藤原進之介です。このページでは埼玉大学2000年度の数学過去問の問題資料と学習情報を無料公開しています。掲載している問題・解答・解説の範囲は、ページ内の各見出しでご確認ください。
問題
今日の一問 ── 解答と考え方
型の宣言:2項間漸化式 an+1 = 4an + 7 。係数が 1 でないので等差でも等比でもありません。定数をずらして等比に落とすのがこの型の一手です。
1. なぜその一手を選ぶのか
an+1 = pan + q を見たら、最初に確かめるのは p が 1 かどうかだけです。p = 1 なら公差 q の等差数列で即終了。ここでは p = 4 なので、その道は使えません。
次に考えるのは「何を足せば、余分な定数項が消えるか」です。両辺に同じ数 β を足して an+1 + β = 4( an + β ) の形にしたい。右辺を展開すると 4an + 4β なので、4β − β = 7 、つまり β = 73 と決まります。この一手を選ぶ理由は「定数項を消すため」であって、公式だからではありません。
2. 解答
- 両辺に 73 を足すと an+1 + 73 = 4( an + 73 ) 。
- よって数列 { an + 73 } は公比 4 の等比数列。
- 初項は a1 + 73 = 3 + 73 = 163 。
- したがって an + 73 = 163 · 4n−1 。
答え: an = 163 · 4n−1 − 73
3. 検算(ここまでを1セットにする)
n = 1: 163 × 1 − 73 = 3 。初項に一致します。
n = 2: 漸化式からは 4 × 3 + 7 = 19 。一般項からは 163 × 4 − 73 = 19 。一致します。
漸化式の問題は、一般項を出したら必ず n = 1 と n = 2 を入れる。符号ミスと初項ずれはここでほぼ全部捕まります。
この型の一般化: an+1 = pan + q(p ≠ 1)は、つねに β = q / (p − 1) を両辺に足せば等比に落ちます。ただし q が定数でなく n の式になっている場合(an+1 = pan + f(n))はこの手が効かず、両辺を pn+1 で割る、階差を取る、といった別の一手に切り替えます。どの分岐を選ぶかは第11章 数列で整理しています。
埼玉大学 数学 過去問|他の年度を見る
埼玉大学の数学の過去問は24年度ぶんを公開しています。そのうち2年度は全問の解答解説つきです(「解説」の印がついた年度)。志望校の傾向は1年だけでは見えないので、最低でも3年ぶんを続けて解くことをおすすめします。
- 2019年度
- 2018年度
- 2017年度
- 2016年度
- 2015年度
- 2014年度
- 2013年度
- 2012年度
- 2011年度
- 2010年度
- 2009年度
- 2008年度
- 2007年度
- 2006年度
- 2005年度
- 2004年度
- 2003年度
- 2002年度
- 2001年度
- 2000年度
- 1999年度
- 1998年度
- 1997年度
- 1996年度
「解説」=全問の解答解説を掲載している年度です。赤は今見ている年度。
問題PDFをテキストでも確認
埼玉大学 2000年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析
公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。
- 関数・グラフ
- ベクトル
- 図形・三角関数
- 空間図形
- 微分・積分
- 整数
- 複素数
この年度の出題範囲と傾向
2000年度の問題PDFでは、関数・グラフ、ベクトル、図形・三角関数、空間図形、微分・積分に関する語句や設問を確認できました。埼玉大学の公開PDFを年度横断で調べると、微分・積分は24年度、関数・グラフは24年度、図形・三角関数は23年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。
分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。
問題文の文字起こし
問1画像OCR
検出分野: ベクトル、関数・グラフ、微分・積分
a a a
VT+ V3 VT - V3
とする。このとき
xy, xt y, x3 + y?
の値をそれぞれ求めよ。
(2) 0 でない 4つの数og, db, c, 9に対し。
Ch Y= C= Hy
か成り立つとき
となることを示せ。
1 辺の長さが1 OIE 12 角形の頂点から 3 つの頂点を選び 3 角形を作る。
(1) 少なくとも1つの辺の長さが1である 3 角形の内 互いに合同でないものは
全部で何種類あるか?
2) 互いに合同でない 8 角形は全部で何種類あるか?
nt i ee M3(496—54)
4 角形 ABCD の対角線の交点 O に対し, OA = OC =2, OB =1,
0OD 一3 とする。
() ベクトルの内積の和
OA- OB + 08・0O+ のC・0の + 0の・04
を求めよ。
(2) 直線 4 と直線 CD が垂直のとき, 4角形 4おCD の面積 き を求めよ。
PE a, 6は
a+b?=1,a2=0, 5ま0・・・1
を満たす定数とする。
r= fc x-al+l|x—b Ddx
の値を求めよ。
(2) a, らちが条件1を満たしながら動くとき, 7の最大値, 最小値を求めよ。
= 2 M3(496—55)
問2画像OCR
検出分野: 関数・グラフ、図形・三角関数、空間図形、ベクトル、整数
(9) ROR TBI w で絶対値が最小のものを求めよ。
条件 : 1z|ミ1かつz<十め邦0であるようなすべての複素数 z に対して,
ェエのの偏角は0 DLE 120° 以下になる。
BAK f(x) を次のように定める。
1一 (z>0のとき)
f(x)= |
0 (x ミ0のとき)
実数o に対して, fle) + Cx — a)? の最小値を の(o)とおく。
COLE, 関数 y ー 9の(x) を求め、そのグラフを座標平面上に図示せよ。
ome he me M4(496—57)
xy
らち. cを実数とする。実数を成分にもつ 2 次の正方行列マニ ( ) i
yor
X?+bX+cE=O (EIST, O lB)
を満たすものか無数にあるための, 5 とc についての必要十分条件を求めよ。
座標空間に, 点(0,1, 0 )を通り. ベクトル d =(1.0.1)に平行な直線
7と点4( 0お 0) がある。
(1) x MLO PC, 0, 0 )から直線 7 に下ろした垂線の足 万の座標を求めよ。
(2) cos APH &t の式で表わせ。
(8) 4P を最大にするようなとの値を求めよ。
== B! = M4(496—58)

