中学受験・算数

横浜雙葉中学校 2025年度(2期)算数 過去問の傾向と解答・解説

数強塾のプロ講師陣

横浜雙葉中学校 2025年度(2期)算数の傾向と解答・解説【数強塾オリジナル】

横浜雙葉中 2025年度 2期 算数の傾向(公式公開PDFにもとづくまとめ)

  • 形式:試験時間50分(公式PDF表紙の注意書きで確認)。大問3問構成で、大問1が計算・小問集合7問、大問2が分数がまじった数列(群数列)5問、大問3が長方形の折り返し(2つの場面で計5問)です。大問1(5)では切り取られる部分を図示する作図が、大問1(7)と大問2(3)では考え方を書く記述が求められます。
  • 出題の特徴:計算・数の性質・速さと定番分野をおさえつつ、後半の2大問はどちらも「手を動かして規則や図の構造をつかむ」タイプです。折りたたみ・折り返しの図形が2問も出ており、紙を折る操作を頭の中で再現できるかが大きなテーマになっていると考えられます。
  • 差がつきやすい問題:大問1では折りたたんで切る(5)と円が通過する部分の(6)、大問2では150個の積を求める(4)、大問3でははみ出した部分の面積を求める(1)③が、得点差につながりやすい内容といえるでしょう。
  • 時間配分の考え方:大問1に20分前後、大問2に12分、大問3に15分ほどの配分が現実的でしょう。大問2は(1)(2)、大問3は(1)①②と、各大問の前半に取り組みやすい設問が置かれているので、後半で詰まっても前半の確保を最優先にする姿勢が有効と考えられます。

問題の原本は横浜雙葉中学校の公式サイトで公開されています → 横浜雙葉中学校 過去問題(公式)

※以下の解説と解答例はオンライン数学専門塾「数強塾」による独自作成です(全問、受験算数の正攻法と別解による二重検算済み。学校公表の模範解答ではありません)。問題は横浜雙葉中学校公式サイト掲載のPDFをご参照ください。

大問1(計算・小問集合) 答:(1)① 4 ② 2/5 (2) 979 (3) 27cm (4) 300m (5) 図示(本文参照・4か所) (6) 70.41cm² (7) 説明(本文参照)

(1) 計算2問:①は小数と分数のまじった四則計算、②は逆算です(円周率3.14は(6)で使います)。

【📖大切な考え方】小数と分数がまじった計算は、どちらかにそろえるのが第一歩。①は 1/2=0.5 と小数に、②は 0.375=3/8 と分数にそろえると計算が軽くなります。

解答
① かっこの中から順に、0.5+1.9=2.4、4×2.4=9.6、7.3+9.6=16.9。よって 20.9−16.9=4
② 0.375×(かたまり)÷2と2/15=3/4 とみて外側からはがします。2と2/15=32/15 なので、かたまり=3/4×32/15÷3/8=8/5×8/3=64/15=4と4/15。
3−□+1と2/3=4と4/15 より、□=3+5/3−64/15=70/15−64/15=6/15=2/5

【✅検算】□=2/5 を元の式に戻すと、3−0.4+1と2/3=4と4/15、0.375×64/15=8/5、8/5÷32/15=3/4 で一致します。

(2) 数の性質:6で割ると1余り、14で割ると13余る整数のうち、3桁で最大のものを求める問題です。

【👀ここに注目】「14で割ると13余る」は「14の倍数より1小さい」ということ。一方「6で割ると1余る」はそのままでは形がそろいません。そこで小さい数から書き出して両方に合う数を1つ見つけ、あとは6と14の最小公倍数42ずつ増やす、と考えるのが確実です。

解答:14で割ると13余る数は 13、27、41、55、…。このうち6で割って1余る数を探すと、13÷6=2余り1 で、いきなり13が当てはまります。以後は42ごとに現れるので、条件に合う数は 13、55、97、…、42×□+13。3桁で最大のものは 42×23+13=966+13=979

【✅検算】979÷6=163余り1、979÷14=69余り13。次の候補 979+42=1021 は4桁なので、979が3桁最大です(100〜999の全数チェックでも同じ結果でした)。

(3) 水そうと棒:長さ111cmの棒を3本に切って水そうの底に垂直に立てたら、ぬれていない部分がそれぞれAの1/4、Bの1/10、Cの2/5になった、という設定で水の深さを求める問題です。

