大学受験

東京農工大学 2015年度 過去問・解答

藤原進之介です。このページでは東京農工大学2015年度の数学過去問を解答・解説つきで無料公開しています。

問題

解答

東京農工大学2015年度の数学について、解答と解説を掲載します。数値はすべて当塾で独立に検算し、公開している解答PDFと照合済みです。

[1][1] 平面に関して対称な点を、空間ベクトルで求める

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四面体OABCについて、内積が次のように与えられています。

|OA|² = 2、OA・OB = 0、OA・OC = 1、|OB|² = 18、OB・OC = 27

点Dを平面OABに関して点Cと対称な点とし、OD = s·OA + t·OB + u·OC と表したときの s, t, u を求めます。

当塾公開の解答PDFでは冒頭の内積の並びに表記の誤りがあり、「OB・OC = 18、OA・OB = 27」と印字されていますが、以降の式変形(18t + 27u − 27 = 0 の係数)から分かるとおり、正しくは |OB|² = 18、OB・OC = 27 です。以下はこの正しい値で計算しています。

「対称」を2つの条件に分解する

点Dが平面OABに関して点Cと対称 ⇔ 次の2条件がともに成り立つこと。

① CD が平面OAB に垂直
② 線分CD の中点が平面OAB 上にある

「対称」という言葉を、そのまま計算できる条件に翻訳するのが第一歩です。この2条件で必要十分になります。

条件①を式にする

CD が平面OABに垂直 ⇔ 平面上の2つの基底ベクトル OA, OB の両方に垂直

CD = OD − OC = s·OA + t·OB + (u − 1)OC なので

CD・OA = 0:s(OA・OA) + t(OB・OA) + (u−1)(OC・OA) = 0

数値を代入して 2s + 0 + (u − 1) = 0、すなわち 2s + u − 1 = 0

CD・OB = 0:s(OA・OB) + t(OB・OB) + (u−1)(OC・OB) = 0

0 + 18t + 27(u − 1) = 0、9で割って 2t + 3u − 3 = 0

条件②を式にする

線分CDの中点をMとすると

OM = (OC + OD)/2 = (s/2)OA + (t/2)OB + {(u + 1)/2}OC

Mが平面OAB上にあるということは、OM が OA と OB だけで表せるということ。C は平面OAB上にないので、OC の係数が0でなければなりません。

(u + 1)/2 = 0 ⇔ u = −1

連立して解く

u = −1 を代入すると

2s + (−1) − 1 = 0 ⇔ s = 1
2t + 3(−1) − 3 = 0 ⇔ 2t = 6 ⇔ t = 3

答 s = 1、t = 3、u = −1

検算:CD = 1·OA + 3·OB + (−1−1)OC = OA + 3OB − 2OC。
CD・OA = 2 + 0 − 2(1) = 0 ✓
CD・OB = 0 + 3(18) − 2(27) = 54 − 54 = 0 ✓
確かに平面OABに垂直です。

この年の学習ポイント

空間ベクトルで「平面に関する対称点」を扱うときの手順は次の2つに分解されます。

(あ) 垂直条件 — 平面を張る2つのベクトルとの内積がともに0
(い) 中点条件 — 中点が平面上にある(=平面外方向の成分が0)

特に (い) の翻訳が要点です。「平面OAB上にある」を「OC の係数が0」と読み替えられるのは、OA, OB, OC が一次独立(四面体をなす)だから。この前提を答案に書くことも忘れないでください。

内積の値が数値で与えられている問題では、成分を求める必要は一切ありません。与えられた内積表を機械的に代入していけば、連立1次方程式に帰着します。

東京農工大学2015年度の全大問について、当塾で解答PDFを公開できている範囲から順に解説を掲載しています。裏づけのない問題について推測で解説を作ることはしていません。

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問題PDFをテキストでも確認

東京農工大学 2015年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析

公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。

  • ベクトル
  • 微分・積分

この年度の出題範囲と傾向

2015年度の問題PDFでは、ベクトル、微分・積分に関する語句や設問を確認できました。東京農工大学の公開PDFを年度横断で調べると、図形・三角関数は14年度、微分・積分は13年度、関数・グラフは11年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。

分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。

問題文の文字起こし

問1画像OCR

検出分野: ベクトル、微分・積分

(1) 平面0ABに関して点Cと対称な点をD とする。ベクトルOD を適当な
実数s, gzを用いて
OD =s0A +108 +706
と表したとき, s, t, zの値を求めよ。
(2) 四面体 OABC の体積を求めよ。
(3) 点Oと平面ABC の距離を求めよ。
x Te M1 (317—2)

原本の問題PDFを確認する

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