれ答えなさい。
答え項は 5x、−3y、7。x の係数は5、y の係数は −3。定数項は7
解説
+ で区切られたひとかたまりが項です。
5x − 3y + 7 → 5x、−3y、+7 の3つ
符号は項に含めます。−3y の項は「3y」ではなく「−3y」です。ここを落とすと計算がずれます。
x だけの項は係数1、−x は係数 −1 です。
1個 x 円のりんごを3個と、1個 y 円のみかんを2個買ったときの代金を、文字式で表しなさい。
答え3x + 2y(円)
解説
ことばの式を先に作ると、迷いません。
代金 = りんごの代金 + みかんの代金= x × 3 + y × 2
文字式のルールで書き直して、
3x + 2y
確かめます。x=100、y=150 なら 3×100+2×150=600円 です。
単位を忘れずに書いてください。「3x + 2y」だけでなく「3x + 2y(円)」と答えます。
(1)a ÷ 5 (2)定価 1000 円の x % 引きの値段 をそれぞれ文字式で表しなさい。
答え(1)a/5 (2)1000 − 10x(円)
解説
(1)割り算は分数で書きます。
a ÷ 5 = a/5
(2)x % は 100分の x です。
引く金額 = 1000 × x/100 = 10x値段 = 1000 − 10x
確かめます。x=20 なら 1000−200=800円 で合っています。
「%」は必ず 100 で割るのを忘れないでください。
STEP2 同類項をまとめる
文字式の計算は、ほとんどが同類項をまとめることです。なぜまとめられるのかを、タイルで見ておきます。
このステップのゴール:同類項を正しく見分け、まとめられる
3x + 2x はなぜ 5x にまとめられるのですか。
答えどちらも x のタイルなので、個数を足せばよいから
解説
3x は x のタイル3個、2x は2個です。合わせて5個。
3x + 2x = 5x
係数どうしを足すだけで済みます。
(3 + 2)x = 5x
文字の部分が同じ項を同類項といいます。
りんご3個とりんご2個で5個、という数え方と同じです。
x + x² は、これ以上まとめられますか。
答えまとめられない
解説
x は細長いタイル、x² は正方形のタイル。形がちがいます。
だから足しても1つにはなりません。
x + x² は x + x² のまま
x + x² = x³ は誤りです。足し算で指数が増えることはありません。
りんごとみかんは合わせて数えられない——同じ話です。
5x + 3 − 2x + 4 を計算しなさい。
答え3x + 7
解説
文字の項どうし、数の項どうしでまとめます。
文字の項:5x − 2x = 3x数の項:3 + 4 = 7答え:3x + 7
3x + 7 を 10x としないでください。文字と数はまとめられません。
確かめます。x=2 なら、
もとの式 5×2 + 3 − 2×2 + 4 = 13答えの式 3×2 + 7 = 13 (○)
7a − 3a を計算しなさい。また、−4b + 9b はどうなりますか。
答え4a と 5b
解説
7a − 3a = (7 − 3)a = 4a−4b + 9b = (−4 + 9)b = 5b
係数だけを計算します。文字はそのまま残ります。
7a − 3a = 4 と、文字を消してしまうのがよくある誤りです。
タイルで考えれば分かります。7個から3個取ったら4個残る——0個ではありません。
3x + 5y − x + 2y を計算しなさい。
答え2x + 7y
解説
x どうし、y どうしを別々にまとめます。
x の項:3x − x = 2xy の項:5y + 2y = 7y答え:2x + 7y
2x + 7y を 9xy としないでください。x と y は同類項ではありません。
「x の項に印、y の項に別の印をつける」と、見落としが減ります。
STEP3 かっこと分配法則
かっこがあるときは先にはずします。とくにかっこの前がマイナスのときが要注意です。
このステップのゴール:かっこを正しくはずして計算できる
3(x + 2) を計算しなさい。また、なぜそうなるのか説明しなさい。
答え3x + 6。たて3・よこ x+2 の長方形を2つに分けたから
解説
かっこの外の数を、中のすべての項にかけます。
3(x + 2) = 3 × x + 3 × 2 = 3x + 6
長方形の面積で見ると、たて3・よこ x+2 をたて3・よこ x と たて3・よこ2 に切った形です。
2 にかけ忘れて 3x + 2 とするのが最頻出の誤りです。