【📖大切な考え方】3本の棒の「ぬれた部分」はどれも水の深さと同じ長さです。ぬれた割合になおすと、Aは3/4、Bは9/10、Cは3/5。つまり、深さを1とみると A=4/3、B=10/9、C=5/3 と、各棒の長さを深さの何倍かで表せます。

解答:A+B+C=深さ×(4/3+10/9+5/3)=深さ×37/9=111cm。よって深さ=111×9/37=27cm

【✅検算】深さ27cmなら A=36cm、B=30cm、C=45cm。合計111cmで、ぬれていない部分は順に9cm(=36の1/4)、3cm(=30の1/10)、18cm(=45の2/5)となり、すべての条件に合います。

(4) 速さ(往復と坂道):家から駅まで2300mの道に上り坂・下り坂・平らな道があり、往復の所要時間(行き39分・帰り36分)と各速さ(上り毎分50m・下り毎分80m・平ら毎分60m)から、平らな道の長さを求める問題です。

【👀ここに注目】行きに上る坂は帰りに下る坂になります。そこで往復まとめて考えると、坂道はどこも「1回上って1回下る」ことになり、坂1mあたりの往復時間は 1/50+1/80=13/400分。平らな道1mの往復時間は 2/60=1/30分です。

解答:往復の合計は 39+36=75分。仮に2300m全部が坂道だとすると、往復時間は 2300×13/400=74.75分で、実際より0.25分足りません。坂道1mを平らな道1mに置きかえるごとに、往復時間は 1/30−13/400=40/1200−39/1200=1/1200分ずつ増えます。よって平らな道は 0.25÷(1/1200)=300m。300mです。

【✅検算】平ら300mなら坂の合計は2000m。行きの上りを1200m・下りを800mとすると、行き=1200/50+800/80+300/60=24+10+5=39分、帰り=1200/80+800/50+300/60=15+16+5=36分でぴったり合います(この配分は連立の計算からただ1通りに決まります)。

(5) 折りたたみと切り取り(作図):縦8cm・横14cmの長方形に、縦の線2本(左から5cmと10cm)と横の線1本(まん中の高さ)が引いてあります。①右側を左へ、②左側を右へ、③下半分を上へ、の順に折ると5cm×4cmの大きさになり、折り上がりの上の辺上に点P(左上の角から2cm)がきます。左上の角とP、左の辺上で角から2cm下の点を結んだ直角三角形を切り取って開いたとき、なくなる部分を図示する問題です。

【📖大切な考え方】折り紙の切り取りは「開く順に、折り目で線対称にうつす」のが鉄則です。切り取った三角形を、③の横の折り目→②・①の縦の折り目の順に対称にうつしていけば、機械的に答えが出ます。

解答:切り取られてなくなるのは次の4か所です。
上の辺:左から3cmの点と7cmの点(P)を底辺の両はしとし、そこから2cm下(左から5cmの折り目上)の点を頂点とする、底辺4cm・高さ2cmの三角形。
下の辺:③の折りで下半分が重なっていたので、上と対称に、下の辺の左から3cm〜7cmを底辺とする同じ形の三角形。
右上の角・右下の角:①の折りで右の列(幅4cm)は左から6cm〜10cmの位置に重なっており、切り取り三角形の範囲(左から5cm〜7cm)とは左から6cm〜7cmの幅1cm分だけ重なります。この部分は右はしの辺から1cmまでの領域にあたるため、開くと右上の角と右下の角に、直角をはさむ2辺が1cmずつの直角三角形として現れます。

【✅検算】折りたたみを座標で再現し、細かい方眼の全マスについて「折った先が切り取り三角形に入るか」を機械的に調べたところ、なくなる部分は上記4か所(面積の合計 4+4+0.5+0.5=9cm²)と完全に一致しました。

(6) 円が通過する部分の面積:2つの長方形を組み合わせた凸型の図形(下段が横9cm・縦4cm、上段が横3cm・縦2cmで中央にのっている形)の外側を、半径1cmの円が辺にそって転がって1周します。円が通る部分の面積を求める問題です。

【📖大切な考え方】円が通るのは「辺にそった幅2cm(直径分)の帯」と「出っぱった角のまわりの半径2cmの四分円」。ただし、へこんだ角では帯どうしが重なり、さらに円がすみまで入りこめない「取り残し」ができます。この2種類の補正を忘れないことがすべてです。

