小学生算数:難問図形パズル

中学受験の算数 図形の難問21〜30|武蔵・桜蔭・西大和・白陵

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今日の一問
次の問いに答えなさい。
ゴンドラの数が64台の観覧車があります。一周するのに20分かかり、乗り降りは最も低いAの位置で行います。ゴンドラは等間隔で、一周したら必ず乗客は交代します。動かし始めてから乗客が順に乗っていき、空のゴンドラはありません。また、乗り降りの時間は考えないものとします。90組目が最も高いBの位置に着くのは、観覧車を動かし始めてから何分何秒後ですか。
——さて、どこから手をつける?
答えと考え方は、この記事の中で順を追って解説します。

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このページでは、図形問題21〜30をまとめて学習できます。角度・面積・比・補助線など、図形を解くための着眼点を問題ごとに確認し、答えだけでなく考え方を自力で再現する練習に活用できます。各問題の画像と解説は従来の内容をそのまま収録しています。

図形問題 21(武蔵中 2012年)

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図形問題 小学生算数:難問図形パズル 図形問題21

図形問題 22(桜蔭中 2014年)

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図形問題 小学生算数:難問図形パズル 図形問題22

この問題は桜蔭中 2014年度の入試問題です。解答PDFが用意されていないため、解き方と答えの確かめ方をここに掲載します。図がなくても解ける、周期の問題です。

問題

ゴンドラの数が64台の観覧車があります。一周するのに20分かかり、乗り降りは最も低いAの位置で行います。ゴンドラは等間隔で、一周したら必ず乗客は交代します。動かし始めてから乗客が順に乗っていき、空のゴンドラはありません。また、乗り降りの時間は考えないものとします。90組目が最も高いBの位置に着くのは、観覧車を動かし始めてから何分何秒後ですか。

答え 37分48.75秒後(= 2268.75秒後)

解き方

手順1:ゴンドラがAに来る間隔を出します。
一周20分 = 1200秒。ゴンドラは64台で等間隔なので、Aの位置には
 1200 ÷ 64 = 18.75秒おきに1台ずつやってきます。

なぜこうするか「等間隔」というのは時間の間隔も等しいということ。
64台が20分で1周するので、1台ぶんの間隔は 20分 ÷ 64
ここを分のまま計算すると 0.3125分 となって扱いにくいので、最初に秒に直しておくのがこつです。

手順2:90組目が乗る時刻を出します。
1組目は0秒後(動かし始めと同時)、2組目は18.75秒後、3組目は37.5秒後…
つまり n組目が乗るのは (n − 1)× 18.75 秒後
 90組目 = 89 × 18.75 = 1668.75秒後

ここに注意90組目だから 90をかけるのではありません。1組目が0秒後なので、かけるのは89
「植木算」と同じで、間隔の数は組の数より1つ少ないのです。

手順3:AからBまでの時間を足します。 Aは最も低い位置、Bは最も高い位置なので、ちょうど半周
 1200 ÷ 2 = 600秒

手順4:合計します。
 1668.75 + 600 = 2268.75秒後
 2268.75 ÷ 60 = 37 あまり 48.75
 → 37分48.75秒後

答えの確かめ

①きりのよい組で確かめます。ゴンドラは64台なので、65組目は1台目のゴンドラの2周目
65組目が乗るのは 64 × 18.75 = 1200秒後(=ちょうど20分)。Bに着くのは 1800秒後 = ちょうど30分
きれいな数になり、考え方が合っていることが確かめられます。

②別の道すじで90組目を出します。90 = 64 + 26 なので、90組目は26台目のゴンドラの2周目
26台目が最初にAに来るのは 25 × 18.75 = 468.75秒後。その1周後は 468.75 + 1200 = 1668.75秒後
手順2の答えとぴったり一致しました ○

③常識で確かめます。90組目は1組目より 1668.75秒(約28分)あとに乗ります。
観覧車1周が20分なので、1周と少し待ったことになります。64組で1周ぶんなので、90組目なら1周と26組ぶん——たしかにその通りです ○

よくあるつまずき

①90をかけてしまう。1組目が0秒後なので、90組目は 89 ぶんあとです。植木算と同じ考え方。
②AからBまでを1周だと思う。最も低い所と最も高い所は反対側なので半周です。
③分のまま計算する。20 ÷ 64 = 0.3125分 となって、あとの計算が苦しくなります。先に秒に直すと 18.75 とすっきりします。
④「一周したら乗客が交代」を見落とす。これがあるので65組目が1台目のゴンドラに戻ると分かり、確かめに使えます。

この問題の型 「等間隔」は、時間の間隔も等しいということ。まず1つぶんの間隔を出す。
n番目までの間隔は n−1 個(植木算)。
単位はいちばん細かいもの(秒)にそろえてから計算する。

図形問題 23(大阪星光学院中 2014年)

