高1|2次関数解き方がわからないときは 高1数学|二次関数 グラフ・平方完成・最大最小・二次不等式【数学I】(無料問題PDF) を先に読むと、この問題で何を問われているかが分かります。
このページは高校1年「2次関数」の無料問題プリント(2次関数30)です。このプリントは、図形の条件から和が一定であることを導き、面積の和を2次関数として最小にする回です。プリントを解いたあと、ページ下部の数強塾オリジナルの練習問題3問で、同じ考え方を別の数で確かめてください。
プリントをダウンロード
下のリンクから PDF が開きます。印刷して手で解くのがいちばん定着します。
図形の量を2次関数で最小にするで何ができるようになるか
2つの量の和が一定なら、片方を文字でおけばもう片方も決まります。面積の和のように 2 乗の和で表される量は、2つが等しいときに最小になります。p2 + q2 を p だけの式に直して平方完成すれば、そのことが式で確かめられます。図形の問題は、まず「何が一定か」を見つけるところから始まります。
解き方の手順
1図の中で一定になる量(和や差)を探し、式にします。
2動く量を1つ文字でおき、もう一方をその文字で表します。
3求める量をその文字の式にし、平方完成します。
4文字のとりうる範囲を確かめ、頂点が範囲内かを見ます。
つまずくのはここ
つまずき1|変域を確かめない
半径は正で、図の中に収まる上限もあります。頂点が範囲外なら、端の値が最小になります。
つまずき2|和が一定であることを使わずに2文字のまま進める
和が k と分かれば、q = k − p と書けて1文字になります。
つまずき3|面積の和と長さの和を混同する
円の面積の和は π(p2 + q2) で、半径の和とは別物です。
数強塾オリジナルの練習問題
プリントと同じ考え方を、数を変えて出題しています。まず自分で解いてから「解答・解説を見る」を開いてください。このページ専用の問題なので、他のページとは数が異なります。
練習1
p + q = k(k は定数)のとき、p2 + q2 が最小になる p の値と、そのときの最小値を求めなさい。
解答・解説を見る
解答
q = k − p を代入すると p2 + (k − p)2 = 2p2 − 2kp + k2。
= 2(p − k/2)2 + k2/2。
p = k/2 のとき最小値 k2/2
検算:k = 4 なら p = 2, q = 2 で 4 + 4 = 8 = 16/2。p = 1 なら 1 + 9 = 10 で大きい。
和が一定なら、2乗の和は2つが等しいときに最小。
練習2
AB = 2、BC = 3 の長方形 ABCD がある。2辺 AB、BC に接する円 P と、2辺 CD、DA に接する円 Q が外接している。円 P の半径を p、円 Q の半径を q とするとき、p + q の値を求めなさい。
解答・解説を見る
解答
円 P の中心は B から (p, p)、円 Q の中心は D から (q, q) の位置にあります。
2つの中心の x 方向の距離は 3 − p − q、y 方向は 2 − p − q。
外接しているので中心間の距離は p + q。
(3 − p − q)2 + (2 − p − q)2 = (p + q)2。
k = p + q とおくと (3 − k)2 + (2 − k)2 = k2、整理して k2 − 10k + 13 = 0。
k = 5 ± 2√3。長方形に収まるのは小さいほう。
p + q = 5 − 2√3
検算:5 − 2√3 ≒ 1.54。もう一方の 5 + 2√3 ≒ 8.46 は長方形の外になるので不適です。
外接=中心間の距離が半径の和。ここから k の方程式ができる。
練習3
練習2 の設定で、円 P と円 Q の面積の和 S が最小になるときの S を、k = p + q を用いて表しなさい。
解答・解説を見る
解答
S = π(p2 + q2)。練習1 より p = q = k/2 のとき p2 + q2 は最小で k2/2。
S の最小値は πk2/2(p = q = k/2 のとき)
検算:k = 5 − 2√3 のとき k2 = 37 − 20√3 なので、S = π(37 − 20√3)/2。p = q のとき2つの円は同じ大きさです。
和が一定のときの2乗の和は、等しいときに最小。
2次関数の他のプリント
同じ「2次関数」の無料プリントは全部で 29 枚あります。前後以外のものを、扱っている内容を添えて並べました。上から順にやる必要はないので、いま必要なところから選んでください。
