ベクトルは、大きさと向きをもつ量です。図形の移動を成分で表し、内積で角度や垂直を判定し、位置ベクトルで分点・重心・一直線上の条件を式にできます。このページでは、平面から空間までの基本を例題10問で整理します。
ベクトルとは
速さのように大きさだけをもつ量をスカラー、速度のように大きさと向きをもつ量をベクトルといいます。同じ大きさ・向きなら、置かれた場所が違っても同じベクトルです。
| 操作 | 成分での計算 | 図形的な意味 |
|---|---|---|
| 和 | (a1, a2)+(b1, b2) | 矢印を順につなぐ |
| 差 | (a1-b1, a2-b2) | 逆向きのベクトルを足す |
| 実数倍 | k(a1, a2)=(ka1, ka2) | 拡大・縮小し、負なら逆向き |
成分表示と大きさ
A(x1, y1)、B(x2, y2)のとき、AからBへ向かうベクトルとその大きさは次のとおりです。
大きさが1のベクトルを単位ベクトルといいます。0でないベクトルaと同じ向きの単位ベクトルはa/|a|です。
内積となす角
a=(a1, a2)、b=(b1, b2)の内積は、成分と角度の2通りで表せます。
0ベクトルでない2つのベクトルが垂直である条件は、a・b=0です。内積の答えはベクトルではなく数(スカラー)になります。
成分と基本計算:例題1〜3
例題1:2点を結ぶベクトルと大きさ
解答と解説
終点Bから始点Aを引きます。
したがって、AB=(3, -4)、|AB|=5です。
例題2:和・差・実数倍
解答と解説
答えは(5, -5)です。各成分を同じ順序で計算します。
例題3:同じ向きの単位ベクトル
解答と解説
よってaを5で割り、
です。実際に大きさは√{(3/5)2+(4/5)2}=1です。
内積・垂直・なす角:例題4〜6
例題4:内積と垂直条件
解答と解説
どちらも0ベクトルではなく内積が0なので、aとbは垂直です。
例題5:なす角
解答と解説
内積は1、大きさは|a|=1、|b|=2です。
したがって、θ=π/3(60度)です。
例題6:未知数を垂直条件で求める
解答と解説
垂直条件a・b=0を使います。
よってk=6です。
位置ベクトル
原点Oを基準に、点Aの位置を表すOAを点Aの位置ベクトルといいます。OA=a、OB=bとすると、線分ABをm:nに内分する点Pの位置ベクトルは次のとおりです。
比の数字が反対側の点に掛かる「たすき掛け」です。中点は(a+b)/2、三角形ABCの重心は(a+b+c)/3です。
内分点・重心・一直線:例題7〜9
例題7:内分点
解答と解説
成分ごとに計算すると、
答えはP(5, 0)です。2:1なのでPがBに近いことも図で確認します。
例題8:三角形の重心
解答と解説
3頂点の座標を成分ごとに平均します。
したがって、G(2, 1)です。
例題9:一直線上の点
解答と解説
AP=(1/2)ABなので、ABとAPは平行です。しかも始点Aが共通なので、A、B、Pは一直線上にあります。
空間ベクトル:例題10
空間では成分が3つになります。和・差・実数倍・内積・位置ベクトルの考え方は平面と同じです。
例題10:空間の2点を結ぶベクトル
解答と解説
したがって、AB=(3, -2, -4)、|AB|=√29です。
10問の答えと判断ポイント
| 番号 | 答え | 判断ポイント |
|---|---|---|
| 1 | (3, -4)、5 | 終点-始点 |
| 2 | (5, -5) | 成分ごとに計算 |
| 3 | (3/5, 4/5) | 元のベクトルを大きさで割る |
| 4 | 垂直 | 内積0 |
| 5 | π/3 | 内積と大きさからcosを求める |
| 6 | k=6 | 垂直条件を方程式にする |
| 7 | P(5, 0) | 内分公式のたすき掛け |
| 8 | G(2, 1) | 3頂点の平均 |
| 9 | AP=(1/2)AB | 実数倍なら平行 |
| 10 | (3, -2, -4)、√29 | 空間でも終点-始点 |
よくある誤りと直し方
| 誤り | 直し方 |
|---|---|
| ABをA-Bで求める | 「終点B-始点A」と声に出す |
| 内積の答えをベクトルで書く | 内積は成分を掛けて足した数である |
| 内分公式の係数を同じ側に掛ける | 比の数字は反対側へたすき掛けする |
| 内積0なら無条件で垂直とする | 2つが0ベクトルでないことも確認する |
