大学受験

東京学芸大学 2013年度 過去問・解答

藤原進之介です。このページでは東京学芸大学2013年度の数学過去問を解答・解説つきで無料公開しています。

問題

解答

東京学芸大学2013年度の数学について、解答と解説を掲載します。数値はすべて当塾で独立に検算し、公開している解答PDFと照合済みです。

[I] 4つの実数についての連立方程式

オンライン数学専門塾 数強塾|プロ講師のみ・完全1対1指導・中高一貫校対応

実数 x, y, z, w が次の4式を満たすとします。

xy = 1 …① / z + w = 1 …②
xw + yz = 1 …③ / yzw = 1 …④

(1) |x| ≠ 1 の証明

背理法で、x = 1 と x = −1 のそれぞれが矛盾を導くことを示します。

[1] x = 1 と仮定する

①より y = 1。これを③に代入すると

w + z = 1(②と同じ)

④に代入すると zw = 1。

したがって z, w は和が1、積が1の2数、すなわち2次方程式

t² − t + 1 = 0

の2解です。しかし判別式は

D = (−1)² − 4 · 1 · 1 = −3 < 0

となり、この方程式は異なる2つの虚数解をもちます。z, w が実数であることに矛盾。

したがって x ≠ 1

[2] x = −1 と仮定する

①より y = −1。これを③に代入すると

(−1)w + (−1)z = 1 ⇔ z + w = −1

これは②の z + w = 1 と矛盾します。

したがって x ≠ −1

[1][2] より |x| ≠ 1(証明終)

(1) は単独の設問に見えますが、(2) で x² − 1 で割るための準備です。「割ってよいことの保証」を先に取っておく — 誘導の意図を読み取ってください。

(2) x, y, z, w を求める

まず w を x で表す

③の両辺に x を掛けます。

x²w + xyz = x

①より xy = 1 なので xyz = z。したがって

x²w + z = x

②より z = 1 − w を代入して

x²w + 1 − w = x ⇔ (x² − 1)w = x − 1

(1) より |x| ≠ 1、つまり x² − 1 ≠ 0 なので、両辺を割れます。

w = (x − 1)/(x² − 1) = (x − 1)/{(x − 1)(x + 1)} = 1/(x + 1) …⑤

z, y も x で表す

②より

z = 1 − w = 1 − 1/(x + 1) = x/(x + 1) …⑥

①で x = 0 とすると 0 = 1 となり矛盾するので x ≠ 0。したがって

y = 1/x …⑦

④に代入して x を決定する

⑤⑥⑦を ④(yzw = 1)に代入します。

(1/x) · {x/(x + 1)} · {1/(x + 1)} = 1

左辺の x が約分されて 1/(x + 1)² となるので

(x + 1)² = 1 ⇔ x² + 2x = 0 ⇔ x(x + 2) = 0

x ≠ 0 なので x = −2

⑤⑥⑦に戻して

y = 1/(−2) = −1/2、z = (−2)/(−1) = 2、w = 1/(−1) = −1

答 (x, y, z, w) = (−2, −1/2, 2, −1)

検算:xy = (−2)(−1/2) = 1 ✓ z + w = 2 + (−1) = 1 ✓ xw + yz = (−2)(−1) + (−1/2)(2) = 2 − 1 = 1 ✓ yzw = (−1/2)(2)(−1) = 1 ✓ 4式すべてを満たしています。

この年の学習ポイント

変数が4つある連立方程式ですが、方針は明快です。すべてを1つの文字(ここでは x)で表し、最後に残った1本の式で決定する

その過程で (x² − 1)w = x − 1 という式が出ますが、ここで両辺を x² − 1 で割ってよいかどうかが最大の関門です。(1) がその保証を与えている — この誘導の構造を読み取れるかどうかが、この問題の実質的な難所でした。

一般に「割る」「2乗をはずす」「逆数をとる」といった操作の前には、0でないこと・符号・存在条件の確認が必要です。問題文が (1) でその確認を要求しているなら、それは (2) で使うためだと考えてください。

東京学芸大学2013年度の全大問について、当塾で解答PDFを公開できている範囲から順に解説を掲載しています。裏づけのない問題について推測で解説を作ることはしていません。

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問題PDFをテキストでも確認

東京学芸大学 2013年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析

公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。

  • 図形・三角関数
  • 方程式・不等式
  • 関数・グラフ
  • 空間図形

この年度の出題範囲と傾向

2013年度の問題PDFでは、図形・三角関数、方程式・不等式、関数・グラフ、空間図形に関する語句や設問を確認できました。東京学芸大学の公開PDFを年度横断で調べると、図形・三角関数は15年度、微分・積分は12年度、関数・グラフは12年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。

分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。

問題文の文字起こし

問1画像OCR

検出分野: 図形・三角関数、方程式・不等式、関数・グラフ、空間図形

(1) |キ 1 であることを示せ。
Q) my 2, の の値を求めよ。
i M3 463-62)

座標平面上に, 点A(0, 一2)と円C:巡ゆー2)?ニ4がある。 円C上の点
Pに対し、線分 AP の中点を M, M SBD APに垂直な直線を ?とすそ。下の問い
に答えよ。

(1) 点Pが円上を動くとき, 点 M の軌跡を求めよ。

(2) 直線7が円に接するとざ, AM の座標を求めよ。

(3) 点Pが円と上を動くとき, 直線が通る点全体の領域を求め, 図示せよ。
bo OM3 (463—63)

I 下の問いに管えよ。
(1) BABS x cose = sing HAE <x < 2m OMMICKE 1 DOMEBIELE
Q) 1)の解ををとおくとき, 0S 4 < 2a において不等式
sinx 1 ー 3
x = 71T9 ae
が成り立つととを示せ。
= M3 (463-64)

TV *=0 において連続関数 げ*) が不等式
7(のeg +f 2が(の
をみたしているとする。g(y) = ceの"とするとき, 下の問いに答えよ。ただし,
gは0 以上の定数である。
d) 等式
ge)ニg十 f 2tg(t)dt
2 a@eet [ 2が(の04 とするとき, x > 0 eB TAM
W(x) S2axe"
が成り立つととを示せ。
(3) 220 において不等式 プ(>) S a(x) が成り立つことを示せ。
ーー se 必M3 (83一65)

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