確かめます。x=4 なら 3×6=18、3×4+6=18 で合っています。
−2(x − 4) を計算しなさい。
答え−2x + 8
解説
符号ごとかけるのがコツです。
−2 × x = −2x−2 × (−4) = +8答え:−2x + 8
−2x − 8 としないでください。マイナス×マイナスはプラスです。
確かめます。x=1 なら、
もとの式 −2 × (1 − 4) = −2 × (−3) = 6答えの式 −2 × 1 + 8 = 6 (○)
(5x + 2) − (2x − 3) を計算しなさい。
答え3x + 5
解説
うしろのかっこは−1 をかけると考えます。
−(2x − 3) = −2x + 3
全体では、
5x + 2 − 2x + 3= 3x + 5
−3 がそのまま残ると誤りです。かっこの中のすべての項の符号が変わります。
確かめます。x=2 なら、
もとの式 (12) − (1) = 11答えの式 3×2 + 5 = 11 (○)
2(3x − 1) + 5x を計算しなさい。
答え11x − 2
解説
かっこ → 同類項の順です。
2(3x − 1) = 6x − 26x − 2 + 5x= 11x − 2
かっこをはずす前にまとめようとしないでください。順番が大事です。
確かめます。x=1 なら、
もとの式 2×2 + 5 = 9答えの式 11 − 2 = 9 (○)
(6x + 9) ÷ 3 を計算しなさい。
答え2x + 3
解説
すべての項を割ります。
6x ÷ 3 = 2x9 ÷ 3 = 3答え:2x + 3
分数の形で書いてもかまいません。
(6x + 9)/3 = 6x/3 + 9/3 = 2x + 3
9 を割り忘れて 2x + 9 とするのが多い誤りです。分配法則と同じで、全部の項に効くと覚えてください。
STEP4 代入して値を求める
最後に代入です。負の数を入れるときのかっこが、この単元の関門になります。
このステップのゴール:代入で符号を落とさず、値を求められる
x = 4 のとき、3x + 5 の値を求めなさい。
答え17
解説
文字のところに数を置きます。省いていた × を書きもどすのがコツです。
3x + 5 → 3 × 4 + 5= 12 + 5 = 17
3x に 4 を代入して 34 とする——これは実際によくある誤りです。
3x は「3と x をくっつけた数」ではなく「3×x」だといつも思い出してください。
x = −3 のとき、x² + 2x の値を求めなさい。
答え3
解説
かっこをつけて代入します。
(−3)² + 2 × (−3)= 9 + (−6) = 3
かっこをつけないと別の式になります。
(−3)² = 9 −3² = −9
前者は「−3 を2乗」、後者は「3を2乗してマイナス」です。
負の数を代入するときは、必ずかっこ——これだけは例外なしです。
a = 5、b = 2 のとき、2a − 3b の値を求めなさい。
答え4
解説
2 × 5 − 3 × 2= 10 − 6 = 4
それぞれの文字に、対応する数を入れます。
a と b を取り違えないよう、先に式の文字に印をつけると確実です。
答えは 4 です。
x = −2 のとき、5/x の値を求めなさい。
答え−5/2
解説
分母に代入します。
5 / (−2) = −5/2
分数のまま答えてかまいません。−2.5 と書いてもよいですが、分数のほうが正確です。
符号は分数の前に出すのがふつうです。5/(−2) より −5/2 と書きます。
文字式の計算で間違えたとき、どこを確かめればよいですか。
答え① 同類項を正しく見分けたか ② かっこの符号を全部変えたか ③ 代入でかっこをつけたか ④ 数を入れて確かめたか
解説
④がいちばん強い確認方法です。計算前の式と計算後の式に同じ数を入れて、値が一致すれば、まず間違いありません。
5x + 3 − 2x + 4 と 3x + 7 に x=2 → どちらも 13 (○)
文字式を使った証明(偶数・奇数など)は中2で学びます。 文字式による説明 を見てください。
仕上げの追加演習
ここまでの解き方が身についたかを確かめる問題です。ドリルと同じ形で数だけ変えてあります。答えは下にまとめてあるので、手でかくして解いてから見てください。
追加演習 10問
解き方がわからなくなったら、上のドリルの同じステップに戻ってください。
- a × 4 × b を、文字式のルールで書きなさい。
- x ÷ 7 を、文字式のルールで書きなさい。
