藤原進之介です。このページでは関西医科大学2019年度の数学過去問の問題資料と学習情報を無料公開しています。掲載している問題・解答・解説の範囲は、ページ内の各見出しでご確認ください。
数学 問題
数学 解答
今日の一問 ── 解答と考え方
型の宣言:定積分の計算。原始関数を1つ求めて、上端と下端で引くだけ。ここで差がつくのは計算の正確さではなく、符号と分母の管理です。
1. なぜその一手を選ぶのか
被積分関数は 3x2 − 10x 。項ごとに独立に積分できます(線形性)。xn の原始関数は xn+1n+1 。
途中で数値を代入しないのがコツです。原始関数を最後まで文字のまま書き、代入は一度だけ。項ごとに代入して引き算を2回やると、符号ミスの機会が倍になります。
2. 解答
- 原始関数:3x33 − 10x22 。
- 上端 x = 3 を代入:27 − 45 。
- 下端 x = 0 を代入:0 − 0 。
- 差を取って −18 。
答え: −18
3. 検算
符号の見当をつける:被積分関数 3x2 − 10x は x = 103 あたりで符号が変わります。区間 [0, 3] の大部分で負なら積分値も負になるはずで、答え −18.000 と整合します。定積分は面積の符号つきの和——値を出す前に符号だけ予想しておくと、計算ミスにすぐ気づけます。
この型の一般化:定積分で差がつくのは、原始関数を求める前に「そのまま計算するか、工夫するか」を決めるところです。区間が原点対称なら偶関数・奇関数の性質で半分または 0 になり、被積分関数が (x−α)(x−β) の形なら 6 分の 1 公式が使えます。展開して積分するのは、それらが使えないと確かめた後。第15章 微積分で型を整理しています。
解けなかった問題を、そのままにしない。
医学部の数学は「難問勝負」ではなく精度勝負です。手が止まったのが方針なのか、場合分けの宣言なのか、検算なのか——どこで崩れたかで、次にやることは変わります。
🔁 同じ年度の他の科目
関西医科大学 2019年度 英語同じ大学・同じ年度の英語です。2019年度の数学を解いたあとに続けて確認すると、その年の出題の重さが掴めます。
公開している全年度は関西医科大学医学部 数学の傾向と対策にまとめてあります。
