藤原進之介です。このページでは東京大学2009年度の数学過去問を解答・解説つきで無料公開しています。
東京大学 2009年度|問題冊子と検証済み解説
表示訂正:従来「問1」「問2」「問3」と表示していた3ファイルは、個別の問題番号ではなく、試験区分ごとの問題冊子です。誤読を防ぐため、冊子名へ訂正しました。
従来の解答3ファイルは作成者・出所・権利表示がなく、東京大学の公式解答とは確認できません。その文章・式・図・紙面は検証済み教材の根拠や公開素材に使用せず、権利と完全性を確認できるまで配布・埋込みを停止します。
問題冊子
検証済みの問題
前期日程 数学(理科)第1問/数学(文科)第2問(問題設定・(1)(2)共通、(3)は理科のみ):内部二項係数すべての最大公約数 を考え、素数の場合の値、 の帰納法、偶数の場合の可能性を証明する問題です。
数学(理科)冊子8ページ全体と該当するPDF第2ページ・冊子印刷第4ページ(頁下 ◇M4(376-56))、数学(文科)冊子5ページ全体と該当するPDF第3ページ・冊子印刷第6ページ(頁下 ◇M3(376-44))を目視しました。幹文と(1)(2)が文字単位で一致し、(3)だけが理科に追加されていることを確認済みです。原問題に図はありません。理科原冊SHA-256は c8166a13a5310c6d34955704442997db0958b5e6194dac8dc08fbd4b792532d3、文科原冊SHA-256は d84a8ea2a523b4800a413ea5510da0547f6d02812102119832ab4a5a186aded1 です。
解答は原本だけから独立に再計算し、別担当レビュー、有限差による別解、 による直接証明、 と の整数検算を通過しています。保存されていた非公式解答PDFは作成主体・権利が不明なため、解答根拠や公開素材には使用していません。
教材と出典について
問題文をウェブ向けに再組版した箇所は解説内で明示しています。解答・解説・表・補助図・難易度は数強塾が独自に作成した非公式教材で、東京大学の公式解答・公式見解ではありません。東京大学の入試問題の二次利用条件に従い、出典表示・改変表示・利用報告を管理します。
最終原本監査:2026年8月15日
東京大学 数学 過去問|他の年度を見る
東京大学の数学の過去問は25年度ぶんを公開しています。そのうち1年度は全問の解答解説つきです(「解説」の印がついた年度)。志望校の傾向は1年だけでは見えないので、最低でも3年ぶんを続けて解くことをおすすめします。
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東京大学 2009年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析
公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。
- 確率・場合の数
- 整数
- 関数・グラフ
- 空間図形
- 指数・対数
- 図形・三角関数
- 方程式・不等式
- ベクトル
この年度の出題範囲と傾向
2009年度の問題PDFでは、確率・場合の数、整数、関数・グラフ、空間図形、指数・対数に関する語句や設問を確認できました。東京大学の公開PDFを年度横断で調べると、図形・三角関数は23年度、空間図形は23年度、関数・グラフは21年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。
分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。
問題文の文字起こし
問1画像OCR
検出分野: 確率・場合の数、関数・グラフ、整数
座標平面において原点を中心とする半径 2 の円をC, とし, KA, 0)を中心とす
る半径 1 の円を C。 とする。また, Ala, の)を中心とする半径#の円 Caが, CIA
EEL, かつC: に外接すると仮定する。ただし, 》 は正の実数とする。
(1) a, 5を7を用いて表せ。また, 7がとり得る値の範囲を求めよ。
(2) ,が(1) で求めた範囲を動くとき, 〉 の最大値を求めよ。
4 やM3(376一42)
第 2 問
BRR mS 2IKL, m — 1 個の二項係数
mCi, mCx °°, mCm—1
BBA, THSTNTORKAMKE dn EFS. TUDES 9。はこれらすべてを割