解答:この図形の辺の長さの合計は 9+4+3+2+3+2+3+4=30cm なので、辺にそった帯は 30×2=60cm²。
・へこんだ角(上段と下段の境目)2か所では、たての辺(長さ2cm)ぞいの帯(2×2の正方形)が横の辺ぞいの帯にすっぽり重なるので、2×2×2か所=8cm²を引きます。
・出っぱった角は6か所(下段の四すみのうち下2つ+左上・右上、上段の上2つ)。各角に半径2cmの四分円がつくので、2×2×3.14÷4×6=3.14×6=18.84cm²。
・へこんだ角のすみには、1辺1cmの正方形から半径1cmの四分円を除いた形(1−0.785=0.215cm²)だけ円が入れない部分が残るので、0.215×2か所=0.43cm²を引きます。
合わせて 60−8+18.84−0.43=70.41cm²

【✅検算】「図形から2cm以内の外側の領域」から「円の中心が動ける線から1cmをこえて離れた取り残し」を除く計算を、乱数による面積測定(モンテカルロ法)で確かめたところ約70.4cm²となり、式の値 50+6.5×3.14=70.41cm² と一致しました。

【💡ポイントコラム】円の通過領域は「帯・四分円・へこみの補正」の3点セットで整理すると、どんな形でも同じ手順で解けます。へこんだ角の「重なり」と「取り残し」は片方だけ覚えていて片方を忘れる受験生が多いところなので、セットで覚えておくとよいでしょう。

(7) 対角線の本数の説明(記述):「正十角形の対角線の本数」を、ふたばさんは 10×9÷2−10=35 という式で正しく求めました。この式の考え方を説明する問題です。

解答(説明の例):10個の頂点のそれぞれから、自分以外の9個の頂点に向かって線を引くと 10×9=90本になるが、1本の線分をその両はしの頂点から1回ずつ、合わせて2回ずつ数えているので、2で割って 90÷2=45本。これが「2つの頂点を結ぶ線分」の総数である。このうち、となり合う頂点を結ぶ10本は正十角形の辺であって対角線ではないから、それを除いた 45−10=35本が対角線の本数になる。——という考え方です。

【✅検算】1つの頂点から引ける対角線は、自分と両どなりを除いた 10−3=7本。10×7÷2=35本と、別の数え方でも一致します。

大問2(分数の数列・群数列) 答:(1) 55番目 (2) 35番目は7/2、80番目は1/6 (3) 137番目(考え方は本文参照) (4) 1/680 (5) 27番目・64番目・117番目

1、1/2、2、1/3、1、3、1/4、2/3、3/2、4、…と、ある規則で分数と整数が150個並んでいます。

【📖大切な考え方】この列は「1個・2個・3個・…」のグループ(群)に区切ると正体が見えます。第□群には□個の数が並び、その△番目は「△/(□+1−△)」。つまり第□群は、分子と分母の和がいつも □+1 になる分数の列(約分して整数になるものもふくむ)です。たとえば第4群は 1/4、2/3、3/2、4/1 で、和はどれも5になっています。

【👀ここに注目】第1群から第□群までの個数は 1+2+…+□。1+2+…+16=136 なので、150個目は第17群の 150−136=14番目まで、ということも先に確かめておきます。

(1) 整数10が現れるのは、△/(□+1−△)=10、つまり分母が1で分子が10になる第10群の最後(10番目)が最初です。その位置は 1+2+…+9+10=45+10=55。よって左から55番目です(第21群にも20/2=10がありますが、150個の範囲外です)。

【✅検算】列を150個すべて書き出す全数チェックでも、値が10になるのは55番目だけでした。

(2) 1+2+…+7=28 なので、35番目は第8群の 35−28=7番目:7/(9−7)=7/2(=3と1/2)。1+2+…+12=78 なので、80番目は第13群の2番目:2/(14−2)=2/12=1/6

【✅検算】全数チェックで35番目=7/2、80番目=1/6を確認しました。

(3) 一番小さな数(記述):各群の中で一番小さいのは先頭の「1/群の番号」で、群が進むほど小さくなります。したがって150個の中で最小なのは、いちばん後ろの群である第17群の先頭 1/17 です(第17群は14番目までありますが、先頭はふくまれています)。その位置は 136+1=137。よって左から137番目です。

