藤原進之介です。このページでは佐賀大学2014年度の数学過去問の問題資料と学習情報を無料公開しています。掲載している問題・解答・解説の範囲は、ページ内の各見出しでご確認ください。
問題
解答
今日の一問 ── 解答と考え方
型の宣言:2項間漸化式 an+1 = 2an + 12 。係数が 1 でないので等差でも等比でもありません。定数をずらして等比に落とすのがこの型の一手です。
1. なぜその一手を選ぶのか
an+1 = pan + q を見たら、最初に確かめるのは p が 1 かどうかだけです。p = 1 なら公差 q の等差数列で即終了。ここでは p = 2 なので、その道は使えません。
次に考えるのは「何を足せば、余分な定数項が消えるか」です。両辺に同じ数 β を足して an+1 + β = 2( an + β ) の形にしたい。右辺を展開すると 2an + 2β なので、2β − β = 12 、つまり β = 12 と決まります。この一手を選ぶ理由は「定数項を消すため」であって、公式だからではありません。
2. 解答
- 両辺に 12 を足すと an+1 + 12 = 2( an + 12 ) 。
- よって数列 { an + 12 } は公比 2 の等比数列。
- 初項は a1 + 12 = 3 + 12 = 15 。
- したがって an + 12 = 15 · 2n−1 。
答え: an = 15 · 2n−1 − 12
3. 検算(ここまでを1セットにする)
n = 1: 15 × 1 − 12 = 3 。初項に一致します。
n = 2: 漸化式からは 2 × 3 + 12 = 18 。一般項からは 15 × 2 − 12 = 18 。一致します。
漸化式の問題は、一般項を出したら必ず n = 1 と n = 2 を入れる。符号ミスと初項ずれはここでほぼ全部捕まります。
この型の一般化: an+1 = pan + q(p ≠ 1)は、つねに β = q / (p − 1) を両辺に足せば等比に落ちます。ただし q が定数でなく n の式になっている場合(an+1 = pan + f(n))はこの手が効かず、両辺を pn+1 で割る、階差を取る、といった別の一手に切り替えます。どの分岐を選ぶかは第11章 数列で整理しています。
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佐賀大学 2014年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析
公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。
- 確率・場合の数
- 図形・三角関数
- 微分・積分
- 整数
- 数列
- ベクトル
- 方程式・不等式
- 空間図形
この年度の出題範囲と傾向
2014年度の問題PDFでは、確率・場合の数、図形・三角関数、微分・積分、整数、数列に関する語句や設問を確認できました。佐賀大学の公開PDFを年度横断で調べると、図形・三角関数は18年度、微分・積分は17年度、関数・グラフは17年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。
分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。
問題文の文字起こし
問1画像OCR
検出分野: 確率・場合の数、図形・三角関数、微分・積分
(2) sinB とcosB の値を求めよ。
(3) 加法定理を用いて, 角 B の大きさを求めよ。
放物線 C : y = z? と, それと共有点をもたない直線 ?: ッー art) eS
RS, BME 上の点 P から放物線 〇 ICHBRES 2 本の接線を引き, その接
点をそれぞれ Q, R とする。このとき, 次の問に答えよ。
(1) RQ, R の座標をそれぞれ (a, 07), (6,67) LBS. RP の座標を
a, 8 で表せ。
(2) 直線 QR は点P を《上どのようにとっても, 定点を通ることを証明
せよ。
箱の中に 1から 4 までの番号が 1 つずつ書かれた 4 枚のカードが入って
いる。また, 手元に 0 の番号が書かれたカードをもっているとする。 BOW
からカードを 1 枚引き, 手元のカードと比較して番号の小さい方のカードを
箱に戻して, 大きい方のカードを手元に残すという試行を繰り返す。このと
き, 次の問に答えよ。
(1) 3 回繰り返して手元のカードが 4 である確率を求めよ。また, n 回繰
り返して手元のカードが 4 である確率を求めよ。
(2) 3 回線り返して手元のカードが 2 である確率を求めよ。また, n HH
り返して手元のカードが 2 である確率を求めよ。
(3) ヶ 回繰り返して手元のカードが 3 である確率を求めよ。
問2画像OCR
検出分野: 確率・場合の数、図形・三角関数、数列、微分・積分、空間図形
Q) のをz 較の周りに 1 回転してできる立体の体積 を求めよ。
次の条件によって定めらちれる数列 {an}, {bn} について, 次の問に答えよ。