り切る最大の自然数である。
(1) 娘が素数ならば, dn =m THOETL EMR
(2) すべての自然数をに対し. 4” ーをがgd。で割り切れることを, ぁに関する数学的
帰納法によって示せ。
0 ぐM3(376一44
a 。 3 問
スイッチを 1回押すごとに, RM, 黄, 白のいずれかの色の玉が 1 個、等確率
-二 で出てくる機械がある。 LOOMLER を用意する。次の 3 種類の操作を考え
る。
(A) 1回スイッチを押し, 出てきた玉をしに入れる。
(B) 1回スイッチを押し, 出てきた玉を R に入れる。
(C) 1回スイッチを押し, 出てきた玉と同じ色の玉が, L になければその玉をしに
AN, L にあればその玉を R に入れる。
(1) しとRは空であるとする。操作(A)を5 回おこない, さらに操作(B)を5 回お
こなう。このときLにも R にも 4 色すべての玉が入っている確率 P, を求めよ。
(2 しとRは空であるとする。操作(C)を5 回おこなう。このときしに4色すべて
の玉が入っている確率 P。 を求めよ。
(8) しとRは空であるとする。操作(C)を 10 回おこなう。このときしにもR にも4
色すべての玉が入っつている確率を Ps とする。 oa を求めよ。
fom M3 (376—46)
第 4 =F
2 RAF OBR f(x) = ax? + bx + c HL
s= fr lar
を考える。
(1) f(0)=0, げ(2)ニ2 のときゞをoの関数として表せ。
(2) 7(0)=0, げ(2)= 2 をみたしながらげが変化するとき, ゞの最小値を求めよ。
ーー10:一 ぐM3(376一48)
問2画像OCR
検出分野: 確率・場合の数、整数、空間図形、図形・三角関数、ベクトル
BRK m= 2 に対し, 一1 個の二項係数
CaCaーュ
BBA, これらすべての最大公約数を g。とする。すなわちの』。はこれらすべてを割
り切る最大の自然数である。
(1) が素数ならば, 7』ー であることを示せ。
(2) すべての自然数をに対し, 4" をがg。で割り切れることを, に関する数学的
帰納法によって示せ。
(3) 娘が偶数のとき 。 は 1 または 2 であることを示せ。
ー4 一 ぐM4(376一56)
第 。 2 問
ひ
smenmceotin a= (" | ERK, sが下の条件() (i, MEAKT
e
とする。
(i) s>1
r r
1 1
1 Xn
ii) ar(‘)-( | (n=1, 2, ...)とするとき, Hm x』三 lim y。=0
Ya po ォー
このとき以下の問に答えよ。
Lo g\_ (1) oe
11 g-[ | a Je cr, 5 を用いて表せ。
0 1 0 1
1 Zn
(2) wi[ | (n=1, 2....)とするとき, lim 2,三 lim %。王0を示
we ォーー FE
せ。
(3) <0かつ lal 1 を示せ。
16 一 ぐM4(376一58)
第 3 問
スイッチを 1 回押すごとに, HW, 黄, 白のいずれかの色の玉が1個, 等確率
-二で出てくる機械がある。 2 つの箱しとR を用意する。次の 3 種類の操作を考え
る。 ]
(A) 1回スイッチを押し, 出てきた玉をしに入れる。
(B) 1回スイッチを押し, 出てきた玉を R に入れる。
(C) 1回スイッチを押し, 出てきた玉と同じ色の玉が, し になければぱその玉をしに
An, しにあればその玉を R に入れる。
(1) しとRは空であるとする。操作(A)を5 回おこない. さらに操作(B)を5回お
こなう。このときしにも R にも 4 色すべての玉が入っている確率 Pi を求めよ。
(2 しとRは空であるとする。操作(C)を 5 回おこなう。このときしに4色すべて
の玉が入っている確率 P。 を求めよ。
Q) しとR は空であるとする。操作(C) を 10 回おこなう。このときしにもR にも4
色すべての玉が入っている確率を Pu とする。 5にを求めよ。
ーョー
第 。 4 問
を正の実数とし, 空間内の 2 つの円板
Di=((x, y, 2)lx?+y?S1, z2=ah,
Dr=((x, y, z)|e2+y?S1, z=-a}
を考える。かの」 Sy 軸の回りに 180° 回転して > に重ねる。ただし回転は 軸の正の
