藤原進之介です。このページでは関西学院大学2000年度の数学過去問の問題資料と学習情報を無料公開しています。掲載している問題・解答・解説の範囲は、ページ内の各見出しでご確認ください。
問題
今日の一問 ── 解答と考え方
型の宣言:「少なくとも1回」=余事象。1回も出ない確率を1から引くだけで終わります。正面から「ちょうど1回・2回・…・7回」と足すのは7項の和になり、まず間に合いません。
1. なぜその一手を選ぶのか
さいころを7回投げて「5の目が少なくとも1回出る」の反対は、「7回とも5以外が出る」——これだけです。場合分けが7通りから1通りになります。
1回の試行で5以外が出る確率は 56 。各回は独立なので、7回とも5以外になる確率はこれを7回かけるだけです。「少なくとも」を見たら余事象、独立試行なら積——この2つの判断で終わります。
2. 解答
- 余事象「7回とも 5 が出ない」の確率は (56)7 = 78,125279,936 。
- 求める確率は 1 − 78,125279,936 = 201,811279,936 。
- 約分して 201,811279,936 。
答え: 201,811279,936(≒ 0.7209)
3. 検算
確率なので 0 と 1 の間に入っていること:0.7209 で条件を満たします。回数が増えるほど1に近づくはずで、7回なら約72.1%。1回だけなら 16 ≒ 0.167 、無限回なら1に収束——この両端の間に収まっているかを見るのが一番速い検算です。
この型の一般化:独立試行で「少なくとも1回」は、つねに 1 − (外れる確率)回数 。「少なくとも2回」以上になると余事象が「0回」と「1回」の2つに増えるので、その分だけ引き算が長くなります。余事象が何通りになるかが、この手を使うかどうかの判断基準です。第14章 確率で全事象の取り方を整理しています。
関西学院大学は数学だけでは決まりません。他科目の対策ページも用意しています。
- 関西学院大学 英語の対策——出題形式から逆算した解き方とオリジナル演習
- 関西学院大学 国語の対策——現代文・古文を型で崩す手順
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関西学院大学の数学の過去問は30年度ぶんを公開しています。そのうち2年度は全問の解答解説つきです(「解説」の印がついた年度)。志望校の傾向は1年だけでは見えないので、最低でも3年ぶんを続けて解くことをおすすめします。
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