藤原進之介です。このページでは金沢大学2002年度の数学過去問の問題資料と学習情報を無料公開しています。掲載している問題・解答・解説の範囲は、ページ内の各見出しでご確認ください。
問題
今日の一問 ── 解答と考え方
型の宣言:累乗の余りは必ず循環します。だから「一般の n で求めよ」と言われたら、実際に何乗かして1 に戻るまでの周期を見つけるのが定石です。
1. なぜその一手を選ぶのか
余りは 0 から 26 の 27 通りしかありません。だから 71, 72, … の余りを並べていけば、いつか必ず同じ値が現れて循環します(鳩の巣原理)。
実際に計算すると、79 ≡ 1 (mod 27) で 1 に戻ります。つまり周期は 9。あとは n を 9 で割った余りだけ見れば答えが決まります。
2. 解答
- 71 ≡ 7 、72 ≡ 22 、… と順に計算する。
- 79 ≡ 1 (mod 27) となり、ここから同じ並びが繰り返される。周期は 9。
- n を 9 で割った余りで分類すると下表のとおり。
9 で割った余り 7n を 27 で割った余り n ≡ 1 7 n ≡ 2 22 n ≡ 3 19 n ≡ 4 25 n ≡ 5 13 n ≡ 6 10 n ≡ 7 16 n ≡ 8 4 n ≡ 0 1
答え: n を 9 で割った余りが 1, 2, …, 8, 0 のとき、それぞれ 7, 22, 19, 25, 13, 10, 16, 4, 1(周期 9)
3. 検算
n = 1 のとき 7 を 27 で割った余りは 7 で、表の「余り1」の欄と一致します。また n = 10 のときも 7 に戻るはずで、実際 710 ≡ 7 。周期の主張は「1周した先が最初に戻る」ことを1点だけ確かめれば足ります。
この型の一般化:累乗の余りは a と法が互いに素なら、周期はフェルマーの小定理(法が素数 p なら ap−1 ≡ 1)やオイラーの定理で上から押さえられます。ただし実際の周期はそれより短いことが多いので、試験では素直に計算して 1 に戻る回数を探すのが速い。互いに素でないとき(今回のような)は循環に入る前の助走がつくことがあるので、必ず n = 1 から書き出します。第2章 整数で合同式の使い分けを整理しています。
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金沢大学の数学の過去問は21年度ぶんを公開しています。そのうち2年度は全問の解答解説つきです(「解説」の印がついた年度)。志望校の傾向は1年だけでは見えないので、最低でも3年ぶんを続けて解くことをおすすめします。
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金沢大学 2002年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析
公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。
- 整数
- 関数・グラフ
- 図形・三角関数
- 複素数
- 方程式・不等式
- 指数・対数
- 微分・積分
- 空間図形
この年度の出題範囲と傾向
2002年度の問題PDFでは、整数、関数・グラフ、図形・三角関数、複素数、方程式・不等式に関する語句や設問を確認できました。金沢大学の公開PDFを年度横断で調べると、図形・三角関数は21年度、微分・積分は20年度、関数・グラフは19年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。
分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。
問題文の文字起こし
問1画像OCR
検出分野: 整数、関数・グラフ、複素数、方程式・不等式、微分・積分
(2) 関数 fe) の最大値を求めよ。
(<> 0とするとき。/ "のみ0 を満たす の倍の範囲を求めよ。
2. 以下の問いに答えよ。
(0 7ニー62 一96xー80 とする。x 三14 ならば(0 となることを
(2) 自然数っに対して.
ょ3gキ98g+80
at+3a+2a
EBS, も自然数となるようなgと1の組(g, の) をすべて求めよ。
3. 7(2)ニ2 ge?十8e27二@十すを実数係数の4 次多項式とする。
(1) 複素数@ が方程式 /(z) = 0 の解ならば, a と共役な複素数々 も解であること
以下では, は虚部が正で絶対値が 1より大きい複素数とし, a, as がともに
BRK f(z) = 0 の解になっているものとする。
(2) 方程式 /(z>)ニ0のgzと異なる解のうち 虚部が正であるものを』 とする。複
素数平面において, Ra CHS が直径の両端となる円を C とする。C の中心と
半径を, a の絶対値ヶ と偏角 9 を用いて表せ。
(3) 原点Oから(2)の円Cへ接線をひき, 接点の1つをとする。yゅの絶対値を
求めよ。
問2画像OCR
検出分野: 図形・三角関数、指数・対数、整数、方程式・不等式、関数・グラフ
(2) 直線 PQ と直線 RS が直交しているとする。このとき, ヶを9の関数として
RL, 9 の動きうる区間(c, 2) を求めよ。
(3) (2において, 原点と点 cos2二isin9 を通る直線を7 とし, 点Pと7 OB
We d とする。9つ用 のとき, の は0 に収束することを示せ。
以下の問いに答えよ。
1) すべての正の数*, ゅに対して, 不等式
x(logx — logy) 2x-—y
が成り立つことを証明せよ。また, 等号が成り立つのは=ァの場合に隈るこ
とを示せ。
@) BOK, ...。 が ニー1を満たしているとき, 不等式
に 1
るog 2 log
が成り立つことを証男せよ。また。 等号が成り立つのは』 ニーニャーーーの
場合に限ることを示せ。