| 平行でないベクトルでも係数比較する | 基準ベクトルが一次独立であることを確認する |
学習順と関連ページ
- 本記事の例題1〜3で、成分と大きさを確実にします。
- 例題4〜6で、内積を垂直・角度の問題へ使います。
- 例題7〜10で、位置ベクトルと空間への拡張を確認します。
- 数学Cの総復習15題の問題1〜5で定着を確認します。
- 二次曲線、複素数平面へ進み、数学Cの図形分野をつなげます。
よくある質問
ベクトルとスカラーの違いは何ですか。
スカラーは大きさだけ、ベクトルは大きさと向きをもちます。例えば速さはスカラー、向きを含む速度はベクトルです。
内積は何のために使いますか。
2つのベクトルのなす角を求めたり、垂直を判定したりするために使います。成分から計算できるので、図形の条件を方程式へ変換できます。
分点公式の係数を混同しない方法はありますか。
AP:PB=m:nなら、Aには反対側のn、Bには反対側のmを掛けます。答えが比の大きい側の点へ近づくことも図で確認します。
平面ベクトルと空間ベクトルは別の単元ですか。
成分が2つから3つに増えますが、和・差・実数倍・内積・分点の考え方は同じです。平面で計算の型を固めてから空間へ進むと理解しやすくなります。
学習指導要領との対応
本記事は、文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 数学編 理数編」の数学C「ベクトル」に沿い、平面上のベクトル、空間座標とベクトルを中心に構成しています。
ベクトルでは、「終点-始点」で成分を作り、図形の条件を式へ翻訳します。大きさは三平方の定理、角度と垂直は内積、分点と重心は位置ベクトルで処理します。公式だけでなく、結果の向き・大きさ・位置が図と一致するかを毎回確認しましょう。
数強塾オリジナル 追加演習4題——座標が与えられていないとき
上の10問には共通点があります。10問とも、数が与えられていることです。成分か座標のどちらかが必ず書いてあり、あとは計算するだけになっています。ところが入試のベクトルは、座標のない図形——「三角形 \(\mathrm{OAB}\) があって、辺の上に点 \(\mathrm{P}\) があって…」——が主戦場です。
そして、その主戦場で使う道具のうち1つは、上の「よくある誤りと直し方」の表が警告しているのに、本文の例題では一度も使われていません。
平行でないベクトルでも係数比較する → 基準ベクトルが一次独立であることを確認する
係数比較です。表の警告は正しいのですが、係数比較を使う例題が1つもないので、何を、なぜ確認するのかが分かりません。この4題で埋めます。前半2題は「成分がないまま大きさと角を出す」、後半2題は「係数比較と一次独立」です。
追加第1問 成分がないまま、大きさを出す
\(\left|\vec{a}\right| = 2\)、\(\left|\vec{b}\right| = 3\)、\(\vec{a}\) と \(\vec{b}\) のなす角が \(60^\circ\) であるとき、\(\vec{a}\cdot\vec{b}\)、\(\left|\vec{a}+\vec{b}\right|\)、\(\left|2\vec{a}-\vec{b}\right|\) を求めよ。
解答
成分は分かりませんが、内積はもう1つの表し方 \(\vec{a}\cdot\vec{b} = \left|\vec{a}\right|\left|\vec{b}\right|\cos\theta\) で出ます(なぜ内積にcosが現れるのか)。
\[ \vec{a}\cdot\vec{b} = 2\cdot 3\cdot\cos 60^\circ = 3 \]
大きさは、2乗してから展開します。ここが「成分がないとき」の中心です。
\[ \left|\vec{a}+\vec{b}\right|^2 = \left|\vec{a}\right|^2+2\,\vec{a}\cdot\vec{b}+\left|\vec{b}\right|^2 = 4+6+9 = 19 \ \Longrightarrow\ \left|\vec{a}+\vec{b}\right| = \sqrt{19} \]
