高1数学:数と式|10(無料問題PDF)

高1|数と式解き方がわからないときは 高1数学|数学I「数と式」 実数・展開・因数分解・一次不等式(無料問題PDF) を先に読むと、この問題で何を問われているかが分かります。


今日の一問
次の式を展開しなさい。 ( 3x + y )( 3x − y )( 9x2 + y2 )( 81x4 + y4 )
——さて、どこから手をつける?
答えと考え方は、この記事の中で順を追って解説します。

このページは高校1年「数と式」の無料問題プリント(数と式10)です。かっこが4つ並んだ式を、どの2つを組ませるかで処理します。このシリーズの最後にあたる発展問題です。

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高1数学 数と式 10

解答・解説PDFを見る(数と式10)

問題・解答を画像で見る

ページを移動せずに確認できます。印刷用PDFは各画像下のリンクから開けます。

4つのかっこをどう組むかで何ができるようになるか

4つのかっこを左から順に掛けると、途中の式が長くなり書き写すだけで消耗します。先に全体を見渡して相性のよい組を作れば、2乗の差や立方の和・差、おきかえに持ち込めて、途中の式がずっと短くなります。特に「足すと同じ数になるペアを組む」見方は、4次式の因数分解や、最大・最小を考える場面でも同じように働きます。

解き方の手順

1手を動かす前に、4つのかっこ全部を見渡します。

2符号だけが違うペアを探します。見つかれば2乗の差が作れ、そこからさらに連鎖することがあります。

31次式と、それに対応する2次式のペアを探します。中央項の符号と係数まで公式と合っているかを確かめてから使います。

4どれも当てはまらなければ、定数部分を足して同じ数になるペアを組み、共通に現れる部分を t とおきます。

つまずくのはここ

つまずき1|左から順に掛けてしまう

( x + 1 )( x + 2 )( x + 3 )( x + 4 ) を左から掛けると、3回目には4次式どうしの計算になります。組み方を選べば、2次式どうしの掛け算1回で済みます。

つまずき2|足して同じ数になるペアに気づかない

1 + 4 と 2 + 3 はどちらも 5 です。この組み方をすると、2つのかっこに x2 + 5x が共通で現れ、おきかえが使えます。

つまずき3|( x2 − y2 )3 の展開で符号を崩す

( a − b )3 = a3 − 3a2b + 3ab2 − b3 で符号は交互です。a = x2、b = y2 とみて当てはめます。

数強塾オリジナルの練習問題

プリントと同じ考え方を、数字を変えて出題しています。まず自分で解いてから「解答・解説を見る」を開いてください。このページ専用の問題なので、他のページとは数字が異なります。

練習1

次の式を展開しなさい。 ( 3x + y )( 3x − y )( 9x2 + y2 )( 81x4 + y4 )

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解答

まず ( 3x + y )( 3x − y ) = 9x2 − y2
次に ( 9x2 − y2 )( 9x2 + y2 ) = 81x4 − y4
さらに ( 81x4 − y4 )( 81x4 + y4 ) = 6561x8 − y8
6561x8 − y8
検算:2乗の差が3回続きます。x = y = 1 で、もとの式は 4 × 2 × 10 × 82 = 6560、答えも 6561 − 1 = 6560 で一致。
2乗の差は連鎖する。次に掛ける相手が用意されている形になっている。

練習2

次の式を展開しなさい。 ( x + 1 )( x − 4 )( x2 − x + 1 )( x2 + 4x + 16 )

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解答

( x + 1 ) の相方は x2 − x + 1、( x − 4 ) の相方は x2 + 4x + 16。どちらも中央項が公式と合っています。
( x + 1 )( x2 − x + 1 ) = x3 + 1。
( x − 4 )( x2 + 4x + 16 ) = x3 − 64。
( x3 + 1 )( x3 − 64 ) = x6 − 63x3 − 64。
x6 − 63x3 − 64
検算:隣どうしで組むのではなく、1番目と3番目、2番目と4番目を組みます。x = 1 で、もとの式は 2 × (−3) × 1 × 21 = −126、答えも 1 − 63 − 64 = −126 で一致。
相方は隣にあるとはかぎらない。1次式の符号と2次式の中央項で見分ける。

練習3

次の式を展開しなさい。 ( x + 1 )( x + 3 )( x + 5 )( x + 7 )

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解答

定数を足して同じ数になる組を探すと、1 + 7 = 8、3 + 5 = 8。
( x + 1 )( x + 7 ) = x2 + 8x + 7、( x + 3 )( x + 5 ) = x2 + 8x + 15。
x2 + 8x = t とおくと ( t + 7 )( t + 15 ) = t2 + 22t + 105。
t を戻して ( x2 + 8x )2 + 22( x2 + 8x ) + 105。
x4 + 16x3 + 86x2 + 176x + 105
検算:x2 の項は 64 + 22 = 86。x = 1 で、もとの式は 2 × 4 × 6 × 8 = 384、答えも 1 + 16 + 86 + 176 + 105 = 384 で一致。
足して同じ数になるペアを組むと、共通の x2 + 8x が現れる。

数と式の他のプリント

同じ「数と式」の無料プリントは全部で 10 枚あります。前後以外のものを、扱っている内容を添えて並べました。前から順にやる必要はないので、いま必要なところから選んでください。

解き終わったら

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