高2数学|式と証明(基本) 20(無料問題PDF)

高2|式と証明解き方がわからないときは 式と証明|二項定理・恒等式・定義域と等号条件の追試 を先に読むと、この問題で何を問われているかが分かります。


今日の一問
x2 + 4y2 ≧ 4xy を証明しなさい。また等号が成り立つときを調べなさい。
——さて、どこから手をつける?
答えと考え方は、この記事の中で順を追って解説します。

このページは高校2年「式と証明(基本)」の無料問題プリント(式と証明(基本)20)です。このプリントは、差を平方の形にして不等式を示す方法と、比が与えられたときの値の求め方を扱う回です。プリントを解いたあと、ページ下部の数強塾オリジナルの練習問題3問で、同じ考え方を別の式で確かめてください。

プリントをダウンロード

下のリンクから PDF が開きます。印刷して手で解くのがいちばん定着します。

高2数学 式と証明(基本) 20

平方完成で不等式を示す・比の値で何ができるようになるか

不等式の証明でいちばん確実なのは、(左辺)−(右辺)を計算してそれが平方の形になることを示す方法です。実数の 2 乗は必ず 0 以上——この 1 つの事実だけで証明が閉じます。比が与えられた問題では、a = 3k のように文字でおくと、k が約分で消えて値が決まります。

解き方の手順

1(左辺)−(右辺)を計算します。

2平方完成するか、因数分解して ( )2 の形を作ります。

32 乗は 0 以上なので、差が 0 以上、つまり不等式が成り立ちます。

4等号は ( ) の中身が 0 になるときです。

つまずくのはここ

つまずき1|差を取らずに移項だけで済ませる

移項しただけでは「0 以上」の根拠になりません。平方の形まで持っていきます。

つまずき2|等号成立の条件を書かない

( )2 = 0 となる値まで示して、証明が完成します。

つまずき3|比の問題で文字を消さずに計算する

a : b : c = 3 : 5 : 2 なら a = 3k、b = 5k、c = 2k と置きます。k が約分で消えるので、値が1つに決まります。

数強塾オリジナルの練習問題

プリントと同じ考え方を、式を変えて出題しています。まず自分で解いてから「解答・解説を見る」を開いてください。このページ専用の問題なので、他のページとは式が異なります。

練習1

x2 + 4y2 ≧ 4xy を証明しなさい。また等号が成り立つときを調べなさい。

解答・解説を見る

解答

(左辺)−(右辺)= x2 − 4xy + 4y2
これは (x − 2y)2 と書けます。
実数の 2 乗は 0 以上なので、差は 0 以上。
x2 + 4y2 ≧ 4xy(等号は x = 2y のとき)
検算:x = 2, y = 1 で左辺 4 + 4 = 8、右辺 8。等号が成り立ちます。
差を平方の形にできれば、それだけで証明になる。

練習2

a : b : c = 2 : 3 : 4、abc ≠ 0 のとき、(a2 + b2 − c2) ÷ (a2 − b2 + c2) の値を求めなさい。

解答・解説を見る

解答

a = 2k、b = 3k、c = 4k(k ≠ 0)と置きます。
分子は 4k2 + 9k2 − 16k2 = −3k2
分母は 4k2 − 9k2 + 16k2 = 11k2
−3 / 11
検算:k = 1 なら分子 −3、分母 11。k = 2 なら −12 と 44 で比は同じです。
k を置くと、約分で消えて値が決まる。

練習3

a > 0、b > 0 のとき、a/b + b/a ≧ 2 を証明しなさい。

解答・解説を見る

解答

(左辺)− 2 = (a2 + b2 − 2ab)/(ab)。
分子は (a − b)2 で 0 以上、分母 ab は正。
よって差は 0 以上です。
a/b + b/a ≧ 2(等号は a = b のとき)
検算:a = 3, b = 1 なら 3 + 1/3 = 10/3 で 2 より大きい。a = b なら 1 + 1 = 2。
通分してから分子を平方の形にする。分母の符号も断る。

式と証明(基本)の他のプリント

同じ「式と証明(基本)」の無料プリントは全部で 20 枚あります。前後以外のものを、扱っている内容を添えて並べました。上から順にやる必要はないので、いま必要なところから選んでください。

解き終わったら

数強塾について

数強塾は、数学が苦手な中高生を対象にしたオンライン数学専門塾です。プロ講師が完全1対1で担当し、指導システム料金を公開しています。実際の成績推移は指導事例、通っている生徒の声は評判・口コミにまとめています。

次に解く問題・この単元の解説

📄 同じ単元のプリント(全21枚)

同じ単元を続けて解くと、どの手を使うかの判断が安定します。手が止まったところがあれば、その単元の要点に戻ってから次の1枚に進んでください。

一覧に無いものも含め、式と証明(基本)のプリントは高2数学:式と証明(基本) 全21枚、学年全体の単元一覧は高2数学のページから確認できます。

オンライン数学専門塾 数強塾|プロ講師のみ・完全1対1指導・中高一貫校対応

数強塾オンラインのご案内

体験授業に申し込む入塾受け入れ状況(残席)数学つまずき診断(無料)体験授業の事前案内保護者の方へ高1・高2の方へ医学部志望の方へ保護者様からの声料金・指導システム指導事例・合格実績大学受験 合格実績(集計ルール開示)数強塾グループの理念学校別の数学対策数学の勉強法(記事一覧)数強塾プレミアム(映像授業)獣医学部専門コース鉄緑会・SAPIX等との併用サポート過去問解説・数学問題集毎日の数学(1日1枚 無料プリント)毎日の数学EX(難関大の名問を1日1問)共通テスト・センター数学の全問解説共通テスト「情報Ⅰ」の全問解説情報Ⅰ・情報Ⅱ専門「情報ラボ」情報の過去問アーカイブ(無料PDF)解法テクニック事典(公式・裏ワザ)入試数学の定石(解き方の型・全27章)数学の要点辞典まとめ(中1〜数学III)中1数学の要点辞典(全7単元)中2数学の要点辞典(全6単元)中3数学の要点辞典(全8単元)数学I・Aの要点辞典(全9単元)数学II・B・Cの要点辞典(全12単元)数学IIIの要点辞典(全7単元)論理と証明の要点辞典(全8章)2026年 夏期講習会2026年 冬期講習会代表・藤原進之介について