【✅検算】150個の全数チェックでも最小値は1/17で、位置は137番目のただ1か所でした。

(4) 各群の積を考えます。第□群の数は △/(□+1−△)(△=1〜□)なので、分子の積は 1×2×…×□、分母の積は □×(□−1)×…×1 と、まったく同じかけ算になります。つまり完全な群の積は必ず1。第1〜16群の積は1なので、残るのは第17群の14個分だけです。
第17群の14個の積=(1×2×…×14)/(17×16×15×…×4)。分子の 4×5×…×14 と分母の 4×5×…×14 が打ち消し合い、残りは(1×2×3)/(15×16×17)=6/4080=1/680

【✅検算】分数計算のまま150個を順にかけ合わせるプログラムでも、積はちょうど1/680になりました。

(5) 値が3になるのは △/(□+1−△)=3、つまり分子が分母の3倍のとき。分子+分母=□+1 が4の倍数のときに限り実現し、□=3、7、11、15、…で順に 3/1、6/2、9/3、12/4 として現れます。位置は、第3群の3番目=6番目(これが問題文の例)、第7群の6番目=21+6=27番目、第11群の9番目=55+9=64番目、第15群の12番目=105+12=117番目。第17群では 3=△/(18−△) を満たす整数△がなく、第19群は範囲外なので、この3つで全部です。

【✅検算】全数チェックで値が3になる位置は6・27・64・117番目のみでした。

【💡ポイントコラム】群数列は「区切る→群の中の規則を式にする→累計の個数で位置を出す」の3手順で必ず処理できます。この問題の「分子+分母が一定」という見方は、有名な分数のならべ方(カントールの対角線的な並び)と同じ発想で、難関校では繰り返し出題されています。「約分される前の形」で規則をつかむのがコツです。

大問3(長方形の折り返し) 答:(1)① オとケ ② 7と1/2 ③ 1/6cm² (2)① 1と3/4 ② 9と3/8cm²

縦(AB)6cm・横(BC)8cm・対角線(AC)10cmの長方形ABCD(Aが左上、Dが右上、Bが左下、Cが右下)を折る問題です。6:8:10=3:4:5の直角三角形がテーマになっています。

(1) 辺AD上にAE=2cmとなる点Eをとり、頂点BがEに重なるように折ると、折り目は辺AB上の点F(AF=2と2/3cm)を通ります。以下、折り目が辺DCと交わる点をK、折り返した辺BCにあたる線が辺DCと交わる点をMと呼ぶことにします(折り返した紙の角は、Cの近くで紙のはしから少しはみ出します)。

【📖大切な考え方】三角形AFEは、AE=2、AF=8/3 で AE:AF=3:4 の直角三角形。つまり3:4:5の形で、EF=10/3(=FB=6−8/3。折り返しでFBがFEに重なることとも合っています)。この問題は最後まで「3:4:5の相似」だけで進みます。

① アと同じ大きさの角:アは点Fのまわりの角AFE、イ・ウは折り目FKをはさんでFのまわりに並ぶ角、エ・オは点Eのまわりの角(エがAE側、オがED側)、カはMのまわりの角EMD、キはKのまわりの角(折り目と辺DC側)、ク・ケは、はみ出した部分の中の角(クがM側、ケがK側)です。

【👀ここに注目】三角形AFEの2つの角は「ア+角AEF=90度」。また、折り返した角FEMは折る前の角FBCと同じ90度です。Eのまわりの一直線に注目すると、エ(=角AEF)+90度+オ=180度なので、オ=90度−エ=ア

解答:イとウは折り目の性質からたがいに等しいものの、大きさは(180度−ア)÷2でアとは別です。カは三角形EDMの角で、90度−オ=エと同じ大きさ。キはイ・ウと同じ大きさになります。クはカの対頂角の関係にあたるのでエと同じ。最後に、はみ出した三角形MKC′(C′は折り返されたCの角)は、Cの直角がそのまま移るので直角三角形で、ケ=90度−ク=オ=ア。よってアと同じ大きさの角はオとケです。

【✅検算】座標計算で全部の角を数値化すると、ア=オ=ケ=約36.9度、エ=カ=ク=約53.1度、イ=ウ=キ=約71.6度となり、選ぶべきものはオとケで確定です。

② xの値(EからMまでの長さ):三角形DEMに注目します。角Dは90度、角DEM(=オ)はアと同じ大きさなので、三角形DEMは三角形AFEと同じ「3:4:5」の直角三角形です。DE=8−2=6cmが「4」の辺にあたるので、1あたり1.5cm。よって DM=1.5×3=4.5cm、EM=1.5×5=7.5cm。x=7と1/2です。