\[ \left|2\vec{a}-\vec{b}\right|^2 = 4\left|\vec{a}\right|^2-4\,\vec{a}\cdot\vec{b}+\left|\vec{b}\right|^2 = 16-12+9 = 13 \ \Longrightarrow\ \left|2\vec{a}-\vec{b}\right| = \sqrt{13} \]
検算
成分を自分で置いて確かめられます。\(\vec{a} = (2,\ 0)\) とすると、なす角 \(60^\circ\)・大きさ \(3\) から \(\vec{b} = \left(\dfrac32,\ \dfrac{3\sqrt3}{2}\right)\)。
\(\vec{a}\cdot\vec{b} = 3\)。○ \(\vec{a}+\vec{b} = \left(\dfrac72,\ \dfrac{3\sqrt3}{2}\right)\) で \(\dfrac{49}{4}+\dfrac{27}{4} = 19\)。○ \(2\vec{a}-\vec{b} = \left(\dfrac52,\ -\dfrac{3\sqrt3}{2}\right)\) で \(\dfrac{25}{4}+\dfrac{27}{4} = 13\)。○
成分がない問題でも、検算のためだけに成分を置いてよいのがコツです。片方を \(x\) 軸に沿わせると、もう一方は \(\left(\left|\vec{b}\right|\cos\theta,\ \left|\vec{b}\right|\sin\theta\right)\) で置けます。答案には書きませんが、手元では必ずこれで確かめてください。
追加第2問 逆に、大きさからなす角を出す
\(\left|\vec{a}\right| = 1\)、\(\left|\vec{b}\right| = 2\)、\(\left|\vec{a}+\vec{b}\right| = \sqrt7\) であるとき、\(\vec{a}\) と \(\vec{b}\) のなす角 \(\theta\)(\(0^\circ \le \theta \le 180^\circ\))を求めよ。
解答
追加第1問と同じ展開を、今度は逆向きに読みます。
\[ \left|\vec{a}+\vec{b}\right|^2 = \left|\vec{a}\right|^2+2\,\vec{a}\cdot\vec{b}+\left|\vec{b}\right|^2 \ \Longrightarrow\ 7 = 1+2\,\vec{a}\cdot\vec{b}+4 \]
よって \(\vec{a}\cdot\vec{b} = 1\)。ここから角に戻します。
\[ \cos\theta = \frac{\vec{a}\cdot\vec{b}}{\left|\vec{a}\right|\left|\vec{b}\right|} = \frac{1}{1\cdot 2} = \frac12 \ \Longrightarrow\ \theta = 60^\circ \]
検算
\(\vec{a} = (1,\ 0)\)、\(\vec{b} = \left(1,\ \sqrt3\right)\) と置くと \(\left|\vec{b}\right| = 2\)、なす角は \(60^\circ\)。\(\vec{a}+\vec{b} = \left(2,\ \sqrt3\right)\) で大きさの2乗は \(4+3 = 7\)。○ 例題5と同じ図ですが、与えられているものと聞かれているものが入れかわっています。
もう1つ、答えの妥当さも見ておきます。\(\left|\vec{a}\right|+\left|\vec{b}\right| = 3\)、\(\left|\left|\vec{b}\right|-\left|\vec{a}\right|\right| = 1\) なので、\(\left|\vec{a}+\vec{b}\right|\) は必ず \(1\) 以上 \(3\) 以下。\(\sqrt7 \fallingdotseq 2.65\) はその範囲にあります。○ この範囲外の値が与えられた問題は、そもそも成り立ちません。
追加第3問 係数比較で交点を求める(表が警告している技法)
三角形 \(\mathrm{OAB}\) において \(\overrightarrow{\mathrm{OA}} = \vec{a}\)、\(\overrightarrow{\mathrm{OB}} = \vec{b}\) とする。辺 \(\mathrm{AB}\) を \(2:1\) に内分する点を \(\mathrm{M}\)、線分 \(\mathrm{OM}\) を \(3:1\) に内分する点を \(\mathrm{P}\) とする。