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図形問題 小学生算数:難問図形パズル 図形問題23

図形問題 24(清風南海中 B 入試 2014年)

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図形問題 小学生算数:難問図形パズル 図形問題24

この回は2問あります。【1】は清風南海中 B入試 2014年度、【2】は豊島岡女子学園中 2014年度の入試問題です。解答PDFが用意されていないため、解き方と答えの確かめ方をここに掲載します。

問題

【1】BD = DF = FH、FG = GH、BC:CD = 1:3 とします。三角形ABCと三角形GHIの面積の比をもっとも簡単な整数の比で表しなさい。

問題PDFの図 B→D→F→H とジグザグに折れ曲がった線があり、折れ曲がりの角(B・D・F・H)はすべて60°
そこへ、左のAから右のIまで1本のまっすぐな線が引かれ、BDとの交点がC、DFとの交点がE、FHとの交点がGです。

【2】1辺の長さが6cmの正八角形と、中心が頂点にある半径6cmの円の一部を組み合わせたものです。色のついた部分の周の長さの合計は何cmですか。

問題PDFの図 正八角形の1つおきの4つの頂点(上・下・左・右)を中心とする半径6cmの弧が4本引かれています。
となり合う弧が交わってできるレンズ形が4つあり、そこに色がついています。

答え 【1】1 : 4  【2】37.68 cm(正しくは 12 × 円周率)

解き方

【1】手順1:BDとFHが平行であることに気づきます。

ジグザグの折れ曲がりの角がすべて60°で同じなので、BDとFHは同じ向きを向いています。
つまりBD ∥ FH

なぜここから入るのか面積を直接求めようとすると、辺の長さがどれも分かりません。
ところが平行な2直線を1本の直線が横切ると、同じ位置の角が等しくなります
角が2組そろえば相似——相似なら長さの比だけで面積の比が出ます長さそのものは要りません。

手順2:2つの三角形が相似であることを示します。

  • 直線AIがBDとFHを横切るので ∠ACB = ∠IGH(同じ位置の角)
  • 折れ曲がりの角より ∠ABC = ∠IHG = 60°

2つの角が等しいので 三角形ABC と 三角形IHG は相似です。

手順3:対応する辺の比を出します。 ジグザグの1本の長さを ○ とすると

  • BC:BC:CD = 1:3 なので、BCは BD の 4分の1 = ○ ÷ 4
  • HG:FG = GH なので、GはFHのまん中。HGは FH の 2分の1 = ○ ÷ 2

 BC : HG = 1/4 : 1/2 = 1 : 2

手順4:面積の比は、長さの比の2乗。
 1 × 1 : 2 × 2 = 1 : 4

【2】手順1:正八角形の内角を出します。 正八角形の内角は
 180 × (8 − 2)÷ 8 = 135度

手順2:弧の中心と半径を確かめます。 半径は6cmで、これは正八角形の1辺と同じ
だから、たとえばいちばん上の頂点を中心とする半径6cmの弧は、その両どなりの頂点をちょうど通ります
この弧が中心から見こむ角は、その頂点の内角そのもので135度です。

手順3:135度が3等分されます。 この135度の弧は、左右のとなりの弧に切られて3つに分かれます
左右対称なので、3つとも45度ずつ
 135 ÷ 3 = 45度

ここが山場「レンズ形の弧が何度ぶんか」が分かれば、あとは計算だけです。
そして135度がきれいに3等分されることは、左右対称であることから言えます。対称性は、角度を分けるときの強い武器です。

手順4:長さを出します。
 弧1本 = 6 × 2 × 3.14 ×(45 ÷ 360)= 4.71cm
 レンズ1個は弧2本なので 4.71 × 2 = 9.42cm
 レンズは4個なので 9.42 × 4 = 37.68cm

答えの確かめ

【1】座標を置いて計算しました。ジグザグの1本を1として B(0,0)・D(0.5,0.866)・F(1,0)・H(1.5,0.866) とすると
 BD = DF = FH = 1 ○、∠BDF = ∠DFH = 60.0度
 AB = 0.2、HI = 0.4 で AとIはどちらも直線CG上 ○
 ∠ACB = ∠IGH = 49.1066度(ぴったり同じ ○)、AB : IH = 1 : 2
 三角形ABC = 0.02165、三角形GHI = 0.08660 → 比はちょうど4倍

【2】角度が本当に45度かを計算で確かめました。1辺6cmの正八角形の外接円の半径は7.8394cm。
いちばん上の頂点を中心とする半径6cmの円と、左の頂点を中心とする半径6cmの円の交点を求めると、
中心から見た角度の差はちょうど45.0度でした ○
また、4つの中心(上・下・左・右)はどの隣どうしも11.0866cm離れていて、12cm(半径2つぶん)より短いので、4組すべてで弧が交わります

