MESSAGE FROM THE FOUNDER
数学ができなかった私だから、「分からない」を生徒のせいにしない
数強塾グループ代表 藤原進之介
数強塾グループは、教育事業を始めて12年を迎えました。これまでにグループ累計3,500名以上の生徒を指導してきました。生徒や保護者の方から「先生は昔から勉強ができたのですか」と聞かれることがあります。けれど、私は最初から数学が得意だったわけではありません。むしろ、長い間「分からない側の生徒」でした。
数学がつまらなくなった中学・高校時代
小学生の頃、私は算数が好きでした。中学受験を経て都内の中高一貫校へ進み、「これから数学を学べる」と楽しみにしていました。しかし、算数が数学に変わった途端、授業がつまらなく感じられるようになりました。
中学1年の定期テストは、その場しのぎの暗記で乗り越えました。理解できていない部分を残したまま先へ進み、その小さな抜けが積み重なっていきました。
高校では、学年216人中208位。
「実数と虚数の違いは?」と聞かれても、定義を答えられない状態のまま高校2年生になりました。
高校2年生の秋、「このままではいけない」と勉強を始めました。この経験を振り返ると、数学が分からなかった原因は、才能がなかったからではありません。分からない定義や前提を残したまま、答えや解き方だけを覚えようとしていたからです。
一つの定義へ戻り、式の意味を確かめ、自分の手で解き直す。理解できる内容が一つずつ増えるにつれて、数学は再び、考えることのできる学問へ変わっていきました。この体験が、現在の数強塾の指導の原点です。
「なぜ移項すると符号が変わるのか」「なぜ負の数どうしの積は正になるのか」。こうした問いに答えられないとき、必要なのは叱咤や追加の暗記ではありません。どこで理解が途切れたのかを一緒に探し、そこから組み直すことです。
原体験から生まれた、数強塾の3つの指導原則
1.「なぜ」を置き去りにしない
公式や解法を渡すだけで終わらず、式の意味や前提まで確認します。今取り組んでいる単元より前に原因があれば、学年にとらわれず必要な場所まで戻ります。
2.「分かった」を「自分で解ける」へ変える
授業を聞いて理解したことと、試験で自力で解けることは同じではありません。マンツーマン授業の後に一人ひとりの課題を設定し、答案と途中式を確認します。
3.間違いを分析し、反復して定着させる
計算ミス、条件の読み落とし、方針の誤りを同じ失敗として扱いません。原因を分け、必要な問題を繰り返し、「わかったつもり」を減らします。
代表の理念を、全講師の指導品質へ
現在の私の大切な仕事は、自分一人が多くの授業を担当することだけではありません。講師の採用と指導品質の管理を通して、「分からないまま先へ進ませない」という基準を数強塾全体で守ることです。
学校教材、現在の答案、志望校、性格や学習状況まで確認して担当講師を選びます。授業だけで終わらせず、個別課題と反復練習までつなげることで、担当者が変わっても数強塾の考え方が指導に表れる仕組みを整えています。
理念は、実際の指導記録で確かめてください
数強塾では、良い言葉を掲げるだけでなく、入塾前の課題、授業で扱った内容、答案の変化、合格までの過程を指導事例として公開しています。
成績上昇率94%についても、対象462名、集計期間、成績上昇の定義、使用資料を公開しています。成果には個人差がありますが、数字の根拠を確認できる状態にすることも、教育を預かる側の責任だと考えています。
OUR BELIEF
学問に裏技はありません
正しい理解に基づいて知識を組み立てる。自分で解き、間違いを直し、もう一度取り組む。数強塾は、小手先のコツだけを教えて終わる指導をしません。
数学を通して身につけてほしいのは、試験の得点だけではありません。方針が見えない問題に出会ったとき、条件を整理し、優先順位をつけ、一歩ずつ解決する力です。その力は、受験の先で人生の問題に向き合うときにも残ると信じています。
保護者の方へ
数学の成績が伸びないとき、本人の努力不足だけで片づけません。答案と学習状況を確認し、どこで理解が止まっているかを探します。必要のない講座を増やすのではなく、今のお子さまに必要な学習を一緒に整理します。
数学に悩んでいる生徒の皆さんへ
今、数学が分からないことと、数学の才能がないことは同じではありません。分からなくなった場所を見つけ、一問ずつ理解し、自分で解き直せば、昨日とは違う自分になれます。一日で人生は変わらなくても、今日解いた一問、直したミス、机に向かった事実は残ります。
分からないには、必ず理由があります。
その理由を、私たちと一緒に見つけましょう。
数強塾グループ代表 藤原進之介
講師・執筆・教育活動
東進ハイスクール、東進衛星予備校、代々木ゼミナールなどでの出講実績があります。
2025年、ナツメ社から『オールカラー 高校の数学を身近な例からもういちど学びなおす』を刊行。情報I分野でも、初学者が理解できる順序を大切にした書籍を継続して執筆しています。
2026年5月、消費者庁「令和8年度消費者月間シンポジウム」のパネルディスカッションに登壇。学校での講演活動も続けています。
経歴・活動の確認資料
経歴や活動は、次の外部公式ページでもご確認いただけます。