括る=も
2an41 + baja = 8a, +1, = 6
= Oy44 — Bat = 8g 7 AHAB)
(0 ca =On- 4, dyn =, -b とおいて
cnr \_ f 2 1 oa - =
となる定数 c, 5 を求めよ。
(2) 数列 {an}, {on} の一般項を求めよ。
10 個のアルファベットの大文字 A, B, C, D, B, F, H, 1, O, X を重複 を許
して並べてできる 5 文字の順列を 1 枚のカードに 1 つずつ書くとする。 な
お, 文字 HH, 1, O, X は上下を逆さまにしてもそれぞれ AH, I, O, X と読める
DC, これらの文字で書かれた 5 文字の順列はカードごと上下を逆さまにす
BE, i=1,2,3,4,5 に対して 番目の文字がもとの 6-1 番目の文字に対応
する 5 文字の順列が書かれたカードとして使えるとする。例えば, HIOXX
と書かれたカードは上下を逆さまにして, XXOIH と書かれたカードとして
も使える。しかし, ABEIF と書かれたカードは上下を逆さざまにすると5文
字の順列を表すカードとしては使えない。このとき, 次の問に答えよ。
(1) 上下を逆さまにして読んでも同じ順列を表すカードの総数を求めよ。
(2) 上下を逆さまにして読むと異なる順列を表すカードの総数を求めよ。
(3) 上下を逆さきまにすることにより 1 枚のカードを 2 度まで使うことを
許すとする。 すべての順列を書くためには, 最小限で何枚のカードガが必
要か。
[4) cy FRE z = 200s 20, y=2c0s30 (0S 0S 7) と媒介変数表示され
FUR CHAS. TONLE, 次の問に答えよ。
(1) t= cos9 とおいて, > Ly Bt ORTH.
@) osest において, 9 を z ORTH. KK, 2 SOS BOT,
9を z の式で表せ。
(3) 曲線のの概形を描け。
問3画像OCR
検出分野: 確率・場合の数、図形・三角関数、整数、方程式・不等式、微分・積分
実数解をもつとする。このとき,ヵ の値をすべて求めよ。
(2) 二桁の自然数で, 一の位の数と十の位の数の和の 2 乗がもとの二桁の
自然数になるような数をすべて求めよ。 「-
三角形 ABC は AB = V6 — V2, BC = 4, AC = V6+V2 を満たしてい
Bo COLE, 次の問に答えよ。 」
、 (1) 角Aの大きさを求めよ。 -
(2) sinB とcosB の値を求めよ。
(3) 加法定理を用いて,角 B の大きさを求めよ。
放物線 の : 9ーァ と, それと共有点をもたない直線 7 : リー gcx二5を考
える。 直線 LOK P から放物線 のに相異なる 2 本の接線を引き, その接
点をそれぞれ Q, R とする。ことのとき, 次の問に答えよ。
(1) RQ R の座標をそれぞれ (0,02), (6,6) とおく。点 P の z 座標を
a, B で表せ。 -
(2) 直線 QR は点Pを(上どのようにとっても, 定点を通ると とを証明
せよ。 3
MOC 1 から 4 までの番号が 1 つずつ書かれた 4 枚のカードが入って
いる。また., 手元に 0 の番号が書かれたカードをもっているとする。 HOP -
、 からカードを1 枚引き。手元のカードと比較して番号の小さい方のカードを-
箱に戻して, 大きい方のカードを手元に残すという試行を繰り返す。ことのと
=, 次の間に答えよ。
(1) 3 回繰り返して手元のカードが 4 である確率を求めよ。また, n AR
り返して手元のカードが 4 である確率を求めよ。 ] 」
(2) 3 回繰り返して手元のカードが 2 である確率を求めよ。また, n Hi
り返して手元のカードが 2 である確率を求めよ。
(3) 回繰り返して手元のカードが 3 である確率を求めよ。
問4画像OCR
検出分野: 確率・場合の数、図形・三角関数、ベクトル、整数、微分・積分
y を z の式で表せ。 」
(2) 曲線の の概形を描け。 」
(3) 曲線 C が囲む領域の面積を求めよ。
行列 4= ( t り) に対して, ベクトルニー(のの,9ニ6) は -
a Pp _ の 6 _ £ +
を満たすとする。ただし, a, BARE SRNCHS. LOLS, 次の問に
管えよ。
(1) ベクトルる は直交することを示せ。 ] ]
QQ) 行列え= (2 :) は逆行列をもつととを示せ。
(3) (2)0 X HUT, AX -x( : 2 ) となることを示せ。
8 (4 自然数 に対して, At = しょ を) とする。とのとき, rth, を
a, の を用いて表せ。
MRI f(x) に対して
v(x) = / éf(x—t)dt
とする。とのとぎ, 次の問に答えよ。
(G) 7(e) = < のとき, og) を求めよ。 ーー
. (2) u(x) + f(x) =sints DLE, v(x) を求めよ。
(3) v(z)+ f(z) =sintc のとき, tin を求めよ。