部分を* 軸の正の方向に傾ける向きとする。 この回転の間に り」 MHSBPE ELT
Bo ちの体積を(gc) とし, EE((x, y, 2)|x20 EDKHRAOKME Wale
する。
(1) 路(2) を求めよ。
(2) Jim Via) を求めよ。
一JH0 一 ぐM4(376一62)
第 5 問
(1) 実数*がー1ぐ*ぐ1.*才0をみたすとき, 次の不等式を示せ。
1ーめすく(すす
(2 次の不等式を示せ。
0.9999 て0.99 <0, 9999"
ー12一 M4 (376—64)
第 6 問
平面上の 2 点P Qの距離を AP, Q) と表すことにする。 平面上に点 0 HET
る一辺の長さが1000 の正三角形人AiAzA』がある。ムAiAzA』 の内部に3点Bi,
B, Bsを, d(Ay, B)=1(n=1, 2, 3)となるようにとる。また,
ai=A\A, @:=A2Ay, 5ーAAi
er=AiBy e:=AzB,, e:=AaBs
EBS. n=l, 2, 3のそれぞれに対して, 時刻 0 にA。を出発し。 の向きに速さ
1 で直進する点を考え, 時刻#におけるその位置を P。()) と表すことにする。
(1) ある時刻#で(Pi(), Pz())Sミ1が成立した。ベクトルー eg と。 ベクトル
FT とのなす角度を9 とおく。このとき |sin9| Spy となることを示せ。
(2 角度 62, 9』をのニンBiAiA。 62= ZBrAzAs, ニンBsAsAiによって
定義する。g を0 くgぐかつsing= Vy をみたす実数とする。 WEMUK
定のもとで, 0:4 9 の値のとる範囲を z を用いて表せ。
13) Mt, な なのそれぞれにおいて, 次が成立した。
9(Pz(ヵ), Ps(t:))S1, d(Ps(t2), Pilt2))S1, d(Pi(ts), Po(ts))S1
. 10007。 ir条還に
このとき, BERTIE において同時に
a(P\(T), 0)S3, 2(Pz(7), 0)S3, d(P(T), O)ミ3
が成立することを示せ。
ー14一 やM4(376一66)
問3画像OCR
検出分野: 確率・場合の数、関数・グラフ、指数・対数、数列、空間図形
多くのデータを扱うことは, さまざまな分野で必要になる。 大量のデータ を整理す
る際に, ある基準によってデータの間に序列をつけることが有用である。また, デー
タを転送するときには, ノイズによる転送の誤りの確率を小さくするような工夫が必
要である。
A
ヶ種類の成分4, ..., 4。を混ぜ合わせて製品を作る。この製品に含まれる
Ay ...。 4。 の重さの比率のデータをが, ..., か。 とする。こことで, か かは
Deal. 0和み k=l, 0
SHE TEMCHS, HEA, ..., 4。 の単位重量あたりの価格を*ヵ, ..., *, ET
Bo KIEL, wy で 2は
Kater, を王1。... ター1
を満たす正の定数である。 この製品の単位重量あたりの材料の費用は
の三 bay Xe Pe
hol
で表される。
(A-1) 材料の費用?が最小となるような, か, ..., ヵヵの値を求めよ。
ーー Ai ぐM10 (876—274)
(A-2) au, のも
py ae=1,0Saq:S1, k=1, 4 2
ユ
を満たす実数とする。
すべての 三1, ...。 ぁみー1 に対して
る bes x 9%
k=l k=l
となるとき, それぞれの製品の材料の費用について
る as に Lede
k=l kal
が成り立つことを示せ。
(A-3) ヵヶテ83とし,
pizbs pr=ps
が成り立つとする。このとき, '材料の費用ヵ が最大となるような, pi, px がを
求めよ。
=o M10 (376—275)
B
コンピュータで扱うデータは, 2 つの数字 0 , 1からなる列として表されること
が多い。数字 0 , 1 からなる長さヵ の列を, 送信者A から受信者 B に転送すること
を考える。 情報を転送する際にノイズが入るために, 0が1に, 1が0に, CHE
れ確率)ヵで入れ替わって伝わる。ことことで, pleOSp<l を満たす定数である。
例えば, HX 8 の数字の列 01001100 が
と伝わる確率は, 1番目の数字のみが入れ替わっているので, p(1—p)' CHS.
