藤原進之介です。このページでは関西学院大学2001年度の数学過去問の問題資料と学習情報を無料公開しています。掲載している問題・解答・解説の範囲は、ページ内の各見出しでご確認ください。
問題
今日の一問 ── 解答と考え方
型の宣言:対数方程式。解く前に真数条件——これを後回しにすると、出てきた解が使えるかどうか判断できません。まとめてから外すのは最後です。
1. なぜその一手を選ぶのか
まず定義域。真数は正でなければならないので x > 0 かつ x − 2 > 0 、あわせて x > 2 。この1行を最初に書くのが、この型で最も点になる部分です。
次に左辺。底が同じ 4 なので、log の和は積にまとめられます:log4 x + log4(x − 2) = log4 {x(x − 2)} 。底をそろえて1つの log にするのが対数方程式の第一手です。
2. 解答
- 真数条件:x > 0 かつ x − 2 > 0 より x > 2 。
- log4 {x(x − 2)} = 6 より x(x − 2) = 46 = 4,096 。
- 整理して x2 − 2x − 4,096 = 0 。解の公式より x = 2 ± 2√40972 。
- 負の解は真数条件 x > 2 を満たさないので捨てる。
答え: x = 2 + 2√40972(≒ 65.008)
3. 検算
真数条件で確かめる:65.008 > 2 なので採用してよい解です。
もう一方の解を見る:((2 − 2√4097) / 2 ≒ -63.008 は負で、真数条件から確実に外れます。2次方程式の解が2つ出たら、必ず両方を定義域に照らす——片方だけ見て終わるのがこの型の典型ミスです。
この型の一般化:log の和 → 積、差 → 商にまとめてから真数を比較するのが基本形。ただし「まとめる」操作は定義域を広げてしまうので(x と x−2 が両方負でも積は正になる)、最初に書いた真数条件で必ず絞り直します。底が違うときは底の変換公式で先にそろえます。第6章 関数で定義域の扱いを整理しています。
関西学院大学は数学だけでは決まりません。他科目の対策ページも用意しています。
- 関西学院大学 英語の対策——出題形式から逆算した解き方とオリジナル演習
- 関西学院大学 国語の対策——現代文・古文を型で崩す手順
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関西学院大学の数学の過去問は30年度ぶんを公開しています。そのうち2年度は全問の解答解説つきです(「解説」の印がついた年度)。志望校の傾向は1年だけでは見えないので、最低でも3年ぶんを続けて解くことをおすすめします。
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