- 6x + 2x を計算しなさい。
- 9y − 4y を計算しなさい。
- 4x + 5 − x + 2 を計算しなさい。
- 4(x + 3) を計算しなさい。
- −3(2x − 5) を計算しなさい。
- (8x + 12) ÷ 4 を計算しなさい。
- x = 5 のとき、4x − 7 の値を求めなさい。
- x = −2 のとき、x² − 3x の値を求めなさい。
答え(1) 4ab (2) x/7 (3) 8x (4) 5y (5) 3x + 7 (6) 4x + 12 (7) −6x + 15 (8) 2x + 3 (9) 13 (10) 10
追加演習 もう10問
上の10問が解けたら、こちらへ。同じ型で、数だけ変えてあります。
- x × x × 5 を、文字式のルールで書きなさい。
- (a − b) ÷ 3 を、文字式のルールで書きなさい。
- 7a − 2a を計算しなさい。
- 3x + 8 + 5x − 3 を計算しなさい。
- 6y − 9 − 2y + 4 を計算しなさい。
- 5(2x − 3) を計算しなさい。
- −2(4x + 1) を計算しなさい。
- (9x − 6) ÷ 3 を計算しなさい。
- x = −3 のとき、5x + 8 の値を求めなさい。
- x = 4 のとき、−x² + 2x の値を求めなさい。
答え(1) 5x² (2) (a − b)/3 (3) 5a (4) 8x + 5 (5) 4y − 5 (6) 10x − 15 (7) −8x − 2 (8) 3x − 2 (9) −7 (10) −8
中高一貫校でこの単元に取り組む人へ
「文字式」は、公立中学校では中学1年で学ぶ単元です。中高一貫校では中1で『体系数学1』の第2章として扱い、そのまま文字式による説明(証明)へ進みます。同類項をまとめる作業を「なんとなく」でやっていると、中2で「文字式で説明せよ」と言われたときに手が止まります。なぜまとめられるのか——同じ形のものだけが足せる——という理由のほうを、ここで押さえてください。
学校ごとの進度・教材・定期テストの傾向は次のページにまとめています。
よくある質問
a² と 2a は同じですか?
違います。a² は a×a、2a は a+a です。a=3 なら a²=9、2a=6 とまったく違う値になります。
x + x² は x³ になりますか?
なりません。足し算で指数が増えることはありません。x と x² は形(次数)がちがうタイルなので、これ以上まとめられません。
7a − 3a は 4 ですか?
4a です。係数だけを計算して、文字はそのまま残ります。タイル7個から3個取れば4個残る、と考えてください。
3x + 7 は 10x にできますか?
できません。3x は文字の項、7 は数の項で、同類項ではありません。文字と数はまとめられないので、3x + 7 のままが答えです。
−(2x − 3) はどうなりますか?
−2x + 3 です。かっこの中のすべての項の符号が変わります。3 の符号を変え忘れて −2x − 3 とするのが最も多い誤りです。
(6x + 9) ÷ 3 は 2x + 9 ですか?
2x + 3 です。すべての項を割ってください。分配法則と同じで、割り算も全部の項に効きます。
負の数を代入するとき、かっこは必要ですか?
必要です。x=−3 を x² に代入するとき、(−3)² と書けば 9 ですが、−3² と書くと −9 になり、まったく別の値になります。
計算が合っているか、どう確かめますか?
計算前と計算後の式に同じ数(x=2 など)を入れて、値が一致するかを見てください。一致すれば、まず間違いありません。30秒で終わります。
次に進むページ
ドリル追加日:2026年8月15日
この20問と6点の図版は、数強塾が独自に作成したものです。タイルの図は、まとめる前と後で個数が一致することを数えて確かめています。ドリルと追加演習の答えは、−6 から 6 までのすべての整数を代入して、計算前の式と計算後の式が一致することをコードで確認しています(これは記事の中で生徒にすすめている確かめ方と同じ方法です)。
この単元を無料プリントで練習する
中1「文字と式」の演習教材です。各ページから問題PDFをダウンロードでき、解答PDFがある回はあわせて掲載しています。難易度の低い順に並べています。
公式と要点をまとめて確認する:中1数学の要点辞典:文字と式 ── 公式一覧だけでなく、いつ使うか・どこで点を落とすかまで書いています。
