私は著書を累計15万部書かせていただいた身として断言しますが、参考書は「何を使うか」より「何を使わないか」で決まります。特に獣医学部の数学は、主要私立で数Ⅲ不要(数Ⅰ・Ⅱ・A・B・C)。範囲が限定されているからこそ、教材を絞り、反復回数で勝負するのが正解です。
ルートの全体像:3段階×「1冊主義」
数強塾の推奨は、各段階1冊主義です。浮気をしないこと。1冊を3周する人は、3冊を1周する人に必ず勝ちます。これは「型を学ぶ(守破離)」の”守”——同じ型を反復して身体に入れる段階です。
第1段階:教科書+傍用問題集(〜高2末 or 開始後3か月)
何よりもまず教科書です。定義→定理→証明→例題の順で書かれた教科書は、実は最も洗練された受験教材。数強塾では「教科書精読」を指導の柱にしています。傍用問題集(学校配布の4STEP・サクシード等)で計算の型を固めます。
この段階の完了条件:教科書の太字の定義を、何も見ずに自分の言葉で説明できる。
第2段階:網羅系1冊(開始〜高3夏)
黄チャート・基礎問題精講レベルの網羅系を1冊。獣医入試の主戦場である確率・数列・ベクトル・三角関数・指数対数・微積(数Ⅱ)を優先し、志望校の範囲外の単元は思い切って飛ばします。※各校の最新の出題範囲は募集要項で確認の上、「やらないリスト」を作ってください。
この段階の完了条件:例題を見て10秒で方針が言える(解き切る前に、まず方針)。
第3段階:過去問+弱点補強(高3夏〜)
数強塾では「過去問は確認教材」と教えています。直前の力試しではなく、夏に一度触れて「志望校と自分のギャップ」を確認し、そこから逆算して第2段階の該当単元へ戻る。この往復運動が最短ルートです。北里のようなマーク+記述併用型なら記述答案の添削を、麻布のようなマーク型なら時間内の処理訓練を追加します。
独学ルートの3つの落とし穴
- レベル飛ばし:いきなり難関大用の問題集へ。獣医入試は標準典型の完成度勝負であり、オーバーワークは時間の浪費です
- 周回の質:2周目に「解けた問題」ばかり解き直す。快感はありますが得点は増えません。付箋・記号で「×だけ周回」を徹底
- 添削者の不在:記述答案の減点ポイントは、自分では見えません。北里の記述対策は特に、第三者の添削が必須です
「参考書だけで受かりますか?」への正直な答え
受かる人もいます。ただしそれは、①教材選定 ②優先順位 ③進捗管理 ④答案添削 の4つを自力で回せる人です。このうち独学で最も欠けるのが③と④。数強塾の担任制は、この2つを「サボれないコーチング」とLINE添削で埋めるための仕組みです。参考書ルートを走り切る伴走者として使ってください。
数強塾オンラインの「獣医学部専門 数学対策コース」(生物選択者限定)では、志望校と現在の学力に合わせて「あなた専用の参考書ルート+やらないリスト」を無料相談で作成しています。