よくあるつまずき

①【1】で長さを求めようとする。1つも与えられていません。比だけで解けます。
②【1】で面積の比を長さの比と同じにする。相似な図形の面積の比は長さの比の2乗。1:2 なら 1:4
③【2】で弧を90度だと思う。正八角形の内角は135度で、それが3等分されて45度です。
④【2】でレンズの数を数えまちがえる。中心が4つ、となり合う組が4組なのでレンズも4個です。

この問題の型 角が同じ折れ線は平行。平行+横切る線 → 角が等しい → 相似。
相似な図形の面積の比は、長さの比を2回かけたもの。
正n角形の内角は 180×(n−2)÷n。半径が1辺と同じなら、弧は内角ぶんを見こむ。

図形問題 25(西大和学園中(女子) 2014年)

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図形問題 小学生算数:難問図形パズル 図形問題25

この問題は西大和学園中(女子)2014年度の入試問題です。解答PDFが用意されていないため、解き方と答えの確かめ方をここに掲載します。

問題

正方形ABCDと、∠CAP = 30°、AC = AP となっている二等辺三角形ACPがあります。点Pと点Dを結んだとき、∠CPD = □ となります。

問題PDFの図 正方形ABCDは、Aが左上、Bが左下、Cが右下、Dが右上。
Pは正方形の右の外側にあり、高さはCとDのあいだくらい。
AからPへ引いた線と、対角線ACのあいだの角が30°。求めるのはPのところの角∠CPD(図では色がついています)。

答え 105度

解き方

手順1:三角形ACPの角を出します。 AC = AP なので二等辺三角形。頂角(Aのところ)が30°なので
 ∠ACP = ∠APC =(180 − 30)÷ 2 = 75度

手順2:PDとACが平行であることを見つけます。 ここがこの問題の急所です。

Pから、辺ADをのばした直線に垂線PHを下ろします。すると
 PH = HD(計算で確かめると、どちらも同じ長さになります)
だから三角形PHDは直角二等辺三角形で、∠PDH = 45度

一方、ACは正方形の対角線なので、これも辺ADと45度をなします。
同じ45度なので PD と AC は平行です。

なぜ平行を探すのか∠CPDは、Pという正方形の外の点にある角です。そのままでは正方形の角と結びつきません。
ところが平行な線が1組見つかれば、離れた場所の角どうしが等しくなったり、足して180度になったりします。
「遠くの角を、近くの角に運ぶ」のが平行線の役目です。

手順3:平行線の性質を使います。 PDとACが平行で、PCがその2本を横切っています
このとき、内側の同じ側にある角どうしを足すと180度なので
 ∠CPD + ∠PCA = 180度
 ∠PCA = ∠ACP = 75度 なので
 ∠CPD = 180 − 75 = 105度

答えの確かめ

①別の道すじで求めます。Pから見て、Aへ向かう線は、Dへ向かう線とCへ向かう線のあいだにあります。
 ∠APD = 30度、∠APC = 75度 → ∠CPD = 30 + 75 = 105度
手順3と一致しました。

②座標で全部計算しました。正方形の1辺を1として A(0,1)・B(0,0)・C(1,0)・D(1,1) とすると
 AC = 1.4142(=√2)、P =(1.3660, 0.6340)
 AP = 1.4142(ACと同じ ○)、∠CAP = 30.0度
 ∠ACP = ∠APC = 75.0度
 PDの向きとACの向きの外積 = 0(=平行)○
 ∠CPD = 105.0度

③PH = HD を確かめました。Pから直線ADへの垂線の足Hについて
 PH = 0.366025、HD = 0.366025 → ぴったり同じ ○ だから45度になります。

よくあるつまずき

①Pが正方形の中にあると思う。AP = AC = 対角線の長さなので、Pは正方形の外に出ます。図で確かめましょう。
②∠APCと∠CPDを取りちがえる。求めるのはPCとPDのあいだの角です。∠APC(75度)は途中の値。
③平行を探さずに、直接∠CPDを求めようとする。Pは正方形の外なので、そのままでは手がかりがありません。平行線で角を運ぶのが定石です。
④二等辺三角形の底角を(180−30)ではなく 180−30 としてしまう。底角は2つあるので、2で割ります

この問題の型 二等辺三角形の頂角が分かれば、底角は (180 − 頂角) ÷ 2。
離れた場所の角は、平行線を見つけて運ぶ。正方形の対角線は辺と45度。
平行線を横切る線があれば、同じ側の内側の角は足して180度。

図形問題 26(西大和学園中(男子) 2014年)

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図形問題 小学生算数:難問図形パズル 図形問題26

図形問題 27(白陵中 2014年)

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図形問題 28(武蔵中 2014年)

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図形問題 小学生算数:難問図形パズル 図形問題28

図形問題 29

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図形問題 小学生算数:難問図形パズル 図形問題29

図形問題 30(大阪星光学院 2012年)

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図形問題 小学生算数:難問図形パズル 図形問題30

次に解く問題・この単元の解説

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