中3数学:三平方の定理|応用67(無料問題・解答PDF)

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中3|三平方の定理解き方がわからないときは 三平方の定理|証明・辺の長さ・平面と空間の応用を24問で練習【中3数学】 を先に読むと、この問題で何を問われているかが分かります。


今日の一問
底面が1辺 8cm の正三角形 ABC、OA = 12cm で OA が底面に垂直な三角錐 O-ABC がある。この三角錐を、底面 ABC に平行で辺 OA の中点を通る平面で切り、2つの立体に分ける。体積が大きいほうの立体の体積を求めなさい。
——さて、どこから手をつける?
答えと考え方は、この記事の中で順を追って解説します。

このページは中学3年「三平方の定理」の無料プリント(応用67)の解説です。土佐高の入試問題——三角錐を底面に平行な平面で切る。相似比が体積比・面積比にどう伝わるかを、1つの立体の中で全部確かめられる問題です。

プリントをダウンロード

下のリンクから PDF が開きます。三平方は図に直角三角形を見つけて印を付けるのが第一手です。印刷して使ってください。

中3数学 三平方の定理 応用67 問題

中3数学 三平方の定理 応用67 解答

問題・解答を画像で見る

ページを移動せずに確認できます。印刷用PDFは各画像下のリンクから開けます。

相似比 → 面積比 → 体積比

底面に平行な平面で切ると、上にできる小さい錐は元と相似

比べるもの 比
長さ(辺・高さ) m : n
面積(底面・側面・表面積) m² : n²
体積 m³ : n³

中点で切ると体積は8分の1

相似比 1 : 2 なら体積比は 1 : 8。つまり上の小さい錐は全体の 1/8、残った下の立体(円錐台ならぬ角錐台)は 7/8 です。「半分に切ったから半分」ではありません。

表面積は「相似」と「そうでない部分」を分ける

角錐台の表面積は3つの部分でできています。

  • 元の底面——切っても変わらない(そのまま)
  • 切り口——相似比 1 : 2 なので面積は元の底面の 1/4
  • 側面の台形部分——側面全体から上の小さい三角形(1/4)を引いた 3/4

つまずくのはここ

つまずき1|体積比を相似比のまま使う

相似比 1 : 2 の体積比は 1 : 8。2乗でも 2倍でもありません。長さ・面積・体積で1乗・2乗・3乗と上がります。

つまずき2|表面積で切り口を足し忘れる

切ったら切り口も表面になります。逆に、上の錐と下の台をくっつけると切り口2枚が内部に隠れます。

つまずき3|側面の三角形の高さを辺の長さで代用する

側面 OBC の高さは O から BC の中点まで。底面の中点までの距離(AM)と高さ OA の三平方で求めます。

数強塾オリジナルの練習問題

プリントの入試問題と同じ技能構成で、数値を独自に設計した問題です。

標準練習1

底面が1辺 8cm の正三角形 ABC、OA = 12cm で OA が底面に垂直な三角錐 O-ABC がある。この三角錐を、底面 ABC に平行で辺 OA の中点を通る平面で切り、2つの立体に分ける。体積が大きいほうの立体の体積を求めなさい。

解答・解説を見る

解答

底面積 = √3/4 × 8² = 16√3
全体の体積 = 1/3 × 16√3 × 12 = 64√3
上の小さい錐は相似比 1 : 2 → 体積比 1 : 8 なので 64√3 × 1/8 = 8√3
大きいほう = 64√3 − 8√3 = 56√3 cm³(≒ 97.0cm³)
検算:56√3 : 8√3 = 7 : 1 ——角錐台と小錐の体積比 7/8 : 1/8 ○

標準練習2

(練習1の三角錐で)側面 OBC の面積を求めなさい。また、三角錐 O-ABC の側面積(3つの側面の合計)を求めなさい。

解答・解説を見る

解答

OA ⊥ 底面なので、OA ⊥ AB、OA ⊥ AC。
△OAB と △OAC は直角三角形:1/2 × 8 × 12 = 48(それぞれ)
△OBC は OB = OC の二等辺三角形。BC の中点を M とすると
AM = √3/2 × 8 = 4√3(正三角形の高さ)
OM = √(12² + (4√3)²) = √(144 + 48) = √192 = 8√3
△OBC = 1/2 × 8 × 8√3 = 32√3 cm²
側面積 = 48 + 48 + 32√3 = 96 + 32√3 cm²
検算:OB = √(12² + 8²) = √208 = 4√13、△OBC を3辺 8, 4√13, 4√13 で見ても高さ √(208 − 16) = √192 = 8√3 ○

発展練習3

(練習1で切ってできた、体積が大きいほうの立体について)表面積を求めなさい。

解答・解説を見る

解答

3つの部分に分けます。
① 元の底面(1辺8の正三角形)= 16√3
② 切り口(1辺4の正三角形、相似比 1 : 2)= √3/4 × 16 = 4√3
③ 側面の台形部分= 側面積 × 3/4(上の 1/4 を除く)
= (96 + 32√3) × 3/4 = 72 + 24√3
表面積 = 16√3 + 4√3 + 72 + 24√3 = 72 + 44√3 cm²(≒ 148.2cm²)
検算:② が ① の 1/4(4√3 = 16√3 ÷ 4)○、③ が側面積の 3/4 ○
「面積は2乗の比」を3か所で使う——切り口・台形部分・そして検算。相似比が体に入る一問です。

定着チェック

いまの理解段階を自分で選んでみてください。

  • 未習——用語の意味がまだ言えない。
  • 用語理解——定義は言えるが、手が止まる。
  • 典型を解ける——同じ形なら解ける。
  • 初見へ転用——形が変わっても方針を立てられる。
  • 入試水準——制限時間内に、根拠を書いて解ける。

この先の学習経路

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ここまで読んでも「どの前提に戻ればよいか決められない」「解説は追えるのに自分では方針が立たない」という場合、足りないのは演習量ではなく学習経路の整理かもしれません。数強塾では現在地と目標から逆算して、次に取り組む内容を講師が一緒に決めます。

次に解く問題・この単元の解説

📄 同じ単元のプリント(全88枚のうち、この前後24枚)

同じ単元を続けて解くと、どの手を使うかの判断が安定します。手が止まったところがあれば、その単元の要点に戻ってから次の1枚に進んでください。

一覧に無いものも含め、三平方の定理のプリントは中3数学:三平方の定理 全88枚、学年全体の単元一覧は中3数学のページから確認できます。

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