大学受験

東京学芸大学 2018年度 過去問・解答

藤原進之介です。このページでは東京学芸大学2018年度の数学過去問を解答・解説つきで無料公開しています。

問題

解答

東京学芸大学2018年度の数学について、解答と解説を掲載します。数値はすべて当塾で独立に検算し、公開している全問を独立に検算しています。

[I] 整式の互除法と、1の5乗根

オンライン数学専門塾 数強塾|プロ講師のみ・完全1対1指導・中高一貫校対応

F(x) = x⁴ + x³ + x² + x + 1、G(x) = x³ − x² − x + 1 とします。

(1) 割り算を2回行う(整式のユークリッドの互除法)

F(x) を G(x) で割った余り R₁(x)

F の最高次は x⁴、G の最高次は x³ なので、商は1次式です。

F(x) = x(x³ − x² − x + 1) + 2x³ + 2x² + 1

まだ3次の項が残っているので、もう1回引きます。

= x·G(x) + 2(x³ − x² − x + 1) + 4x² + 2x − 1 = (x + 2)G(x) + 4x² + 2x − 1

R₁(x) = 4x² + 2x − 1

検算:(x+2)(x³−x²−x+1) = x⁴ + x³ − 3x² − x + 2。F からこれを引くと 4x² + 2x − 1 ✓

G(x) を R₁(x) で割った余り R₂(x)

G の最高次 x³ を R₁ の 4x² で割ると (1/4)x。

G(x) = (1/4)x(4x² + 2x − 1) − (3/2)x² − (3/4)x + 1

さらに −(3/2)x² を消すため −3/8 を掛けて引きます。

= (1/4)x·R₁(x) − (3/8)(4x² + 2x − 1) + 5/8 = {(1/4)x − 3/8}R₁(x) + 5/8

R₂(x) = 5/8(定数)

余りが0でない定数になった — これは F と G が共通因数をもたない(互いに素)ことを意味します。整数のユークリッドの互除法で「最大公約数が1」に対応する状況です。

(2) α = cos(2π/5) + i sin(2π/5) に対する等式

まず F(α) = 0 を示す

ド・モアブルの定理より

α⁵ = cos(5 × 2π/5) + i sin(5 × 2π/5) = cos2π + i sin2π = 1

したがって α⁵ − 1 = 0。因数分解して

(α − 1)(α⁴ + α³ + α² + α + 1) = 0 すなわち (α − 1)F(α) = 0

α = cos(2π/5) + i sin(2π/5) ≠ 1 なので、F(α) = 0

(1) の結果を使って G(α) の逆数を求める

(1) の第1式に α を代入します。F(α) = 0 なので

0 = (α + 2)G(α) + R₁(α) ⇒ R₁(α) = −(α + 2)G(α) …①

(1) の第2式に α を代入すると

G(α) = {(1/4)α − 3/8}R₁(α) + 5/8

ここに①を代入して R₁(α) を消去します。

G(α) = −(α + 2){(1/4)α − 3/8}G(α) + 5/8

G(α) について整理すると

G(α)[1 + (α + 2){(1/4)α − 3/8}] = 5/8

括弧の中を展開します。

1 + (1/4)α² − (3/8)α + (1/2)α − 3/4 = (1/4)α² + (1/8)α + 1/4

したがって

G(α){(1/4)α² + (1/8)α + 1/4} = 5/8

両辺を 8/5 倍して

G(α){(2/5)α² + (1/5)α + 2/5} = 1

これを G(α)(pα³ + qα² + rα + s) = 1 と比較して

答 (p, q, r, s) = (0, 2/5, 1/5, 2/5)

この年の学習ポイント

この問題は整式版のユークリッドの互除法を、そのまま「逆数を求める」道具として使わせる設計になっています。

整数の世界では、互除法を逆にたどると ax + by = 1 という形(ベズーの等式)が得られ、これが「mod b における a の逆数」を与えます。この問題はその整式版で、

G(α) × (α の多項式) = 1

という形を作り、G(α) の逆数を α の多項式で表しています。

手順は明快です。(あ) 互除法で余りを2段階まで求める(最後は定数になる)/(い) F(α) = 0 を使って1本目から R₁(α) を G(α) で表す/(う) 2本目に代入して G(α) だけの式にする

α⁵ = 1 から F(α) = 0 を導く部分も頻出です。1 の n 乗根は x^(n−1) + … + x + 1 = 0 を満たす(1 自身を除く)という事実を、いつでも使えるようにしておいてください。

東京学芸大学2018年度の全大問について、当塾で解答PDFを公開できている範囲から順に解説を掲載しています。裏づけのない問題について推測で解説を作ることはしていません。

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問題PDFをテキストでも確認

東京学芸大学 2018年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析

公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。

  • 図形・三角関数
  • 整数
  • 微分・積分

この年度の出題範囲と傾向

2018年度の問題PDFでは、図形・三角関数、整数、微分・積分に関する語句や設問を確認できました。東京学芸大学の公開PDFを年度横断で調べると、図形・三角関数は15年度、微分・積分は12年度、関数・グラフは12年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。

分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。

問題文の文字起こし

問1画像OCR

検出分野: 図形・三角関数、整数、微分・積分

(1) Rilx), Ry(x) を求めよ。 8
(の a=coska+ isin ere FHL, Glo) (pa? + qa? + rat s)=1 eit:
THEBOM Pg 7, を1組求めよ。
ーー

HI BRR RYC, 攻物線ゅ=ニャ上の異なる2京 4, Bにおける接線を引き,
それらちの交点をCとする。三角形 ABC が直角二等辺三衝形となるような点Cの
座標を求めよ。

may

Tl 座標平面において, 曲線C:ッーッxPと直線7:ャデーィ二2との交点のうち. xB
標が小さい方を点 A, 大きい方を点Bとする。 また, RAZ OETS. COE
き, 下の間いに答えよ。

(1) 0 ミァミ2において, BA CLOAPG, 7°) LARIOBRORAGERD
まっ
(2) 曲線C MAB, 弟分OA のすべてで翔まれる図形を直線7?のまわりに1回
転してできる回転体の体積を求めよ。
ー6 一

NV 自然数んに対し
- t= tim に SEO ap (ne EERED
とおく。このとき, 下の問いに答えよ。
(1) 万の値を求めよ。 -
(2) なュームをんで吾せ。
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(3) ター ラッーーエダ成り立つことを証明せよ。
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