藤原進之介です。このページでは関西学院大学1995年度の数学過去問の問題資料と学習情報を無料公開しています。掲載している問題・解答・解説の範囲は、ページ内の各見出しでご確認ください。
問題
今日の一問 ── 解答と考え方
型の宣言:円と直線の共有点の個数 → 中心と直線の距離と半径の大小に翻訳する型。連立して判別式でも解けますが、距離のほうが速くて間違えにくい。
1. なぜその一手を選ぶのか
円 x2 + y2 = 100 は中心が原点、半径 √100 = 10 。直線 y = 3x + c は傾き固定で、c だけが上下に動きます。
異なる2点で交わる ⟺ 中心と直線の距離 < 半径。連立して2次方程式を作り判別式を見る方法もありますが、係数が増えて計算が重くなります。中心が原点にあるときは距離の公式が圧倒的に速い——この見極めがこの型の判断です。
2. 解答
- 直線を 3x − y + c = 0 と整理する。
- 原点との距離 d = |c|√(9 + 1) = |c|√10 。
- 2点で交わる条件は d < 半径、すなわち |c|√10 < 10 。
- 両辺を払って |c| < 10√10 。
答え: −10√10 < c < 10√10(≒ ±31.623)
3. 検算
c = 0 を入れてみる:直線が原点を通るので必ず2点で交わります。答えの範囲に 0 が入っていることを確認(−10√10 < 0 < 10√10 ✓)。
極端な c:|c| が大きいと直線は円から離れて交わらないはずで、答えが有界なのは正しい挙動です。境界の等号は「接する」場合なので、「異なる2点」では等号を含めません——ここを含めてしまうのがこの型の最頻出ミスです。
この型の一般化:共有点の個数は 距離 < 半径 → 2点、= → 1点(接する)、> → 0点。中心が原点でない円 (x−p)2 + (y−q)2 = r2 でも同じで、点と直線の距離の公式に中心を入れるだけです。判別式を使うのは、交点の座標そのものが必要なときに限ります。第7章 座標で整理しています。
関西学院大学は数学だけでは決まりません。他科目の対策ページも用意しています。
- 関西学院大学 英語の対策——出題形式から逆算した解き方とオリジナル演習
- 関西学院大学 国語の対策——現代文・古文を型で崩す手順
関西学院大学 数学 過去問|他の年度を見る
関西学院大学の数学の過去問は30年度ぶんを公開しています。そのうち2年度は全問の解答解説つきです(「解説」の印がついた年度)。志望校の傾向は1年だけでは見えないので、最低でも3年ぶんを続けて解くことをおすすめします。
- 2025年度
- 2024年度
- 2023年度
- 2022年度
- 2021年度
- 2020年度
- 2019年度
- 2018年度
- 2017年度
- 2016年度
- 2015年度
- 2014年度
- 2013年度
- 2012年度
- 2011年度
- 2010年度
- 2009年度
- 2008年度
- 2007年度
- 2006年度
- 2005年度
- 2004年度
- 2003年度
- 2002年度
- 2001年度
- 2000年度
- 1999年度
- 1997年度
- 1996年度
- 1995年度
「解説」=全問の解答解説を掲載している年度です。赤は今見ている年度。
