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中3数学|関数y=ax²の応用問題 動点の面積とピザの価格(無料問題・解答PDF)

中3|関数 y=ax²解き方がわからないときは 中3数学|関数 y=ax²とは グラフ・変域・変化の割合【中3】(無料問題PDF) を先に読むと、この問題で何を問われているかが分かります。

今日の一問
次の図形の面積を求めなさい。
直線上とx軸上を動く2点
——さて、どこから手をつける?
答えと考え方は、この記事の中で順を追って解説します。


動点の面積や円の価格は、数量が変わる様子を式にする「関数」の問題です。面積や価格を指定して元の時刻・半径を求める段階では、できた二次方程式を使います。2題を通して、二次関数と二次方程式の役割の違いまで整理します。

二次方程式か、二次関数か

問い 主に使う考え このページの例
変化する2量の関係を式にする 二次関数 Stの式、価格yを半径xの式で表す
ある値になる入力を求める 二次方程式 S=3となるty=900となるxを求める
分類:単元の中心は「関数 yax2の利用」です。その関数に値を代入して逆算するとき、二次方程式が解法として登場します。
左は原点O、直線yイコールxプラス2上の点P、x軸上の点Qを結ぶ三角形で、底辺OQが絶対値4マイナスt、高さがtプラス2。右は半径12センチメートルのMピザと半径18センチメートルのLピザを比較し、価格が半径の2乗に比例することを示す。
動点の面積は底辺の長さの符号に注意し、ピザは半径ではなく面積を比べます。図はサイト用に新規作成したものです。

問題1:直線上とx軸上を動く2点

点Pは直線 yx+2上を動き、点Qはx軸上を動きます。動き始めてからt秒後、Pのx座標はt、Qのx座標は4-tです。原点をOとし、t≠4のときの△OPQの面積をSとします。

点Pと点Qの座標

Pは直線 yx+2上にあり、x座標がtです。式のxtを代入します。

P(tt+2)

Qはx軸上なのでy座標は0です。

Q(4-t,0)

三角形の底辺と高さを決める

底辺をx軸上のOQとすると、高さはPのy座標t+2です。線分の長さは負にならないため、OQは座標4-tそのものではなく、その絶対値です。

OQ=|4-t|
S=1/2×|4-t|×(t+2)

(1)面積Sをtの式で表す

① 0<t<4のとき

Qのx座標4-tは正なので、Qは原点の右側にあります。したがって|4-t|=4-tです。

S=(4-t)(t+2)/2
S=-1/2t2t+4

② t>4のとき

4-tは負で、Qは原点の左側にあります。しかし線分OQの長さはt-4です。

S=(t-4)(t+2)/2
S=1/2t2t-4
tの範囲 Qの位置 OQ 面積S
0<t<4 原点の右 4-t t2/2+t+4
t>4 原点の左 t-4 t2/2-t-4

t=4ではQとOが一致し、三角形の面積は0です。問題がt≠4としているのは、△OPQがつぶれて三角形でなくなる時刻を除くためです。

(2)S=3となるtをすべて求める

場合ごとの式へS=3を代入し、得られた解がその場合の範囲を満たすか確認します。

0<t<4の場合

-1/2t2t+4=3
t2-2t-2=0
t=1±√3

1-√3は負なので0<t<4を満たしません。1+√3は約2.73で条件を満たします。

t>4の場合

1/2t2t-4=3
t2-2t-14=0
t=1±√15

1-√15は負です。1+√15は約4.87でt>4を満たします。

答え:t=1+√3、1+√15

面積3になることを式のまま検算

t=1+√3はt2-2t-2=0を満たすため、-t2/2+t+4=3です。t=1+√15はt2-2t-14=0を満たすため、t2/2-t-4=3です。

問題2:ピザの半径と本来の価格

直径24 cmのMサイズを1,800円で販売しています。直径36 cmのLサイズは、本来の価格から50円値引きして4,000円です。価格はピザの面積に比例すると考えます。

(1)本来の価格は何に比例するか

ピザを円とみなすと面積はπr2です。したがって価格は円の面積、言い換えると半径の2乗に比例します。

(2)半径x cm、本来の価格y円の式

Mサイズは半径12 cm、価格1,800円です。比例定数をaとすると、

1,800=a×122
a=1,800/144=12.5=25/2
y=25/2x2

答え:y=(25/2)x2

Lサイズでも比例関係を検算する

Lサイズの本来の価格は4,000+50=4,050円、半径は18 cmです。

4,050/182=4,050/324=12.5

Mサイズの1,800/122=12.5と一致するため、問題の設定は正確に同じ比例定数を使っています。

(3)900円の子供向けピザの直径

本来の価格yを900円として、半径xを求めます。

900=25/2x2
x2=72
x=±6√2

半径は正なのでx=6√2 cmです。求めるのは直径なので2倍します。

直径=12√2 cm(約16.97 cm)

答え:12√2 cm

面積比からの別解

900円はMサイズ1,800円の1/2です。面積は1/2、半径の比は√(1/2)=1/√2です。Mサイズの直径24 cmに1/√2を掛けると24/√2=12√2 cmです。

よくある誤り

誤り 直し方
Pを(t, t)とする yx+2へ代入し、P(t, t+2)
t>4でもOQ=4-tとする 長さは正なのでOQ=|4-t|=t-4
方程式の4解候補をすべて答える 各場合のtの範囲へ戻して吟味する
Lの本来の価格を4,000円とする 50円値引き後なので本来は4,050円
価格は半径に比例するとする 面積πx2に比例するので半径の2乗に比例
半径6√2 cmを答える 問われている直径は2倍の12√2 cm

確認問題

  1. 0<t<4でt=2のとき、△OPQの面積を求めてください。
  2. t=5のとき、OQの長さと△OPQの面積を求めてください。
  3. 半径を2倍にした円の面積と、面積に比例する価格はそれぞれ何倍ですか。
  4. y=(25/2)x2で半径10 cmなら、価格はいくらですか。
確認問題の解答
  1. Pの高さ4、OQ=2なので、1/2×2×4=4です。
  2. Qの座標は(-1, 0)なのでOQ=1、高さは7、面積は7/2です。
  3. 半径の倍率の2乗なので、面積も価格も4倍です。
  4. (25/2)×100=1,250円です。

よくある質問

絶対値をまだ習っていない場合はどう考えますか。

Qが原点の右側なら「右の座標-左の座標」で4-t、左側ならt-4と場合分けすれば同じ結果になります。

価格の式にπがないのはなぜですか。

価格=k×πx2で、πも一定です。kπを一つの比例定数aと置けば、yax2と表せます。

学習範囲の根拠

本記事は、中学校数学の関数 yax2と二次方程式の利用に沿い、動点・面積・比例の問題をサイト用に再構成したものです。教材画像や紙面は転載していません。

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