- 2次関数1|平方完成と頂点・軸
- 2次関数2|グラフの作図
- 2次関数3|点の平行移動と対称移動
- 2次関数4|放物線の平行移動と対称移動
- 2次関数5|移動から係数を逆算する
- 2次関数6|余りの条件と2進法
- 2次関数7|条件から2次関数を決定
- 2次関数8|絶対値を含むグラフ
- 2次関数9|最大値・最小値の基本
- 2次関数10|文字を含む定義域の最大最小
- 2次関数11|絶対値の不等式をグラフで解く
- 2次関数12|動く定義域と長方形の最適化
- 2次関数13|軸と定義域で場合分け
- 2次関数14|場合分けで最大値を文字で表す
- 2次関数15|最小値を文字の関数とみる
- 2次関数16|定義域が動くときの最小値
- 2次関数17|最大最小のグラフと図形への応用
- 2次関数18|動く点と面積・距離の最大最小
- 2次関数19|条件つきの最大最小
- 2次関数20|2変数の式の最小値
- 2次関数21|おきかえで次数を下げる
- 2次関数22|条件から2次関数を決める
- 2次関数23|文字を含む方程式と共通解
- 2次関数24|放物線と直線の共有点の個数
- 2次関数25|2次不等式の文章題
- 2次関数26|解の配置
- 2次関数28|文字係数の放物線とx軸
解き終わったら
- 2次関数まとめ31問(高1)——単元全体を型で整理したまとめ。
- 2次関数(高1)の特訓道場——場合分けと解の配置の30題で力試し。
- 数学I・Aの要点辞典 第2章 2次関数——公式と定石を定義から確かめる。
数強塾について
数強塾は、数学が苦手な中高生を対象にしたオンライン数学専門塾です。プロ講師が完全1対1で担当し、指導システムと料金を公開しています。実際の成績推移は指導事例、通っている生徒の声は評判・口コミにまとめています。
次に解く問題・この単元の解説
この単元を体系的に理解する
- 高1数学|二次関数 グラフ・平方完成・最大最小・二次不等式【数学I】(無料問題PDF)
- 中高一貫校 高1の夏休みの数学課題|2次関数の最大・最小「5つの型」と学校別の解説
- 2次関数の最大・最小【発展編】|2変数・最大値と最小値の差・絶対値つきを本質から解く
- 数学I・Aの要点辞典:2次関数公式と要点
難易度を変えて練習する
同じ難易度の問題
- 高1数学|高校1年 二次関数の平方完成 標準形・頂点・軸を4問で詳しく解説(無料問題PDF)
- 高1数学|高校1年 二次関数のグラフ 頂点・軸・切片から4問を正確に作図(無料問題PDF)
- 高1数学|高校1年 座標の平行移動と対称移動 変換の順序からp・qを求める(無料問題PDF)
- 高1数学|高校1年 二次関数の平行移動と対称移動 頂点と公式で完全理解(無料問題PDF)
- 高1数学|高校1年 二次関数の変換と係数決定 平行移動・対称移動を逆算(無料問題PDF)
- 高1数学|高校1年 余りの条件と2進法 合同式・中国剰余定理を基礎から(無料問題PDF)
- 高1数学|高校1年 条件から二次関数を決定 軸・接線・通過点を式にする(無料問題PDF)
- 高1数学|高校1年 絶対値を含む関数のグラフ 場合分けと4問の作図(無料問題PDF)
📄 同じ単元のプリント(全38枚のうち、この前後24枚)
同じ単元を続けて解くと、どの手を使うかの判断が安定します。手が止まったところがあれば、その単元の要点に戻ってから次の1枚に進んでください。
- 2次関数14
- 2次関数15
- 2次関数16
- 2次関数17
- 2次関数18
- 2次関数19
- 2次関数20
- 2次関数21
- 2次関数22
- 2次関数23
- 2次関数24
- 2次関数25
- 2次関数26
- 2次関数28
- 2次関数29
- 2次関数30
- 平方完成・最大最小・解の配置から教材を選ぶ
- ゼロから東大レベルまでの階段マップと学習順序【数I
- 判別式・軸・端点の3点セット|高1数学:2次関数 2
- 場合分けと解の配置の難問30題
- 共通テスト・標準私大・難関大・東大京大で頻出の8型を
- 平方完成から共通テスト・場合分け・解の配置・通過領域
- 平方完成・平行移動・最大最小・決定・判別式・二次不等
- 二次関数 グラフ・平方完成・最大最小・二次不等式【数
一覧に無いものも含め、2次関数のプリントは高1数学:2次関数 全38枚、学年全体の単元一覧は高1数学のページから確認できます。
