中3数学:三平方の定理

中3数学:三平方の定理|応用42+(無料問題・解答PDF)

中3|三平方の定理解き方がわからないときは 中3数学|三平方の定理 証明・辺の長さ・平面と空間【中3】(無料問題PDF) を先に読むと、この問題で何を問われているかが分かります。

今日の一問
底面 ABC が AB = AC = 8cm の直角二等辺三角形(∠BAC = 90°)で、側面がすべて長方形の三角柱 ABC-DEF がある。AD = 6cm とする。
(1)△FAB の面積を求めなさい。
(2)辺 AD の中点を M とするとき、三角錐 M-FCB の体積を求めなさい。
——さて、どこから手をつける?
答えと考え方は、この記事の中で順を追って解説します。

このページは中学3年「三平方の定理」の無料プリント(応用42・発展編)の解説です。福岡県の入試問題を土台に、三角柱の中の面積と体積をもう一段深く扱います。「辺⊥面」を見つけ、底面を取り替えて体積を出す——中学の空間図形で最も使う2つの技を、別の数値でもう一度通します。

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下のリンクから PDF が開きます。三平方は図に直角三角形を見つけて印を付けるのが第一手です。印刷して使ってください。

中3数学 三平方の定理 応用42発展 問題

中3数学 三平方の定理 応用42発展 解答

もう一度確認——垂直の連鎖

側面がすべて長方形の三角柱——側辺は底面に垂直

  • 側面が長方形 → 側辺 AD ⊥ 底面(AD ⊥ AB、AD ⊥ AC)
  • ∠BAC = 90° → AB ⊥ AC
  • AB は AC とも AD とも垂直 → AB ⊥ 面 ACFD

垂直がわかると2つ得をする

① 面 ACFD の中のどんな線分とも AB は垂直(だから ∠FAB = 90°)。② 面 ACFD を底面にとれば、頂点 B までの高さがそのまま AB。面積と体積が同時に片づきます。

体積は2通りの道で検算する

三角錐 M-FCB のような立体は、底面の取り方が2通りあります。両方で計算して一致すれば、答えはほぼ確実です。

1道1:底面を △MFC(面 ACFD 内)→ 高さは AB。

2道2:底面を △FCB → 高さは M から面 BCFE への距離(= A から BC への距離)。

つまずくのはここ

つまずき1|∠FAB を直角と気づかない

AF は面 ACFD の中の線分。AB ⊥ 面 ACFD なので AB ⊥ AF。図に直角の印を書き込みます。

つまずき2|M から面への距離を辺の長さで代用する

M から面 BCFE への距離は A から辺 BC への距離と等しくなります(AD は面 BCFE に平行だから)。AB でも AC でもありません——面積を2通りで表して求めます。

つまずき3|√ の中を最小にしない

√208 は 4√13。答案では必ず 2乗の因数を外に出します。

数強塾オリジナルの練習問題

プリントの入試問題と同じ技能構成で、数値を独自に設計した問題です。

応用練習1

底面 ABC が AB = AC = 8cm の直角二等辺三角形(∠BAC = 90°)で、側面がすべて長方形の三角柱 ABC-DEF がある。AD = 6cm とする。
(1)△FAB の面積を求めなさい。
(2)辺 AD の中点を M とするとき、三角錐 M-FCB の体積を求めなさい。

解答・解説を見る

解答

(1)△ACF は ∠ACF = 90° なので AF = √(8² + 6²) = √100 = 10cm。
AB ⊥ 面 ACFD より ∠FAB = 90°。
面積 = 1/2 × 8 × 10 = 40cm²
検算:6-8-10 = 3-4-5 の2倍 ○
(2)道1:底面を △MFC に取ります。面 ACFD 内で A(0,0)、C(8,0)、F(8,6)、M(0,3)。
CF = 6 を底辺、高さは A から CF までの距離 8 → △MFC = 1/2 × 6 × 8 = 24cm²
頂点 B から面 ACFD への距離 = AB = 8cm
体積 = 1/3 × 24 × 8 = 64cm³

発展練習2

(練習1のつづき)三角錐 M-FCB の体積を、底面を △FCB に取る方法でも求め、練習1の答えと一致することを確かめなさい。

解答・解説を見る

解答

BC = √(8² + 8²) = 8√2(直角二等辺三角形の斜辺)
CF は柱の側辺で底面に垂直なので CF ⊥ BC
△FCB = 1/2 × 8√2 × 6 = 24√2 cm²
M から面 BCFE への距離は、A から辺 BC への距離と等しい(M は AD 上で、AD は面 BCFE に平行)。
A から BC への垂線 = 8 × 8/8√2 = 64/8√2 = 4√2 cm
体積 = 1/3 × 24√2 × 4√2 = 1/3 × 192 = 64cm³
道1と完全に一致 ○——√2 どうしが掛かって整数に戻るところが気持ちのよい検算です。
検算:三角柱全体 = 1/2 × 8 × 8 × 6 = 192cm³、三角錐はその 64/192 = 1/3

応用練習3

底面 ABC が AB = AC = 12cm の直角二等辺三角形(∠BAC = 90°)、AD = 9cm の三角柱 ABC-DEF について、△FAB の面積と、辺 AD の中点 M を頂点とする三角錐 M-FCB の体積を求めなさい。

解答・解説を見る

解答

AF = √(12² + 9²) = √225 = 15cm(3-4-5 の3倍
△FAB = 1/2 × 12 × 15 = 90cm²
△MFC = 1/2 × 9 × 12 = 54cm²、高さ = AB = 12
体積 = 1/3 × 54 × 12 = 216cm³
検算:三角柱 = 1/2 × 144 × 9 = 648、216/648 = 1/3 ○ 練習2と同じ比
この比が 1/3 で一定なのは偶然ではありません——底辺 a、高さ h とすると三角錐は a²h/6、三角柱は a²h/2。数値によらず必ず 1/3 です。
これで中学3年間の図形が一巡しました。ここまで解けたなら、高校の「空間ベクトル」は同じ景色を別の言葉で語り直すだけです。

定着チェック

いまの理解段階を自分で選んでみてください。

  • 未習——用語の意味がまだ言えない。
  • 用語理解——定義は言えるが、手が止まる。
  • 典型を解ける——同じ形なら解ける。
  • 初見へ転用——形が変わっても方針を立てられる。
  • 入試水準——制限時間内に、根拠を書いて解ける。

この先の学習経路

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ここまで読んでも「どの前提に戻ればよいか決められない」「解説は追えるのに自分では方針が立たない」という場合、足りないのは演習量ではなく学習経路の整理かもしれません。数強塾では現在地と目標から逆算して、次に取り組む内容を講師が一緒に決めます。

次に解く問題・この単元の解説

📄 同じ単元のプリント(全73枚のうち、この前後24枚)

同じ単元を続けて解くと、どの手を使うかの判断が安定します。手が止まったところがあれば、その単元の要点に戻ってから次の1枚に進んでください。

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