直線 \(\mathrm{AP}\) と辺 \(\mathrm{OB}\) の交点を \(\mathrm{Q}\) とするとき、\(\overrightarrow{\mathrm{OQ}}\) を \(\vec{b}\) で表せ。
解答
まず \(\mathrm{M}\) と \(\mathrm{P}\) を \(\vec{a},\ \vec{b}\) で書きます。内分は比の数字が反対側に掛かる、たすき掛けです(例題7)。
\[ \overrightarrow{\mathrm{OM}} = \frac{1\cdot\vec{a}+2\cdot\vec{b}}{3} = \frac{\vec{a}+2\vec{b}}{3},\qquad \overrightarrow{\mathrm{OP}} = \frac34\,\overrightarrow{\mathrm{OM}} = \frac{\vec{a}+2\vec{b}}{4} \]
次に、\(\mathrm{Q}\) を2通りに表します。ここが型です。
・\(\mathrm{Q}\) は辺 \(\mathrm{OB}\) 上なので、実数 \(t\) を使って \(\overrightarrow{\mathrm{OQ}} = t\vec{b}\)。
・\(\mathrm{Q}\) は直線 \(\mathrm{AP}\) 上なので、実数 \(s\) を使って
\[ \overrightarrow{\mathrm{OQ}} = \vec{a}+s\left(\overrightarrow{\mathrm{OP}}-\vec{a}\right) = \vec{a}+s\left(-\frac34\vec{a}+\frac12\vec{b}\right) = \left(1-\frac{3s}{4}\right)\vec{a}+\frac{s}{2}\,\vec{b} \]
ここで係数比較です。\(\mathrm{O},\ \mathrm{A},\ \mathrm{B}\) は三角形をなすので \(\vec{a}\) と \(\vec{b}\) は平行でなく、一次独立。だから同じベクトルの表し方は1通りしかなく、係数どうしを比べてよい——この一言を答案に書きます。表が「確認する」と言っているのは、これです。
\(t\vec{b} = \left(1-\dfrac{3s}{4}\right)\vec{a}+\dfrac{s}{2}\vec{b}\) の係数を比べて
\[ 1-\frac{3s}{4} = 0,\qquad \frac{s}{2} = t \]
前者から \(s = \dfrac43\)、これを後者に入れて \(t = \dfrac23\)。よって
\[ \overrightarrow{\mathrm{OQ}} = \frac23\,\vec{b} \]
検算
座標を入れます。\(\mathrm{O}(0,\,0)\)、\(\mathrm{A}(3,\,0)\)、\(\mathrm{B}(0,\,3)\) とすると \(\mathrm{M}(1,\,2)\)、\(\mathrm{P}\left(\dfrac34,\ \dfrac32\right)\)。
直線 \(\mathrm{AP}\) 上の点は \(\left(3-\dfrac94 s,\ \dfrac32 s\right)\) と書けて、\(x = 0\) となるのは \(s = \dfrac43\)。このとき \(y = 2\) なので \(\mathrm{Q}(0,\,2)\)。たしかに \(\dfrac23\vec{b} = \dfrac23(0,\,3) = (0,\,2)\)。○
ベクトルの答えは、都合のよい座標を1組入れれば必ず検算できます。直角二等辺にとると計算が軽くなります。
追加第4問 一次独立でないと、何が起きるのか
\(\vec{a} = (1,\,2)\)、\(\vec{b} = (2,\,4)\) とする。
(1) \(x\vec{a}+y\vec{b} = \vec{0}\) をみたす \((x,\,y)\) を、\(x,\ y\) がともに \(0\) でないもので1組挙げよ。
(2) \(\vec{p} = (3,\,6)\) を \(x\vec{a}+y\vec{b}\) の形に表す方法が1通りでないことを示せ。
