大学受験

岐阜大学 2019年度 過去問・解答

藤原進之介です。このページでは岐阜大学2019年度の数学過去問を解答・解説つきで無料公開しています。

問題

解答

岐阜大学2019年度の数学について、解答と解説を掲載します。数値はすべて当塾で独立に検算し、公開している解答PDFと照合済みです。

[1](1) さいころ4個の目の積が720になる確率

オンライン数学専門塾 数強塾|プロ講師のみ・完全1対1指導・中高一貫校対応

さいころを4個投げ、出た目を a, b, c, d とし、その積を N = abcd とします。N = 720 となる確率を求めます。

まず素因数分解する

720 = 16 × 45 = 2⁴ × 3² × 5 …①

ここから、4つの目がどんな素因数をもつべきかが読み取れます。

素因数5に注目する

1〜6 の目のうち5を素因数にもつのは 5 のみ。①に 5 が1個だけ含まれるので、4回のうちちょうど1回だけ 5 が出ることが必要です。

素因数3に注目する

1〜6 のうち3の倍数は 3 と 6。どちらも素因数3をちょうど1個もちます(3 = 3、6 = 2×3)。

①には 3 が2個含まれるので、3の倍数の目がちょうど2回出ることが必要です。

残りは素因数2で調整する

以上から、4つの目は次の形に限られます。

{a, b, c, d} = {5, 2j, 2k·3, 2l·3}

ここで各目は6以下でなければならないので

2j ≦ 6 より 0 ≦ j ≦ 2(1, 2, 4)
2k·3 ≦ 6 より 0 ≦ k ≦ 1(3 または 6)
同様に 0 ≦ l ≦ 1

積を計算すると

abcd = 5 · 2j · (2k·3) · (2l·3) = 5 · 3² · 2j+k+l

これが 720 = 2⁴·3²·5 に等しいので 2j+k+l = 2⁴、すなわち j + k + l = 4。

j ≦ 2、k ≦ 1、l ≦ 1 で和が4になるのは、すべてが上限に張り付く場合だけ。

j = 2、k = 1、l = 1

したがって4つの目は 2² = 4、5、2·3 = 6、2·3 = 6、すなわち

{a, b, c, d} = {4, 5, 6, 6}

確率を求める

4個のさいころは区別されるので、この目の並び方は「同じものを含む順列」で

4!/(1!·1!·2!) = 24/2 = 12 通り

全事象は 6⁴ = 1296 通りなので

答 12/1296 = 1/108

検算:1〜6 の目4つで積が720になる組をすべて調べると、{4, 5, 6, 6} の1種類だけで、並べ方は12通り。確率は 12/1296 = 1/108 ✓

この年の学習ポイント

「積が特定の値になる」型の問題は、素因数ごとに独立して考えるのが鉄則です。

(あ) 目標の値を素因数分解する
(い) 珍しい素因数(大きい素数)から攻める — ここでは 5 が1〜6の中で「5」にしか現れないので、真っ先に確定します。
(う) 次に多い素因数を処理する — 3 は 3 と 6 に現れ、どちらも1個ずつなので「3の倍数が2回」と確定。
(え) 最後に残った素因数2で、目の値を決める

この順序で進めると、場合分けがほとんど発生しません。逆に「1〜6の4つ組を全部調べる」(1296通り)方針では、試験時間内に終わりません。

最後の「同じものを含む順列」も忘れずに。6 が2つあるので 4! ではなく 4!/2! = 12 です。

岐阜大学2019年度の全大問について、当塾で解答PDFを公開できている範囲から順に解説を掲載しています。裏づけのない問題について推測で解説を作ることはしていません。

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問題PDFをテキストでも確認

岐阜大学 2019年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析

公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。

  • 確率・場合の数
  • 図形・三角関数
  • 微分・積分
  • 関数・グラフ
  • 空間図形

この年度の出題範囲と傾向

2019年度の問題PDFでは、確率・場合の数、図形・三角関数、微分・積分、関数・グラフ、空間図形に関する語句や設問を確認できました。岐阜大学の公開PDFを年度横断で調べると、図形・三角関数は18年度、関数・グラフは18年度、微分・積分は17年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。

分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。

問題文の文字起こし

問1画像OCR

検出分野: 確率・場合の数、図形・三角関数、微分・積分、関数・グラフ、空間図形

(1) N= 720 となる確率を求めよ。
(2) パー 360 となる確率を求めよ。
(3) > 720 となる確率を求めよ。
ーュー OM2613—-17)

平面上に点A(0, 4), 点P(ゆあー1). HQ 1)がある。ただし, 0 くヵく9とする。以
KOMICEA Ke |
(1) AAPQ の面積$を2, 9を用いて表せ。
(2) へAPQ が直角三角形になるためのヵ9 の条件を求めよ。
(9) が(27 で求めた条件をみたすとき, 直朋三角形 APQ の面積 の最小値を求めよ。
一 om ぐM2 (518一18)

原本の問題PDFを確認する

問2画像OCR

検出分野: 確率・場合の数、図形・三角関数、微分・積分、関数・グラフ、空間図形

(1) = 720 となる確率を求めよ。
(2) パー360 となる確率を求めよ。
(3) N > 720 となる確率を求めよ。
om: Fin M3 (513—23)

平面上に点A(0.4), 点P(ヵー1). HQC IMSS. REL, 0 くヵく4とする。以
下の問に答えよ。
(1) AAPQ の面積Sきをヵ 2 を用いて表せ。
(2) AAPQ が直角三角形になるためのヵ, 4 の条件を求めよ。
(3) ヵ 9が(2 で求めた条件をみたすとき, 直角三角形APQ の面積 $ の最小値を求めよ。
一2一 やM3(513一4

原本の問題PDFを確認する

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