【✅検算】折り返しを座標で再現すると、折り返した辺BCの線が辺DCと交わる点はCから1.5cmの高さにあり、Eからの距離はちょうど7.5cmでした。

③ 色のついた部分(はみ出した三角形)の面積:折り返した辺EC′は元の辺BCと同じ8cmなので、はみ出し部分の MC′=8−7.5=0.5cm。はみ出した三角形MKC′はC′が直角で、角ク(=エ)をもつので、これも3:4:5の直角三角形です。MC′=0.5cmが「3」の辺にあたるから、1あたり1/6cmで、C′K=1/6×4=2/3cm。
よって面積は 0.5×2/3÷2=1/6cm²

【✅検算】座標計算では、はみ出し三角形の頂点はM(Cから上に1.5cm)、K(Cから上に2/3cm)、C′(辺DCの外側)で、面積はちょうど1/6cm²。C′K=2/3cmは「KがCから2/3cmの高さにある(KC=KC′)」ことともつじつまが合います。

(2) 今度は、頂点Bが頂点Dに重なるように折ります。折り目GH(Gが辺AD上、Hが辺BC上)と対角線BDの交点をIとし、HからCまでの長さがycmです。

【👀ここに注目】BがDに重なる折り方では、BH=HD、GB=GD となり、さらにADとBCが平行なことから、4点G・B・H・Dを結ぶとひし形になります。折り目GHはこのひし形の対角線で、Iは対角線BD(長さ10cm)のちょうど真ん中の点です。

① yの値:三角形BIHと三角形BCDを比べると、角Bが共通で、どちらも直角(IとC)をもつので相似です。BI=10÷2=5cm、BC:BD=8:10=4:5 だから、BH=BI×5/4=5×5/4=25/4cm。よって y=BC−BH=8−25/4=7/4=1と3/4

【✅検算】BH=25/4のとき、HC=7/4、CD=6で、HD=(7/4と6の直角三角形の斜辺)=25/4となり、BH=HDの折り返し条件がちょうど成り立ちます(25:7:24の直角三角形)。

② 色のついた部分(三角形GDI)の面積:ひし形の性質から GD=BH=25/4cm(辺AD上でDから左へ25/4cm)。IはBDの真ん中の点なので、Bからの高さ(Dの高さ6cmの半分)3cmの位置、つまり辺ADから3cmの深さにあります。GDを底辺とみると高さが3cmなので、面積は 25/4×3÷2=75/8=9と3/8cm²

【✅検算】座標で G(Dから25/4cm左)、D、I(対角線の中点)を置いて面積公式で計算しても75/8cm²。またGD=25/4は、AG=8−25/4=7/4=yと一致し、図の対称性(AG=HC)ともつじつまが合います。

【💡ポイントコラム】折り返し問題の合言葉は「折っても長さと角は変わらない」。今回のように6・8・10の長方形なら、出てくる直角三角形はほぼすべて3:4:5の相似です。「どの直角三角形が3:4:5か」を図に書きこみながら進めると、計算がほとんど比の1あたり計算だけで済むでしょう。

2025年度 2期から学ぶ教訓

このセットの主役は「折る・転がす・並べる」といった操作の再現力です。折りたたんで切った紙を開く(5)、円を辺にそって転がす(6)、紙を折って重ねる大問3——どれも、頭の中だけで処理しようとせず、折り目や通り道を図に正確に書きこめた受験生から順に得点できたと考えられます。また、大問2の群数列のように「並びを区切って式にする」処理力も引き続き問われました。過去問演習では、図形の操作問題で「実際に紙を折って確かめる」経験を一度しておくと、本番での再現力が大きく変わるでしょう。

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出典・著作権について
本ページが扱う入試問題の著作権は 横浜雙葉中学校 に帰属します。出典:横浜雙葉中学校 2025年度 入学試験問題「算数」。
掲載しているのは、受験生の学習支援を目的として数強塾が独自に作成した解答・解説です。学校が公表した公式解答ではありません(公式解答と照合した場合は本文中にその旨を明記しています)。問題文の引用は解法の説明に必要な最小限にとどめています。
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