解答
(1) \(\vec{b} = 2\vec{a}\) なので、\(x\vec{a}+y\vec{b} = (x+2y)\vec{a}\)。これが \(\vec{0}\) になるのは \(x+2y = 0\) のときで、たとえば
\[ (x,\ y) = (2,\ -1) \]
(2) 同じく \(x\vec{a}+y\vec{b} = (x+2y)\vec{a}\) で、\(\vec{p} = 3\vec{a}\) ですから \(x+2y = 3\) をみたす \((x,\,y)\) すべてが答えになります。
| \((x,\,y)\) | 計算 | \((3,\,6)\) になるか |
|---|---|---|
| \((3,\,0)\) | \(3\vec{a}+0\vec{b}=(3,\,6)\) | ○ |
| \((1,\,1)\) | \(1\vec{a}+1\vec{b}=(3,\,6)\) | ○ |
| \((-1,\,2)\) | \(-1\vec{a}+2\vec{b}=(3,\,6)\) | ○ |
| \((5,\,-1)\) | \(5\vec{a}-1\vec{b}=(3,\,6)\) | ○ |
4組とも \((3,\,6)\) になります。表し方が1通りに決まらない——だから係数比較ができません。
検算と対比
一次独立な組で同じことをしてみます。\(\vec{a} = (1,\,2)\)、\(\vec{b}’ = (2,\,1)\) なら、\(x\vec{a}+y\vec{b}’ = (x+2y,\ 2x+y) = (3,\,6)\) から
\[ x+2y = 3,\qquad 2x+y = 6 \]
この連立の解は \(x = 3,\ y = 0\) の1通りだけです。○ \(\vec{b}’\) は \(\vec{a}\) の実数倍ではないので、平行ではありません。
例題9では「\(\overrightarrow{\mathrm{AP}} = \dfrac12\overrightarrow{\mathrm{AB}}\) だから平行、だから一直線上」と結論しました。一次独立は、その裏返しです——実数倍で書けないこと、つまり \(\mathrm{O},\ \mathrm{A},\ \mathrm{B}\) が一直線上にないこと。「三角形 \(\mathrm{OAB}\) において」と問題文にあれば、それだけで一次独立が保証されています。だから答案では「三角形をなすので \(\vec{a},\ \vec{b}\) は一次独立」と書けば足ります。
この4題で確認したこと
- 成分がないときは、2乗して展開する。\(\left|\vec{a}+\vec{b}\right|^2 = \left|\vec{a}\right|^2+2\vec{a}\cdot\vec{b}+\left|\vec{b}\right|^2\) が中心(追加第1問)。
- 同じ式を逆に読めば、大きさからなす角が出る(追加第2問)。与えられるものと聞かれるものが入れかわるだけ。
- 交点は2通りに表して係数比較。1本目は「辺 \(\mathrm{OB}\) 上だから \(t\vec{b}\)」、2本目は「直線 \(\mathrm{AP}\) 上だから \(\vec{a}+s(\cdots)\)」(追加第3問)。
- 係数比較ができるのは、表し方が1通りに決まるときだけ。それが一次独立の意味です(追加第4問)。
- 「三角形 \(\mathrm{OAB}\) において」の一言が、一次独立の根拠になる。答案にはそう書く。
- 成分のない問題でも、手元では成分や座標を置いて検算してよい。答案に書かなければよいだけです。
この型をまとめて練習するなら、ベクトルの図形への応用の解法パターン全14型(交点・係数比較はここが本体です)、平面ベクトルの解法パターン全13型、手を動かす側は ベクトル(基本)の特訓道場|成分と内積で解く20題、空間へ広げるなら 空間ベクトルの解法パターン全12型 と 空間ベクトルの特訓道場 へ。
道具の「なぜ」は、なぜ内積にcosが現れるのか、なぜ内積が0なら垂直なのか、なぜベクトルの和は平行四辺形になるのか、なぜ三角形の重心は中線を2:1に分けるのか にまとめてあります。
要点辞典この単元の公式・定石・つまずきやすい所は 数学II・B・Cの要点辞典:ベクトル にまとめてあります。

