藤原進之介です。このページではお茶の水女子大学2003年度の数学過去問を解答・解説つきで無料公開しています。
問題
今日の一問 ── 解答と考え方
型の宣言:2次関数の最小値を「軸の位置で場合分け」する型。平方完成して軸を見つけ、それが区間のどこにあるかだけを問う——場合分けの根拠はこれ1つです。
1. なぜその一手を選ぶのか
f(x) = x2 − 2ax + a2 + 1 は、前3項がそのまま (x − a)2 なので f(x) = (x − a)2 + 1 。軸は x = a、頂点の y は 1 と一目で分かります。
下に凸の放物線の最小値は、軸が区間の中にあれば頂点、外にあれば近いほうの端で取ります。だから場合分けは「軸 a が 3 より左か、3 以上 4 以下か、4 より右か」の3通りだけ。グラフを3枚描けば終わりで、計算はほとんど要りません。
2. 解答
- 平方完成:f(x) = (x − a)2 + 1 。軸は x = a 。
- (i) a < 3 のとき(軸が区間の左外):区間内では単調増加なので、最小は左端 x = 3 。f(3) = (3 − a)2 + 1 。
- (ii) 3 ≦ a ≦ 4 のとき(軸が区間内):頂点が区間に入るので最小は頂点の値 1 。
- (iii) a > 4 のとき(軸が区間の右外):区間内では単調減少なので、最小は右端 x = 4 。f(4) = (4 − a)2 + 1 。
答え: a < 3 のとき (3 − a)2 + 1 / 3 ≦ a ≦ 4 のとき 1 / a > 4 のとき (4 − a)2 + 1
3. 検算
境界で繋がるか見る:a = 3 を (i) の式に入れると (3 − 3)2 + 1 = 1 で、(ii) の値と一致します。a = 4 でも同様。場合分けの答えは境界で必ず一致するので、ここがズレたら立式ミスです。この確認を省くと、不等号の向きを1つ間違えたまま提出することになります。
この型の一般化:「軸が動く・区間が固定」なら軸の位置で3分割、「軸が固定・区間が動く」なら区間の位置で3分割。最大値を聞かれたら分け方が変わる——下に凸の最大は区間の両端のうち軸から遠いほうなので、境界は区間の中点と軸の大小になり、2分割です。最小と最大で場合分けの境界が違うことを混同しないでください。第6章 関数で整理しています。
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お茶の水女子大学の数学の過去問は18年度ぶんを公開しています。そのうち1年度は全問の解答解説つきです(「解説」の印がついた年度)。志望校の傾向は1年だけでは見えないので、最低でも3年ぶんを続けて解くことをおすすめします。
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お茶の水女子大学 2003年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析
公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。
- 整数
- 図形・三角関数
- 確率・場合の数
- 方程式・不等式
- 関数・グラフ
- 空間図形
- 複素数
- 微分・積分
この年度の出題範囲と傾向
2003年度の問題PDFでは、整数、図形・三角関数、確率・場合の数、方程式・不等式、関数・グラフに関する語句や設問を確認できました。お茶の水女子大学の公開PDFを年度横断で調べると、図形・三角関数は18年度、関数・グラフは18年度、微分・積分は17年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。
分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。
問題文の文字起こし
問1画像OCR
検出分野: 整数、図形・三角関数、方程式・不等式、確率・場合の数、空間図形
ゞー婦十cのグラフをひとつの yy 座標平面上に描け.
(2) Mest x? + ax* — bx — ¢ WHER a, 8. 7 を用いて
x3 + ax? — bx —¢ = (x — a) (x — B) (x 7)
と一次式の積の形に表されているとする. このとき』+ヶ, @ をそれぞれegと
a, ち cを用いて表せ.
(3) (2) において. oeが正の実数のとき, 8 yはともに負の実数であるか. また
はともに実部が負の複素数であることを示せ.
ー2 一 OM3(212—18)
直線上に2 点Pa。 Paがある. A とBが線分 P。 Py 上で陣取り合戦をじゃんけ
ん勝負で行う. ルールは次のようなものである。 線分 PPa上に点Pがあり.
じゃんけんで4 が勝てばPをPa の方に て2上 だけ動かし。Bが勝てばPをPe
の方に で だけ動かす、 あいこならPはそのまま動かさない、ただしここで
PaP, PsPはそれぞれ線分 PxP. PsP の長さを表すものとする. 例えば下図に
おいてAが勝てばPはP の位置に移動し、Bが勝てばPはP"の位置に移動
L, あいこのときは Pはそのままである.