また 01001100 が
と伝わる確率は, 2LBAC4BAOMFEMANHDITHSOT, が(1一の)?で
ある。
(B-1) 数字0.1からなる長さヶの列を1回送るとき, 誤って伝わる数字の個
数が偶数個である確率を (%ヵ) とおく。ただし, 誤りがない場合は 0 個の誤りが
あったと考える。P(ヵ十1)をヵとア(ヶ) を用いて表せ。
(B-2) P(ヵ)をヵとぁヶを用いて表せ。
00一 MI0(376一276)
データが誤って伝わる確率を小さくするために, データを表す 0. 1からなるぁヵ
個の数字の列の後に. データの中に 1 が奇数個あめるときは 1 を, 偶数個あるときは
0 を付け加えて, 全部でぁ 1 個の数字の列をA からBに送る。この未尾に付け
加える数字をパリティビットとよぶ。受信者Bは, パリティビットが, 受け取っ
たデータのヶヵ 個の数字の中の 1 の個数と合っつていれば, 情報が正しく送られたと
判断してそのまま情報を受け取る。合っていなければ, 情報が誤って送られたと判
断して, A に再度同じ情報, つまりヵ個の数字の列とパリティビットを送っても
らう。この手続きを, 受信者Bが, 正しくデータを受信できたと判断するまで次
り返す。ただし, パリティビットも, 他のヵ個の数字と同様に確率あで入れ替
わって伝わる。
(B-3) 送信者Aが, ぁヵ個の数字からなるデータとパリティビットを合わせて
ヶ十 1 個の数字からなる列を 1 回目に送るとき, 受信者BがAに再送を要求す
る確率をヵ とヵ を用いて表せ
(B-4) Bがデータを正しく受信したと判断して通信が終了するまでに, Aが送
信する数字の個数の期待値をのヵとヵを用いて表せ
= it ©M10(376—277)
第 2 ff
時間によって移動する点の動きなど, 連続的に変化する現象を調べるときには, 現
象を表す関数の値を数列によって近似して, 離散的なモデルを考えることができる。
とれらを対照して考察することや, 連続的な現象を離散果なモデルの極限としてとら *
えることとは, しばしば有効である。
A
数列(z。}に対して, bn =Gn4i— An n=1,2,-°°- EBS. BAO HS
butt =D toy, n=1, 25%
an
を満たすとする。また6」三1, ムー 1 とする。
(A-1) ぁみ=テ1,2,... について,
しアー
が成立することを示せ。
(A-2) すべての自然数 について,
き 1
を示せ。
(A-3)
の会3ヶー2
となることを示せ。
ーーすーっ やM10(376一278)
数直線上を運動する点Pの座標を時間7の関数としてャヶーア(ので表す。ただ
し, 7 科 0 とする。点Pの速度?(ひニア(のひについて
に
v(t)= Fay?
が成立するとする。また, f(ON=1, p(0)三1 とする。ここでげ(の, ?(のは徴
分可能な関数であるとする。
(A-4) 不等式
F(t)2z1+t
が成り立つことを示せ。
(A-5)
プ(人ミ1十2一log(1 +2)
を示せ。ただし, log(1+ のは自然対数を表す。
ag M10(376—279)