P
|: rr, |
fe
Re
ee
Pa Pr
はじめに点Pが線分 Py Pa を 1 : 2 に内分する位置にあったとする.ヵを自然
METS, ヵ 回じゃんけんを行った後点Pがはじめの位置にある確率を(ヵ)
EL, EM PAS Pa Po を2: 1に内分する位置にある確率を 0(ヵ)とす
る.
() P(2), Q(2) を求めよ.
(2) P(3), @(3)を求めよ.
13 P(みキ1)。の(の 二1)をP(ヵ)。 QU) を用いて表せ.
(4) P(r) を求めよ.
= 3 一 OM3(212—19)
問2画像OCR
検出分野: 図形・三角関数、整数、方程式・不等式、複素数、関数・グラフ
(2) 7 として決して現れない自然数をすべて求めよ.
3) 刀を2 以上の任意の自然数とする. 商品A を買ったときの税込みの支払い
CHET AECL, また別の店で商品 B を買ったときの税込みの支払い総額を
7a円とする. COLE, 適当な商品A, Bを選べば, Trt To=m となりう
ることを示せ.
=— 1; = OM4(212—21)
a, b, CREORMEL, xO 3次方程式
x3 + ax? — be -—c=0
を考える.
(1) この方程式が三つの相異なる実数解をもつとき, ッーニダー g*および
yー丸十cのグラフをひとつの xy 座標平面上に描け.
(2) 整式*%十gz*一テーcが複素数z, 8, y を用いて
x? + ax? ~ bx —c = (x4 — a) (x — 2) (x - 7)
と一次式の積の形に表されているとする. TOLER +y, 必をそれぞれge
ta, 6, cを用いて表せ.
(3) (22) において, eが正の実数のとき, 8 ヶはともに負の実数であるか, また
はともに実部が負の複素数であることを示せ.
HERS LI
x=rcost, y=rcos2t
によって表される点(x、ヵ)がある.
(1) を0ぐァミ1 となる定数とし, 7 が 0 ミミァの範囲を動くとき、 A(x, y)
の描く軌跡を求め、 それを図示せよ.
(2 と7が0ミァヶミ1 0ミ7Sァの範囲を動くとき, 点(x。y)の描く領域を
図示せよ.
3) 7と7が0ミミ7人ミ1. 0ミミ7SミSgの範囲を動くとき, 点(x、y)の描く領域の
面積を を用いて表せ. KELOSaS ev.
ed ars やM4(212一22)
問3画像OCR
検出分野: 整数、確率・場合の数、関数・グラフ、方程式・不等式
7 2=— pe +45 1)
(2 次の不等式が成り立つことを示せ
0s70ミーー
(8) Hm7(g) BR.
ぇを自然数とする.
(1) 0くくヵとなる整数: に対して
ms eins
となることを示せ.
(2 2人ヵとなる最大の整数 に対して
となることを示せ.
(9 0S7ミァー1となる整攻7に対して
Be LAC =(— 1
となることを示せ.
ただし oCy=1 CHS.
= 2 oe M5 (212—25)
FE x の関数とし、 すべての実数y。y に対して次の千式
アキめ=テキア)
が成り立っているものとする. 以下の問いに答えよ.
(1) (0)=0 であることを示せ. KK, すべての実数* に対して
ア(ー ジニーア (<)が成り立つことを示せ.
Q) すべての0 でない整致ヵ に対して
であることを示せ.
8) 了(G)の*ー0における衝分係数/*(0)が定まるとき, プ(0)ニ/(1)とな
ることを示せ.
om Gus M5 (212—26)
問4画像OCR
検出分野: 図形・三角関数、微分・積分
(2) この 3 角形 7 から放物線ニー gr?の上側の領域を除いた部分の面積S
を4と必 で表せ.
3) は固定したままで、。 の値を変化させたとき, $ が最小となるようなgo
の値と. そのときの $S の値を求めよ.
ー 4一 M5 (212—27)
問5画像OCR
検出分野: 確率・場合の数、整数、方程式・不等式
(2) すべての自然数ヵ に対して関係式
に (""
=M
の Gn
が成り立つような 2 次の正方行列 7 を求めよ.
(3) 以下の 2 つの等式を示せ.
M(M—£)= (Mu ~£)
en
M(M~~>E)=M~—>E
1 0
REL, COCE は単位行列 (; ‘| を表す.
(4) X を2次の正方行列、* を定数とし MMX = AX であるとき, すべての自然数
ヶに対して
"メーニル
となることを示せ.
(5) 自然数ヵに対して M* を求めよ.
== 和 = OM (21228)
i
上多数ヶに対して7(のニル rede EBS. 次の問いに答えよ
(1) 次の等式が成り立つことを示せ.
Mn+ 2)=- e+ 24h yin)
12 次の不等式が成り立つととを示せ.
0s7(のミーュー
8) lim nT On) を求めよ。
iB =っ るM5(212一29)

